2024年8月7日水曜日

糖質

 夏の食事 ⇒ 秋には怖い現実が

 夏はのど越しが良いめん類を食べる機会が増えます。単品で食べがちなめん類は、糖質過多になり、他の栄養素が不足するため、注意が必要です。めん類を食べるときには、意識して肉や野菜、海藻類、きのこ類などをトッピングして、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維も一緒に摂取することを心がけましょう。

 糖質は体のエネルギー源になる大切な栄養素ですが、摂り過ぎると太りやすくなります。これは、血糖値の上昇が関係しています(〔糖質過多〕⇒〔体内の血糖値が急上昇〕⇒〔膵臓からインスリン大量分泌〕)。このインスリンは、血糖値の低下に働くだけでなく、エネルギーとして使われなかった糖を中性脂肪などに合成して蓄積する働きもあるのです。

 血糖値の上昇を抑えるには、炭水化物を摂り過ぎないことと、「GI値」が低い食品を選ぶことです(GI値:その食品を摂取したときにどのくらいのスピードで血糖値が上がるかを示した数値)。GI値が低いほど、血糖値の上昇がゆるやかな食品とされています。玄米や胚芽米、全粒粉のパン、全粒粉のパスタやそばなどが挙げられます。最近では「糖質ゼロ」「低糖質」のめん類やパンも販売されています。炭水化物中心の食事になりがちな方は、これらがお勧めです。

 夏場に食べたくなるアイスクリームやシャーベットも糖質が多く、糖質過多の原因になります。好きな人が我慢するとストレスになるので、代わりに「果物」を活用しましょう。果物に含まれる「果糖」は、直接血糖値を上げることはなく、また、果物には体調を整えるビタミン・ミネラル・食物繊維の他、抗酸化作用のある機能性成分を多く含むので、美肌や便秘、むくみの改善など健康の維持に役立ちます。水分も多く、朝食に摂ることで、就寝中に失った水分を補うのに最適です。また、果実の噛み応えや適度な甘味は満足感にもつながります。ただし、果物に含まれる糖には果糖のほか、炭水化物と同じブドウ糖や、ショ糖もあります。特にブドウ糖やショ糖は吸収が早く血糖値が上がりやすいため、食べ過ぎには注意が必要です。お勧めは、キウイ、グレープフルーツ、りんごなど。

 お酒好きが注意したいのが、酒類に含まれる糖質。特にビールは他の酒より糖質が多く、空腹時に飲めば血糖値が上昇してしまいます。飲む前に野菜やキノコ類など食物繊維を含む食品を摂ることで、血糖値の上昇はゆるやかになります。また最近では、糖質オフのビールも販売されています。おすすめは糖質ゼロのハイボールや焼酎です。おつまみは、糖質の多いものは控えましょう。また、飲み過ぎは暴飲暴食につながります。締めのラーメンやスイーツは、更に糖質の摂り過ぎになります。適度な飲酒を心がけましょう。

 最後に、夏場の水分補給としてスポーツ飲料を飲む方がいますが、これには糖分が非常に多く含まれているので注意が必要。熱中症対策が太る原因になることもあります。

(出典:https://diamond.jp/)


■糖質をやめられない理由

 食べ物を摂取できない状態が続けば、肝細胞などに取り込まれていたグリコーゲンが、それも尽きれば脂肪細胞の中性脂肪が燃えることによって、私たちはエネルギーを得て、血糖値を安定させて命をつなぐことができます。逆に言えば、飢えた状態でも生き延びることができ、血糖値は下がり過ぎないのです。現代人に「いざというとき」はめったに訪れませんが、私たちの祖先は絶えず危機に直面し、日常的に飢えていて「いつ死んでもおかしくない」状態に置かれていました。そんな状態にあった祖先の脳には「血糖値を下げ過ぎるな。機会があれば糖質を摂れ」という指令がプログラムされています。私たちはそれを引き継いでおり、野菜や魚を食べられない人がいてもご飯やラーメンが嫌いだという人がいないのはそういう理由があるからです。つまり、生き延びるために糖質を摂るようにできているのです。

 そして、糖質を摂ったときには幸せを感じます。糖質によって血糖値が上がるとセロトニンやドーパミンが放出されて脳が快楽を得るのです。

 ところが現代人は飢えてもいないのに脳の快楽のため過剰な糖質を摂っています。まさに"糖質中毒"です。薬物依存研究の専門家は、「薬物依存と食べ過ぎはメカニズムが似ている」と指摘しています。脳が「報酬」を得られるために繰り返す中毒だというわけです。

病気の根本原因には必ず砂糖がある

 日本人の糖尿病に関する最も古い記録は平安時代の菅原道長の日記ですが、一般人が糖尿病にかかるようになるのは、戦後20年くらい過ぎてからのこと。経済の急成長とともに多くの人たちが白米や麺類、甘いお菓子や飲み物を口にできるようになり、糖尿病も増えていきます。そして、現在ほど30代~40代の男性に肥満者が多い時代はありません。

 生活習慣病は明らかに文明病と言えます。中でも食生活の変化が現代人を苦しめる病気を作り出したのです。肥満、糖尿病、高血圧、がん、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、脂質異常、うつ、ぜんそく、アレルギー、アトピー、海洋性大腸症候群‥‥これらは全て文明的な食事によって生まれたと言ってもいいでしょう。コロラド大学のリチャード・ジョンソン博士は専門してこう言っています。「病気の根本原因をたどると、必ずそこには“砂糖”がある」

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「霊芝」の活性化多糖体は、血糖と血液脂質の数値を下げ、また、その抗酸化作用が高血糖による血管内皮細胞の損傷を軽減し、主動脈の健康を維持する効果が認められています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

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