2026年3月11日水曜日

急性冠症候群

 冠動脈の疾患、"急性冠症候群"

「急性冠症候群」(ACS:Acute Coronary Syndrome)をご存じですか?

 心筋梗塞、不安定狭心症、心臓突然死は、いずれも原因が同じです。心臓を養う冠動脈にコレステロールなどが沈着して動脈硬化が起こり、プラークといわれる異常な組織が形成されます。何らかの刺激でプラークが崩壊したり、表面に裂け目が入ったりすると、血小板が集まって血栓(血の塊)ができ、冠動脈が狭くなります。急激に狭くなると不安定狭心症、完全に詰まると心筋梗塞、この時に不整脈が生じると心臓の突然死になります。

 病名は違っても、原因が同じなら対策も同じ。そのことから、「急性冠症候群」という総称で呼ばれるようになりました。

 この急性冠症候群のリスクは全ての人にあり、加齢とともにそのリスクは上がっていきます。喫煙、肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症といった要因を持っている人は、リスクがより高くなります。しかし、誰でも加齢によって血管は老い、プラークや血栓ができやすくなります。よって喫煙などの要因がゼロでも、"リスクはゼロではない"のです。

 プラークには、崩壊しやすいものと、そうでないものがあることが分かっています。プラークが軟らかく、それを覆う皮膜(繊維性皮膜)が薄ければ崩壊しやすく、また、プラークにマクロファージ(体の掃除役を担う細胞)や炎症細胞が多ければ、崩壊しやすいのです。しかし、どんな人に崩壊しやすいプラークが多いかは、まだ詳細には分かっていません。

 自分の状態を確実に調べられない以上、急性冠症候群が疑われる症状があれば、すぐに対策を講じなければなりません。

 特徴的な症状は、胸痛や息切れです。しかし、意外な症状が出ることもあります。例えば、肩の痛みです。心電図をとってみたら実は心筋梗塞で、病院に着いた時には心破裂を起こしていた、ということもあります。ほかにも肩凝り、歯痛、腹痛、腕の痛みなどの症状を訴える人もいます。これまで感じたことがない痛みがあったら、循環器科のある病院をすぐに受診すべきです。

 急性冠症候群が疑われるもうひとつのポイントは、「冷や汗」です。冠動脈の狭窄で心臓のポンプ作用が弱まると、交感神経が心臓を動かそうと信号を出します。交感神経が優位に立つので、汗が出るのです。

 急性冠症候群の対応は、病院へは早く行けば行くほどいいと言えます。心筋梗塞の発症から詰まった血管を再灌流(さいかんりゅう)(再開通)するまでの時間によって、治療効果は大きく異なります。カテーテル治療などによる再灌流は、搬送の時間を含め120分以内に行うのが理想と考えられています。

「“あっ”と思ったら即行動」が、急性冠症候群から身を守る鉄則です。

(出典:https://www.nikkan-gendai.com/)


■急性冠症候群の予防と対策

 急性冠症候群(ACS)は緊急事態です。発症したらすぐに医療機関を受診する必要があります。予防には生活習慣病の治療・改善と禁煙が重要です。心臓リハビリテーションによる運動療法、食事指導、カウンセリングの継続、薬物療法が再発予防と予後改善につながります。

予防について

生活習慣の改善:毎日中程度の運動(1回30分以上、週3~4回)を取り入れ、筋力や心臓の機能を高めます。食事は減塩、脂肪、アルコールの摂取を控えます。食物繊維を多く摂り、魚、野菜、大豆、海藻類などをバランスよく食べ、肉の脂身や加工肉は避けます。また、喫煙はACSのリスクを高めるため、必ず禁煙します。受動喫煙にも注意が必要です。

生活習慣病の管理:高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を適切に治療・管理し、動脈硬化の進行を防ぎます。

ストレス管理:精神的・肉体的ストレスを避け、十分な休養をとることも大切です。

定期的な受診と検査:定期的に医療機関を受診し、検査を受けることで早期に異常を発見し、対応することが重要です。

発症時の対応と発症後の再発予防

 発症時の対応 :胸の痛みや不快感の持続などの症状に気づいたら、すぐに救急車を呼びましょう。病院に到着する前に救急隊員による初期対応として、心電図検査、アスピリンの服用、酸素投与などが行われる場合があります。医療機関での治療としては、薬物療法や、血行再建術が行われます。

 発症後の再発予防 【心臓リハビリテーション】運動療法、食事指導、カウンセリングなどを組み合わせた心臓リハビリテーションを継続し、生活の質を向上させ、再発を予防します。【薬物療法と生活習慣の継続】医師の指示通りに薬を服用し、禁煙、食事療法、運動療法を継続します。

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 プラークの破砕から冠動脈の狭窄に至る血栓は、形成し始めると次から次へと形成されます。当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血栓に対して、血栓形成の抑制にエビデンスを持っています。また、ストレスを生じると、ストレスホルモンの分泌から、ノルアドレナリン・アドレナリンが上昇し、血小板凝集を促進させ血栓を形成します。そのほか脂質異常症、糖尿病、高血圧、喫煙、加齢などの危険因子が多くある人ほど急性冠症候群にかかりやすいと言われています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン


2026年3月4日水曜日

ストレスと血流

 自律神経と血流の関係

 自律神経は交感神経と副交感神経からなる末梢神経です。両者はバランスを取りながら働いており、心拍、呼吸、血流、発汗、消化、体温調節、唾液分泌、排泄など、私たちが生きていくために必要不可欠な身体の器官の働きを無意識に調整しています。

 血管の収縮は交感神経によってコントロールされます。交感神経が優位になると心拍数が上がり、血管は収縮して血圧が上がります。すぐに闘える・逃げられる身体の態勢をとるために、筋肉への血流が増えて、消化器官への血流は減少している状態です。

 一方、副交感神経が優位になると心拍数が減少し、心臓から送り出される血流が少なくなるため血圧が下がります。脳や消化器官では血管が拡張して血流量が増えるので、脳に酸素や栄養素が供給されたり消化や排泄が促されたりします。

 交感神経は日中活動時や緊張・興奮状態時に優位になり、副交感神経は睡眠中リラックスしているときに優位になります。しかし、年を重ねるにつれて副交感神経の働きは低下し、交感神経が優位な状態になります。さらに以下のようなときは交感神経が過剰に働きやすい状態です。

●仕事や家庭、人間関係のストレスがかかる ●生活リズムが乱れる(食事や睡眠が不規則になる) ●更年期などホルモンバランスが乱れる

 交感神経が亢進した状態が続くと、血管が収縮し続けて高血圧になるばかりか、血管に負担がかかり、動脈硬化を引き起こす恐れもあります。脳や消化器官の血流が増えにくいので、脳の疲れや胃腸の不調もみられやすくなります。

「忙しくて休めていない」「緊張状態が続いている」ときには、深呼吸や瞑想の時間を作ったり、好きな音楽を聴いたり、ストレスに感じることを避けるなど、ゆったりと過ごしましょう。

 交感神経が働かない状態が続くと、副交感神経と交感神経とがうまく切り替わらなくなり、「起立性低血圧」*を起こして活動に参加しにくい状態となってしまいます。

*になっている時と比べて立っている時の上の血圧が20mmHg以上、下の血圧が10mmHg 以上下がる場合、「起立性低血圧」と診断されます。

 日中の活動や適度な緊張感を持つ機会は自律神経がバランスを保って働くためにも必要でしょう。日中に活動の機会がない」ときは、趣味や興味のある活動をしたり、好きな場所に出かけたり、散歩・ウォーキングを試してみてはいかがでしょうか。

(出典:https://www.moriseikei.or.jp/)


■ストレスと血流・免疫

 ストレスを感じると、自律神経が乱れて交感神経が優位になり、末梢血管が収縮して血行が悪化します。これにより、手足の冷え、肩こり、むくみなどが起こるほか、血液がドロドロになったり、血圧が上昇して血管に負担がかかったりするリスクも高まります。

ストレスが血流に与える影響

 自律神経の乱れ ⇒ストレスによって自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になります。

血管の収縮 ⇒交感神経の働きが活発になると、末梢血管が収縮して血行不良となり、冷えや肩こり、むくみなどの症状を引き起こします。

血流の質の変化 ⇒ストレスホルモンが分泌され、血液がドロドロになりやすくなるほか、血管に負担がかかり血栓ができやすくなります。

血圧の上昇 ⇒ストレス反応で血圧が上昇し、血管への負担が増加します。

ストレスで免疫が抑制される?

 ストレスがかかると、コルチゾールなどのストレスホルモンが過剰に分泌されることや、自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位になるという生理的変化により、免疫細胞の働きが抑制されたり、免疫細胞の数を減らしたりするだけでなく、粘膜免疫を担うIgA抗体の分泌低下や、睡眠の質の低下などが複合的に作用して免疫機能が低下します。

 具体的なメカニズムとして以下の4つが考えられます。

ストレスホルモンの影響:ストレスを感じると、体はコルチゾールというホルモンを分泌。このコルチゾールは、T細胞やNK細胞といった免疫細胞の働きを抑制する作用がある。

自律神経の乱れ:ストレスは交感神経を優位にさせ、副交感神経とのバランスを崩す。自律神経は免疫系を調節する役割を担っており、このバランスが崩れると免疫力が低下する。

免疫細胞の減少・機能低下:ストレスによるコルチゾールの過剰分泌は、T細胞などの免疫細胞の数を減少させたり、働きを低下させたりする。また、サイトカインのバランスが崩れることで、免疫応答が阻害されることもある。

その他の要因:睡眠不足(質の良い睡眠は免疫細胞の生成を助けるが、ストレスによる睡眠不足は免疫機能の低下を招く) ②栄養吸収の低下(自律神経の乱れは消化吸収の効率を低下させ、免疫に必要な栄養素の不足につながる可能性もある)

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ストレス対策は ①ポジティブ(体力) ②笑い(血流) ③休息(睡眠)

「体力」が落ちているとポジティブでエネルギッシュな考え方は出来ませんし、免疫機能も低下します。「笑い」は脳血流の流れを促進し、脳細胞を活性化します。また、横隔膜が刺激されることで血流促進効果が生じます(イギリスの研究発表)。「休息」は自律神経を副交感神経優位にします。

 康復医学学会では、エネルギー産生の促進には「コエンザイムQ10」を、血流改善には「HM-3000(特系霊芝)」を、質の良い睡眠には「ラフマ」をお勧めしています。これらは、ストレスが間接的要因となる様々な病気の予防に効果的です。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン