2025年2月5日水曜日

睡眠時無呼吸症候群

 女性の“隠れ”睡眠時無呼吸症候群

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)といえば、中年以降の太った男性に多い病気というイメージがあります。太った男性は確かにSAS患者の典型例ですが、痩せている人にも多いです。

 世界的にも問題視されているのが、女性のSAS。女性のSASは誤診される人も多く、熊本・くわみず病院の池上あずさ院長はこれを「隠れSAS」と呼んでいます。

 睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まったりする状態(無呼吸・低呼吸)を繰り返し、体の低酸素状態が発生する病気です。肥満、小さい顎、舌の根元が落ち込む舌根沈下や扁桃肥大などによる上気道の狭窄が原因になると言われており、睡眠中に呼吸が止まることで眠りの質が低下し、日中の眠気や体のだるさなどが生じ、QOL(生活の質)が低下します。

 低酸素状態や無呼吸・低呼吸に対する脳からの覚醒反応で交感神経系が強く働くと心拍数が増え、血圧が上昇して血管に負担がかかり、心血管障害(心筋梗塞や脳梗塞等)の発症リスクが高くなります。SASで心筋梗塞は3倍、脳梗塞は4倍リスクが増すとの報告もあります。

「隠れSASの人は、SASを放置していることで、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを抱えたまま。速やかに適切な 治療に結びつける必要がある」(池上院長=以下同)

 女性のSASが“隠れ”となってしまうのは、多くのSASの典型例(「太っている」「就寝中の大いびきで突然呼吸停止、しばらくして大いびき再開」)が見られないからです。「女性ホルモンには呼吸をスムーズにしたり、代償する働きがあり、よほど肥満でない限り、更年期までは女性はSASになりにくい。ところが更年期以降、女性ホルモンの分泌の急激な減少で、睡眠中の呼吸に影響が生じる。無呼吸とまではいかなくとも、気流制限や呼吸が浅い低呼吸を起こす。さらに、女性では、男性ではあまり反応しない程度の気流制限でも脳が反応し、中途覚醒となったり、自律神経の異常が生じやすい」

 SASの重症度は一般的には「無呼吸低呼吸指数(AHI)」(呼吸が止まる回数、浅くなる回数が1時間にどれくらいあるかを示すもの)で示されます。AHIが5以上でSASと診断され、5~15が軽症、15~30が中等症、30が重症とされています。

「ところが女性のSASではAHIで見る重症度と、実際の症状やQOLの低下とは一致しないことがよくある。女性によく見られる気流制限くらいでは、AHIではカウントされずSASの診断には至らない。しかし、症状はあるのでつらい。心筋梗塞や脳卒中のリスクも高く、男女の比較試験では、AHIは女性の方が明らかに低いものの、心筋梗塞のリスクは高齢女性では、むしろ高かったとの結果が出ている」

 SASを疑う症状としては「多少の差はあれ、いびきがある」「起床時の頭痛」「日中の眠気や倦怠感」「中途覚醒」「息苦しくて目が覚める」が挙げられます。

(出典:https://www.nikkan-gendai.com/)


■睡眠時無呼吸症候群と高血圧

「睡眠時無呼吸症候群(SAS(Sleep Apnea Syndrome))」は眠り出すと呼吸が止まってしまう病気です。呼吸が止まると、血液中の酸素濃度が低下するため、目が覚め、再び呼吸し始めますが、眠り出すとまた止まってしまいます。これを一晩中繰り返すため、その結果十分に睡眠がとれず、日中の眠気、集中力の低下などが表れます。

 睡眠時無呼吸症候群になると、酸素濃度が下がるのを補うために心臓の働きが強まり、高血圧となります。また、酸素濃度の低下により動脈硬化も進み、心筋梗塞や脳卒中のリスクが増します。さらに、睡眠不足によるストレスにより、血糖やコレステロール値が高くなり、さまざまな生活習慣病やメタボリック・シンドロームが引き起こされやすくなります。

SASの可能性がある症状

□大きないびきをかく □就寝中に息が止まることがある □いくら寝ても疲れが取れない □肥満 □高血圧 □寝汗をかく □眠りが浅い □昼間の眠気、居眠りで困る

※3項目以上当てはまる場合は、念のため受診を。家族と一緒にチェックするのが「有効」です。

 1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上出現するような睡眠時無呼吸症候群を放置すると、心筋梗塞、脳梗塞、生活習慣病、眠気による事故、などのため、死亡率が非常に高くなるため、すぐに治療が必要です。ひどいイビキ、睡眠中の呼吸停止がある場合には速やかに対策をとることが大切です。

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SAS対策

 SASの、無呼吸に伴うストレスや睡眠障害等の影響による高血圧や心・脳血管障害などの対策には、「HM-3000(特系霊芝)」をお勧めします。高血圧対策(表参照)の他、血栓、酸素供給に影響するデータもあります。

 また、SASは睡眠の質の低下を招きます。睡眠を促すホルモン「メラトニン」の原料が「セロトニン」です。セロトニンは体内リズムの“朝の目覚め(昼間の健康的な活動)”に影響し、夜の“質の良い睡眠”に作用するのがメラトニンです。「ラフマ葉エキス」はセロトニン活性に働き、この体内リズムを改善して正常に維持します。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

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