2021年1月28日木曜日

脳卒中

 知って備える脳卒中

 寒さが一段と厳しくなる1月。寒さに対して、体は体温を逃さないよう血管を収縮させます。そのため、冬季には血圧が上がりやすくなりますが、これに伴って起こりやすくなる病気の一つに「脳卒中」があります。

 脳卒中は大きく、①脳の血管が詰まって起こる「脳梗塞」、②脳の血管が破れて起こる「脳出血」「くも膜下出血」にわけられます。

 高血圧が長く続くと、血管に過度の負担がかかり、動脈硬化(血管が弾力を失いもろくなる状態)が進行します。その結果、狭くなった脳の血管に血栓が詰まって起こるのが脳梗塞です。一方、高血圧等による動脈硬化で、硬くなった血管が破れて起こるのが脳出血、脳の動脈にできたこぶ(動脈瘤)が破裂するのがくも膜下出血です。

 脳卒中は、ひとたび発症すれば命にかかわる病気であり、昭和55年頃まで、日本人の死因の第1位を占めてきました。その後、医療の進歩などに伴って死亡率は低下し、現在では第4位(男性3位、女性4位)となっていますが、半身麻痺や言語障害、認知症などの重い後遺症が残ることが多く、寝たきりや「要介護」となる大きな原因となっています。ある日突然発症することの多い脳卒中に対しては、予防を心がけること、そして、発症してしまったらできるだけ早く治療を受けることが何より大切です。


 脳卒中の主な要因として、次にあげる5つが知られています。

高血圧:脳卒中に最も関連する危険因子。減塩や適切な降圧治療が大切です。

糖尿病:糖尿病があると脳卒中が起こりやすくなることが知られています。

脂質異常症:特にLDLコレステロールの値が高い人は注意が必要です。

不整脈(心房細動):心臓でできた血栓が脳に飛び、脳の動脈を塞ぐことがあります。

喫煙:喫煙によって血管が収縮し、血圧が上がりやすくなったり、動脈硬化を促進したりすることがあります。

(資料:国立循環器病研究センター/循環器病情報サービス「脳卒中」)


 中でも関係が深いのは"高血圧"で、寒さの厳しい冬季にはとくに気を配りたいものです。屋内と屋外との気温差はもちろん、屋内でも暖房の効いた居室と、浴室、トイレなどに温度差がある場合、血管が収縮して血圧が急上昇しやすくなります。外出時には十分に防寒し、屋内でも部屋や場所による温度差が少なくなるよう暖房や着衣に配慮しましょう。

 また、糖尿病や脂質異常症があればそのケアも忘れず、生活習慣の改善を心がけて脳卒中の予防につなげていきましょう。

(出典:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/)


■早期発見・治療が回復のカギ

 脳卒中を発症した場合、いかに早く適切な治療を受けられるかどうかが、その後の回復のカギとなります。

※日本脳卒中協会HPより
 そこで知っておきたいのが、脳卒中の症状です。脳卒中というと、「突然、意識を失って倒れる病」というイメージを持つ人も少なくありませんが、実際には、意識を失うほど重篤な症状がいきなり表れる人は一部に過ぎません。症状の表れ方は、梗塞や出血の起こった部位によって様々ですが、米国脳卒中協会では、脳卒中が疑われる場合、「FAST」と呼ばれる方法で3つの症状の確認、即対応を勧めています(右図参照)

 脳卒中の症状は多様で、ほかにも次のようなものがあります。▼顔や手足のしびれ ▼他人の言うことが理解できない ▼力はあるのに立てない、歩けない、フラフラする ▼片方の目が見えない、物が2つに見える、視野の半分が欠ける ▼片方の目にカーテンがかかったように突然一時的に見えなくなる ▼経験したことのない激しい頭痛 など。

 FASTの図にある症状が1つでもある場合には、できれば周囲の人の助けを借り、軽症でもためらわずに救急車を要請してください。また、脳への血流を保つため、横になって救急車の到着を待ちましょう。


 東洋医学では、高血圧・高脂血症・糖尿病などは血液の病気に分類され、「瘀血」(おけつ:血液の粘り気が強くなり、流れにくくなるために起きる諸症状)という血行障害と判断されます。そこで、この瘀血を解消するような生薬を組み合わせて治療します。

 その中でも特に注目を集めているのが「霊芝」です。コレステロールを分解して体外に排出する働きのある有機ゲルマニウムや、血栓の生成を抑制するヌクレオチド(抗血栓作用)までも豊富に含有しています。また、高脂血症を抑制する作用(血液中のコレステロールを低下させる強力な働き)があることも確認されています。

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「HM-3000(特系霊芝)」には多くのエビデンスがあります。しかも副作用がない安心・安全な生薬です。血圧安定血液浄化作用抗糖尿病作用など、多数の有効性の相乗効果により、血流の改善だけではなく、免疫機能の調整など、全身に作用し体質改善を促進していきます。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年1月21日木曜日

季節性情動障害

 “冬季うつ”を見逃すな

 秋から冬にかけて気分が落ち込み体調も優れないが、春が近づくにつれて回復する「冬季うつ」。時期が限られるうえに通常の「うつ病」と異なる特徴もあるため病気と気づきにくく、冬が来るたびに悩まされる人も少なくありません。本人や周囲の人が変化に気づき、積極的に日光を浴びるなどの対策をとるようにしたいものです。

 甘いものや炭水化物が食べたくなって体重が増え、朝起きられなくなり日中も眠気に襲われる――。冬場にこんな症状がみられるようなら、冬季うつを疑うべきかもしれません。

 通常、うつ病を発症すると気分が落ち込んだりするだけでなく、食べ物が食べられない拒食や、不眠に悩まされます。冬季うつの症状はその逆で、甘いものなどを食べすぎたり眠くてたまらなかったりするといいます。うつとは気づかずに体調が悪いだけだと見逃されることも少なくありません。冬以外は元気なので、怠けていると誤解される場合もあります。

「若いうちはなんとかやっていても、年をとると症状がきつくなることもしばしばある」と国立精神・神経医療研究センター睡眠・覚醒障害研究部の栗山部長は注意を促します。中高年になって症状がはっきりし始めることがあるからだそうです。学生時代はつらいときは休めても社会人になるとそうはいかず、冬季うつとわかることもあるといいます。

 冬季うつは日光に当たる時間と関係が深く、冬に日照時間が短くなる高緯度地方ほど多く見られる傾向にあります。東京から北海道に転居して発症する例もあり、逆に東京で冬季うつでしたがオーストラリアに引っ越してから症状が出ないという人もいたそうです。

 症状の重い患者は、強い光を出す照明器具で1、2時間程度照らす「高照度光治療」を施します。日常生活でもできるだけ日光にあたるよう心がけましょう。「大事なのは目に日光が入ること。無理に外出しなくても窓際で日光に当たるだけでもいい」(栗山部長)

 屋外に出る場合も、散歩などの運動はせずにひなたぼっこするだけでも効果があります。うつは症状が重い時期はからだを動かすだけでもつらく、無理に運動しても治療効果は見込みにくいもの。周囲の人も、日光に当たりやすい環境を整えながら、本人の回復を待つようにしましょう。

 室内の照明も薄暗い間接照明などは避け、できるだけ明るくしましょう。波長の短い青色の光が効果を得やすいので、電球よりも蛍光灯を使う方がよいといいます。

(出典:https://style.nikkei.com/)


■季節性情動障害の対策

「季節性情動障害」とは、特定の季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなど、うつ病に似た症状が出る脳機能障害の一種です。冬季うつ、季節性気分障害、季節性感情障害などとも呼ばれています。

 季節性情動障害は春になっていったん回復しても、冬になると再発することが多い病気です。体調が悪くなる前に意識して日光に当たる時間を増やすなどすることが大切です。

 特に今年は新型コロナウイルスの流行で外出を控えがち。家にこもると日光に当たらなくなるだけでなくストレスもたまります。冬季うつに限らずうつ病全般を引き起こしやすい環境が続きますので、気分や体調の変化には細心の注意を払いましょう。

冬にだけ発症し過食傾向になる

 季節性情動障害の特徴は、倦怠感、気力の低下、過眠、過食(体重増加、炭水化物や甘い物を欲する傾向が強まる)などの症状が見られることです。患者の大部分は、冬以外の季節では健康な状態にあることが多いのが特徴です。

原因は、日照不足によるセロトニン分泌の低下

 季節性情動障害は、冬季を中心に発症し、日照時間が短くなることに原因があると考えられています。北欧のスウェーデンなどでは、冬場に太陽が昼時でも水平線より5度の角度までしか上がらず日照時間も短くなり、年間の心療内科への通院数も冬場は極端に増えます。

 原因としては、日照時間が減ることで神経伝達物質の「セロトニン」が減り、脳の活動が低下してしまうと考えられています。

対策はセロトニン分泌の促進

 セロトニンは様々な神経伝達物質のバランスを整え、季節性情動障害特有の自覚症状の改善を促します。例えば、恐れ、驚き、不快、怒りなどの感情に影響を与える神経伝達物質「ノルアドレナリン」は、ストレスがかかると過剰に分泌されます。この時、脳内のセロトニンは、ノルアドレナリンの分泌情報をコントロールして精神を安定させるのです。また、質の良い睡眠に欠かせないのが神経伝達物質「メラトニン」ですが、ストレスや年齢とともに減少してしまいます。メラトニンの原料でもあるセロトニンの分泌促進が大切です。

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 季節性情動障害による睡眠・覚醒のサイクルの乱れは、メラトニンの原料であるセロトニンが冬季の日照不足により不足するからです。康復医学学会の研究素材「ラフマ葉エキス」には、脳内セロトニンの分泌を促進させ、セロトニン神経通過性を安定させる働きがあります。ラフマが、睡眠・覚醒のサイクルを整え「質の良い睡眠」に導くのです。高照度光治療だけでは症状が回復しない場合は、おススメの改善方法です。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年1月14日木曜日

ウイルス対策

 新型コロナは血管の病気!

 新型コロナウイルスの多種多様の変異種の感染が拡大しており、世界が緊張しています。最初に報告された新型コロナウイルスに比べて14種類以上の変異を持ち、3種類以上のアミノ酸欠失があるそうです。これにより感染力が従来種よりも強まり、比較的感染しにくいとされた子供の感染者が増えるとの見方もあります。

「変異種の感染力が今後も強力なまま維持できるかはわからない。新型コロナは当初、SARSの1000倍の感染力があるかもしれないと言われたが、実際はそんなことはなかった。しかも強毒化したという報告はない。厳重警戒は必要だが、状況を冷静かつ正確に把握することが大切」(東邦大学医学部名誉教授・循環器専門医 東丸貴信医師)

 世界保健機関(WHO)も「変異種は感染力は強いものの、現時点で重症化する確率や死亡する確率を上げるという根拠はないと英国政府から報告を受けている」と語っています。

「すでに日本型変異種も確認されており、冬の間はコロナ患者は増えていくだろう。だからこそ、今は新型コロナ感染症の本質が血管の病気であると知ることが大切だ」(同医師)

 この病気は当初は新型肺炎と言われ、ウイルスもSARS-COV2と命名されていることから、上気道から肺にかけての呼吸器感染症とみなされてきました。しかし、いまは心臓や血管の炎症、腎臓障害、消化管炎症、脳神経炎、そして急性心筋梗塞や脳梗塞といった血栓症を生じることが明らかになっています。

「若い人の原因不明の脳梗塞や心筋梗塞の原因として、新型コロナが関係していることも分かってきている」(同医師)

 実際、新型コロナによる心筋炎も稀ではなく、心不全の原因としてもコロナ感染症が注目されており、さらに川崎病や大動脈炎などを生じることもわかっています。いまや世界中の精力的研究により、新型コロナ感染症の本態は血管内皮障害であることが証明されつつあるといいます。

 血管内皮は血管内を覆う一層の細胞層です。血管を拡張させる一酸化窒素(NO)やこれを縮めるエンドセリンなど数多くの血管に働きかける物質を分泌していて、血管壁の収縮・弛緩から、血管壁への炎症細胞の接着、血管透過性の調節などを行っています。生活習慣病や感染などで酸化ストレスが加わると、血管内皮細胞や平滑筋細胞などから産生される活性酸素種が内皮細胞を傷つけます。その結果、炎症、免疫反応が生じ、それが毛細血管や大血管、全身の臓器に広がることで、急性心筋梗塞、脳梗塞や肺動脈血栓塞栓症などの急性血栓症や心筋炎・血管炎が発症したり、全身の臓器障害が生じることとなるのです。

 このように、新型コロナ感染症は単なる上気道炎や間質性肺炎ではなく、全身の血管内皮にも影響が及ぶ血管病であることが明らかになりつつあります。

(出典:https://news.yahoo.co.jp/)


■康復医学からウイルス対策への提言

●血液・血管の改善でウイルスに負けない体づくりを!

 新型コロナ感染症(COVID-19)が “血管の病気” であることが明らかになったことで、当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」への期待が高まっています。

 そもそも東洋医学は “血流の医学” と言われています。健康な状態とはきれいな血液が正常な血管を通ってうまく全身に流れている状態と考えます。まず血液を動かしている「気」というエネルギーを高め、「血」を流すことをその根本治療としています。こうして「瘀血」(おけつ;血の滞り)が改善されれば、栄養素も酸素も、酵素も抗体も、そしてホルモンも体全体に運ばれ、病気に対する自己治癒力も上がり、体の微妙なバランスも整ってきます。

「HM-3000(特系霊芝)」の①微小循環の改善(毛細血管網)の改善②抗酸化作用③恒常性の保持・調整作用 が様々な血液・血管の病気に働くのです。


●センダンパワーで体内のウイルスを撃退する!

▲霊芝とセンダン葉の配合で作られたのど飴製品の記事(日刊ゲンダイ) 
「センダン」(メリアアザジラクタ:沖縄県を含む東南アジアなどで自生するセンダン科の高木)の葉に含まれるエキスには、ウイルスを分解する効果抗炎症効果があることがわかっています。特に「霊芝」及び「霊芝黒焼末」との組み合わせでウイルスの不活化効果が高まります。

★霊芝とセンダン葉を配合したのど飴は、インフルエンザの予防・治療用製品としての発明で特許を取得しています(特許第5578646 号)


●焼成カルシウムでウイルス感染を予防する!

 アルコールや次亜塩素系の消毒液が一般的になっていますが、より安全で持続性の高い抗ウイルス剤が「ホタテ貝殻焼成カルシウム」の水溶液です。

 ウイルスには脂肪で構成されたエンベロープ(envelope:脂質膜状構造)を持つもの(新型コロナウイルス等)と持たないもの(ノロウイルス等)があります。アルコールはエンベロープを持つウイルスには有効ですが、高濃度のアルコールの中に5分以上浸けている必要があります。また、スプレー式のアルコール除菌剤は揮発性が高く持続性もありません。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年1月7日木曜日

味覚異常

味がしない? 味覚異常について

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 さて、昨年から続くコロナ禍で、この年末年始も変化しました。忘年会やお節料理も一味変わったものになったのではないでしょうか。

 生きる楽しみにもなる、食事。それが脅かされると、味気ない人生になりそうで、しかも、健康にも関係してくるようです。中には「味を本当に感じなくなった」という人もいるようです。そんな人は要注意、味覚異常に陥っているのかもしれません。

「味覚異常」とは、味を感知するセンサーが機能しなくなり、食べ物の味が感じられなくなる(分からなくなる)ことです。味がしない、味を違って感じる、以前より過敏になるなどの症状があります。●スープが、お湯のように感じる ●麺がまるで、ゴムのよう ●以前と同じもののはずなのに、味が薄く感じる ●急に、家族と味の感じ方が違ってきた ●味が濃いと、よく指摘されるようになった‥‥などの例が見られます。

 味覚異常になる人は 50歳以降に多いので、中高年の人は要注意です。


 味覚障害の弊害 

 味が分からなくなると、濃いものばかり食べるようになったり、味付けが極端(塩や砂糖の過剰使用)になったりして、結果、高血圧や糖尿病などの生活習慣病につながることがあります。


 味覚障害の検査 

 味覚の検査には、「ろ紙ディスク検査」というものがあります。5段階に分けた 「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」の味を 舌の上にのせて、味を認識できるか調べます。

5段階のうち、レベル1~3までに味が分かれば「正常」。4以上の味を認識できないと、味覚に異常がある「味覚障害」と診断されます。

 家でできるチェック方法もあります。用意するものは、水100ml と 砂糖1g 。水100ml に 砂糖1gを混ぜ、ティースプーン 1杯分を口に含みましょう。この時、砂糖の甘みを感じられれば、問題ありません。

(出典:https://hicbc.com/tv/genki/)


■味覚障害にはこの栄養素

味覚障害の原因

1.  食生活の乱れ =亜鉛不足 :亜鉛は、味を感じる「味蕾(みらい)」の新陳代謝や 味を感知する時に使われます。そのため、亜鉛が不足すると、味蕾の機能が低下し、味覚障害を引き起こしてしまうのです。亜鉛は体内で作ることができないため、食事などから摂取するしかありません。したがって、偏った食生活をしていると、亜鉛不足に陥りやすいのです。味覚障害の約7割は、亜鉛不足が関係しているといわれています。

2.  インスタント食品 :一部の加工食品には、食品添加物として「フィチン酸」や「ポリリン酸」が含まれていることがあります(「増粘剤」や「結着剤」と表記しています)。これをたくさん摂取してしまうと、亜鉛の吸収が阻害されてしまうのです。

3.  :一部の治療薬には、体内の亜鉛と結びついて 体外に排出してしまう作用があります(薬剤性味覚障害)。気になるようでしたら、かかりつけ医に相談しましょう。

4.  ストレス :寝不足、過労、人間関係など、現代人はストレスを抱えがちです。ストレスは、多くの亜鉛を消費します。

5.  辛いものの食べ過ぎ :基本味の中に、辛味はありません。辛さとは、実は「痛さ」なのです。知覚神経が、辛さの刺激を痛みとして感知しているのです。感じているのは、味蕾ではなく、周りにある知覚神経。辛いものを限度を超えて食べると、味蕾や周囲の細胞の機能を阻害するので、味覚の感度が悪くなる傾向があります。

6.  加齢 :味蕾の数は、加齢によって減少します。70歳以上になると、乳幼児に比べ半分以下になります。


予防と対策

 味蕾の機能の維持や改善には、「亜鉛」の摂取が大切です。亜鉛は 全世代で不足しがちな栄養素です。意識して摂るようにしましょう。亜鉛が豊富な食材としては、牡蠣、カニ、ウナギ、豚レバー・ヒレ肉、牛赤身肉、海藻類、かぼちゃの種、ゴマ‥‥などがあります。

 また、ガムを噛むことも効果があるといいます。唾液をたくさん出すことが、加齢による味覚の低下を防ぐことにつながります。

 味の物質は、唾液に溶けることで、味蕾全体に伝わります。唾液が減ると、味蕾が使われなくなるため、機能が低下し、減ってしまうのです。ガムを噛み 唾液を出すクセをつけることで、味蕾の機能維持につながります。


本年もよろしくお願いいたします。

愛・感謝 村雨カレン