膵臓がんと糖尿病の関係
メディアで語られる膵臓がんのイメージは、「非常に怖いがん」であるということ。実際、膵臓がんの5年生存率は8.5%と、数あるがんのなかでもダントツで低いのです。「膵臓がんが見つかって、あっという間に亡くなってしまった」という話もよく聞きます。
膵臓は血液中の糖を調整するインスリンを分泌するため、糖尿病と膵臓がんは密接な関係があります。50歳以上になって急に糖尿病になった人は要注意です。糖尿病が発症してから2年以内に膵臓がんが発見されることが多く、特に発症して1年未満の人が膵臓がんになるリスクは、糖尿病でない人と比べて5.4倍と非常に高くなっています。
膵臓がんの早期発見で大きな実績を上げている、JA尾道総合病院副院長の花田敬士氏によると「治療中の糖尿病が急に悪化した人に、膵臓がんが発見されることも少なくない。糖尿病を長くコントロールしてきたのに急に数値が悪化した場合は、膵臓がんを疑う必要があり、私も臨床の現場でときどき遭遇する」とのことです。
膵臓がんだけでなく、慢性膵炎などの膵臓の病気でも糖尿病が悪化することがあります。普段の生活習慣が原因である糖尿病と、膵臓の病気が原因となった糖尿病とでは、治療方法が異なるので、きちんと検査して原因を突き止めることが大切です。
喫煙や肥満も膵臓がんの危険因子で、喫煙者の膵臓がんのリスクは約1.8倍です。禁煙でリスクは低下しますが、非喫煙者と同レベルまで下がるには約20年かかると言われます。
肥満の程度を表すBMI(体格指数)が、海外で30以上、日本で25以上になると「肥満」と定義されます。海外では肥満による膵臓がんのリスクは1.3~1.4倍です。日本の場合、肥満男性の膵臓がんリスクは1.7倍で、特に、20代の肥満男性は3.5倍になるので要注意。
不規則な食事や運動不足は肥満の原因となるので注意が必要です。また、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病があると、やはり肥満につながる可能性が高まります。肥満を解消することは、膵臓の病気のリスクを下げ、膵臓を守ることにつながると言えます。
膵臓がんをはじめ、膵臓の病気はどれも初期の状態では自覚症状がほとんどありません。それが病気を早く発見することを難しくしていますが、だからこそ、膵臓の病気の「危険因子(リスク)」を知っておくことが重要になります。「膵臓の病気は、生活習慣と関わりが深いという特徴がある。お酒が好きで量を飲む人や、脂っこい食べ物が好きな人は、膵炎のリスクが高くなる。また、糖尿病などの生活習慣病があると、膵臓がんのリスクが高まる。そのため、膵臓を守るためには、生活習慣の見直しがその第一歩になるといえる」(花田氏)
(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)
■膵臓がんの予防と霊芝
膵臓がんはよく“難治がん”といわれます。膵臓は深いところ(胃の裏)にあり、臓器や血管に囲まれているため、腫瘍の発見や診断のための細胞採取が困難とされています。周辺にある動脈に膵臓がんが拡がると、がんの大きさが小さくても手術が行えないことが多々あります。これが、膵臓がん全体の7割は手術で治すことができないこと、がんによる臓器別の死亡数で第4位と不良であることの理由です。膵臓がんの予防
膵臓がんの危険因子として、膵炎、胆石症、糖尿病があります。膵臓の炎症を繰り返しおこしていると、がん化しやすくなります。また、がんが存在していて、炎症を繰り返す場合もあります。慢性膵炎や急性膵炎もともに膵臓がんの発症と関係があります。糖尿病を患っている方も発生率が高いといわれています。
生活習慣については、危険因子として、喫煙、肉食傾向、肥満が膵臓がんの発生する確率を高くするといわれています。適度な運動をし、肥満を防いで、喫煙や食生活の改善を心がけることでリスクを減らすことが大切です。また、歯周病で膵臓がんのリスクが2.2倍になることも分かってきています。歯の健康にも気を付けましょう。
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がん・糖尿病と霊芝
康復医学学会の主要研究生薬である「HM-3000(特系霊芝)」は、微小循環の血流を改善し、体内環境の正常化をもたらしますので、抗がん対応としてもお勧めできます。
膵臓がんをはじめとする各種悪性腫瘍ですが、その進行に伴い栄養状態が悪化し衰弱した状態を称して「悪液質」という言葉が用いられます。多くの研究によって、霊芝はがんで生じた悪液質を改善し、転移・浸潤の可能性を減らすというデータが揃ってきています。
さらに霊芝には、免疫バランスの保持、生体機能恒常性の維持、酸素供給量の促進、血栓形成の抑制、抗酸化作用、抗がん剤の薬効の向上と副作用抑制等の働きが認められています。
糖尿病に関しては、霊芝の三大産生物質の一つ「2,3-DPG」(グリセリン2,3-リン酸)に、HbA1c(糖化ヘモグロビン)の生成を阻害する作用があることが確認されています。
また糖が消費されるのは、細胞内構造物であるミトコンドリア内で大量にエネルギーが産生される時です。ミトコンドリア活性を促す最も重要な栄養素である「コエンザイムQ10(Co-Q10)」は、効率的にエネルギーを産生させ、糖の消費量を増やすため、糖尿病に関して有効に働きます。霊芝とCo-Q10との併用が効果的です。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
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