夏風邪に負けない体を作る
夏風邪の症状として咽頭痛(のどの痛み)や発熱が挙げられます。そもそも「夏風邪」とは、梅雨から夏季にかけて流行するウイルス感染症の総称。発熱、のどの痛み、鼻汁、せきなどが主な夏風邪の症状で、下痢や腹痛を伴うこともあります。
厚生労働省作成の新型コロナウイルス感染症診療の手引きによると、初期症状は多くの症例で、発熱、呼吸器症状(鼻づまり、鼻水、咽頭痛、せき)、頭痛、倦怠感などとなっており、医師であっても夏風邪と新型コロナウイルス感染症を症状のみで見分けることは非常に難しいと言われています。もし風邪のような症状があった場合には、自分で判断せず医療機関に相談しましょう。
新型コロナと同じく、夏風邪の原因もウイルスです。ウイルス感染の多くは、せきやくしゃみなどによる飛沫感染です。マスクの着用、手洗いうがいをこまめに行うことを徹底することで予防へとつながります。
特に夏は暑さで寝苦しく、睡眠不足になったり、食欲が落ちて栄養不足になったりすると免疫機能が低下しやすくなります。また、冷房が効いた室内と暑い室外で気温差や湿度差が大きいと、自律神経が乱れて体温調節ができなくなります。
風邪のウイルスが体内に入ると、鼻水やせき、のどの痛み、発熱などの症状が出ます。これらの症状は、体内の免疫システムが正常に作動している証拠です。回復が早ければいいのですが、免疫機能が低下していると、逆に症状をこじらせ長引かせてしまいます。
風邪をひいてしまったときの食事
風邪が悪化しているときは、体力を消耗する一方で消化吸収力が低下しています。消化のいい食事を基本にして、エネルギー源となるご飯、パン、麺類などの糖質の多い主食をしっかり取るようにしましょう。
● のどが痛いとき
食材を小さく切って飲み込みやすいようにやわらかく調理します。熱すぎるものや辛いものは、のどへの刺激が強いので避けましょう。
● 熱があるとき
脱水症状をさけるためこまめに水分補給をすることが大事。食事も、スープや雑炊、おかゆなど、汁気が多いものを積極的に取り入れていきましょう。
● 下痢のとき
普段よりも多量に体から水分が排出されるため、水分不足になりやすく、ミネラルバランスも崩れがちです。水分とミネラルを補いましょう。腸の働きが鈍り、栄養素が吸収されにくい状態のため、消化のいいものを摂ることがポイント。
「風邪かな?」と思ったら、体を温め、温かい食事を取り、安静にして十分に睡眠を取り入れながら長引かせないようにしましょう。
(出典:https://diamond.jp/)
■免疫機能を低下させない!
新型コロナウイルスも夏風邪も、ウイルス感染で起こる病気。健康的な食習慣を普段から心掛けることは、ウイルスに負けない体づくりにもつながります。免疫機能を低下させないためにはどんなものを食べ、どんな生活習慣をしたらよいのでしょうか?
免疫を低下させない食事
免疫機能を低下させないための食事としては右表のような栄養素を摂ることが大切になります(管理栄養士:岡田明子氏)。
免疫機能の維持・アップのための生活習慣
免疫力アップに大切なことは、①適度な活動性と休養のバランス、②からだを温めること、③ストレスを減らすこと、そして④腸内環境を整えることです。
免疫は、日中の活動中に高まり、夜になると低下します。免疫力を高めるためには、決まった時刻に起きて食事を摂り、しっかりとからだを動かすこと。“活動”と“休養”という一定のリズムを保つことが大切なのです。しかし外出自粛やテレワークにより生活のリズムが崩れ、朝寝坊や夜更かしから抜けられない人が増えました。さらに「コロナが怖い」と、家から一歩も出ず、まさに“不活動”に陥る高齢者もたくさんいます。
精神的ストレスは免疫の大敵!十分な休養と睡眠がカギ
睡眠不足や精神的ストレスも、免疫力を落とす大きな要因のひとつです。睡眠時間が少ないほど風邪を引きやすいことがわかっています。また精神的なストレスが高まる仕事が多いときほど唾液中の抗体の一種IgA(免疫グロブリンA)が低下しているそうです。
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康復医学学会が推奨する「ラフマ葉エキス」には、精神的なストレスを改善し、質の良い睡眠に良い影響を与えるエビデンスがあります。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン