2014年7月31日木曜日

脂質異常症の合併症対策

脂質異常症、合併症でリスク大

生活習慣病は、複数の病気が併発していることがあります。7月19日号でもお伝えした脂質異常症ですが、その脂質異常症と糖尿病とを併発しているという人もいます。そんなときの管理目標は当然厳しくなります。

 日本動脈硬化学会の脂質異常症の治療目標は、LDLコレステロール値140mg/dl未満です。LDL(low density lipoprotein:低比重リポたんぱく質)は、変性すると血管壁を破壊して盛り上がりプラークが形成され、血管を狭くするだけでなく、血栓も生じやすくなります。そのリスクが高いのがLDL値140以上なのです。そこに糖尿病があるとさらに厳しくなり120以上になります。

 脂質異常症治療のスペシャリスト、帝京大学医学部附属病院内科の木下誠教授は言います。
「脂質異常症に糖尿病が合わさると、血管へのダメージが加速してしまい、さらに動脈硬化を進行させてしまう。LDLは変性して血管に悪影響を及ぼしますが、糖尿病の高血糖では、LDLを“糖化変性”させて、よりプラークを作りやすくしてしまうのです」
 高血糖で動脈硬化が進み、血管壁がもろくなることに加え、血液中に蔓延するLDLが糖化変性し、プラークとして血管壁にたまりやすくなるのです。

また糖尿病だけでなく、脂質異常症との合併で動脈硬化が進行するのは、メタボリックシンドロームでも同じことです。
 メタボ健診の項目を見ると、脂質異常の判定基準は「中性脂肪150以上、または、善玉のHDLコレステロール40未満」。つまり、LDL値は入っていません。そのため「LDL値は無視してもよい」などという人もいます。
 糖尿病と合併すると動脈硬化が加速するのに、なぜLDL値が加えられていないのでしょうか。
「LDLの高値は、動脈硬化の最悪の要因ともいえます。LDL単独でも高ければ悪い結果を招く。つまりメタボとは別に考えているのです。メタボに加えてLDL値が高いと、2つの悪い要因が合わさり、さらに悪化しやすいともいえます」(木下教授)。
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■脂質異常症の合併症対策

糖尿病とメタボは、脂質異常症(LDL高値)と併さって血管障害のリスクを大幅に高めます。そのため、生活習慣病の合併、あるいは、すでに動脈硬化で心筋梗塞を起こした人には、LDLの管理目標値に注意が必要とされます。

LDLリスク別の管理目標

LDL値のみが高く他に問題がない場合 ⇒ LDL160未満
● LDL以外にHDL値が低い。高血圧、喫煙者など ⇒ LDL140未満
糖尿病や慢性腎臓病などを合併している場合 ⇒ LDL120未満
心筋梗塞や狭心症を起こした経験がある場合 ⇒ LDL100未満
※『日本動脈硬化学会の脂質異常症治療ガイド2013』より抜粋

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LDL値が少々高いからといって、病院で薬が処方されることはありません。しかし、LDL値が高いうえに糖尿病でメタボ、さらには心筋梗塞の既往歴があるなどのリスクが高い人は、生活習慣の見直しと同時に対策が必要です。
 そして、LDLの変性によってできるプラークは、血管内皮の機能障害からできるので非常に破綻しやすく血栓が形成されやすく、血流阻害や血管を詰まらせます。

合併症対策には「グリシン」と「HM-3000(特系霊芝)」がお奨め

近年、糖尿病やメタボ対策に有効とされる「糖質制限」ですが、無理な糖質制限はストレスになり逆効果になります。「グリシン」は、アミノ酸の一種で甘みがショ糖(砂糖)の約70%なのに糖質はゼロです。さらに、食品添加物としても使われているほどの安全性も確認されています。グリシンは“甘み”が欲しいという糖質制限のストレスを軽減させる効果もありますので、脂質異常症と糖尿病との合併症予防にはおすすめです。

 さらに「HM-3000(特系霊芝)」は、血流改善・血栓形成抑制・血管内皮細胞の改善を促すため、脂質異常症→動脈硬化による心筋疾患の発症予防や再発予防に期待が持てます。

※康復医学学会の推奨商品はこちらから。
【グリシン商品】 ⇒ http://ymall.jp/store/jac/b7961010665651/(ヤマダモール) または http://nagomi135.com/shop.html(リセットショップ)
【HM-3000商品】 ⇒ http://ymall.jp/store/jac/b7961010665641/(ヤマダモール) または http://nagomi135.com/shop.html(リセットショップ)


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光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2014年7月25日金曜日

危険な睡眠薬依存

処方された薬で薬物依存?

医師から処方された睡眠薬・抗不安薬を飲んでいて、薬物依存になってしまう患者がいます。薬をやめられなくなったり、やめた後に離脱症状が出たりして、苦しんでいます。

 神戸市の40代男性Aさんは、「べンゾジアゼピン(BZ)系抗不安薬」の離脱症状で苦しんできました。この薬は、不安、不眠、抑うつといった症状がある患者に広く使われている薬です。
 社会不安障害と診断され4年半、医師の指示通り飲み続けました。やめた2日後から、異様にまぶしい、目が痛いなどの症状が出ました。その後、ひどい不安感や情緒の不安定、光を異常にまぶしく感じテレビを見られない、体に力が入らず歩けないなどの症状が表われました。断薬して1年間で多くの症状は消えましたが、突然の不安感は続きました。

 「依存症は生き地獄。希望を失う人もいます。離脱症状の適切な治療を受けられる施設が必要です。医師に相談すると、離脱症状の可能性があると言われました」(前出男性)。

 ベンゾジアゼピン(BZ)の常用量依存とは、医師が治療のために処方する常用量でも長期間使うことで薬の依存が起きる状態を指します。8ヵ月以上続けるとなりやすいという報告もあります。薬をやめると離脱症状として不安や、不眠、発汗、けいれん、知覚過敏などが出ることがあるとされます。欧米では1970年代以降、BZ系薬による依存や乱用が問題になり、英国では処方日数が制限されました
 「日本で長期に漫然と使われているのは問題。医師が依存を作っている」と杏林大学精神保健学の田島治教授は話します。

 薬をやめられない患者や、やめた後の症状に苦しむ患者の中には、1年以上かけ少しずつ薬を減らしてやめた人もいます。
 「急にやめると離脱症状が出る。患者の自己判断でやめてはいけない」(田島教授)。

 厚生労働省は薬の使い過ぎ対策に乗り出しました。1回の処方で抗不安薬を3種類以上出した場合、医療機関に払われる診療報酬を減らす改定を10月から実施します。

■睡眠薬の依存問題

睡眠薬、抗不安薬、睡眠導入剤などいろいろな名称で呼ばれますが、これらの薬のほとんどは“ベンゾジアゼピン受容体”という部位に働きかけるもので、基本的な効き方は同じです。

 不眠症治療は現在、ベンゾジアゼピン(BZ)系薬をはじめとする催眠剤を用いた薬物療法が中心となっています。しかし、BZ系薬は、鎮静・催眠作用以外に、抗不安作用、運動障害作用、筋弛緩作用、記憶障害なども有しているほか、長期的な使用による依存性や耐性なども問題となっています。

睡眠薬・抗不安薬の副作用

【翌日の眠気】

朝の目覚めがすっきりしない、日中も眠いという場合には、薬の飲みすぎの可能性もあります。

【ふらつき・転倒】

筋肉の緊張が緩み、転倒しやすくなるので十分な注意が必要です。

【健忘(けんぼう)

薬を飲んだ後の行動を覚えていないことがあります。高齢者では、「せん妄」という状態になることもあります。

【依存性】

やめた時に「離脱症状」を生じるために、やめにくくなります。

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 ベンゾジアゼピン(BZ)系の薬は、神経伝達物質のγ-アミノ酪酸(GABA)の作用を促進し、鎮静、睡眠導入効果をもたらします。また、非ベンゾジアゼピン(非BZ)系では、メラトニンの受容体に選択的に結合して、薬理作用を発揮する薬剤もあります。睡眠導入・抗不安効果には、神経伝達物質が関係しています。
 そして、GABAやメラトニンなど、さまざまな神経伝達物質のバランスを整えるが脳内セロトニンです。神経伝達物質は、ストレスや加齢、喫煙、生活習慣などで減少します。神経伝達物質分泌のバランスの乱れは、セロトニンの慢性的な不足が原因なのです。

 康復医学学会の研究素材「ラフマ」は、セロトニンの分泌を促進し、セロトニン神経の活性化に期待できるデータを持っています。


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2014年7月23日水曜日

睡眠に関する研究

「良質な睡眠」は年齢に関係なく必要

関東甲信地方まで梅雨が明け、寝苦しい夏の夜の睡眠不足が心配になります。
 学生の皆さんは楽しい夏休みに入りますが、受験生にとっては勝負の夏休みですね。頑張ってください! さて今回は、その受験生の勉強にも睡眠が大きく関係するという話です。

スイスのチューリッヒ大学とフリブール大学の生物心理学の研究グループが、睡眠が学習や記憶に役立つという研究結果を学術誌『Cerebral Cortex』に発表しました。
 研究チームは、ドイツ語を話すボランティア60人を2つのグループに分け、夜の10時にオランダ語の単語を何組か覚えてもらいました。その後、一方のグループには仮眠を取ってもらい、睡眠中、寝る前に覚えたオランダ語の単語の一部が録音されたものを目が覚めない程度のボリュームで流しました。もう一方のグループは眠らず、起きた状態で同じ録音を聞かせました。
 その後、2つのグループに対し覚えた単語のテストを行ったところ、仮眠を取ったグループの方が良い結果を残しました。また、仮眠を取ったグループの場合、睡眠中に録音を流した単語のほうが、流さなかった単語に比べてよく記憶されており、睡眠中に受け取った言語シグナルによって、眠る直前に学習した物事の記憶が強化されていることが分かりました。
 「睡眠学習が本当にできるなら最高!」と思いたいところですが、これは寝る前にしっかり学習していればの話です。研究者によると、知らない言葉を寝ている間に耳にしても何の効果もないそうです。

 睡眠が与える影響は若年層だけではありません。年齢を重ねると眠りが浅くなったり、朝早く自然と目が覚めてしまう傾向にあることはよく知られていますが、高齢者にとってもやはり睡眠は大事です。睡眠が足りないと脳が縮み機能が低下することが、最新の研究で明らかになりました。
 シンガポールのDuke-NUS大学院の研究者が高齢者66人のMRIを2年ごとにとり、脳の容量や認知機能などを調べました。そのMRI分析結果を自己申告による睡眠時間と照らし合わせたところ、睡眠時間が少ない人に、脳内の空洞が大きくなるスピードが早く認知機能の衰えも顕著である傾向が認められました。
 Duke-NUS大学院の教授は「長寿社会を迎え、いかに心身の健康を保つかというのが大事。アルツハイマーに代表されるような認知障害を遠ざけるのに、睡眠からのアプローチも重要になってくる」と話します。

 結論として、高齢者の睡眠不足は脳の老化を早めるので、認知機能を低下させないためには質の良い十分な睡眠が必要だということになります。

■高齢者の睡眠問題

年齢とともに睡眠は変化します。健康な高齢者の方でも睡眠が浅くなり、中途覚醒や早朝覚醒が増加します。また、睡眠を妨げる心や身体の病気にかかると、睡眠障害が出現します。

高齢者に多い睡眠障害

高齢者では心理的なストレスに加えて、不活発でメリハリのない日常生活、身体の病気やその治療薬の副作用などによって、不眠症をはじめとするさまざまな睡眠障害が現れます。

【入眠障害】

一般的には寝つくまでに30分以上かかると「入眠障害」の可能性があるとされています。入眠障害の原因は2つあります。一つ目は床入りする時間が早いことです。二つ目は床入り後「今日は眠れるだろうか?」という不安や「眠らなければ」という義務感です。これで更に寝つきが悪くなるという悪循環を生む恐れが出てきます。

【中途覚醒】

物音や尿意のような理由は無いにも関わらず、何故か睡眠の途中で目が覚めてしまうのが「中途覚醒」です。一度目覚めると寝直すことが難しい場合があります。睡眠中に足がつって目覚めてしまう「周期性四肢運動障害」や、睡眠中に起こる「無呼吸症候群」も原因の一つです。

【早朝覚醒】

早朝4時や5時に目が覚めてしまい、更にその後、寝付けなくなってしまうのが「早期覚醒」です。高齢者の間では特に多い種類です。早朝の起床に慣れていない場合は日中の眠気に悩まされることもあります。早期覚醒はうつ病患者に多く見られています。

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「アンチストレス」(和漢生薬研究所)
睡眠・覚醒のリズムに影響を与えるのが神経伝達物質の「セロトニン」「メラトニン」です。メラトニンは年齢とともに減少します。これはメラトニンの原料であるセロトニンが慢性的に不足してくるからです。

 康復医学学会の研究素材「ラフマ」はリラックス・ハーブと呼ばれ、昔からお茶として親しまれてきたキョウチクトウ科の植物です。ラフマは、セロトニンの分泌を促進し、睡眠・覚醒のリズムを整えますので、高齢者特有の睡眠障害にお勧めのハーブといえます。
 また、睡眠には脳内の老廃物を除去する効果があるという研究データもあります。睡眠中のマウスのアミロイドベータ(アルツハイマー病に関係しているとされるたんぱく質)を調べたところ、覚醒時に比べて睡眠中は2倍速く脳から取り除かれていました。良質な睡眠は認知症の予防にも有効なのです。

※ラフマ配合商品の詳細は<こちら>

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2014年7月19日土曜日

脂質異常症

脂質異常症、LDL140超は危険!

生活習慣病の一つ「脂質異常症」は、コレステロール値と中性脂肪で診断基準が確立されています。しかし、中には「コレステロール値は高くて良い」という医師もいて、理解しづらいものです。
 コレステロールと中性脂肪は、脂質の仲間です。中性脂肪がエネルギー源になるのに対し、コレステロールは細胞膜やホルモンなどの材料になります

 悪玉コレステロールといわれるLDL(Low Density Lipoprotein=低比重リポタンパク))はコレステロールを運びます。善玉コレステロールのHDL(High Density Lipoprotein=高比重リポタンパク)は余分なコレステロールを除去する働きがあって、どちらも必要不可欠なものです。そのため、「コレステロール値は高くてもいい」といった話も横行しています。

 では、LDLコレステロール値が140(単位:mg/dl)以上になると、どんなことが起るのでしょうか。

 日本動脈硬化学会「脂質異常症治療ガイド2013年版」の作成委員長を務めた「寺本内科歯科クリニック」(東京都文京区)の寺本民生内科院長は説明します。
 「LDLが体内で増えすぎると、変性して血管壁を破壊します。それが、心筋梗塞脳梗塞などの病気に結びつくのです。1980年にスタートした疫学調査『NIPPON DATA80』などの長期的な研究で、LDL値が140以上で高ければ高いほど、心筋梗塞などで亡くなるリスクは上がることが明らかにされています。高血圧や糖尿病など別のリスクを加味すれば、さらに死亡率は高くなるのです」

 身体に必要なLDLですが、多過ぎれば悪影響を及ぼします。その目安が「140」以上というわけです。体内で増えすぎたLDLは変性して酸化され、それが血管にダメージを与え、動脈硬化と深く関係しています。
 「LDL140以上に加えて、中性脂肪が150以上の場合、小さい粒子のLDLが増えて、より酸化されやすくなります。これを『超悪玉コレステロール』(small dense LDL-Cholesterol:sdLDL-C)といいます。つまり、LDLと中性脂肪が高いと、血管がダメージを受けて動脈硬化を起こしやすいのです」(寺本院長)

 全身に広がる血管は、どこで動脈硬化による血栓や狭窄を起こすかわかりません。しかも、2つの値が高いからといってすぐに薬の治療が始まるわけではありませんので、予防策を早急に講じることが大切です。

■脂質異常症

血液中にはコレステロール中性脂肪リン脂質遊離脂肪酸の4種類の脂質が溶け込んでいます。コレステロールは、体内で細胞やホルモンの材料となる重要なものですが、血液中の脂質、具体的にはコレステロールや中性脂肪の数値が高くなる病気が脂質異常症です。

脂質異常症~動脈硬化

脂質異常症になると、血液粘度が高くなり、血流の低下や酸化ストレスなどで血管壁をもろくし動脈硬化を引き起こします。とくに問題となるのは、LDLコレステロールです。LDLが増えると血液中のコレステロールの全体量も増加し、動脈硬化のリスクが高くなります。

【脂質異常症の診断基準(単位:mg/dl 空腹時採血)】

〔LDLコレステロール〕 140以上 :高コレステロール血症
             120~139 :境界域高コレステロール血症
〔HDLコレステロール〕 40未満 :低HDLコレステロール血症
〔中性脂肪〕        150以上 :高トリグリセライド血症
 ※日本動脈硬化学会「脂質異常症治療ガイド2013年版」より抜粋

【LDL値が異常な場合に疑われる病気】

高値‥‥脂質異常症、動脈硬化、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群
低値‥‥肝硬変、甲状腺機能亢進症

ストレスとLDL

病気に大きく影響していることが知られているストレスですが、もちろん、コレステロールにも大きく影響します。

 強いストレスがかかると、交感神経が刺激され、副腎皮質ホルモンの分泌が活発になります。この副腎皮質ホルモンは血液中の遊離脂肪酸の量を増やす働きがあり、最終的に血液中のLDLコレステロールを増やします。

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体内では、LDLコレステロールによる酸化を防ぐためのしくみが働いています。「酸化還元酵素」(抗酸化物質)の働きで酸化を防いでいます。酸化還元酵素は人間の体内で作られる酵素ですが、加齢生活習慣飲酒喫煙などの影響により、体内での産生能力が低下します。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、酸化還元酵素の一つ「グルタチオンペルオキシダーゼ(GSH-Px)」の活性化に関するデータがあります。

※「HM-3000(特系霊芝)」商品は、ヤマダモールまたはリセットショップ135でお求めになれます。


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光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2014年7月16日水曜日

更年期とエストロゲン

更年期と女性ホルモン

近年若い女性に、月経不順に加えて自律神経失調症に悩むケースが増えています。
 一時的に卵巣機能が低下し、更年期のような自律神経症状や月経不順、その他の疾患で「自律神経失調」が出ている場合があります。
 「若年性更年期障害」という言葉が使われることもあるようですが、これは正しい医学用語ではありません。一般に更年期障害とは閉経前後において卵巣機能停止に伴うさまざまな症状で、他に原因がないものをいいます。

 仕事中にイライラ感や不安感が多く疲れやすい、動悸が激しくなり通勤電車に乗るのが怖い、こなしていた仕事がうまくできず自信がなくなった、内科を受診しても異常は見つからず精神科で処方された薬を飲んでいるが改善しない・・・・。これらは、更年期の女性の健康相談などを実施するNPO法人「女性の健康とメノポーズ協会」によく寄せられる電話相談の内容です。
 同協会には、40~50代女性から職場での体の不調を訴える相談が増えています。具体的には、ほてりやのぼせ、頭痛、めまい、肩こりといった症状に加え、疲労感や倦怠感、無気力など心の症状を訴える例が目立ちます。
 同協会の三羽良枝理事長は「管理職など責任ある立場になったものの、集中力の低下や効率の悪化で能力不足と悩む人も多い」と言います。

 更年期は閉経を中心に前後約5年、計10年間を指します。閉経の平均年齢は約50歳なので、45~55歳程度になります。卵巣の機能が低下し、女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が急激に減ります

 この時期に現れる症状で日常生活に支障が出る状態を更年期障害と呼んでいます。エストロゲンは妊娠・出産に必要なだけでなく、感情や精神の安定皮膚や粘膜の潤いなど全身に影響を及ぼします。動脈硬化の予防記憶・認知の働きを助けるといった作用もあります。
 東京女子医科大学成人医学センターの東舘紀子准講師は「更年期障害と一言でいっても、症状は人によってさまざまだ」と説明します。また、更年期の症状は「家族や職場の人間関係などのストレスが重なり起こる人も多い」と話します。

 ホルモン分泌の変化の影響を受けやすい女性の体は、生活習慣病など男女に共通する病気とは区別し、正しい知識を持ってケアをすることが大切です。

■エストロゲンとセロトニン

ホルモンには、脳の視床下部や甲状腺、副腎などから分泌される男女共通のホルモンもありますが、男性だけ、女性だけのホルモンもあります。
女性特有のホルモンには、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、一般的に「女性ホルモン」とよばれています。

 一定の周期でそれぞれの分泌量を調整しながら、女性の心と体を健康な状態に保っています。しかし、更年期に入ると、女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少します。女性はこのホルモンが減少することで、疾患や症状(右下図)が表われます。
さらに更年期に入り、さまざま病気になるリスクが増えてきます。閉経の年齢は50歳前後で変わりませんが、日本女性の平均寿命は約86歳に達するほどまでに延びています。したがって、女性は閉経後の30年間あまりをホルモンが足りない状態で過ごすことになります。

 閉経後の人生をいかに健やかに過ごすか――現代女性の大きなテーマといえます。

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 更年期によってエストロゲンが減少すると脳内物質の「セロトニン」も急激に減少することがわかっています。
 女性ホルモンの減少し始める年齢は、女性にとってストレスが多い年齢でもあり、肉体的にもストレス耐性が低下しているので、セロトニンの減少に拍車をかけます。

 康復医学学会が長年研究を続けているリラックス・ハーブ「ラフマ」。このラフマには、脳内セロトニンの分泌を促進するデータがあります。

※康復医学学会「脳内セロトニンの研究」は<こちら>
※ラフマ配合商品は<こちら>から。


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光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2014年7月12日土曜日

冷え症

これからの季節に多い「冷え」と「冷え症」

これから暑い夏を迎えるこの季節。実は冷えを感じる人が意外と多いのです。

 夏は、室内外の温度差が激しくなり、体がついていけなくなります。すると自律神経が乱れ、毛細血管の調整ができなくなります。血管が過度に収縮したままとなり、熱を運ぶ血液が抹消まで運ばれずに冷えを感じるのです。
 特に仕事で外出する機会が多く、1日のうちに暑いと涼しいを繰り返している人は、冷えや夏バテを起こしやすいので注意が必要です。
 さらに冷たいものの摂りすぎや、暑さとストレスによって胃腸の機能も落ちています。食欲がなくなり簡単な食事で済ませるようになると、栄養バランスが乱れて、冷えと疲れが悪化します。
 また、汗をかいて水分を摂りすぎることで、体の塩分が不足します。すると疲れやだるさを感じやすくなるのです。

 さらに、暑くて寝苦しい夜が続くと睡眠不足となり、疲労はピークに達します。様々な理由が重なって悪循環に陥り、冷えと疲れを生じ、ついには夏バテを起こしてしまうのです。

 夏バテ予防の第一は“エアコンの温度設定”です。室外と室内の温度差は5℃以内が理想的と言われています。さらに、外から帰ってきたら、汗をしっかり拭き取ります。そして汗で出た分の水分を摂りましょう。冷えすぎたものや甘いものは避け、一気飲みも厳禁です。1回量は150~200ccほどにしてゆっくり飲むのが効果的です。

そして、夏に限らず一年を通して冷えがある人は問題です。冷えは西洋医学では病気とはされておらず、一般的には「冷え性」と呼ばれています。東洋医学では、冷えの症状=「冷え症」とされています。
 冷え症は、簡単にいうと血行不良の状態ですが、起こる原因はいろいろです。まずチェックしたいのは隠れた病気がないかということです。例えば、冷えを起こす病気としては「貧血」「心臓の病気」「甲状腺の病気」「膠原病」などで、これらがある場合は対策を講じます。

 また、冷えが心や体の調子を崩すことがあります。例えば「月経痛」や「頭痛」などの痛みを悪化させます。また「イライラ」や「不眠」などを起こしてしまうこともあります。

※「冷え性」と「冷え症」の違い
冷え性:手足や腰などが常に冷たく感じる症状や体質のこと(自覚症状や体質)。
冷え症:身体の特定の部位のみ特に冷たく感じ、それが耐え難い場合のこと(病気としての症状)。


■タイプ別"冷え症"の原因と特徴

1.皮膚温度上昇タイプ(血管拡張型・ニュータイプの冷え症:全体の30~40%)

【次世代型冷え症】 

〔冷えの場所〕 手足はもちろん全身に冷えを感じる。
〔原因〕 偏った食事、低血圧、基礎代謝の低下、自律神経の乱れ、冷房の影響、家電、OA機器からの電磁波や静電気が影響。足先の温度は高く、普段は血管が拡張して皮膚から熱を放散するために寒さを感じる。何かのきっかけで冷たさを感じると、一気に血管が収縮し、皮膚温度を極端に低下させる。
〔特徴〕 自律神経が軽い麻痺を起こしている。ときとして足先がほてったり冷えたりする。

【かくれ冷え症】 

〔冷えの場所〕 自分では冷えを感じない。
〔原因〕 次世代型と同じ
〔特徴〕 手や足は温かく、ほてりを感じているが、内臓の温度は低下している。冷えに気づきにくく、対応が遅れがちになってしまう。

2.皮膚温度低下タイプ(血管収縮型・従来の冷え症:全体の60~70%)

【抹消血管収縮型冷え症】 

〔冷えの場所〕 主に手足、足先に強い冷えを感じる。
〔原因〕 冷房刺激で抹消血管が過度に収縮し、その結果、血液が足先まで運ばれず冷えを感じる。関節が硬くなったり、足の筋力低下により足指の機能低下(外反母趾や甲の薄い足など)により起こる。
〔特徴〕 秋口から春に掛けて症状が強い。手足の血流が通常の1/10に低下することもある。

【内臓温度低下型冷え症】 

〔冷えの場所〕 腰から下の冷えを感じる。
〔原因〕 みぞおちのあたりの温度が、おへその下の温度より低いタイプで、下腹部にうっ血を起こし血流量が増加。上腹部の血流が減少して起こり、体に血液がまわりにくくなる。下腹部の臓器が複雑な女性に多い。
〔特徴〕 このタイプの人は、女性は婦人科系疾患、男性は腎臓や泌尿器科疾患になりやすい。

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 上記のように「冷え症」は、抹消血管の拡張・収縮のバランスの乱れからくる、微小循環の血流低下が原因の場合があります。血管の恒常性に関与するのが血管内皮細胞から産生される一酸化窒素(NO)です。
 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、NOの産生促進作用を示すデータがあります。

※冷えに有効な生薬「HM-3000(特系霊芝)」の商品情報は<こちら>から。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2014年7月10日木曜日

静脈還流障害

しつこい足のむくみは、静脈還流障害のサイン!

普段、足のだるさが何日も続くようなら、静脈の流れが悪くなる「静脈還流障害(慢性静脈不全)」が原因かもしれません。重症化すると、完治は難しくなってしまいます。
「予備群や軽症の人も含めると、日本人の40~50%が静脈還流障害に該当するとみられています」と言うのは、この疾患の治療を専門的に行うお茶の水血管外科クリニックの広川雅之院長です。

 心臓から送り出された血液は「動脈」を通って体の隅々の毛細血管に運ばれ、「静脈」を通って心臓に戻されます。ところが、肥満、運動不足、同じ姿勢(立つ・座る)を長時間続ける、といった何らかの原因で足の静脈の血流が滞ります。

「足の静脈の血流が滞ると、静脈の圧が上昇する。さらに、加齢や遺伝で足の静脈弁(血液の逆流を防ぐ弁)の機能が低下しやすい場合、静脈の血液の逆流を十分に防げなくなる。結果、毛細血管から水分が漏れ出し、ふくらはぎや足首などがむくみます。これが静脈還流障害なのです」(広川院長)

 冬は寒くて血行が悪くなりますが、夏は暑さで静脈の血管が広がり、血液が逆流しやすくなり、血液の中の水分が体内に漏れやすくなります。しかも夏は、暑くて運動不足に陥りがちで、ふくらはぎの筋肉のポンプ機能が低下します。エアコンの効いた部屋で過ごし、冷たい飲み物や食べ物、特にビールなどと一緒に塩辛いつまみを食べていれば、体が冷えて冬と同じようになり、体の水分バランスが崩れます。

 むくみの段階で手を打っていればよいのですが、静脈還流障害が進行すると、下肢にこぶができる下肢静脈瘤や、心筋梗塞の恐れもある静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)などを起こし、重症化すれば足の色素沈着、潰瘍などに至ります。
 そこまでいかなくても、何より、足のだるさ、つらさがひどければ、当然、日常生活に影響が出てくることになります。

■静脈還流障害とその対策

「静脈還流障害」とは、下肢の静脈の血流が滞ることによって引き起こされる疾患をいいます。ふくらはぎや足首にむくみがあり、むくみに伴う足のだるさ、重さ、つっぱり感、痛み、熱感、かゆみなどがある場合は、静脈還流障害が疑われます。

重力に逆らう足の静脈血!

血液を心臓に戻す役割をもつ静脈の中で、下肢の静脈には他の部位の静脈と異なり、重力に逆らって血液を押し上げ、心臓に血液を戻さなければなりません(右上図)。この重力に逆らって血流を戻すためのポンプ機能が、「足」そのものに存在しています。
 歩いたり動いたりして、足を動かすと、足のふくらはぎの筋肉が収縮、下肢の血液を心臓に戻す流れを促進し、血液を循環させるための重要な役割をはたしています。
 また、下肢の静脈には、血流が重力によって逆流することなく心臓に戻るように静脈弁(左下図)があり、血液を心臓に戻す循環を助けます。しかし、血流の粘度・凝集や毛細血管領域の環境の悪化により血流が心臓に戻りにくい状態になると静脈還流障害を引き起こすことになります。

 そして、女性と比べ、男性はむくみに無頓着です。ズボンだとふくらはぎが見えないので、そもそも気が付きにくいのです。知らないうちに、静脈還流障害を起こしているかもしれません。

■静脈還流障害チェック■

〇すねを指で5秒以上押した後にくぼみが残る
○足がだるい、重い、つっぱる、痛い
○長時間同じ姿勢で過ごすことが多い
○運動をあまりしない
○肥満
※3個以上該当する人は要注意!

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 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、血流の改善、微小循環の環境改善に対するエビデンスがあります。
 また、うっ血傾向にある人の場合は、特に心臓に戻る静脈血が滞りやすくなるので心機能を高めることが大切です。補酵素「コエンザイムQ10」の摂取をお勧めします。

※学会が推奨する「霊芝」「コエンザイムQ10」商品は以下のショップで購入できます。
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2014年7月5日土曜日

心原性脳塞栓

この時期、注意すべきは熱中症だけではない!

熱中症で病院に運ばれる人が増える時期を前に、7月1日から「熱中症予防強化月間」が始まりました。これは7月は、梅雨明けの時期の暑さに体が慣れず、毎年、熱中症で病院に運ばれる人が増えるため、政府が定めたものです。総務省消防庁によりますと、昨年(2013年)6~9月に熱中症で病院に運ばれた人は5万8,000人余りと現在の方法で調査を始めてから最も多くなり、このうち7月は全体のおよそ40%を占めています。

 しかし、この時期に注意しなければいけないのは熱中症だけではありません。冬に多いイメージがありますが、実は「脳梗塞」の発症数はこの時期にも多いのです。かつて、厚生労働省の研究班が全国156の病院を対象に「脳梗塞発症者数」を調べたところ、6~8月が最も多かったのです。汗をかき体内の水分が減少、血栓ができやすくなるからといわれますが、高齢者、糖尿病、高血圧の人などは心臓の働きのチェックが大事だといいます。なぜか。東邦大医療センター佐倉病院循環器科の東丸貴信教授は次のように話します。
 「脳梗塞には、脳の細い血管が詰まって起こる〔ラクナ梗塞(小梗塞)〕、太い血管が詰まる〔アテローム血栓性脳梗塞〕といった脳の動脈に血栓ができるタイプ、さらに心臓にできた血栓が脳の太い血管を詰まらせるタイプの〔心原性脳塞栓症〕があります。このうち、一番怖いのが心原性脳塞栓症で、別名ノックアウト型脳梗塞とも呼ばれています」

 実際、脳梗塞の3割を占める心原性脳塞栓症は、10%近くが突然死し、半分が寝たきりになるといわれています。まさに死を招く脳梗塞なのです。

 「ノックアウト型脳梗塞はもともと冬に多いといわれ、気温が高く汗を大量にかく夏は、血液から水分が抜けて固まりやすくなり、脳の動脈に血栓ができるタイプの脳梗塞が多いといわれてきました。しかし、最近の猛暑と気温の急激な変化が、夏でもノックアウト型脳梗塞のリスクを高めている可能性があります。欧州の研究でも、猛暑による心房細動の増加が証明されているのです」

 では、この恐ろしい脳梗塞は、どんなタイプの人に起きやすいのでしょうか?

 「突然、動悸や息切れがしたり、意識がフッと遠のいたりする人は要注意です。一般的な不整脈なら問題ありませんが、心房が細かく震えることによって起こる不整脈は心房細動といい、非常に危険です。ノックアウト型脳梗塞の3分の2が心房細動が原因だからです。心臓の中で血液がよどみ、血の塊ができて、それが脳に飛び、脳細胞に大きな損傷を与えるのです」

■致死率が高い心原性脳塞栓

心原性脳塞栓は、不整脈の一種「心房細動」が起り、心臓の中で血液がよどんで固まりやすく血栓になり、脳へ移動して脳の動脈が詰まってしまうため、脳梗塞の中では最も重症になりやすく、症状も急激にあらわれます。

小さな血栓が心臓で巨大化する!

心原性の血栓は、心臓だけでできる場合もありますが、他の動脈などでできた小さな血栓が不整脈の心臓で巨大化することもあります

 通常、動脈では血管の内膜である血管内皮(①)が血栓の予防や血管の収縮に関わっていますが、高血圧や動脈硬化などで血管内皮細胞の機能が低下すると、血管内皮がもろくなり損傷します。損傷を修復するために血小板(②)が働きます。
 次に網目状の物質「フェブリン」(③)が血小板など他の血液成分をからめ取り、本来は傷ができたときに固まって止血する役割を持っていますが、フィブリンが網目状になって固まってしまい、これが離れ血中に流れ血栓(④)になり心房細動の心臓で巨大化することもあります。
 また、血管内皮細胞の機能が低下しているとフェブリンができやすく、フェブリンが心臓内で血栓になることもあります。

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 心原性脳塞栓は不整脈の心房細動が一因ですが、高血圧や糖尿病、動脈硬化などがある場合は発症率は上がります。

 対策としては、康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」がお勧めです。HM-3000には、高血圧はもちろん、血栓ができやすい血管内皮細胞機能の促進血栓形成の抑制微小循環の血流・環境の改善に対するエビデンスがあります。

★康復医学学会 ⇒ http://www.koufukuigaku.org/


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2014年7月2日水曜日

HM-3000の高血圧に対するエビデンス③

降圧剤は無意味と言うより危険

「高血圧のクスリはやめたら危険、一生飲み続けなければならない」という話は、クスリを売り続けるための口実です。実際には降圧剤はいつやめても大丈夫です。上が147以下、かつ下が94以下だったのなら、先ごろ日本人間ドック学会が発表した「新基準値」以内の値ですから、一も二もなくクスリをやめていいのです。
 では、クスリ開始時の血圧が、新基準値を超えていたらどうするか。まず、次の2点を肝に銘じてください。
①血圧は、脳に十分血液が行くよう体が調節した結果であり、人の血圧に「基準」というものはない。
②上が160の人は160という血圧が、180の人は180という血圧が必要。

 実際、フィンランドの調査では、80歳以上で生存率が最も高かったのは上の血圧が180を超えた人たちで、140を下回ると死亡率が高くなっています。血圧が高いのは元気な証拠なのです。

 次に、欧米での、降圧剤に関する比較試験を見ると、下の血圧が115ないし129といった超高血圧の場合には、降圧剤の寿命延長効果が示されています。しかし、ふつうの高血圧では、寿命の延長効果は示されていません。この点、上が140~159、または下が90~99の人たちを対象とした比較試験で、信用できるものが欧米には4つあります。ところが、それぞれの結果を見ても、総合的にても、降圧剤で死亡率は減らなかったのです。

 日本人ではどうか。上が150~180、または下が90~100の人たちを対象とした比較試験が日本には1つだけあります。結果はといえば、プラセボ群と降圧剤群で、死亡した人数は同じでした。ただし、違った点が2つあります。1つは脳卒中を発症した人数で、プラセボ群が6人に対し降圧剤群では9人でした。血圧を下げたために血管内で血が固まって、脳梗塞が増えたものと思われます。第2には、がんを発症した人数も違いました。2人対9人と、降圧剤群のほうががん発症者が多いのです。

 降圧剤は高齢者では特に危険です。血圧を下げることにより脳への血流が減るので、脳細胞がうまく働かなくなってボケが進み、自立生活が困難になります。もはや降圧剤は無意味というより危険です。栄養状態が良くなり脳血管が丈夫になった今日では、60歳を越えたら、年齢に90ではなく110を足した数値までは全く問題のない血圧だと考えるべきでしょう。

 もし心配で血圧を下げたいと思うなら、早寝早起き、たっぷりの睡眠、よく歩くことなどを心がけるようにしましょう。

■HM-3000(特系霊芝):高血圧のエビデンス③

※「HM-3000の高血圧に対するエビデンス①」(4月23日号)と「HM-3000の高血圧に対するエビデンス②」(4月26日号)も併せてお読みください。

 危険とまで言われてしまった降圧剤ですが、二次的な原因が無いかぎり血圧は、体のすみずみまで十分に血液が行くよう体が調節した結果です。しかし、血圧が上昇傾向にある場合は、原因となる疾患や血流の低下が原因と考えられます。

微小循環の血流を左右する赤血球

赤血球は、体のすみずみの細胞に酸素を供給するため、赤血球の直径(7~8μm)の半分以下の径の狭い毛細血管を通過するので、柔らかく非常に変形能力に富んでいます。
 血液中の約45%を占める血球の大半が赤血球ですので、赤血球の変形能力が低下することは血流の低下を意味します。

特系霊芝は変形能力を向上させる

赤血球の細胞膜は、液体と同様に流動できる物理的な性質があり、この性質を細胞膜の流動性といいます。膜の流動性は赤血球の変形性に直接に関連しています。そして、病的な変化により膜の流動性は低下します。また、老化が進むことに伴って膜の流動性は低下します。
 「HM-3000(特系霊芝)」を投与することで、赤血球膜の微粘度が低下し、膜の流動性が増加することによって赤血球の形態を保つことができ、赤血球の寿命と機能の向上につながります。

霊芝のラット赤血球膜の流動性への影響


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 血圧の上昇は、疾患や動脈硬化などが原因の場合があります。それらの原因が無い場合は本態性高血圧が考えられます。本態性高血圧は、血液粘度や微小循環の環境の悪化により血流の低下が起ることが知られています。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、微小循環の血流・血管からのアプローチにより血圧を下げるエビデンスがあり、高血圧はもちろん心臓・脳血管障害のリスク軽減にも期待がもてます。
 また、本来の血流に戻す作用が働いて血圧を正常化しているので、下がりすぎることもありませんし、ましてや副作用などはありません。


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