危険! メタボ+サルコペニア
中高年期の肥満が動脈硬化や糖尿病の主因であるのは周知の事実。今や「メタボ」という言葉は日常生活にすっかり定着しています。しかし、最新の研究で、“加齢による筋肉の衰え”も生活習慣病に直結する可能性があることがわかってきています。
2010年9月に、立命館大と国立健康・栄養研究所の共同研究で「サルコペニア肥満が動脈硬化指標に及ぼす影響」と題する研究発表が行われました。サルコペニアは加齢によって筋肉量が減少、筋機能が低下し階段の上り下りなどの日常行動に困難を来たす状態で、日本の基準では若年期から筋肉の量が33%減った状態を指すそうです。研究では、健康な40~85歳の男性196人を、①正常 ②一般肥満(BMI25以上) ③サルコペニア ④サルコペニア+肥満(腹囲85㌢以上)の4つのグループに分け、3種類の動脈硬化指標値を測りました。結果、④→③→②→①の順に高い数値が出たそうです。ただの肥満よりサルコペニアのほうが動脈硬化のリスクが高く、肥満とサルコペニアを併発すると、さらにハイリスクになるという結果がでました。
サルコペニアに至るまでに、筋肉の量はどう落ちていくのでしょうか。筋肉の総量は30代から落ち始め、50歳までに約10%減少し、50歳を過ぎ80歳までにさらに30~40%と急激に減少します。原因として筋肉は日々、合成と部分解を繰り返し食事で摂取されたたんぱく質はアミノ酸に分解された後、再びたんぱく質に合成され筋肉となります。「空腹状態のとき筋肉は分解作用をより促進し、筋肉から分離されたアミノ酸を基に糖を作ることでエネルギー源を維持します。私の実験では、この筋の分解作用の働きは若年者と高齢者で差がなかった。つまり食事摂取時の筋肉の合成段階で高齢者になんらかの栄養障害が起きている可能性があります」(同大スポーツ健康科学部准教授)。そして、サルコペニア症候群の予防策として勧めるのがたんぱく質の摂取だそうです。筋肉維持には1日体重1キロ当り0.75~1グラムのたんぱく質が必要で、体重60㌔の人なら60グラムが必要だということです。
【参考:サンデー毎日】
加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症
■サルコペニア③ 対策編
加齢が原因の「原発性サルコペニア」や栄養に関連する「二次性サルコペニア」は、エネルギーとたんぱく質の摂取不足が原因であることがわかっています。
筋肉を作るたんぱく質
たんぱく質を摂取することで筋肉の合成が促され筋肉が発達します。その材料となるたんぱく質がなければ筋肉は合成できないことになります。たんぱく質に代われるものはありません。また、たんぱく質は筋肉以外にも臓器を形成する成分となるほか、生体反応の基本である酵素機能をコントロールするペプチドホルモンや神経伝達物質にもなります。
筋肉低下⇒ミトコンドリア活性低下⇒エネルギー産生低下⇒代謝低下
筋肉の中には多くのミトコンドリアが存在します。心臓にミトコンドリアが多いのは心臓の大半が筋肉で出来ているからです。筋肉量の減少は、ミトコンドリアの減少→ミトコンドリアの活性低下につながり、サルコペニアの原因のエネルギー不足につながります。
アミノ酸の経口投与によるたんぱく質合成は、年齢関係なし
たんぱく質は、消化の過程でアミノ酸とかペプチドという小さい単位まで分解されてから体内に吸収されますが、筋肉に必要な材料となるアミノ酸が揃っていなければ意味がありません。 アミノ酸の投与に対する高齢者の骨格筋タンパク質代謝の反応は、若齢者と同じであり、アミノ酸の経口摂取により、高齢者の骨格筋タンパク質合成は若齢者と同程度に増加することがわかっています。
アミノ酸スコア100の『薬膳の素』
「アミノ酸スコア」とは、たんぱく質の品質を評価するためのスコアで、たんぱく質を体内で利用するには必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれている必要があり、それらが全て存在する場合にはアミノ酸スコアが“100”となります。そして、吸収にはアミノ酸がペプチドコラーゲンの状態がベストです。和漢研の『薬膳の素(R)』は、アミノ酸スコア100のペプチドコラーゲンをベースにした“天然だし”食品です。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
2011年9月30日金曜日
2011年9月23日金曜日
サルコペニア② 骨と筋肉
骨と筋肉の密接な関係
WHO(世界保健機関)が提唱する健康の定義には、「健康とは、完全に、身体、精神、及び社会的によい状態であることを意味し、単に病気でないとか、虚弱でないということではない」とあります。長寿大国にあっても老後が寝たきりや要介護では意味がありません。
年齢と共に減少する骨密度は、骨折の原因となり寝たきりなどのキッカケになりますが、他にも腰痛、背中・腰が曲がる、円背、亀背、身長が縮むなどの症状につながります。しかし、原因は骨密度だけではありません。骨粗鬆症に悩んでいる方が、病院でもらった薬を欠かさず服用しているのに、一向に改善しないなどと聞くことがあります。それは、筋肉に対する取り組みが欠けているからです。筋肉と骨密度には、たいへん密接な関係があります。
筋肉は骨(厳密に言うと骨膜)に付いています。筋肉が強く働くとその筋肉が付いている骨も影響を受けます。その強さに比例して、骨の強さも決まります。筋肉だけが強くなっても、もし骨が弱ければ折れてしまったり曲がってしまったりしますので、骨も筋肉と同様に強くなるために、カルシウムなどを蓄積させて骨密度を増やす必要があります。しかし、骨に必要なカルシウムなどの電解質をいくら食事やサプリメントで摂取しても、強度を保つのに必要な状態(筋肉の働きや重力への抵抗など)でなければ、カルシウムは吸収されず排泄されてしまいます。筋肉が強く働くと、骨膜は強く振動されることになり、骨の強度を向上させるために脳に指令を送って、血中のカルシウムなどの電解質を骨に沈着させるのです。
このように骨と筋肉には密接な関係があるのです。
最近では、ダイエットや健康を重視するあまり、筋肉に必要なたんぱく質が不足している人が多いようです。筋肉の減少が骨にも影響しQOL(生活の質)にも影響を及ぼしかねませんので注意が必要です。
加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症
■ サルコペニア②
サルコペニアは、骨格筋・筋肉が減少している現象です。加齢に伴い筋肉量の低下する老年症候群のひとつですが、広義には、すべての原因による筋肉量と筋力の低下を意味します。70歳以下の高齢者の13-24%、80歳以上では50%以上に、サルコペニアを認めるという報告があります。
サルコペニア4大原因
サルコペニアには、加齢も含め4つの原因があります。そのうち、加齢のみが原因の場合を「原発性サルコペニア」、その他の3つは「二次性サルコペニア」といいます。二次性サルコペニアの場合、入院時に複数が認められるそうですが、栄養に関連するサルコペニアは、加齢とともに生活習慣でも十分考えられるものです。
=========================================
《原発性サルコペニア》
●加齢以外の原因なし
《二次性サルコペニア》
●活動に関連(廃用*、無重力)
●栄養に関連(エネルギー摂取不足・飢餓)
●疾患に関連(侵襲**・悪液質、神経筋疾患)
=========================================
*廃用:長い間使わなかったために、器官や機能が失われたり萎縮すること。
**侵襲:生体内の恒常性を乱す可能性のある外部からの刺激。外科手術、感染、中毒など
たんぱく質の不足と合成促進の低下!
今回、ポイントとしているサルコペニアは、栄養に関連する二次性サルコペニアです。これはエネルギーとたんぱく質の摂取量不足によって生じます。しかし、原発性サルコペニアも加齢による筋たんぱく質の合成促進反応と分解抑制反応の減弱によるもので、やはりたんぱく質が関係しているのです。
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栄養に関連したサルコペニアの場合に重要なのが、適切な栄養管理です。筋肉量が少ないからといって栄養を考慮せず筋力トレーニングを行っても、筋肉量は逆に減少する可能性が高くなるので注意してください。
たんぱく質は、常に分解と合成を繰り返していますが、加齢による分解・合成の低下、偏食やダイエットなどによって不足が生じてしまいます。また、通常の食事で摂ったたんぱく質が、消化吸収されて有効利用されているかは定かではありません。たんぱく質を手軽に摂取・吸収・有効利用に期待できるのがサプリメントの特徴です。くわしくは、対策編でお送りいたします。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
WHO(世界保健機関)が提唱する健康の定義には、「健康とは、完全に、身体、精神、及び社会的によい状態であることを意味し、単に病気でないとか、虚弱でないということではない」とあります。長寿大国にあっても老後が寝たきりや要介護では意味がありません。
年齢と共に減少する骨密度は、骨折の原因となり寝たきりなどのキッカケになりますが、他にも腰痛、背中・腰が曲がる、円背、亀背、身長が縮むなどの症状につながります。しかし、原因は骨密度だけではありません。骨粗鬆症に悩んでいる方が、病院でもらった薬を欠かさず服用しているのに、一向に改善しないなどと聞くことがあります。それは、筋肉に対する取り組みが欠けているからです。筋肉と骨密度には、たいへん密接な関係があります。
筋肉は骨(厳密に言うと骨膜)に付いています。筋肉が強く働くとその筋肉が付いている骨も影響を受けます。その強さに比例して、骨の強さも決まります。筋肉だけが強くなっても、もし骨が弱ければ折れてしまったり曲がってしまったりしますので、骨も筋肉と同様に強くなるために、カルシウムなどを蓄積させて骨密度を増やす必要があります。しかし、骨に必要なカルシウムなどの電解質をいくら食事やサプリメントで摂取しても、強度を保つのに必要な状態(筋肉の働きや重力への抵抗など)でなければ、カルシウムは吸収されず排泄されてしまいます。筋肉が強く働くと、骨膜は強く振動されることになり、骨の強度を向上させるために脳に指令を送って、血中のカルシウムなどの電解質を骨に沈着させるのです。
このように骨と筋肉には密接な関係があるのです。
最近では、ダイエットや健康を重視するあまり、筋肉に必要なたんぱく質が不足している人が多いようです。筋肉の減少が骨にも影響しQOL(生活の質)にも影響を及ぼしかねませんので注意が必要です。
加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症
■ サルコペニア②
サルコペニアは、骨格筋・筋肉が減少している現象です。加齢に伴い筋肉量の低下する老年症候群のひとつですが、広義には、すべての原因による筋肉量と筋力の低下を意味します。70歳以下の高齢者の13-24%、80歳以上では50%以上に、サルコペニアを認めるという報告があります。
サルコペニア4大原因
サルコペニアには、加齢も含め4つの原因があります。そのうち、加齢のみが原因の場合を「原発性サルコペニア」、その他の3つは「二次性サルコペニア」といいます。二次性サルコペニアの場合、入院時に複数が認められるそうですが、栄養に関連するサルコペニアは、加齢とともに生活習慣でも十分考えられるものです。
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《原発性サルコペニア》
●加齢以外の原因なし
《二次性サルコペニア》
●活動に関連(廃用*、無重力)
●栄養に関連(エネルギー摂取不足・飢餓)
●疾患に関連(侵襲**・悪液質、神経筋疾患)
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*廃用:長い間使わなかったために、器官や機能が失われたり萎縮すること。
**侵襲:生体内の恒常性を乱す可能性のある外部からの刺激。外科手術、感染、中毒など
たんぱく質の不足と合成促進の低下!
今回、ポイントとしているサルコペニアは、栄養に関連する二次性サルコペニアです。これはエネルギーとたんぱく質の摂取量不足によって生じます。しかし、原発性サルコペニアも加齢による筋たんぱく質の合成促進反応と分解抑制反応の減弱によるもので、やはりたんぱく質が関係しているのです。
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栄養に関連したサルコペニアの場合に重要なのが、適切な栄養管理です。筋肉量が少ないからといって栄養を考慮せず筋力トレーニングを行っても、筋肉量は逆に減少する可能性が高くなるので注意してください。
たんぱく質は、常に分解と合成を繰り返していますが、加齢による分解・合成の低下、偏食やダイエットなどによって不足が生じてしまいます。また、通常の食事で摂ったたんぱく質が、消化吸収されて有効利用されているかは定かではありません。たんぱく質を手軽に摂取・吸収・有効利用に期待できるのがサプリメントの特徴です。くわしくは、対策編でお送りいたします。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
2011年9月22日木曜日
サルコペニア① 長寿国ニッポン
長寿国ニッポンとサルコペニア
昨年、長寿とされていた人が実際にはすでに亡くなっていて存在してなかったという事実が発覚しました。日本人女性は長寿世界一を26年連続で維持しています。女性の2010年の平均寿命は86.39歳で、5年ぶりに前年を下回ってはいましたが、男性は79.64歳と5年連続で過去最高を更新し、順位は前年より一つ上げ世界4位でした。
日本はこんなに長寿な国ですが、言い換えれば超高齢社会で、要介護・要支援状態の高齢者は年々増加しているのが実態です。超高齢社会を迎えた今、「立ち上がれない」「つまずきやすい」「ものが握りにくい」など、生活の質(QOL)が低下している高齢者が増えています。そして、ちょっとした段差につまずき、転倒して骨折することから寝たきりになるというケースが増えているのです。特に太ももの付け根の大腿骨頚部の骨折は、そのリスクが非常に高く、年間約11万人以上にも及び、その内20%がそのまま寝たきりになるといわれています。「どうしてあんな所でつまずいたのだろう」といった本人の後悔が、さらにストレスとなってケガの回復を遅らせることにも繋がります。
そして、転倒による骨折の背景には、カルシウム不足による骨密度の低下などが挙げられていますが、それだけではないのです。もう一つ意外と知られていない大きな原因に、筋肉量の減少による“筋力の低下”があります。人は普段、脳が出す指令を受けて障害物を乗り越えていますが、 高齢者の転倒はこの指令を受けても筋肉がそのとおり動かないというギャップが生じ、つまずいてしまうことで起こります。自分ではまだまだ元気だと思い込んでいる人ほど、そのギャップが大きく、転倒したときの危険性が高くなります。こうした脳と筋力のギャップは、年をとれば多かれ少なかれ誰にでも起こります。加齢に伴い生活していく上で支障をきたすほどの著しい筋力低下に対しては、専門家によって「サルコペニア」という名称がつけられています。
■加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症 サルコペニア①
サルコペニア(sarcopenia)とは、年をとるとともに、筋肉量が減少していく現象のことです。病名ではなく、こうした状態につけられた名前です。周知の病気「骨粗しょう症」は30歳を過ぎた頃から骨密度が低下する現象ですが、サルコペニアも、やはり30歳以降、筋肉組織の量や筋繊維の大きさなどが減少していく現象です。重要なことは、近年、筋肉の減少が急激に減る人が増えているという事実です。
栄養障害が一因
サルコペニアの原因としては、運動不足、サイトカイン系の異常、酸化ストレス、成長ホルモンや性ホルモンの異常などさまざまなものがお互いに関連しあって作用していますが、中でも最も身近な原因は「栄養障害」です。高齢者における栄養障害の要因は多岐にわたり、低栄養状態が高齢者におけるさまざまな機能障害の原因となっているのです。
【ADL】日常生活動作。
ADLとはActivities of Daily Livingの略で、食事、排泄、着脱衣、入浴 、移動、寝起きなど、日常の生活を送るために必要な基本動作のことです。このADLは、高齢者の身体活動能力や障害の程度をはかる上で、重要な指標の一つとなっています。
高齢者におけるサルコペニアの要因として、総蛋白質摂取量が不十分であることが考えられます。さらには、筋肉量を保つためには推奨一日摂取量を上回る蛋白質の摂取が必要であるという報告があります。これらのことから十分な蛋白質摂取量を確保することが高齢者におけるサルコペニアの予防や治療の第一歩であることが言われています。寿命を延ばす為に食事を減らす(サーチュイン遺伝子の為)と大変なことになります。「サルコペニア」は特集でお送りいたします。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
昨年、長寿とされていた人が実際にはすでに亡くなっていて存在してなかったという事実が発覚しました。日本人女性は長寿世界一を26年連続で維持しています。女性の2010年の平均寿命は86.39歳で、5年ぶりに前年を下回ってはいましたが、男性は79.64歳と5年連続で過去最高を更新し、順位は前年より一つ上げ世界4位でした。
日本はこんなに長寿な国ですが、言い換えれば超高齢社会で、要介護・要支援状態の高齢者は年々増加しているのが実態です。超高齢社会を迎えた今、「立ち上がれない」「つまずきやすい」「ものが握りにくい」など、生活の質(QOL)が低下している高齢者が増えています。そして、ちょっとした段差につまずき、転倒して骨折することから寝たきりになるというケースが増えているのです。特に太ももの付け根の大腿骨頚部の骨折は、そのリスクが非常に高く、年間約11万人以上にも及び、その内20%がそのまま寝たきりになるといわれています。「どうしてあんな所でつまずいたのだろう」といった本人の後悔が、さらにストレスとなってケガの回復を遅らせることにも繋がります。
そして、転倒による骨折の背景には、カルシウム不足による骨密度の低下などが挙げられていますが、それだけではないのです。もう一つ意外と知られていない大きな原因に、筋肉量の減少による“筋力の低下”があります。人は普段、脳が出す指令を受けて障害物を乗り越えていますが、 高齢者の転倒はこの指令を受けても筋肉がそのとおり動かないというギャップが生じ、つまずいてしまうことで起こります。自分ではまだまだ元気だと思い込んでいる人ほど、そのギャップが大きく、転倒したときの危険性が高くなります。こうした脳と筋力のギャップは、年をとれば多かれ少なかれ誰にでも起こります。加齢に伴い生活していく上で支障をきたすほどの著しい筋力低下に対しては、専門家によって「サルコペニア」という名称がつけられています。
■加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症 サルコペニア①
サルコペニア(sarcopenia)とは、年をとるとともに、筋肉量が減少していく現象のことです。病名ではなく、こうした状態につけられた名前です。周知の病気「骨粗しょう症」は30歳を過ぎた頃から骨密度が低下する現象ですが、サルコペニアも、やはり30歳以降、筋肉組織の量や筋繊維の大きさなどが減少していく現象です。重要なことは、近年、筋肉の減少が急激に減る人が増えているという事実です。
栄養障害が一因
サルコペニアの原因としては、運動不足、サイトカイン系の異常、酸化ストレス、成長ホルモンや性ホルモンの異常などさまざまなものがお互いに関連しあって作用していますが、中でも最も身近な原因は「栄養障害」です。高齢者における栄養障害の要因は多岐にわたり、低栄養状態が高齢者におけるさまざまな機能障害の原因となっているのです。
【ADL】日常生活動作。
ADLとはActivities of Daily Livingの略で、食事、排泄、着脱衣、入浴 、移動、寝起きなど、日常の生活を送るために必要な基本動作のことです。このADLは、高齢者の身体活動能力や障害の程度をはかる上で、重要な指標の一つとなっています。
高齢者におけるサルコペニアの要因として、総蛋白質摂取量が不十分であることが考えられます。さらには、筋肉量を保つためには推奨一日摂取量を上回る蛋白質の摂取が必要であるという報告があります。これらのことから十分な蛋白質摂取量を確保することが高齢者におけるサルコペニアの予防や治療の第一歩であることが言われています。寿命を延ばす為に食事を減らす(サーチュイン遺伝子の為)と大変なことになります。「サルコペニア」は特集でお送りいたします。
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愛・感謝 五月雨ジョージ
2011年9月21日水曜日
イクメンと男性ホルモン
男性育児と男性ホルモンの関係
突然ですが、育児をする夫を「イクメン」などと言われて久しいですね。男女平等に一歩近づいたなどと思われる方もいることでしょう。しかし、日本は元来、夫は外で仕事をして妻は家で家庭を守るというスタンスがしみついています。したがって、男性が育児をすることに対して、それを実行出来る立場にいる人はごく限られた人だけだと思います。このほど、そんなイクメンに対する研究が発表されました。
ノースウエスタン大学の研究者らは多数の20代男性を対象にして調査し、イクメンに関するある結果を得ました。それは、男性が女性パートナーを見つけ父親となり育児にたずさわると、男性ホルモンの一種テストステロンのレベルが下がるということです。テストステロンは年齢に伴い低下するのが自然な現象なのですが、すべての被験者で、育児をする人は独身の人にくらべて、テストステロンの減少幅が大きかったそうです。研究期間中に、162人が初めて父親になり、彼らは独身を維持した257人と比較して、テストステロンの減少幅は2倍だったそうです。
また、テストステロンに関しては、こんな報告もあります。泌尿器科を中心とする男性医学の専門家らが集まった「日本メンズヘルス医学会」が開かれました。テーマは、中高年男性の間で増える「更年期障害」。疲労感や抑鬱感、睡眠障害、性欲の低下など、40代以降の更年期障害がQOL(生活の質)を低下させ、生活習慣病を誘発する例が報告されたそうです。注目されたのが「LOH症候群」で、テストステロンが減少して起きる病気で「加齢男性性腺機能低下症候群」「低テストステロン症」と呼ばれ、加齢やストレスによって心身に男性更年期のような変化をきたし、性機能の衰えが頻繁にみられるそうです。40代後半以降の中年男性が多く、放っておくと高齢になっても症状が続くそうです。前者の報告は、結婚して子供ができテストステロンが低下すると子育てに向くようになるというものですが、後者は加齢やストレスによってテストステロンが低下するというものでした。
ということは、結局、結婚+育児がストレスになり男性ホルモンが減ったということでしょうか? テストステロンは、70代になっても30代の平均値に匹敵するテストステロン値を維持している男性も多いそうです。若いうちから低下傾向にあると40代以降のQOLが心配になります。
■ストレスで症状悪化 “加齢性腺機能低下(LOH)”
男性更年期障害はストレス、うつ病など様々な因子が複雑に絡みあって引き起こされるもので、その因子の一つが男性ホルモンの低下(加齢性腺機能低下)と考えられています。女性の場合は、閉経前後に女性ホルモンが激減するのに対し、男性ホルモンは、徐々に減り、個人差もありわかりにくいのです。
治療には、抗うつ剤の処方も
男性ホルモンの低下は脳のストレス耐性が低下すると考えられているため、ストレス→男性ホルモン低下→ストレス耐性の低下を起こします。実際、男性更年期外来を受診された患者さんの中にはうつ病が隠れていることも非常に多く、男性ホルモンの補充や交感神経の働きを抑える薬・抗うつ剤などの服用で治療を行っている病院もあります。
【LOH対策】
男性ホルモン分泌の低下は、血圧やホルモンをつかさどる脳下垂体の機能低下がセロトニン神経の機能低下→セロトニン分泌の低下につながります。セロトニン活性に期待できるのがリラックスハーブ「ラフマ」です。また、エネルギー産生の低下によるストレス耐性の低下・疲労には、霊芝、コエンザイムQ10、L‐カルニチン、α‐リポ酸でエネルギー産生システム「ミトコンドリアスクエア」を活性化するのがベストです!
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
突然ですが、育児をする夫を「イクメン」などと言われて久しいですね。男女平等に一歩近づいたなどと思われる方もいることでしょう。しかし、日本は元来、夫は外で仕事をして妻は家で家庭を守るというスタンスがしみついています。したがって、男性が育児をすることに対して、それを実行出来る立場にいる人はごく限られた人だけだと思います。このほど、そんなイクメンに対する研究が発表されました。
ノースウエスタン大学の研究者らは多数の20代男性を対象にして調査し、イクメンに関するある結果を得ました。それは、男性が女性パートナーを見つけ父親となり育児にたずさわると、男性ホルモンの一種テストステロンのレベルが下がるということです。テストステロンは年齢に伴い低下するのが自然な現象なのですが、すべての被験者で、育児をする人は独身の人にくらべて、テストステロンの減少幅が大きかったそうです。研究期間中に、162人が初めて父親になり、彼らは独身を維持した257人と比較して、テストステロンの減少幅は2倍だったそうです。
また、テストステロンに関しては、こんな報告もあります。泌尿器科を中心とする男性医学の専門家らが集まった「日本メンズヘルス医学会」が開かれました。テーマは、中高年男性の間で増える「更年期障害」。疲労感や抑鬱感、睡眠障害、性欲の低下など、40代以降の更年期障害がQOL(生活の質)を低下させ、生活習慣病を誘発する例が報告されたそうです。注目されたのが「LOH症候群」で、テストステロンが減少して起きる病気で「加齢男性性腺機能低下症候群」「低テストステロン症」と呼ばれ、加齢やストレスによって心身に男性更年期のような変化をきたし、性機能の衰えが頻繁にみられるそうです。40代後半以降の中年男性が多く、放っておくと高齢になっても症状が続くそうです。前者の報告は、結婚して子供ができテストステロンが低下すると子育てに向くようになるというものですが、後者は加齢やストレスによってテストステロンが低下するというものでした。
ということは、結局、結婚+育児がストレスになり男性ホルモンが減ったということでしょうか? テストステロンは、70代になっても30代の平均値に匹敵するテストステロン値を維持している男性も多いそうです。若いうちから低下傾向にあると40代以降のQOLが心配になります。
■ストレスで症状悪化 “加齢性腺機能低下(LOH)”
男性更年期障害はストレス、うつ病など様々な因子が複雑に絡みあって引き起こされるもので、その因子の一つが男性ホルモンの低下(加齢性腺機能低下)と考えられています。女性の場合は、閉経前後に女性ホルモンが激減するのに対し、男性ホルモンは、徐々に減り、個人差もありわかりにくいのです。
治療には、抗うつ剤の処方も
男性ホルモンの低下は脳のストレス耐性が低下すると考えられているため、ストレス→男性ホルモン低下→ストレス耐性の低下を起こします。実際、男性更年期外来を受診された患者さんの中にはうつ病が隠れていることも非常に多く、男性ホルモンの補充や交感神経の働きを抑える薬・抗うつ剤などの服用で治療を行っている病院もあります。
【LOH対策】
男性ホルモン分泌の低下は、血圧やホルモンをつかさどる脳下垂体の機能低下がセロトニン神経の機能低下→セロトニン分泌の低下につながります。セロトニン活性に期待できるのがリラックスハーブ「ラフマ」です。また、エネルギー産生の低下によるストレス耐性の低下・疲労には、霊芝、コエンザイムQ10、L‐カルニチン、α‐リポ酸でエネルギー産生システム「ミトコンドリアスクエア」を活性化するのがベストです!
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
2011年9月16日金曜日
ニオイの季節!
臭いの季節
今年の夏は“節電の夏”ということでいつもと違う暑さでしたね。
節電対策としてエアコンの利用や設定温度を制限しているオフィスで、「今年の夏は、例年よりも汗をかく男性社員が多いと感じますか?」と聞くと、女性の71%が「感じる」と答えたという調査がありました。さらに、男性社員のニオイを不快に感じることがあったか尋ねると、実に61%もの女性が「あった」と答えていたそうです。
「仕事をしていて、不快に感じる男性社員のニオイ」を複数回答で尋ねてみると、「汗のニオイ」が最も多く74%。以下、「加齢臭」が58%、「わきのニオイ」が40%、「髪・頭皮のニオイ」が33%、「足のニオイ」が17%と続きます。
節電期間も過ぎこれからの時期、秋に向け気になる汗の臭いは終息に向かいますが、これから気になり出すのが、“足の臭い”です。足の臭いの原因は足の裏にあります。皮膚から剥がれ落ちた角質のタンパク質や皮脂などが分解される時に発生する「細菌」が原因です。そして、手のひらや足の裏は身体の中で最も汗をかくところ。しかも靴下と靴を履いているので、内部の湿度が上昇、さらには体温によっても温まってしまい高温多湿に(!)。細菌が繁殖するのに好都合な環境となり、臭いが発生するのです。
また、臭いに関して気になるのが、洗濯後の衣類に発生する“雑巾”のようなニオイ。一般に「生乾き臭」と呼ばれるこの雑巾様臭は、よく洗ったにも関わらず、使用し始めるとすぐに発生する不快な臭いとして認識されています。これは「モラクセラ菌」と呼ばれる菌が原因で、洗濯後も衣類に残り、衣類の使用中や衣類の保存中に強い雑巾様臭を発生させることが分かってきました。また、モラクセラ菌はしまってある衣類にも生存するほか、家庭内のさまざまな場所にも存在していることが判明しています(花王安全性評価研究所)。
足の臭いや衣類の雑巾様臭の原因菌は、ホタテ貝殻の焼成カルシウムの強アルカリ性が腐敗菌等を除菌するとともに、物質の酸化(腐敗)を抑制することや、焼成カルシウム粉末そのものが強い抗菌性を持ち長時間抗菌効果が期待できることが知られています。また、洗濯時に洗濯機に入れると今まで洗濯してもニオイが残っていた下着などが臭わなくなります。雑巾や布きんに関しては、一晩浸けておくとまったく臭いはしなくなります。こういったことは報道もされています。
NHKおはよう日本:まちかど情報室で紹介された
■焼成カルシウムの消臭効果
紹介されていたのは、食用ホタテの貝殻を破砕→高温処理→水に溶かし、水酸化カルシウムにしたものを革靴の内側に塗り付けられた市販の靴。1年間はき続けたこの靴の消臭効果を確かめたものでした。臭い測定器の計測によると通常「不快な臭いの数値」は50前後だそうです。しかし、使用していた靴は、なんと16という数値でした。これは、購入時に臭う皮の臭いと同じ数値です!
貝殻が違う強アルカリ性消臭力!
和漢研『安心村(R)』のホタテ貝殻は、高温で焼成することによって得られる天然のカルシウムです。そして、その水溶液は“pH12強の強アルカリ性電解質”(アルカリイオン水)になります。強アルカリ成分が細胞壁を通過し、細胞質を加水分解することにより殺菌効果が現れるので、臭いの原因菌などを除菌し消臭効果が期待できます。
素材は“厳選”ベビーホタテ
消臭に期待ができる『安心村(R)』は、一般的な焼成カルシウムに使用される食用ホタテの再利用ではありません。『安心村(R)』用に特別に厳選された「ベビーホタテ」という種で、これを専用の高温炉を使用し微粉にした100%天然の有機素材が原料です。
除菌や汚れを取り除くと同時に、その表面を天然素材で抗菌コーティングします。だから、菌の繁殖を抑え、長期間、効果が期待できます。その他、入浴時にお風呂のお湯の中に入れ、身体を浸けることで、体臭の予防や膝やかかとの角質のケアにも使用していただけます。多くの絶賛の声を頂いているとの報告があります。
『安心村(R)』の使用法はいろいろ。洗浄は野菜だけではないんですね~!
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
今年の夏は“節電の夏”ということでいつもと違う暑さでしたね。
節電対策としてエアコンの利用や設定温度を制限しているオフィスで、「今年の夏は、例年よりも汗をかく男性社員が多いと感じますか?」と聞くと、女性の71%が「感じる」と答えたという調査がありました。さらに、男性社員のニオイを不快に感じることがあったか尋ねると、実に61%もの女性が「あった」と答えていたそうです。
「仕事をしていて、不快に感じる男性社員のニオイ」を複数回答で尋ねてみると、「汗のニオイ」が最も多く74%。以下、「加齢臭」が58%、「わきのニオイ」が40%、「髪・頭皮のニオイ」が33%、「足のニオイ」が17%と続きます。
節電期間も過ぎこれからの時期、秋に向け気になる汗の臭いは終息に向かいますが、これから気になり出すのが、“足の臭い”です。足の臭いの原因は足の裏にあります。皮膚から剥がれ落ちた角質のタンパク質や皮脂などが分解される時に発生する「細菌」が原因です。そして、手のひらや足の裏は身体の中で最も汗をかくところ。しかも靴下と靴を履いているので、内部の湿度が上昇、さらには体温によっても温まってしまい高温多湿に(!)。細菌が繁殖するのに好都合な環境となり、臭いが発生するのです。
また、臭いに関して気になるのが、洗濯後の衣類に発生する“雑巾”のようなニオイ。一般に「生乾き臭」と呼ばれるこの雑巾様臭は、よく洗ったにも関わらず、使用し始めるとすぐに発生する不快な臭いとして認識されています。これは「モラクセラ菌」と呼ばれる菌が原因で、洗濯後も衣類に残り、衣類の使用中や衣類の保存中に強い雑巾様臭を発生させることが分かってきました。また、モラクセラ菌はしまってある衣類にも生存するほか、家庭内のさまざまな場所にも存在していることが判明しています(花王安全性評価研究所)。
足の臭いや衣類の雑巾様臭の原因菌は、ホタテ貝殻の焼成カルシウムの強アルカリ性が腐敗菌等を除菌するとともに、物質の酸化(腐敗)を抑制することや、焼成カルシウム粉末そのものが強い抗菌性を持ち長時間抗菌効果が期待できることが知られています。また、洗濯時に洗濯機に入れると今まで洗濯してもニオイが残っていた下着などが臭わなくなります。雑巾や布きんに関しては、一晩浸けておくとまったく臭いはしなくなります。こういったことは報道もされています。
NHKおはよう日本:まちかど情報室で紹介された
■焼成カルシウムの消臭効果
紹介されていたのは、食用ホタテの貝殻を破砕→高温処理→水に溶かし、水酸化カルシウムにしたものを革靴の内側に塗り付けられた市販の靴。1年間はき続けたこの靴の消臭効果を確かめたものでした。臭い測定器の計測によると通常「不快な臭いの数値」は50前後だそうです。しかし、使用していた靴は、なんと16という数値でした。これは、購入時に臭う皮の臭いと同じ数値です!
貝殻が違う強アルカリ性消臭力!
和漢研『安心村(R)』のホタテ貝殻は、高温で焼成することによって得られる天然のカルシウムです。そして、その水溶液は“pH12強の強アルカリ性電解質”(アルカリイオン水)になります。強アルカリ成分が細胞壁を通過し、細胞質を加水分解することにより殺菌効果が現れるので、臭いの原因菌などを除菌し消臭効果が期待できます。
素材は“厳選”ベビーホタテ
消臭に期待ができる『安心村(R)』は、一般的な焼成カルシウムに使用される食用ホタテの再利用ではありません。『安心村(R)』用に特別に厳選された「ベビーホタテ」という種で、これを専用の高温炉を使用し微粉にした100%天然の有機素材が原料です。
除菌や汚れを取り除くと同時に、その表面を天然素材で抗菌コーティングします。だから、菌の繁殖を抑え、長期間、効果が期待できます。その他、入浴時にお風呂のお湯の中に入れ、身体を浸けることで、体臭の予防や膝やかかとの角質のケアにも使用していただけます。多くの絶賛の声を頂いているとの報告があります。
『安心村(R)』の使用法はいろいろ。洗浄は野菜だけではないんですね~!
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
2011年9月9日金曜日
今年も早めにインフルエンザ対策を!!
今シーズン、早くも変異ウイルス登場 !?
今年の3月、厚労省は新型インフルエンザ(A/H1N1)の今シーズン(2010/2011シーズン)の流行状況について、「新型インフルエンザ等感染症」と認められなくなったことを公表しました。しかし、新型インフルエンザはいつ発生するか分からず、常にこれに備えておく必要があります。政府は、今般の新型インフルエンザ(A/H1N1)の経験等を踏まえ、新型インフルエンザ対策行動計画の見直しに対し引き続き取り組んでいくこととしています(厚労省HPより抜粋)。
そして、その「いつ発生するか分からず‥‥」が、まさに変異ウイルスによって起きるかも知れません。米疾病対策センター(CDC)は、同国で2人の子どもが新種の豚インフルエンザに感染していたことを明らかにしました。感染の拡大は確認されていませんが、09年に発生した新型インフルエンザの遺伝的特徴が2例のウイルスに発見されたとし、医療機関に注意を呼び掛けているそうです。また、国連食糧農業機関(FAO)は、強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の変異株がベトナムと中国で見つかったことを明らかにしました。FAOによると、変異株は現行のワクチンが効かないとみられ、人体への危険も予測できないとのことです。鳥インフルエンザは大半の国で終息しましたが、中国やバングラデシュ、インド、インドネシア、ベトナム、エジプトにはウイルスが残り、最近さらにネパールやモンゴル、ルーマニア、ブルガリア、イスラエル、パレスチナ自治区にも広がっています。そしてベトナム発の流行はタイやマレーシア、カンボジア、さらに朝鮮半島や日本にも及ぶ恐れがあるため、警戒と監視態勢が重要だと強調しました。厚生労働省などによると、一度も流行したことのない新しいウイルスが原因だと免疫を持っている人がおらず、感染が拡大しやすいため、新種ウイルスは世界的に警戒されています。
そして、インフルエンザウイルスがヒトから豚へ、豚からヒトへ感染した例はあり「豚の体内でヒトや鳥のウイルスが交雑して新しいウイルスが生まれる可能性がある。ウイルスの変化には注意が必要だ」と国立感染症研究所・渡邉治雄センター長は話しています。
秋口には夏の疲れが出て、体力の低下から感染症などに対する抵抗力も落ちてくる季節です。流行期に向けての対策を怠りなきよう‥‥。
■インフルエンザ対策!
対策その1【上気道の粘膜免疫】
鼻から入った空気は4つある副鼻腔を通 過する間に、ホコリや細菌などの異物を除去します。また、のどが潤っていると、粘膜免疫、粘液線毛の輸送機能や抗菌作用、免疫タンパクが発達し、防御機能が正常に働き、ウイルスの繁殖を防ぐことができます。
対策その2【ウイルスの不活化】
ウイルスによる感染症の治療時や、仮に無毒と考えられているウイルスであっても、たとえばそのウイルスの遺伝子操作などによって新薬をつくる場合などにはウイルスの持つ働きを完全に絶つことが不可欠です。ウイルス自体の持つさまざまな作用(たとえば遺伝子のコピー機能など)を完全に抑えることを“ウイルスの不活化”といいます。
対策その3【免疫の調整作用!】
現在の新型インフルエンザ(H1N1)やその他のウイルスなどは、健康な人はさほど心配がないといわれています。しかし、免疫力が落ちた人や年配者、幼児、妊婦などが感染すると、肺炎や敗血症を起こします。発病すると治療のすべはなく致死率も高くなります。
●粘膜免疫の保護
口呼吸になりやすい就寝時などは、上気道を乾燥させ粘膜免疫に影響を与えます。マスクでの対策、最近では口を塞ぐテープの使用などと試行錯誤されている方が多いようです。ここでより効果的な方法をお教えしましょう。それは、就寝時に霊芝を1~2粒口に含む方法です。霊芝を口に含む(※舌下に置くとより長時間効果が持続します)ことによって、無意識に就寝中の口が閉ざされます。また、霊芝の爽やかな苦味が唾液の分泌を促し、のどの乾燥を和らげます。口に入れる前に、硬い霊芝粒の表面に少しキズをつけるか半分に割るかすると良いでしょう。
●ウイルスの不活化
ウイルスは鼻や口から侵入し、のどなどの上気道で感染しますので、「のど飴」のような“のどに付着する”形態でないと、ウイルス不活化に有効とはいえません。『レイシセンダン葉のど飴』には、日本食品分析センターによる驚くべきウイルス不活化試験データがあります。
●免疫の調整作用
霊芝は免疫系に対して調整的な双向性があるため、いろいろな免疫失調症に効果が期待できます。特にリンパ球増殖の調節、免疫因子産生の促進、マクロファージ・NK細胞の活性化、造血芽細胞の促進などによって、生体の免疫バランスが保たれ、生体機能の維持などに有効な影響を発揮すると期待されています。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
今年の3月、厚労省は新型インフルエンザ(A/H1N1)の今シーズン(2010/2011シーズン)の流行状況について、「新型インフルエンザ等感染症」と認められなくなったことを公表しました。しかし、新型インフルエンザはいつ発生するか分からず、常にこれに備えておく必要があります。政府は、今般の新型インフルエンザ(A/H1N1)の経験等を踏まえ、新型インフルエンザ対策行動計画の見直しに対し引き続き取り組んでいくこととしています(厚労省HPより抜粋)。
そして、その「いつ発生するか分からず‥‥」が、まさに変異ウイルスによって起きるかも知れません。米疾病対策センター(CDC)は、同国で2人の子どもが新種の豚インフルエンザに感染していたことを明らかにしました。感染の拡大は確認されていませんが、09年に発生した新型インフルエンザの遺伝的特徴が2例のウイルスに発見されたとし、医療機関に注意を呼び掛けているそうです。また、国連食糧農業機関(FAO)は、強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の変異株がベトナムと中国で見つかったことを明らかにしました。FAOによると、変異株は現行のワクチンが効かないとみられ、人体への危険も予測できないとのことです。鳥インフルエンザは大半の国で終息しましたが、中国やバングラデシュ、インド、インドネシア、ベトナム、エジプトにはウイルスが残り、最近さらにネパールやモンゴル、ルーマニア、ブルガリア、イスラエル、パレスチナ自治区にも広がっています。そしてベトナム発の流行はタイやマレーシア、カンボジア、さらに朝鮮半島や日本にも及ぶ恐れがあるため、警戒と監視態勢が重要だと強調しました。厚生労働省などによると、一度も流行したことのない新しいウイルスが原因だと免疫を持っている人がおらず、感染が拡大しやすいため、新種ウイルスは世界的に警戒されています。
そして、インフルエンザウイルスがヒトから豚へ、豚からヒトへ感染した例はあり「豚の体内でヒトや鳥のウイルスが交雑して新しいウイルスが生まれる可能性がある。ウイルスの変化には注意が必要だ」と国立感染症研究所・渡邉治雄センター長は話しています。
秋口には夏の疲れが出て、体力の低下から感染症などに対する抵抗力も落ちてくる季節です。流行期に向けての対策を怠りなきよう‥‥。
■インフルエンザ対策!
対策その1【上気道の粘膜免疫】
鼻から入った空気は4つある副鼻腔を通 過する間に、ホコリや細菌などの異物を除去します。また、のどが潤っていると、粘膜免疫、粘液線毛の輸送機能や抗菌作用、免疫タンパクが発達し、防御機能が正常に働き、ウイルスの繁殖を防ぐことができます。
対策その2【ウイルスの不活化】
ウイルスによる感染症の治療時や、仮に無毒と考えられているウイルスであっても、たとえばそのウイルスの遺伝子操作などによって新薬をつくる場合などにはウイルスの持つ働きを完全に絶つことが不可欠です。ウイルス自体の持つさまざまな作用(たとえば遺伝子のコピー機能など)を完全に抑えることを“ウイルスの不活化”といいます。
対策その3【免疫の調整作用!】
現在の新型インフルエンザ(H1N1)やその他のウイルスなどは、健康な人はさほど心配がないといわれています。しかし、免疫力が落ちた人や年配者、幼児、妊婦などが感染すると、肺炎や敗血症を起こします。発病すると治療のすべはなく致死率も高くなります。
●粘膜免疫の保護
口呼吸になりやすい就寝時などは、上気道を乾燥させ粘膜免疫に影響を与えます。マスクでの対策、最近では口を塞ぐテープの使用などと試行錯誤されている方が多いようです。ここでより効果的な方法をお教えしましょう。それは、就寝時に霊芝を1~2粒口に含む方法です。霊芝を口に含む(※舌下に置くとより長時間効果が持続します)ことによって、無意識に就寝中の口が閉ざされます。また、霊芝の爽やかな苦味が唾液の分泌を促し、のどの乾燥を和らげます。口に入れる前に、硬い霊芝粒の表面に少しキズをつけるか半分に割るかすると良いでしょう。
●ウイルスの不活化
ウイルスは鼻や口から侵入し、のどなどの上気道で感染しますので、「のど飴」のような“のどに付着する”形態でないと、ウイルス不活化に有効とはいえません。『レイシセンダン葉のど飴』には、日本食品分析センターによる驚くべきウイルス不活化試験データがあります。
●免疫の調整作用
霊芝は免疫系に対して調整的な双向性があるため、いろいろな免疫失調症に効果が期待できます。特にリンパ球増殖の調節、免疫因子産生の促進、マクロファージ・NK細胞の活性化、造血芽細胞の促進などによって、生体の免疫バランスが保たれ、生体機能の維持などに有効な影響を発揮すると期待されています。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
2011年9月8日木曜日
「パニック障害」について
広範囲にも及ぶ「パニック障害」
東日本大震災後に心的外傷後ストレス(PTSD)からパニック障害などを発症し、地震の再来による津波、家屋の崩壊などの恐怖心から自宅で暮らすことができず車で生活している人がいるとのこと。PTSDからのパニック障害は、災害派遣された自衛隊の若い隊員にも見られるそうです。そして、現在震災で各地に避難している人々、特に子供達とその母親達にもパニック障害が起こっています。また、今回の台風12号による紀伊半島を中心とした記録的豪雨は、平成になって最悪の被害をもたらしました。今回のような甚大な被害を及ぼした台風でも、大規模な土砂崩れが懸念される深層崩壊の心配が被災ストレスになり、今後、PTSDやパニック障害の発症が心配されます。
しかし、今回のような自然災害が及ぼす震災ストレスは、なにも被災した人々だけとは限りません。今回の地震では、南三陸町は東南東方向へ約4.4m移動、約75cmの地盤沈下が起こるなど、北海道から近畿地方にかけての広い範囲で地殻変動が観測されています。そして、日本周辺でその他の地殻変動が活発な周期に入っているといわれ、東日本の余震も含め各地で不穏な地震も発生しています。また、これからシーズンを迎える台風に関しては、秋雨前線と重なれば被害も拡大しかねません。このような地震や台風に対する不安を身近に感じたり、自然災害報道を頻繁に目にすると、被災していない人でもそれがストレスになりパニック障害になる可能性は十分考えられるのです。
■ パニック障害とその対策!
パニック障害の典型的な症状としては、突然生じる「パニック発作」。そして、その発作が再発するのではないかと恐れる「予期不安」。さらに長期化するにつれて、生活範囲を限定する「広場恐怖症」が生じてきます。
【パニック発作】
パニック障害患者は、日常生活にストレスを溜め込みやすい環境で暮らしていることが多く、突然、強いストレスを覚え、動悸、息切れ、めまいなどの自律神経症状と空間認知(空間等の情報を収集する力)による強烈な不安感に襲われる。
【予期不安】
パニック発作に強烈な恐怖を感じるため、発作が発生した場面を恐れ、また発作が起きるのではないかと、不安を募らせていく。これを「予期不安」という。そして、患者は神経質となりパニック発作が繰り返し生じるようになっていく。
【広場恐怖症】
「もし今何かが起きたら、ここから逃げられるだろうか?」と考えて、人の多い場所や、そこに人だかりのできることを恐れる。また、心の不安が激しくなったときに容易に逃げ出すことができないような場所に恐怖を感じるようになり外出などを控えるようになる。
ストレス⇒CRH↑⇒5-HT↓⇒精神的自覚症状↑
【関連する疾患と症状】パニック障害、うつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、緊張性頭痛、偏頭痛、不眠、睡眠障害、心因性多飲多食症、拒食症など。
* CRH:ストレスホルモン * 5-HT:セロトニン
パニック障害の薬物療法としては、SSRI等の抗うつ作用と抗不安作用がある薬で、脳内神経伝達物質のノルアドレナリンやセロトニンに関する薬物療法が行なわれます。しかし、SSRIの代表とされるパロキセチン(パキシル)では、飲み忘れ等で服用を中止した数日後に起きる激しいめまい・頭痛などの離脱症状が問題となり、パニック障害に対する安全性・有用性に疑問も呈されています。
【期待できる対策】
ストレスホルモンが放出されセロトニン放出が抑制されたり、微小循環の血流を低下させる生体反応が表れることが考えられます。セロトニン活性に影響を与える「活性ラフマ」や微小循環の血流改善に影響を与える「霊芝」があります。そして、体力の低下による「ストレス耐性」の強化に期待できるのが、エネルギー産生システム「ミトコンドリアスクエア」の“四銃士”、霊芝、コエンザイムQ10、α-リポ酸、L-カルニチンです。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
東日本大震災後に心的外傷後ストレス(PTSD)からパニック障害などを発症し、地震の再来による津波、家屋の崩壊などの恐怖心から自宅で暮らすことができず車で生活している人がいるとのこと。PTSDからのパニック障害は、災害派遣された自衛隊の若い隊員にも見られるそうです。そして、現在震災で各地に避難している人々、特に子供達とその母親達にもパニック障害が起こっています。また、今回の台風12号による紀伊半島を中心とした記録的豪雨は、平成になって最悪の被害をもたらしました。今回のような甚大な被害を及ぼした台風でも、大規模な土砂崩れが懸念される深層崩壊の心配が被災ストレスになり、今後、PTSDやパニック障害の発症が心配されます。
しかし、今回のような自然災害が及ぼす震災ストレスは、なにも被災した人々だけとは限りません。今回の地震では、南三陸町は東南東方向へ約4.4m移動、約75cmの地盤沈下が起こるなど、北海道から近畿地方にかけての広い範囲で地殻変動が観測されています。そして、日本周辺でその他の地殻変動が活発な周期に入っているといわれ、東日本の余震も含め各地で不穏な地震も発生しています。また、これからシーズンを迎える台風に関しては、秋雨前線と重なれば被害も拡大しかねません。このような地震や台風に対する不安を身近に感じたり、自然災害報道を頻繁に目にすると、被災していない人でもそれがストレスになりパニック障害になる可能性は十分考えられるのです。
■ パニック障害とその対策!
パニック障害の典型的な症状としては、突然生じる「パニック発作」。そして、その発作が再発するのではないかと恐れる「予期不安」。さらに長期化するにつれて、生活範囲を限定する「広場恐怖症」が生じてきます。
【パニック発作】
パニック障害患者は、日常生活にストレスを溜め込みやすい環境で暮らしていることが多く、突然、強いストレスを覚え、動悸、息切れ、めまいなどの自律神経症状と空間認知(空間等の情報を収集する力)による強烈な不安感に襲われる。
【予期不安】
パニック発作に強烈な恐怖を感じるため、発作が発生した場面を恐れ、また発作が起きるのではないかと、不安を募らせていく。これを「予期不安」という。そして、患者は神経質となりパニック発作が繰り返し生じるようになっていく。
【広場恐怖症】
「もし今何かが起きたら、ここから逃げられるだろうか?」と考えて、人の多い場所や、そこに人だかりのできることを恐れる。また、心の不安が激しくなったときに容易に逃げ出すことができないような場所に恐怖を感じるようになり外出などを控えるようになる。
ストレス⇒CRH↑⇒5-HT↓⇒精神的自覚症状↑
【関連する疾患と症状】パニック障害、うつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、緊張性頭痛、偏頭痛、不眠、睡眠障害、心因性多飲多食症、拒食症など。
* CRH:ストレスホルモン * 5-HT:セロトニン
パニック障害の薬物療法としては、SSRI等の抗うつ作用と抗不安作用がある薬で、脳内神経伝達物質のノルアドレナリンやセロトニンに関する薬物療法が行なわれます。しかし、SSRIの代表とされるパロキセチン(パキシル)では、飲み忘れ等で服用を中止した数日後に起きる激しいめまい・頭痛などの離脱症状が問題となり、パニック障害に対する安全性・有用性に疑問も呈されています。
【期待できる対策】
ストレスホルモンが放出されセロトニン放出が抑制されたり、微小循環の血流を低下させる生体反応が表れることが考えられます。セロトニン活性に影響を与える「活性ラフマ」や微小循環の血流改善に影響を与える「霊芝」があります。そして、体力の低下による「ストレス耐性」の強化に期待できるのが、エネルギー産生システム「ミトコンドリアスクエア」の“四銃士”、霊芝、コエンザイムQ10、α-リポ酸、L-カルニチンです。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
2011年9月2日金曜日
多様化する「うつ病」!
期待される診断方法と多様化する「うつ病」!
うつ病の症状を客観的に診断するための指標となりうる、脳内に多く存在するタンパク質。それは「脳由来神経栄養因子」です。このたんぱく質に着目し、広島大学大学院(広島市)などの共同研究グループが、うつの診断になりうる方法を世界で初めて米科学誌に発表しました。 研究グループの教授によると、世界で研究されているうつの要因については、糖尿病診断での血糖値や高血圧診断での血圧値のような客観的な指標は発見されておらず、気持ちの落ち込みや意欲の低下などの症状から医師が判断するしかないとのこと。今回の発見では、血液を調べることで、客観的な診断方法の開発に役立つと期待されています。
一方で、うつ病は、きちょうめんで真面目、周囲に気を配るなど、模範的な人に多いとされています。しかし、最近こうした典型例に当てはまらない「新型うつ病」が注目されています。うつ病は、憂うつな気分やおっくうな感じ、不安が一定期間続き、日常生活に支障を来している状態。気分が落ち込むだけでなく、「活力も失われ元気がなくなり、嫌なことがあれば、健康な人でも落ち込む。これに対し、うつ病の人はいつも調子が悪い」と、この点は基本的に変わりません。従来のうつ病は中高年に多く、性格は完璧主義。そして、役職や立場など社会的な役割に自分を同化させたがる傾向が強い人に多く、発症すると「こんな情けない人間で、会社にも家族にも申し訳ない」と自分を責めます。また、食欲不振で体重が減ったりします。典型例は自分を追い込んでいるので、励ましてはいけないのが基本です。
一方、新型と呼ばれるのはこんなケース。「入社3年目の会社員男性(25)。プライドが高い性格で、上司のことは内心小ばかにしていた。ある日、その上司から注意を受け、そのまま帰宅。翌朝ベッドから起き上がれず、仕事をする気力もない。体調不良で休みたいと訴え、欠勤が続く」‥‥。「自尊心が強く、傷つきやすい。新型では長年の性格の偏りが見られる場合もある」とは、甲南女子大学人間科学部・牟田和恵教授。注目すべき症状として、
・体重や食欲の増加が著しい
・過眠・手足が鉛のように重く感じる
・対人関係に敏感で、他人に自分を受け入れてもらえないと気分がしぼむ。
‥‥などが挙げられています。また、良いことがあると一時的に気分が良くなったり、過眠や過食、好きなことや自分にとって良い出来事には気分が良くなるなど、従来とは違う症状を示すのでわがままに見えるということです。
■ 非定型うつ病および気分変調症
「新型うつ病」は比較的認知度の高い精神疾患ですが、何かと誤解されることが多い疾患でもあります。実際には「新型うつ病」という病名は存在しません。「新型うつ病」は、「非定型うつ病」および「気分変調症」に当てはまります。
従来型のうつ病と比べ大きく異なる特徴
従来の「うつ病」といえば、几帳面で真面目な人がかかりやすく、落ち込み、自分を責め、自殺に至る傾向が強いといった特徴が見られます。しかし「新型うつ病」は、仕事中だけうつで、帰宅後や休日は普段通り活発に活動し、身近な人間や社会に対して攻撃的な態度を取り、休職しても会社や同僚にかける迷惑などあまり感じない、といった特徴が見られます。
「新型うつ病」(非定型うつ病)の診断基準
「気分の落ち込み」「興味や喜びの消失」「ボーッとしてやる気が起こらない」などの症状があります。さらに次のような特徴が見られる場合に「新型うつ病」と診断されます。「従来型」「新型」を区別して診断されないこともあり、治療法や対処法に異なる部分があるため注意が必要です。
1. 気分の反応性がある・・・楽しい出来事があると気分が明るくなる
2. 著しい体重増加または食欲の増加
3. 10時間以上におよぶ過眠
4. 鉛様のまひ・・・手足が鉛のように重たい感覚
5. 長期間に亘り人間関係において拒絶されることに過敏。そのため社会生活に支障をきたす
「新型うつ」は若年層に多く、若者の場合、食習慣の乱れから脳内神経伝達物質に必須な栄養素の欠乏や、体力の低下による「ストレス耐性」の低下傾向が認められます。対策としては、セロトニンの産生に影響を与える「活性ラフマ」が良いと言われます。また、ストレス耐性の強化には、エネルギー産生を促進する「ミトコンドリアスクエア」システム効率化の4つの栄養素、霊芝、コエンザイムQ10、α-リポ酸、L-カルニチンがおすすめです。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
2011年9月1日木曜日
女性のストレスとうつ病について
女性特有のストレス!
日本の5大疾病にもなった、うつ病を含む精神疾患。普段は社会における男性のうつ病が多く取り上げられますが、女性の場合には男性以上に深刻なうつ病の実態があります。
ある20代の女性は‥‥
感情をコントロールできず、なぜ涙が止まらないのか分からなかった。初めて近くの精神科を受診すると「うつ病」と診断され、抗うつ薬など3種類の薬を処方された。「自覚はなかったけれど、今思えば2度目の流産をしたことから変だった」。電話やインターホンの音に恐怖を感じ、雨戸もカーテンも開けずに寝室に閉じこもる日々が続いた。「自分が悪い」と叫びながら壁に頭を打ち付けることもあった。最初は心配した夫も部屋に来なくなり、過食と嘔吐を繰返す摂食障害にもなった。精神科の薬を飲み続けた1年半は、医師から妊娠しないように言われ焦りを感じた。服薬を終えた後3回目の妊娠が分かったが、9週目に胎児の心拍が止まった。半年後には4回目の流産を経験し、再び抗うつ薬に頼った。妊娠の喜びから一転、悲しみのどん底に突き落とされる流産や死産‥‥。
このように、何度か繰返して心の傷が癒えないまま、うつ状態におちいる人もいるそうです。うつの人が緊張や恐怖でアドレナリンを分泌すると、免疫機能を持つナチュラルキラー細胞が増え、胎児を異物とみなして流産を引き起こすという説や、緊張すると血管が収縮して胎児への血流量が減るという説も考えられているようです。不育症の専門医は、過度のストレスが流産になると考え、抗不安薬などを処方しているそうです。しかし、従来の抗うつ薬より副作用が少なく飲みやすいと言われているSSRIのひとつ「パキシル」は、新生児の命に関わる副作用について、製薬会社が「関連性が否定できない」としています。厚労省も06年にパキシルの添付文書を改訂し、新生児の先天異常を起こすリスクがあると注意喚起をしています。しかし、処方された患者は医師から「妊娠したらすぐに知らせてくださいと言われたのですが‥‥」。妊娠に気づくのは早くて妊娠5~6週。すでに1ヵ月以上服薬しているうえ、激しい頭痛が起きる恐れがあり、突然の中断は難しいそうです。
女性の場合、妊娠・出産・産後と男性にはないストレスを抱えてしまう場合がありますので、より注意が必要です。
■女性はうつ病の生涯有病率は2倍!
うつの症状は、環境の変化や仕事などのストレスなどが引き金になります。特に女性の場合、環境の変化の他に、出産や閉経などの女性ホルモンが減少することがきっかけになることがあります。人が一生のうちにかかる「うつ病」の割合(生涯有病率)、男性に比べ女性のほうが約2倍高いことがわかっています。
特に社会的な影響が大きいのは産後に発症する産褥期(さんじょくき)です。 発見が遅れると、母親の状態が子供の発達にまで影響を及ぼします。
エストロゲンとセロトニン
女性はセロトニン量が1ヶ月周期で増減します。排卵前後にセロトニン量が一番多く、女性が精神的に最も充実しているのはこの時期です。更年期、生理前や産後はエストロゲンが急激に減少し、それに伴うセロトニンの減少が影響し、うつ状態になる場合があると言われています。つまり、女性ホルモンがセロトニンに影響を与えているのです。
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女性ホルモンの減少し始める年齢は、女性のストレスが多い年齢と重なり、セロトニン減少に拍車をかけます。また、肉体的にも「ストレス耐性」が低下します。対策としては、脳内セロトニンに好影響を与える「活性ラフマ」が良いといわれます。そして、ストレス耐性の強化には、「ミトコンドリアスクエア」システムで効率よくエネルギーを作り出す、霊芝、コエンザイムQ10、α-リポ酸、L-カルニチンの4栄養素がおすすめです。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
日本の5大疾病にもなった、うつ病を含む精神疾患。普段は社会における男性のうつ病が多く取り上げられますが、女性の場合には男性以上に深刻なうつ病の実態があります。
ある20代の女性は‥‥
感情をコントロールできず、なぜ涙が止まらないのか分からなかった。初めて近くの精神科を受診すると「うつ病」と診断され、抗うつ薬など3種類の薬を処方された。「自覚はなかったけれど、今思えば2度目の流産をしたことから変だった」。電話やインターホンの音に恐怖を感じ、雨戸もカーテンも開けずに寝室に閉じこもる日々が続いた。「自分が悪い」と叫びながら壁に頭を打ち付けることもあった。最初は心配した夫も部屋に来なくなり、過食と嘔吐を繰返す摂食障害にもなった。精神科の薬を飲み続けた1年半は、医師から妊娠しないように言われ焦りを感じた。服薬を終えた後3回目の妊娠が分かったが、9週目に胎児の心拍が止まった。半年後には4回目の流産を経験し、再び抗うつ薬に頼った。妊娠の喜びから一転、悲しみのどん底に突き落とされる流産や死産‥‥。
このように、何度か繰返して心の傷が癒えないまま、うつ状態におちいる人もいるそうです。うつの人が緊張や恐怖でアドレナリンを分泌すると、免疫機能を持つナチュラルキラー細胞が増え、胎児を異物とみなして流産を引き起こすという説や、緊張すると血管が収縮して胎児への血流量が減るという説も考えられているようです。不育症の専門医は、過度のストレスが流産になると考え、抗不安薬などを処方しているそうです。しかし、従来の抗うつ薬より副作用が少なく飲みやすいと言われているSSRIのひとつ「パキシル」は、新生児の命に関わる副作用について、製薬会社が「関連性が否定できない」としています。厚労省も06年にパキシルの添付文書を改訂し、新生児の先天異常を起こすリスクがあると注意喚起をしています。しかし、処方された患者は医師から「妊娠したらすぐに知らせてくださいと言われたのですが‥‥」。妊娠に気づくのは早くて妊娠5~6週。すでに1ヵ月以上服薬しているうえ、激しい頭痛が起きる恐れがあり、突然の中断は難しいそうです。
女性の場合、妊娠・出産・産後と男性にはないストレスを抱えてしまう場合がありますので、より注意が必要です。
■女性はうつ病の生涯有病率は2倍!
うつの症状は、環境の変化や仕事などのストレスなどが引き金になります。特に女性の場合、環境の変化の他に、出産や閉経などの女性ホルモンが減少することがきっかけになることがあります。人が一生のうちにかかる「うつ病」の割合(生涯有病率)、男性に比べ女性のほうが約2倍高いことがわかっています。
特に社会的な影響が大きいのは産後に発症する産褥期(さんじょくき)です。 発見が遅れると、母親の状態が子供の発達にまで影響を及ぼします。
エストロゲンとセロトニン
女性はセロトニン量が1ヶ月周期で増減します。排卵前後にセロトニン量が一番多く、女性が精神的に最も充実しているのはこの時期です。更年期、生理前や産後はエストロゲンが急激に減少し、それに伴うセロトニンの減少が影響し、うつ状態になる場合があると言われています。つまり、女性ホルモンがセロトニンに影響を与えているのです。
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女性ホルモンの減少し始める年齢は、女性のストレスが多い年齢と重なり、セロトニン減少に拍車をかけます。また、肉体的にも「ストレス耐性」が低下します。対策としては、脳内セロトニンに好影響を与える「活性ラフマ」が良いといわれます。そして、ストレス耐性の強化には、「ミトコンドリアスクエア」システムで効率よくエネルギーを作り出す、霊芝、コエンザイムQ10、α-リポ酸、L-カルニチンの4栄養素がおすすめです。
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愛・感謝 五月雨ジョージ