若年化する“心・脳血管障害”!
女優の天海祐希さん。私が大好きな女優さんです。彼女は心筋梗塞でした。私のカラオケのレパートリーだった楽曲の歌手ASUKAさんは一過性脳虚血症でした。ちょっと前ですが、私と同い年の西條秀樹さんも脳梗塞でした。このように、芸能界では脳梗塞や心筋梗塞に見舞われるニュースが続いています。「私が医学生だった25年くらい前は、脳梗塞や心筋梗塞のような血管事故は60代以降の病気でした。それがメタボや糖尿病といった生活習慣病の若年化とともに、30代から起こることも珍しくなくなってきました」(東京医科大客員講師・池谷医院院長の池谷敏郎医師)。
昔の日本人は、高血圧により脳の血管が切れる脳出血が多い傾向にありました。しかし、抗圧剤で血圧を下げる高血圧の治療が普及し、1980年代ごろからは脳出血は減り、代わりに血管が詰まる脳梗塞が増えています。
血管が詰まる原因は、血液の流動性、血管の柔軟性などの低下が原因となり、血管の老化が進行していきます。「血管の老化が早まっているのは、食生活の欧米化や運動不足、過剰なストレスが背景にあると考えられます」(池谷医師)。
動脈は、外側から外膜・中膜・内膜の3層構造でできています。内膜の最も内側に位置する部分は血管内皮と呼ばれ、これが血管の若返りのカギを握っています。
「血管内皮にある内皮細胞ではさまざまな物質が産生されていますが、とりわけ重要なのが一酸化窒素(NO)です。NOは血管の壁(血管内細胞)で作られていますが、NOが血管壁に浸透することで血管自体がしなやかになります。NOが増えると血管が拡張して血圧が下がり、血栓もできにくくなる。老化した血管を若返らせるためには、NOを正常な状態で出すことが重要です」(池谷医師)。
NOに関しては、1998年、血管の老化を止めて若返らせる物質であることが分かり、研究者はノーベル医学生理学賞を受賞しています(イタリア系アメリカ人の薬理学者ルイス・イグナロ博士)。
(参考記事:サンデー毎日 2013年7月7日号)
霊芝は酸素!⑧
■血液の流動性を維持する血管内皮細胞
赤血球が肺から受取った酸素は、血管を通して全身の細胞に送られます。その血管には、血液の流動性を保つための機能が備わっています。動脈は厚い血管で、3層からできています。対して毛細血管は、内皮細胞の1層でできています。毛細血管は血管壁を通して、組織・細胞に栄養素と酸素を送り、老廃物と二酸化炭素の回収を行います。血液は、ここで一番大切な働きをしますので、この毛細血管での血流が最も大切なのです。
●血管内皮機能と一酸化窒素(NO)
血管内皮細胞は、血管の健康状態を維持するのに非常に重要な役割を果たしています。血管内皮細胞は一酸化窒素(NO)など数多くの血管作動性物質(血管に働きかける因子)を放出しており、血管壁の収縮・弛緩をはじめとして、血管壁への炎症抑制、血管透過性、凝固・線溶系の調節などを行っています。
この血管内皮は、ストレスや高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満など、様々な生活習慣病によってその機能を低下させてしまいます。
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血管内皮機能の低下した状態を改善することにより、微小循環血流が改善し、酸素の供給量の向上にもつながります。
康復医学学会の主要研究テーマである「HM-3000(特系霊芝)」は、一酸化窒素(NO)の産生に関するエビデンス(科学的根拠)と豊富なデータを有しています。血管内皮機能の改善による酸素の供給量向上は、今回のような心血管・脳血管障害の改善に期待ができます。そして、康復医学学会の目指す傷病後の健康回復、QOLの向上にもつながっていくのです。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ