流行してみないとワクチンの効目がわからない?
渡り鳥は、食糧、環境、繁殖などの事情に応じて定期的に長い距離を移動します。この時期の渡り鳥は、主として越冬のために北の国から渡ってきて、冬を日本で過ごし、冬が終わると再び繁殖のために北の国に渡って行きます。昨季、鳥インフルエンザの集団感染が発生した国内最大のツル越冬地・鹿児島県出水市の出水平野にも、今季マナヅルが飛来したそうです。
そして
、インフルエンザの季節が近づいてきました。重症化などを防ぐワクチン接種も始まっているようです。ワクチンは、専門家が流行するタイプを予測し製造していますが、それとは別のタイプが流行る可能性もあります。今年は、メーカーで製造不良が発生し、ワクチン入荷が遅れている医療機関もあり、関係者は気をもんでいるとのこと。
インフルエンザのウイルスのうち、主に流行の原因になるのは
A型と
B型です。各型のウイルス表面にある糖たんぱく質の違いにより、さらに多くの「亜型」と呼ばれるタイプに分かれます。WHO(世界保健機関)は、毎年2月、前シーズンを参考に翌シーズン向けに作るワクチンの型を決めています。昨冬は
、「H3N2型(A香港型)」、
「B型」、09年に登場した
「H1N1型」の3タイプが流行しました。H1N1型は豚由来の新型インフルエンザと呼ばれましたが、現在は通常の季節性インフルエンザになりました。
今冬もこの3タイプに対応できるワクチンを用意したようです。しかし、国立感染症研究所感染症情報センター長・岡部信彦氏は、「今冬も昨シーズンと同じ3タイプの組み合わせで流行すると思うが、
どれが主流になるかは分からない」と話します。流行の規模がどの程度になるかの予測も難しいといことです。また型や亜型が同じウイルスでも毎年少しずつ変異を起こし、
ワクチンを作っても実際のウイルスとは抗原性が完全には一致しないとのこと。
そして、
変異の可能性が指摘されるのがH1N1型です。このウイルスは約50年前に流行したタイプと似ていたため、高齢者はかかりにくかったようですが、大きく変異すればワクチンの効き目が下がってしまうそうです。効果は免疫力に比例するため人により差が出ますが、一般的には成人での効果が高いといわれています。ただ、接種後も「過労や睡眠不足など不摂生な生活をすれば免疫力と体力は下がってしまうので、注意していただきたい」(感染研)とのことです。
■拡がるウイルス感染(後編)
【上気道の粘膜免疫】
ウイルスの侵入経路である上気道では、粘膜免疫を初めとするウイルス対策機能が働いています。ウイルスに感染するかしないかは、この場所にかかっています。そしてこの粘膜は、乾燥に非常に敏感になっています。
【ウイルスの不活化】
ウイルスによる感染症の治療時は、ウイルスの持つ働きを完全に絶つことが不可欠です。それが仮に、無毒と考えられているウイルスであっても、です。ウイルス自体の持つさまざまな作用(たとえば遺伝子のコピー機能など)を完全に抑えることを、
「ウイルスの不活化」といいます。
【免疫の調整作用】
インフルエンザを含めたその他さまざまなウイルスは、健康な人はさほど心配しなくても大丈夫ですが、免疫力が落ちた人や、年配者、幼児、妊婦などが感染すると、肺炎や敗血症を起こす7恐れがあります。そして、この場合治療の方法は少なく、当然致死率も高くなります。
対策その1 ◆粘膜免疫の保護◆
口呼吸になってしまう就寝時などは、上気道を乾燥させ粘膜免疫に影響をあたえます。マスクをしたり、最近では口を塞ぐテープなど、さまざまな方法で対処されている方が多いようです。
しかし、もっとお薦めしたいのは、
就寝時に『霊芝』のサプリメントを1~2粒を口に含んで寝ることです(コーティングにキズをつけるか半分に割る)。霊芝を口に含むことによって、無意識に口は閉じます。また、霊芝の爽やかな苦味が唾液の分泌を促し、のどの乾燥を和らげるのです。
対策その2 ◆ウイルスの不活化◆
ウイルスは、鼻や口から侵入し上気道で感染しますので、「のど飴」のような形態が、
のどでのウイルス不活化に有効です。和漢生薬研究所の
『レイシセンダン葉のど飴』は、
日本食品分析センターによるウイルス不活性試験により、驚くべきデータが確認されています。上気道でのウイルス阻止が期待できます。
対策その3 ◆免疫の調整作用◆
「霊芝」は、
免疫系に対して調整的な双方向性があるため、いろいろな免疫失調症に効果が期待できると考えられています。特にリンパ球増殖の調節、免疫因子産生の促進、マクロファージ・NK細胞の活性化、造血芽細胞の促進・・・などによって、生体の免疫バランスが保たれ、生体機能の維持などに有効な影響を発揮することが期待されています。
対策その4 ◆体力の強化◆
日頃から体力が低下しているとウイルスに感染しやすく、またウイルスに感染し発熱や自覚症状を伴うと体力が奪われてしまいます。体力の低下は感染を進行させ、完治が遅くなります。体力アップには
『コエンザイムQ10』を補充することで、
エネルギー産生促進に期待が持てます。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ