2016年1月29日金曜日

ストレスと低体温

ストレスは体温を下げ、病気の原因になる

 「ストレス」という言葉は、もともとは物理学用語で「外力によるひずみ」という意味です。この言葉が現在の医学・生理学用語として使われるようになったのは、1936年にカナダのハンス・セリエ博士が、“各種の有害要因(ストレス)”が生体に与える影響について論じた「ストレス学説」を発表してからです。

 心身にストレスがかかると、副腎からアドレナリンが分泌されて血管が収縮し、血圧が上がります。これは自然界の動物が危機に瀕したとき、失血を防ぐために血管を縮め、血糖などのエネルギー源を血中に増加させて、敵と戦ったり逃げたりするための適応反応です。
 屈強な宇宙飛行士でさえ、重力というストレスのない宇宙で数日間過ごすと骨粗しょう症になるように、何の心身の辛さもない状態で生活を送ると、「ストレスのないこと」がかえって病気を引き起こします。
 体はストレスによってはじめて骨や筋肉、臓器や器官が鍛えられ、健康を保てるという側面があるのです。

 このように心身を鍛えてくれるストレスも、いつまでも解放されずにいると血管が縮み、血行が悪くなって体温が低下し、万病の原因となります。人問は欲張りな生き物ですから、どうしても高い理想を掲げ、それを100%達成しようとがんばってしまいます。しかし、極端に無理を重ねる生き方は、我が身を破綻させます。

「小さなストレスには慣れ、大きなストレスからは逃げよ」といわれますが、ストレスの一番の対抗策は、その原因に気づくことなのです。
 アメリカのダナ・ファーバー・ガン研究所のバウアー博士は、「紙とペンを用いて、心の奥深くに存在する思考や感情を書き出すことが、精神、体の両面に多大な好影響を与える」と語っています。つらいときに日記に思いを綴ると、心のわだかまりが消えていく経験をされた方もいるでしょう。思いを書き出すことは手と頭の両方を使うので、脳血流をよくし、右脳で感情を表現しつつ左脳でその分析をすることで、自己を冷静に観察でき、問題の解決ができるのです。

 ストレスの原因を突き止めたら、次にその原因から少し離れてみることです。
 さらに運動、入浴、カラオケ、飲酒、趣味に打ち込むなどで、リラックスの神経である副交感神経を目覚めさせ、体を温める方策を講じることが、ストレスを撃退する近道ではないでしょうか。

■ストレスと低体温

様々な病気の原因として「ストレス」が挙げられるように、低体温になる大きな一因にもストレスがあります。では、なぜストレスが低体温をもたらすのでしょうか? それは、ストレス状態が長く続くと自律神経やホルモンのバランスが崩れてしまうからです。

ストレスを感じると副腎が分泌するコルチゾール

ところが、慢性的にストレス状態に置かれてしまうと、この機能にも狂いが生じます。本来、脳の視床下部がストレスを認識すると、ストレスによって身体が受けたダメージを回復するために、副腎から「コルチゾール」と呼ばれるホルモンを放出させるのですが、あまりにも長い間この状態が続いてしまうと、さすがの副腎も疲弊してしまいます。こうなると、今度は副腎を休ませる方向で脳が指令を出すのです。結果として、ストレスがあるにも関わらず必要なホルモンが分泌できないという状態になってしまいます。


低体温が不調をきたす

こうして血流が悪くなったり細胞エネルギーが低下してしまったり‥‥と負の連鎖が起きてしまい、低体温を含めたあらゆる不調をきたしてしまうのです。
 低体温は、ストレスから身体を守る免疫系の機能が低下している証拠。しかも、体温が一度下がると免疫機能は30%も低下してしまうと言われますから、まさに負のスパイラルです。
 現在は低体温の若者が増えています。平熱が35℃台ということも多く、中には34℃台という低体温の人もいます。本来、人間の体温の平均は36.5℃であり、これは体内の酵素が最も活性化され働いてくれる温度なのです。低体温だと、酵素の働きが低下するため、新陳代謝が悪くなり、免疫機能も低下し、病気になりやすくなってしまいます。
 体温が1℃下がるだけで、1)免疫機能低下2)基礎代謝低下3)体内酵素活性の低下、などが起こるといわれています。

ラフマ葉エキス配合商品『アンチストレス』
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 康復医学学会の主要研究素材「ラフマ葉」の抽出物には、生理作用として、鎮静効果、睡眠改善、血圧安定のほか、“抗ストレス作用”が確認されています。
 これはラフマの特異成分の一つ、ヒペロシドによるものあることが分かっています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2016年1月27日水曜日

サラサラ血液

水を飲んでも血液はサラサラにならない!?

 世間では「水を飲めば血がサラサラになる」と信じられ、こまめに水分を摂るよう奨励されています。確かに、水は生きていく上で不可欠なもので、三日間水を飲まなかったら死んでしまいます。
 しかし、何にでも適量というものがあります。植木も水がなければ枯れますが、水をやり過ぎても根が腐ります。「過ぎたるは及ばざるが如し」で、人体も水を摂り過ぎると、様々な問題が起こるのです。

 たとえば、人間の体温は暑い場所でも寒い場所でも変わりません。血液中の水分量は腎臓が調節するので、水をたくさん飲めば、それだけ排尿が多くなり、逆に水を飲まなければ、尿は濃く、少なくなります。
 つまり水分の摂取量を増やしても、血液の中の水分の量は変わらないのです。これがホメオスタシス(恒常性の維持)といわれる人体の働きです。

 人は年をとるにつれ、頻尿や口の渇きなどの水分代謝の異常症状が表れます。これを中国医学・漢方医学などでは「水毒」といい、必要な組織(細胞内)に水が足りず、不必要な組織(細胞外=胃袋、皮下、細胞と細胞の間など)に余分な水がたまっている状態ととらえます。
 年をとると、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症が起こりやすいので、西洋医学では水分を多く摂るよう指導します。しかし、皮膚に弾力性がなくなってシワが表れるように、胃や腸などの内臓も、弾力性を失いダラリとしてきます。水をたくさんとっても、下垂している胃腸に水分がたまるだけで、血液には吸収されにくいのです。それどころか胃腸にたまった余分な水分は体全体を冷やし、様々な臓器の機能を低下させたり、血栓を作りやすくさせたりするという側面もあります。なぜなら血栓ができるのは、“冷え”が大いに関係しているからです。水を冷やすと氷になるように、人体内の物質も冷やすと硬くなるのです。水には万物を冷やす作用があるため、体が冷えると体内の余分な水を排泄して“冷え”から逃れようとします。風邪をひくと鼻水やくしゃみが出たり、寝冷えすると下痢(水様便)をしたりするのは、すべて余分な水を捨てて体を温めようとする反応です。

 動物は「前もって水を飲んでおこう」などと考えません。ノドが渇いたときだけ水を飲みます。人間だけが「1日2リットルの水を飲むように」などといわれ、飲みたくないのに飲んだ結果、不健康になってしまっているのです。
出典:Dr.石原の自然療法(http://ameblo.jp/ishihara-yumi/)

■健康は、微小循環の血流改善から

ドロドロをサラサラに変えられるのは「酵素」だけ!

そもそもドロドロ血液とはどんな状態かというと、赤血球が2個以上つながった状態を指していて、画像でいうと右側です。
 このように赤血球がくっついた状態をルロー(連銭形成)といいますが、赤血球は2個つながっただけでも微小循環血管には入るのが困難です。ルローがさらに悪化して、赤血球が球状になったものをアキャンソサイトといいます。そこまで行くと重症で、微小循環が悪化し、全身に酸素も栄養素も運ばれず、組織は飢餓状態になります。ほとんどの病気が微小循環不良から起こるといっても過言ではありません。

ドロドロの原因、そしてルローをほどくカギとは!?

本来、ひとつひとつ独立しているはずの赤血球がくっついてしまう原因は、血液内の液体成分が高タンパク状態になったり、酸化油脂などの悪い油や糖化タンパクが増えたりすることにあります。
 前項でも述べたように、いくら水を飲んでもサラサラにはならず、かえって悪影響をもたらすことにもなります。
 そして、この赤血球のルローをほどく力は「酵素」にしかないのです。体内では代謝酵素が働きますが、食物酵素も体内で吸収され、血中でルローをほどきます。酵素の入った食事(「生」の食物と「発酵食物」)が効果的です。

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サラサラだけではダメ、微小循環の改善が重要!

微小循環を改善することが、あらゆる病気の予防および治癒に影響します。血液の質をサラサラにすることはその条件の一つにすぎません。血液の機能にも注目する必要があります。

 微小循環血管を改善し、血液の機能を高めるのが、康復医学学会の主要研究生薬である「HM-3000(特系霊芝)」です。
 HM-3000は細動脈・細静脈と微小循環血管の接合部分にある括約筋の柔軟性を促し、さらに赤血球が運んできた酸素をヘモグロビンから切り離して全身の組織に届ける機能を改善します。


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2016年1月23日土曜日

最強の毒「白砂糖」

塩分だけでなく糖類も制限を、米国 食事の新GL公表


「健康のために砂糖などの糖類は1日総エネルギー量の10%未満に抑えるべき」―米国で今回公表された食事の新ガイドライン(GL)に、初めて糖類の摂取基準が盛り込まれました。これは世界保健機関(WHO)の基準(1日総エネルギーの5%未満)と比べれば倍量ですが、炭酸・加糖飲料などを日常的に摂取する人が多い米国民には厳しい基準と言えます。
 新GLではこの他、飽和脂肪酸(1日総エネルギー量の10%未満)、ナトリウム(1日当たり2300mg=食塩約5.8g未満)の制限などが推奨されています。

 米国GLは、米国民が肥満や糖尿病などの生活習慣病にならないために望ましい食事内容の基準を、保健福祉省と農務省が最新のエビデンス(科学的根拠)に基づき示したものです(5年ごと改訂)。
 新GLでは米国民に対し、食事の構成、量などを考慮した「健康的な食事パターン」を守ることを推奨し、5年前のGLにはなかった糖類の摂取基準(1日当たりの総エネルギーの10%未満)が示されました。例えば、41~45歳の女性が必要な1日当たりの必要エネルギーは2000kcal、糖類は約50g未満となります。これは、350mLの炭酸飲料1缶とドーナツ1つだけで超えてしまう量です。ソースやケチャップなどの調味料に含まれる糖類にも注意が必要です。
 一方、糖類摂取を制限した食事パターンの人では、心血管疾患が低下する他、肥満や2型糖尿病、特定のがんリスク低下に関連することも示されています。

 また、日常的なコーヒーの摂取によるがんや心血管疾患などの慢性疾患リスクの上昇は見られないとする研究結果を紹介し、それを踏まえ「1日3~5杯のコーヒー摂取は健康的な食事パターンに取り入れてもよい」との見解が示されました。なお、今回の改訂では「十分なエビデンスがない」との理由から食事からのコレステロール摂取量の基準値が消えました

 米国やWHOのGLのように、糖類の摂取を制限する動きは世界的に広がりつつあります。中でも国レベルでの対策として有望視されているのが、加糖飲料への課税です。加糖飲料の消費量が多いメキシコでは、2014年に加糖飲料に対する課税が始まりました(結果、年間消費量が6%減少)。
 一方、日本でも昨年6月に厚労省の有識者会議で2020年までにタバコや酒への課税強化に加え、砂糖への課税を求める提言案がまとめられたことが報じられています。
出典:https://medical-tribune.co.jp/

■砂糖が体や精神をむしばむ

お子さんやお孫さんにジュースを与え、アイスクリームを与え、スナック菓子を与えてはいませんか? その結果、子供の体と精神はボロボロになってしまいます。
 甘いものは食べてはいけないのではなく、生の野菜や果実など自然の甘さが分かるものを少量食べさせるようにすることが重要なのです。特に白砂糖は数ある食品の中でも最強の毒と言っても過言ではなく、本来人間の体は砂糖を摂るようには出来ていないことを理解する必要があります。

白い悪魔はこうして生まれる

通常、砂糖は次のように作られます。

まずサトウキビの茎を砕き、圧縮して甘い汁を搾ります。さらにそれを何度も加工して純粋な白い結晶になるまで精製します。最初の精製で不純物を取り除くために濾過され、その後化学物質で徹底的に精製処理されます。まず、苛性ソーダでアルカリに溶けるものを除去し、次に硫酸を加えて酸に溶けるものを取り除きます。そして粗糖を取り除き糖蜜が残ります。糖蜜はさらに精製の過程を経て徐々に色が薄くなります。精製の第一段階では、茶色で湿気がありますが、加工を重ねるごとに色がどんどん薄くなり、乾燥しそして最後に粒の細かい純白の結晶「白い悪魔」が生まれるのです。

砂糖の摂り過ぎが与える心身への悪影響

白砂糖には、ビタミンやミネラルは皆無です。しかも、白砂糖には体内に入れば入るほど代謝の過程で、体内のミネラルやカルシウム、ビタミンを奪っていく性質があるので、砂糖の摂取過多によってミネラル、カルシウム、ビタミン不足による疾患にもつながるのです。
 さらに、お菓子やチョコレートを食べ、清涼飲料水を飲むことで、まず胃や腸の粘膜が緩み、胃潰瘍や胃炎になりやすくなります。また、呼吸器系の粘膜が緩むと風邪を引きやすく、鼻炎にもなりやすくなります。
 厄介なのは、脳細胞が緩んでジャム状になってしまうことで、これは最近の子供や若者の情緒不安定や非行問題、うつ病疾患などに密接な関係があることが明らかになってきています。
 厳密にいえば全ての糖(三温糖、黒砂糖、てんさい糖など)も同様で、多量の摂取には注意が必要です。

人工甘味料ならどうか

人工甘味料も同じような“悪魔”と言えます。もっとも有名なのがアスパルテームですが、スクラロースアセチルファムなども、本質的には変わりありません。
 そもそもアスパルテームはアメリカ国防省で生物化学兵器用物質候補の神経毒で、精子の激減や脳の発達異常、腎機能障害などに影響することがわかっています。
 スクラロースはダイオキシンの親戚といえる物質で、下痢による流産の可能性があります。
 ステビアやキシリトール、ラカンカ(羅漢果)なども、これらより多少は“まし”という程度の物質です。
 近年、人工甘味料は知能を下げ暴力的になり、食欲中枢を破壊することが明らかになっています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2016年1月20日水曜日

骨粗しょう症予防には「オメガ3系脂肪酸」

毎日「魚油」を取ると骨折のリスクが低下する!?

高齢者(特に男性)では、「多価不飽和脂肪酸」の血液の中の値が高いと骨粗しょう症による骨折リスクが低くなることが分かりました。男性では人生後期、女性では人生中期に毎日魚油を摂るとやはりリスク低下に影響するということです。
 これは、米国立老化研究所(NIA)を含む研究グループが、米国栄養学会が発行する臨床栄養学分野の専門誌のオンライン版で2015年3月18日に報告したものです。

 必須脂肪酸の一つである多価不飽和脂肪酸は骨折に影響すると言われていますが、これまでの研究は主として食事からどれくらい摂ったかの推定に限られていました。今回は血液検査の数字も含めて検討されています。
 研究グループは、アイスランドの地域住民を対象に行われている大規模研究の参加者を含む1500人近く(66~96歳、新規骨折540人)を5~9年追跡した医療データを分析。人生後期の脂肪酸測定値、人生初期/中期/後期の魚油(オメガ3脂肪酸を多く含む)を摂っていた量と、骨粗しょう症による骨折のリスクとの関連性を調べたのです。脂肪酸測定値は高/中/低の3区分、魚油摂取量はアンケートにより3区分(摂ったことがない/毎日より少ない/毎日)に分けました。

 その結果、男性では、多価不飽和脂肪酸、オメガ3脂肪酸、エイコサペンタエン酸(EPA)の測定値が最も高いグループは、いずれも骨折リスクの約40%低下が見られました。
 女性では、多価不飽和脂肪酸の測定値が増えるほど骨折リスクが低下する傾向は見られましたが、中と低のグループにリスクとの関連は見られませんでした。
 オメガ6脂肪酸(アレルギーや炎症を促進する)とアラキドン酸(過剰に摂るとガンにつながると言われているオメガ6脂肪酸の一つ)の測定値が「中」のグループは、骨折リスクの約40%増加に関連していました。男性では、人生後期で毎日魚油を摂ると骨折リスクが約35%低下、女性では人生中期で毎日魚油を摂ると骨折リスクが25%低下しました。

 多価不飽和脂肪酸値が高いと、高齢者、特に男性で、骨粗しょう症による骨折リスクの低下に影響する可能性があります。また、オメガ3脂肪酸をいつ摂ると効果的なのかは性別によって異なっています。年齢を重ねるにつれ、魚を意識的に食べることが一つの健康の要因であることは間違いないようです。

■オメガ3系脂肪酸で骨粗しょう症予防を

人の骨は生涯を通して古い骨を壊して吸収し(骨吸収)、その場所に新しい骨を作る(骨形成)ことにより、血清中のカルシウムの値を調節すると共に骨の強度も保っています。これを骨代謝と呼びます。

「骨には牛乳が良い」という間違い

以前は、「骨を強くするために牛乳を飲む」などという情報が広まったことがありますが、現在は、牛乳にはリンがたくさん含まれるため、骨のカルシウムは溶け出しむしろ骨が弱くなるということを多くの人が理解しています。
 牛乳に含まれるリンとタンパク質は血液を酸性に傾け、カルシウムを失わせる方向に体を進めます。骨量測定機器で調べると、牛乳をたくさん飲む人ほど骨量が少ないことが各国の多数の研究で証明されています。
 特に日本人は乳糖不耐症が多く、牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を分解できないといわれ、この場合、骨を弱くするだけでなく、牛乳に入っている栄養素を利用することも難しくなります。
 牛乳が好きな人は、コーヒーなどと同様にあくまでも嗜好品として楽しむことです。

α-リノレン酸の高い効果

オメガ3脂肪酸の一種であるα-リノレン酸(ALA)が、骨の健康状態を改善することは、すでに2007年に立証されています(ペンシルベニア州立大学)。クルミと亜麻仁油を加えたα-リノレン酸の高い食事と、リノール酸の高い食事の2種を平均的な米国人の食事(AAD)と比較した結果、骨吸収を表す数値が平均的な米国人の食事に較べて、クルミを加えたα-リノレン酸食において最も低下した、というものでした。
 この研究は、人において骨の健康状態に対する植物性オメガ3脂肪酸(ALA)供給源の効果を評価した最初の研究です。この研究結果からα-リノレン酸の摂取量が増えれば骨の代謝が抑制され、骨の「分解と形成」の2つのバランスが「形成」の方に傾くということが示唆されたのです。

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 高齢化社会の今、骨粗しょう症や骨折は治療の長期化により寝たきりのリスクも高くなります。普段から食生活などに気をつけ、骨を丈夫に保つことを考えていくことが大切です。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2016年1月15日金曜日

昔も今も、願いは「健康・長寿」

願いは「健康で長生き」、江戸時代の庚申信仰

小正月も過ぎましたが、今年は申年。寺社などで時々見かける三猿などが彫刻された「庚申塔」という石塔があります。これは江戸時代、庶民の間に流行した民間信仰の産物で、この石塔には人々の願いが込められています。
 庚申塔は沖縄を除く日本各地に見られ、60日ごとに巡ってくる庚申(かのえさる)の日に禁忌行事を行う「庚申信仰」と結びついています。

 庚申信仰の始まりは中国の道教にある「三尸説(さんしせつ)。人の体には三尸という虫が棲みついていて、庚申の日の夜になると三尸は人体から抜け出し、天帝にその人の悪行を伝えに行くと考えられていました。しかも天帝は悪行の度合いによって、その人の寿命を縮めてしまうのです。延命長寿を願う人々にとっては大問題。そのため、三尸が告げ口に行けぬようにと、庚申の日は一睡もせずに夜を徹して身を慎む「守庚申(しゅこうしん)」が行われるようになりました。

 日本では平安時代に貴族たちの間で流行っていましたが、身を慎むことよりも徹夜をすることが重視され、酒宴を開いたりして娯楽的な要素もあったようです。
 やがて庚申信仰は仏教や神道などさまざまな進行や風習と習合し、独自の信仰として発展。江戸時代になると庶民の間でも盛んになり、人々は「庚申講」を組み、神仏を祀って食事をし語り合って一夜を過ごす「庚申待(こうしんまち)」が行われました。庚申待を3年間18回続けると一切の願望が成就すると言われ、これを達成した人たちが造立したのが庚申塔ともいわれています。

 庚申塔はさまざまな信仰や風習と結びついているため、彫刻された神仏もいろいろ。三猿のほか青面金剛(しょうめんこんごう)もよく見られます。青面金剛は人体の「伝尸(でんし)」(肺結核)を駆除することから三尸説と混合し、庚申信仰の本尊として多くの庚申塔に彫刻されるようになります。
 また、庚申塔といえば三猿ですが、三匹だけでなく一匹や二匹の場合や、猿田彦の彫刻も多いようです。なぜ猿なのかについては、庚申の「申」と「猿」をかけた、山王信仰と結びついたことにより山王権現の使いである猿が用いられた、三尸が天帝に告げ口ができないよう「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿で対抗した、など諸説あります。

 いずれにしても、庚申塔には今も昔も変わらない人々の「健康で長生きしたい」という願いが込められているのです。


■現代人として、健康・長寿を実現するために

上述の「人体には三尸の虫が棲んでいる」話は、現代社会にも通用する考えです。「その人の悪行=不摂生」の度合いによって寿命が縮まってしまう、ということです。

現代の環境と病気の要因

近年、さまざまな社会環境の変化によって、江戸時代などには上らなかったような病気や体調不良が増えてきました。自律神経失調症や慢性疲労症候群、不眠症などの睡眠障害、イライラ・不安感・意欲低下、肌荒れや冷え症等々、他人にはわからないつらい症状で悩む人が多いと思います。現代病の大きな要因は以下の5つが考えられます。

▲よく話題に上る、農業・食料分野
圧倒的な世界シェアを誇るアメリ
巨大企業を告発するビデオ。
●ストレス 
●電磁波 
●有害化学物質 
●重金属 
●細菌・ウイルス・寄生虫

 そして、人間が作り出した不自然な食品群だらけの環境
高熱加熱食品・化学調味料・食品添加物・遺伝子組み換え・トランス脂肪酸・農薬や放射能・加工食品・精製食品(砂糖や塩など)

現代病の対策:5つの予防方法

①体に良いことをする前に、体に悪いことをやめる(喫煙、食べ過ぎ飲み過ぎ・偏食、ジャンクフード、無理なダイエットなど)
②情報を選択・入手し、正しい知識を身につける
③自分自身の力で改善できる方法(セルフケア)を増やし、病院(医師・薬)依存症にならないよう心掛ける
④心の状態が身体に大きく影響することを認識する
⑤病気、体調不良の要因を作らない、近づけない

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 現代における健康と長寿の問題は、そのまま康復医学学会のテーマでもあります。康復医学は、人間の身体を本来あるべき状態(身体的健康・精神的健康・社会的健康のバランスのとれた状態)に回復させるため、さまざまな医療行為を実践する医学といえます。

 近年、現代医学では「生活の質」(QOL)を高めるという考え方が主流です。たとえばガン治療の分野では、医薬品や治療技術の有効性評価の標準的な臨床効果指標として、QOLを優先的に考えた「生活の質を調整した生存年数」(QALY)を採用するようになってきました。治療を最優先にするのではなく“健康寿命を全うする”ことを重視するというこの指標こそ、まさに康復医学的な考え方といえるでしょう。

 西洋医学(=緊急医療)の進歩・発展が著しい現代だからこそ、“健康を回復する医学”と定義する「康復医学」の正しい理解と、それを医療の現場にどう取り入れるかという実践がますます重要になってきているのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2016年1月13日水曜日

眼に良い食物

ブルーベリーよりも目に良い食べ物は?

目に良い食品としてはブルーベリーがよく知られています。これはポリフェノールの一種・アントシアニンの効果が高いと言われています。ほかにも目の健康に効果的な食品を調べた研究から、オリーブオイルが有望だということが分かりました。

 フランスのボルドー大学の研究グループが、眼科の専門誌であるインベスティゲーティブ・オフサルモロジー・アンド・ビジュアル・サイエンス誌2015年6月号で報告しています。
 研究グループが注目したのは、ポリフェノールを豊富に含む食品と老化に伴う目の病気「加齢黄斑変性」との関係です。加齢黄斑変性とは、目の奥にある網膜の中心部、「黄斑」に異常が出てくる病気。研究グループは、73歳以上の963人を対象として追跡調査しています。450人の加齢黄斑変性にはならなかった人と、187人の初期段階の加齢黄斑変性になった人、40人の進んだ加齢黄斑変性になった人を区別して、食べている物と病気の関係を分析しています。食べているものは、「毎日食べる」「毎日は食べない」で分類しました。

年齢、性別、教育水準、喫煙、BMIなどの条件を織り込んで分析したところ、オリーブオイルを毎日食べていると、進んだ加齢黄斑変性になる危険度が3割程度に低下することが分かったのです。初期段階の加齢黄斑変性とは関わりはありませんでした。オリーブオイルを毎日取っていると、病気が進行していかない可能性があるということです。ほかの食品では同様な効果は確認できなかったとのことです。例えば、フルーツや野菜、赤ワイン、チョコレート、お茶やコーヒーといった食品は関係していませんでした。

 もともと良質なオリーブオイル(エキストラバージンオリーブオイル)には、100種類以上のポリフェノール類、ビタミン類などの微量成分が豊富に含まれていて、その中には、前述の生活習慣病の予防にもこれらのマイナーなポリフェノール類が働き、高い健康効果があることも解明されてきていました。2009年米国で、エキストラバージンオリーブオイルから発見された微量成分の一種「オレオカンタール」がアルツハイマー病など細胞の機能を低下させて本来の働きを弱くする退行性の神経障害を予防する効果があるという知見が発表されています。

 いずれにしても、「加齢黄斑変性」という観点から見ると、年を取ってからの目の健康にオリーブオイルは効果的である可能性は高いようです。
出典:https://welq.jp/


■眼に良い食物のポイント「活性酸素」

活性酸素から眼を守る四大栄養素

 近視などの視力低下や、老眼、加齢性眼疾患(白内障、加齢黄斑変性)等の大本の原因は「活性酸素」だと言われています。日頃からこの活性酸素を抑える生活を心がけて眼の健康を守りましょう。
 活性酸素から眼を守ってくれるのは、次の4つの栄養素が重要になってきます。

〔1〕抗酸化物質
  (ビタミン群、フラボノイド) 
〔2〕ルテイン 
〔3〕ミネラル
〔4〕オメガ3脂肪酸
  (α-リノレン酸、EPA、DHA)



ブルーベリーよりもメリットの多い「黒米」

ブルーベリー同様、黒米もポリフェノールの一種であるアントシアニンを含んでいます。そして黒米の米ぬかは、アントシアニンを効率よく摂取できること、糖質が少なく食物繊維が多いこと、ビタミンEが豊富であること、経済的であることなどで、ブルーベリー等よりもメリットが多いことが確認されています(ルイジアナ州立大学農業センター:Boston, Aug.26, 2010)
 黒米には、現代の白米と比べ、たんぱく質・ビタミンB1・B2・ナイアシン・ビタミンE・鉄・カルシウム・マグネシウムなどが豊富に含まれています。さらに黒米エキスは胚乳(白米)を使っていないのでカロリーの心配もありません。

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『黒米の素』(和漢生薬研究所)
康復医学学会では、黒米エキスを使用した『黒米の素』の開発に携わりました。この製品に配合しているビール酵母にも、次のような健康効果が認められています。
 ◎肝機能向上(ビタミンB群) 
 ◎代謝機能促進(ビタミンB群) 
 ◎皮膚炎・抜け毛・白髪予防(ビオチン、パントテン酸) 
 ◎肌荒れ防止(ニコチン酸) 
 ◎高血圧予防(カリウム) 
 ◎老化防止(核酸) 
 ◎解毒(グルタチオン) 
 ◎美容効果(食物繊維)

 『黒米の素』は、ビール酵母との相乗効果で、眼の健康を守る効果も期待できます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2016年1月8日金曜日

帯状疱疹

“帯状疱疹”  疲労やストレスでウイルスが活性化

※画像はネットよりお借りしています
再び仕事も始まり、ストレス源もフルパワーで、勤勉なる労働者の体を攻撃してきます。それでも元気な若者たちは、強い免疫力で立ち向かえますが、疲労困ぱいのお父さんの体は、あっという間に撃破されてしまいます。

 Aさん(65)は、零細企業の経営者。業績は悪いが、社員に賞与は出してやりたい。そんな親心がストレスとなり、頭痛に見舞われました。1週間近く、右側の後頭部の激痛に苦しんだ後、ようやく治まってきたと思ったら、今度は顔の右半分に水痘が‥‥。すぐに病院に行くと、即入院を言い渡されたのです。病名は「帯状疱疹」でした。

 「よほど疲れていたのでしょう」と気遣うのは、東邦大学医療センター大橋病院麻酔科准教授の担当医師。Aさんのように、強い疲労やストレスで帯状疱疹を発症する人は少なくないようです。
 帯状疱疹の原因は“水ぼうそう”のウイルスです。
 「子供の頃にかかった水ぼうそうは、治ったように見えて、実はウイルスは体内に潜んでいます。普段は免疫で押さえ込まれていますが、疲労やストレスで免疫が落ちると、ウイルスが活動性を高めて再発します。これが帯状疱疹です」(同医師)。

 病名の通り、神経に沿って帯状に発症する疾病です。帯状疱疹ができる場所は、背中から胸にかけての半身、背中・腰からお腹にかけての半身、目の上から頭にかけてが多く、半数以上の人は、胴体部分に出ています。皮膚症状の前に神経痛が出ることが多く、Aさんの経験した頭痛も、実は頭の神経痛だったのです。
 「1週間ほど入院して、抗ウイルス薬を投与すればよくなりますが、きちんと治療しないと、皮膚症状が治った後も神経痛だけが残ることがあるので要注意」(同医師)。

 帯状疱疹の初期症状は、「チクチクする」といった感覚に頼ることになるので、初めて感じるときには、「この感覚は何だろう?」と半信半疑になってしまうかもしれません。
 もし帯状疱疹なら、少しでも早く治療を始めることが大切。チクチクの感覚とともに湿疹が出たときは、一度病院に行かれることをお勧めします。
 そして、帯状疱疹が出るきっかけは、加齢や過労、ストレスなどによる免疫機能の低下です。そのため、50代以上の発症例が多くなっています。ただ、過労やストレスによる場合は、20、30、40代の人も発症しますので、先に書いたような症状が出ているときは、早めに病院で診察を受けましょう。
 日頃から、体調の管理を大切にしておきたいものです。
参考出典:夕刊フジ


■帯状疱疹の治療と対策

帯状疱疹の症状と合併症

帯状疱疹は、他の人に帯状疱疹としてうつることはありませんが、帯状疱疹の患者から、水ぼうそうにかかったことのない乳幼児などに、水ぼうそうとしてうつる場合があります
 神経に沿って帯状にやや盛り上がった赤い斑点が現れ、その後、水ぶくれができます。

 水ぶくれの大きさは粟粒大~小豆大で、ウイルスが原因となる水ぶくれの特徴として中央部にくぼみがみられます。皮膚と神経の両方でウイルスが増殖して炎症が起こっているため、皮膚症状だけでなく強い痛みが生じます。
 一般的な合併症として、発熱や頭痛がみられることがあります。また、顔面の帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎などを起こすことがあります。
 その他の合併症として、まれに耳鳴りや難聴顔面神経麻痺などが生じることがあります。これをハント症候群と呼びます。通常、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、その後もピリピリするような痛みが持続することがあります。これを帯状疱疹後神経痛といいます。これは急性期の炎症によって神経に強い損傷が生じたことによって起こります。

病院での治療――“痛みの軽減”

病院での治療は、抗ヘルペスウイルス薬を中心に行われます。抗ヘルペスウイルス薬はウイルスの増殖を抑えることにより、急性期の皮膚症状や痛みなどをやわらげ、治るまでの期間を短縮します。さらに合併症や後遺症を抑えることも期待されます。
 また、必要に応じて、消炎鎮痛薬が使われたり、痛みに対して神経ブロックという治療が行われることがあります。
 帯状疱疹後神経痛の治療については鎮痛薬や抗うつ薬などにより、痛みをできるだけ軽くするための治療が行われています。
『ルチンG』(和漢生薬研究所)

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「HM-3000(特系霊芝)」による対策

康復医学学会では、帯状疱疹を含むウイルス系疾患に対して「霊芝エキス(HM-3000)」「ルチン成分」との組合せによる回復対応をお勧めしています。
 ルチン成分がウイルスを不活化させるとともに、霊芝がウイルスへの防衛機能を高めて身体を正常化に導きます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2016年1月6日水曜日

お酒と酵素「ALDH」

今年は“お酒の飲み方”を考えましょう 

【あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします】

さて、年末年始はお酒を飲みすぎてしまい、内臓の疲れを感じる人も多いのではないでしょうか。

 体内でアルコールを分解するときに主に働く臓器は肝臓です。肝臓が処理できるアルコール量には限度があるので、適量を越えた飲酒をすると、肝臓はアルコールを分解しきれません。1日の適量は一般的に「純アルコール量:約20~25g」程度の量です。これはビールだと中瓶1本(500ml)、日本酒だと1合(180ml)、焼酎だと0.5合(90ml)、ウイスキーだとダブル1杯(60ml)、ワインだと2杯(240ml)相当です。

 適量を越える飲酒が重なると、さまざまな病気のリスクが高まることがわかっています。肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの危険因子になることや、アルコール性肝炎をはじめとするさまざまな肝臓の障害を引き起こし、肝がんに至る場合もあります。また、一回の飲酒量のみならず、長期間お酒を飲み続けていても病気のリスクを高めます。

 健康を守りながらお酒を楽しむために、以下に挙げた項目を心掛けましょう。

 ▽週に2日は休肝日をつくる 
 ▽飲む前に適量だけ用意し、それ以上は飲まない 
 ▽食事も一緒に摂る 
 ▽強いお酒は水などで薄めて飲む 
 ▽飲酒後の運動や入浴は控える 
 ▽妊娠中や授乳期は控える 

 アサリは肝臓の解毒作用を助け、豆腐は良質の植物性タンパク質を含み肝臓の機能を回復させます。
 対策としては、節酒はもちろんですが、肝臓の働きを助けるアサリ、シジミ、青魚、豆腐、豚レバー、オクラ、ナガイモなどの食材を使った料理を積極的に摂ることです。
 中でも、アサリは肝臓の解毒作用を助け、豆腐は良質の植物性タンパク質を含み肝臓の機能を回復させます。

 お酒は“百薬の長”などといわれ、ストレス解消、食欲増進、睡眠の促進などの効果があり、さらに動脈硬化の予防等にもなるという研究結果などもあります。しかし、これも適量のお酒の場合のお話。くれぐれもお酒で健康を害したりしないように注意しましょう。

■日本人が酒に弱い理由

悪酔い物質・アセトアルデヒドを処理するALDH

悪酔い・二日酔いのメカニズムを考えてみましょう。
 飲酒後アルコールは胃と小腸上部で吸収され、肝臓に運ばれて二段階で処理されます。まず、第一段階として肝臓にある「ADH(アルコール脱水素分解酵素)」が、アルコールをアセトアルデヒドと水素に変えます。次に、そのアセトアルデヒドを「ALDH(アルデヒド脱水素酵素)という酵素が作用して、無害な酢酸と水素に変え血液中に放出、最終的には炭酸ガスと水になって体外に排出します。
 アセトアルデヒドは毒性が非常に強く、頭痛吐き気などの症状を引き起こします。二目酔いになるのは、この段階でアセトアルデヒドが十分に分解できず、体内に残ってしまうためです。

日本人はALDHが少ない?

ALDHもその能力には限界があります。個人差はありますが、体重60kgの人で1時間に7g程度のアセトアルデヒドしか分解できません。この量は、日本酒の0.2合分、ビールなら大瓶3分の1程度。日本酒を5合飲んだとすれば分解に25時間かかり、1日中ALDHは分解作業を続けていることになります。

 もともと、酵素・ALDHは日本人には持ち合わせが少なく、日本人の約5%がお酒を受けつけない体質といわれています。欧米人やロシアなど強いお酒を飲む北方の民族は、生まれつき多くのALDHを持っているのです。

 そんなお酒に弱い日本人でも、訓練しだいで強くなるといわれています。確かに、飲んでいるうちに肝臓の処理能力がアップし、飲める体質に変わっていく例もあります。これは、処理の第一段階でALDHの処理能力を超えたアルコールが入ってくると、「シトクロムP450(CYP)」という解毒専門の薬物代謝酵素群が働き、アルコール分解を助けるからです。飲む回数が頻繁になると、この酵素群が徐々に増えていくのです。

 酒飲みの人は、手術の時に麻酔が効かないことがあるようですが、これは日頃の飲酒習慣で増加したシトクロムP450が、体に入ってきた麻酔を“毒”と判断して分解してしまうからだといわれています。

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「HM-3000(特系霊芝)」による肝臓保護作用

霊芝エキス配合の『HM真菌』
処理しきれないアセトアルデヒドが体内に蓄積すると、肝細胞を障害し、肝硬変など重篤な病気を招く恐れがあります。さらに、偏食や栄養障害(ビタミン類やタンパク質摂取の不足)に陥ると、アルコールの肝障害作用が強まります。康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には“補肝気”(肝臓の機能を補完)の効能があるといわれています。
 また、肝臓の解毒処理は同時に活性酸素の発生がついてまわりますが、HM-3000は「GSH-Px(グルタチオンペルオキシダーゼ)という代謝酵素の産生を促し、強力な抗酸化物質グルタチオンを活性化させて活性酸素を処理させます。お酒の好きな人にはお勧めです。


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光・愛・感謝 村雨カレン