2024年11月20日水曜日

てんかん

 てんかん、認知症との誤診に注意

 自動車整備工場で働く60代後半の男性は、2~3年前から職場で「ぼんやりしていて会話が成り立たない」「指示した内容を何度も忘れる」と指摘されていました。

 近所の脳神経内科では、アルツハイマー型認知症の疑いありとの診断。経過観察状態が続いたが、約半年前、家族旅行からの帰宅後、旅行の記憶がスッポリ抜け落ちていることに気が付く。家族に促され、大学病院で検査を受けた。診断名は「てんかん」だった――。

「てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮することで一時的な症状が繰り返し起こる脳の慢性疾患。高齢者てんかんで最も多いのが脳卒中の後遺症で、3~4割を占める。ほかにも脳腫瘍や頭部外傷、アルツハイマー病によって発症するが、全体の3分の1は原因不明とされ、誰にでも発症する可能性がある」(相模原市認知症疾患医療センター長の大石智氏)

 子供のてんかんではけいれん発作が多いですが、高齢者の場合は非常にまれで、けいれんを伴わない“複雑部分発作”がよく見られます。「ボーッとしている」「呼びかけに無反応」等の意識障害や、「口をペチャペチャモグモグさせる」「机や膝の上を指でトントン叩く」等の状態。1~2分ほど続きますが、目立つ症状ではないため、異変に気付きにくいそうです。

「高齢者がてんかん発作を起こすと、発作直後に意識障害が残る『もうろう状態』になることがある。自力で食事が摂れないだけでなく、あちこちウロウロと動き回るので、壁にぶつかったり転落したりする危険がある」(同氏)

 発作の後のもうろう状態は、数十分から1週間続きますが、本人はその間の記憶がないので、意識が回復しても周囲と話が噛み合いません。発作は飲酒や寝不足のほか、抗コリン作用を含む薬剤によって誘発されやすいので、注意が必要です。

 通常、てんかん発作は数分で消滅しますが、高齢者は意識障害が回復する前に何度も発作を繰り返す「てんかん重積」を起こしやすくなります。入浴中なら溺死、運転中なら事故につながりかねません。さらに一度重積状態を起こすと、再度起こしやすくなります。脳の一部が興奮した状態が長時間続き、脳細胞がダメージを受けて脳機能障害や精神機能障害などの後遺症が残る恐れがあります。

 早期の診断・治療のためにも、問診で発作発生時の状況を詳しく伝えるのが重要です。

「診察では、いつから、どんな時に、どんな症状かを伝えること。発作の頻度を把握し、てんかんの疑いが高ければ脳波検査で突発波と呼ばれる異常な脳波の有無を確認する」(同氏)

 てんかんの治療は、抗てんかん薬の経口投与が一般的。高齢者の場合、少量でも治療効果が非常に高く、9割は発作を消失または抑制できるとの報告もあります。一方で、認知症と誤診されるとてんかん治療の機会を逃すだけでなく、認知症の薬は逆にてんかん発作を誘発します。物忘れ=認知症と思い込まず、てんかんの疑いも持つべきでしょう。

(出典:https://www.nikkan-gendai.com/)


■てんかんは“慢性の脳疾患

「てんかん」は国際保健機関(WHO)によって「大脳神経細胞の過剰な電気的発射に由来する、反復性の発作を主張する慢性の脳疾患」と定義付けられています。つまり、てんかんは、脳の興奮(=発作)を一回だけでなく繰り返す疾患だということです。

 人間の脳の回路は「興奮」と「抑制」の絶妙なバランスによって成り立っています。誰の脳でも(てんかん発作のない人でも)このバランスが崩れれば、回路が暴走して痙攣発作を起こす危険性を秘めています。例えば、酸欠状態や低血糖状態など特殊な環境下や、外傷や脳卒中で脳が傷つけられた急性期などです。

 てんかんとは、何らかの原因により(原因は様々)大脳の一部または全体に、普段から暴走しやすい回路ができている状態と言えます。その暴走しやすい回路は、過剰な電気的発射を起こす場所でもあり、「てんかん焦点」と呼ばれます。てんかんはこの焦点の分布のしかたで分類したものが「全般てんかん」と「局在関連てんかん」(=部分てんかん)です。 ※原因による分類は「特発性」と「症候性」

生体電流を乱す原因

 私たちを取り巻く現代の生活環境は、身体に有害なものをたくさん含んでいます。日常的に以下のような環境に置かれていると、生体電流の滞り、電位の乱れの可能性が大きくあり、「てんかん焦点」が形成されやすくなってしまいます。

▼食生活の乱れや運動不足 ▼パソコンやスマートフォン・携帯電話など家電の電磁波

▼加齢(40歳前後から生体電流は衰え始める) ▼ホルモンの変化(女性ホルモンの影響も大) ▼ストレス ▼疲労 ▼睡眠不足・睡眠リズムの乱れ

 携帯電話やTV、パソコン、電子レンジなど微弱な電磁波を常に発している機器、私たち自身の食生活や睡眠リズムの乱れ、ストレス、運動不足、加齢による生体電流生産の衰えなどが原因となって生体電流に乱れを生じさせるのです。

==================

 当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」に含まれる成分として有機ゲルマニウムがあります。有機ゲルマニウムには、血行促進、免疫細胞活性化、骨代謝調整ホルモンのバランス調整などの他に、生体電流を整える作用も認められています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン


0 件のコメント:

コメントを投稿