2018年6月20日水曜日

日焼け

日焼け遺伝子特定、皮膚がんとの関係は

日焼けで肌が赤くなりやすい傾向は、一部 “遺伝子の影響” によるものだとする研究論文が発表されました。論文は、肌の赤くなりやすさは皮膚がんの発症につながる恐れもあるとしています。

 研究チームは、英国、オーストラリア、オランダ、米国などの欧州系の人約18万人の遺伝的特徴を詳細に調べた結果、20個の「日焼け遺伝子」を発見しました。

 英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された研究論文によると、このうちの8個は皮膚がんとの関連性が過去の研究で判明していたといいます。
 論文の共同執筆者で、英ロンドン大学キングズカレッジのマリオ・ファルチ氏は、遺伝子全体の中の少なくとも一つの領域で「メラノーマ(悪性黒色腫)の発症リスクに関連する遺伝子が、日焼けに対する感受性の増大を介して作用することを示唆する証拠を発見した」と語りました。

 日光に当たることは人体がビタミンDを生成するのに不可欠です。科学者らによると、骨や歯、筋肉などを健康に保つビタミンDは慢性疾患やがんなどの予防を助ける可能性があるといいます。しかし、日光を過剰に浴びることは短期的には痛みを伴ううえに、健康に害を及ぼす恐れがあります。
 肌の色が同じでも、日光を浴びると皮膚が真っ赤になる人もいれば小麦色に日焼けする人もいます。日焼けの遺伝的特徴に関する研究としてはこれまでで最大規模とされる今回の最新研究は、肌の色が同じ人々が日光への暴露に対してこれほどまでに異なる反応を示すことの理由を説明する一助となるものです。

 研究はまた、皮膚がんの危険因子解明の糸口となる可能性もあります。
「これらの遺伝子が、赤く日焼けしやすい傾向の一因となるメカニズムを理解するには、遺伝子についてさらに詳細な調査を行う必要がある」と、ファルチ氏は指摘しました。
 将来的には、今回の研究が高リスクの人々を遺伝子検査を通じて特定する助けになることも考えられます。
「肌が赤くなる日焼けは極めて危険だということを人々は『忘れて』しまいがちだ」とファルチ氏は話します。
「皮膚がんの発生率が増加していることを考えると、日焼けと皮膚がんとの間に遺伝的関連性があることを知ることによって、健康的な生活スタイルを送るよう人々を促す助けになることを期待したい」
(出典:http://www.afpbb.com/) 

■日焼けと紫外線について

紫外線とは太陽から放射される電磁波(光の一種)で、表の3種類に分けることができます。波長が短いほど皮膚への影響は強くなります。地表に届いて肌に影響を及ぼす紫外線はUV-A、UV-Bです。オゾン層が地球に降り注ぐ紫外線を吸収し、私たちを保護しています。

紫外線の体への影響

●日焼け:
 日焼けで肌が黒くなるのは、皮膚の中にあるメラノサイトという色素細胞が、紫外線の働きでメラニンという黒い色素を作るから。日焼けで皮膚が赤くなり、炎症を起こすのは UV-Bのせいです。炎症が治まった後にメラノサイト(色素細胞)が増えてくるので、数日経ってから皮膚の色が黒くなるのです。シミ、ソバカスの原因でもあります。皮膚の遺伝子(DNA)を傷つけ、後に皮膚がんを生じさせるのも主にUV-Bの作用です。日光を浴びてすぐに黒くなる人もいますが、それを引き起こすのはUV-Aです。

●白内障:
 白内障は、紫外線との関係が強いと考えられ、目のなかの水晶体が白く濁って視力が低下します。白内障を発症する人の共通点は目の血流が悪いことです。目は体内で最も進化した部位といわれ、脳の出先器官でもあり、毛細血管が密集している精巧で繊細な器官です。流れている血液の量は、単位面積あたりでは脳の血流量の23倍にもなります。

●免疫機能の低下:
 病気から体を守る免疫機能は、紫外線の影響で働きが低下し、健康を損ねる原因にもなります。また、強い紫外線を受ける登山隊がしっかり日焼け止めをするのは、紫外線によるダメージで疲れやすくなったり、体調を崩したりするのを防ぐためなのです。

●ビタミンDの合成:
 皮膚は紫外線(特にUV-B)を受け、ビタミンDを合成する機能を持っています。また、がんなどの予防効果にも期待されています。

●皮膚がん:
 日焼けで皮膚のDNAは傷がつきます。多くの傷は酵素によって修復されますが、長年にわたるDNAの傷は修復が追いつかなくなります。修復されないDNAは突然変異を起こしやすく、皮膚がんのリスクは増えます。肌白の人は紫外線から肌を守るメラニン色素が少ないため、DNA の傷の量は色黒の人より多く、より日焼けを防ぐ必要があります。

 紫外線被害が大きいオーストラリアでは、親が子どもに日焼け止めクリームを塗ることが法律で義務づけられています。18歳までに生涯に浴びる紫外線量の約半分を浴びているといわれており、子どものうちからの紫外線対策が重要であると考えられているのです。

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「HM-3000(特系霊芝)」は日焼け対策にもお薦めです。血流改善免疫機能の維持・亢進に期待でき、また、皮膚線維芽細胞におけるDNA損傷修復促進効果が報告されています。


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2018年6月13日水曜日

合成着色料

合成着色料で“キレる子ども”が !?

 Sunset Yellow may have an adverse effect on activity and attention in children.(この食品を食べるとキレる子になる可能性があります)

イギリスでは一部の合成着色料を使った食品について、「子どもの活動や注意力に悪影響を与える可能性があります」と表示されているものがあります。前述の英文は、実際に合成着色料の黄色5号(サンセットイエロー)を使用したEUの飲料の表示です。
 イギリスの食品基準庁は、英・サウサンプトン大学の研究で、合成着色料を摂取した子どもに多動性行動が見られたという報告を受け、この表示を義務化しました。EUからは「検証が不十分」という意見も出ましたが、「危険とは断言できないが安全とも言えない」という見解から、表示されることになりました。
 この表示対象の合成着色料には、現在、日本で使われているものもあります。赤色102号、黄色4号、黄色5号、赤色40号の4つです。

 合成着色料はごく少量で色が出ます。500mlのペットボトルに着色するには、爪楊枝の先につけたくらいで十分。お風呂の大きさなら、耳かき1杯程度。つまり、そんな微量でも影響が出る恐れのある物質だということです。

エンジムシ
一方、天然着色料にも問題があります。ハム桜餅のピンク色、ミニドリンクのオレンジ色、その他お菓子などに広く使われている「コチニール色素」(=カルミン酸)。この色素によって呼吸困難などの急性アレルギー症状の発症例が報告され、2012年5月に消費者庁と厚生労働省が注意を呼びかけました。この色素の原料は、サボテンに寄生する虫 “カイガラムシ科エンジムシ”です。米国のスターバックスは、段階的にコチニールをやめ、トマトから抽出したリコピンに切り替えています。
 残念なのは、このコチニールのアレルギー報告は、国内でも以前からあったということです。市立堺病院(1997年)、大阪市立大学(98)、横浜市立大学(04)、大阪大学(05)などです。これらの多くの臨床報告は無視されてきたのです。しかも2012年5月にこの件が発表されても、アレルギー表示を義務化する動きもなければ、警告するでもありません。
 天然着色料なら安全かというと、実際には全くそんなことはありません。アカネから抽出した天然着色料「アカネ色素」は、発がん性があるとして04年に禁止になりました。
(出典:『食品の裏側2』安部司著/東洋経済新聞社)

■添加物より恐ろしい不純物

意外な食品添加物の原料

右表をご覧ください。「なんでこんな気持ち悪いものを許可するのか」と厚生労働省に対して不信感を持つかもしれません。しかし厚労省では添加物の原料及び製造方法は問わないのです。出来上がったものだけが安全性の対象となるからです。

 これらの食品添加物を合成するときに「不純物」が生じることがあります。不純物はごく微量ですが、発がん性などを持つこともあります。コーラのカラメル色素に含まれる発がん物質と報告のある「4-MI」もその一つです。また、発売禁止になった「エコナ」は、油を分解し、新しく合成する過程で発がん性物質が生成されていました。
 タール系色素の赤色104、赤色105はヘキサクロルベンゼン(第一種特定化学物質)含有の問題があります。紅麹カビにはシトリンというカビ毒の問題が指摘されています。

規格基準を定めなくてはいけないという不安!

アナトー色素(黄~橙色)はベニノキの種子から抽出され、カロチノイドとも表示されて多くの食品に使われています。これらの天然色素はその栽培地の水銀汚染により、色素に水銀が含有されることから国際規格(JAFCA)が設けられました。日本ではその規格、基準がないので規格外品が輸入される恐れがあります。
 増粘多糖類のグァーガムからダイオキシンの一種が検出され使用食品が回収されたり、カラギナン(増粘多糖類)を使用した日本の食品がEUの低分子物質含有量の国際規格に引っ掛かり輸出禁止になるなど、日本の食品の安全性が問われてきています。

 国際規格に準じて、日本でも使用の規格基準を定めるべきではないでしょうか。


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2018年6月6日水曜日

フレイル対策

“オーラルフレイル”ってご存知ですか?

中年になって、飲み物にむせるようになった、食べこぼしが多くなった、ということはありませんか。もしかしたら、口の機能が衰える「オーラルフレイル」の兆しかもしれません。

◆「虚弱」は万病のもと

フレイルとは、加齢とともに心身の活力が低下し、生活機能が障害される「虚弱」状態のことです。オーラルフレイルは、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含む、身体の衰えの一つです。これら概念は東京大学高齢社会総合研究機構の辻哲夫特任教授、飯島勝矢教授らによる大規模健康調査(縦断追跡コホート研究)等の厚生労働科学研究によって示され、この研究をきっかけにさまざまな検討が進められています。
 オーラルフレイルは、健康と機能障害との中間にあり、可逆的であることが大きな特徴の一つです。つまり早めに気づき適切な対応をすることでより健康に近づきます。このオーラルフレイルの始まりは、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、噛めない食品が増える、口の乾燥など、些細な症状であり、見逃しやすく、気が付きにくいため注意が必要です。
 これらは日常的にありがちですが、放っておいてはいけません。口の機能が衰え、食べること、話すこと、脳への刺激など重要なことが阻害されます。

◆口の衰えは死亡率が2倍

前出の東京大学高齢社会総合研究機構は、65歳以上の2000人を対象に、「口の衰え」が体にどんな影響を及ぼすか調査しました。

〔残っている歯が20本未満〕〔噛む力が弱い〕〔舌の力が弱い〕
〔舌を巧みに動かせない〕〔硬い食品が食べづらい〕〔むせやすい〕

といった6項目のうち、3項目以上該当したグループを、「口の衰え」があるとします。
 約4年間追跡調査すると、「口の衰え」があるグループは、該当項目ゼロのグループに比べて、死亡率が2.09倍介護が必要になった割合は2.35倍でした。

◆予防はよく噛み、楽しくしゃべり、カラオケがよい

この研究をした東京大学の飯島教授は、「口の衰えがあると、食事が偏ることで栄養不足になり、全身の筋肉が減るとともに、全身の身体機能の低下につながる」と述べています。
 よく噛み、おしゃべりをし、歌をうたうことなど、よく口を動かすことが大切です。
(出典:https://headlines.yahoo.co.jp、https://www.jda.or.jp/)

■口腔機能のケアとフレイル予防

オーラルフレイルの兆しが見えたら、口腔機能維持のために「口腔の体操」(図)や「唾液を出しやすくするマッサージ」「歌を歌う」「早口言葉を言う」「友人や家族とおしゃべりする」「姿勢を正して顎を引き、良く噛んで食べる」ことを行って、口腔機能をケアしましょう。

 また、フレイルはオーラルフレイルばかりでなく、体重減少サルコペニア(筋肉減少症)、気力の低下身体活動量の低下なども含まれます。フレイルの予防にはバランスの良い食事と適度な運動が基本となりますが、食事の摂り方、運動の行い方を工夫することでフレイルが重症化することを防ぐことができます。

フレイルが進行するのを予防する具体的方法

① 持病のコントロール : 糖尿病や高血圧、腎臓病、心臓病、呼吸器疾患、整形外科的疾患などの慢性疾患がある場合には、まず持病のコントロールをすることが必要です。持病があると高齢の方は体を動かすという気持ちになれないこともありますし、フレイルを悪化させてしまうこともあります。

② 運動療法と栄養療法 : 適切な運動療法を行うと、サルコペニア、筋力低下に対しては、高齢者であっても運動療法によって筋力が維持されます。また運動療法は栄養療法とセットで行う必要があります。低栄養状態で運動を行っても筋肉がつかないどころか、低栄養状態を助長してしまいます。

③ 感染症の予防 : 高齢者の場合は、免疫力が低下していることが多いためインフルエンザや肺炎にかかりやすいといわれています。重症化して入院、そして寝たきりになってしまうこともあります。日頃から適度な運動やバランスのよい食事などにより感染症に強い体作りをすることが大切です。

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 康復医学学会の主要研究テーマの一つは「抗老化」です。フレイル予防に関して、身体の健康の根本を成す微小循環の改善には「HM-3000(特系霊芝)」を、エネルギー産生には「コエンザイムQ10」を、オーラルフレイル予防及び感染症予防には「貝殻焼成カルシウム」の水溶液を、サルコペニア予防には「三種混合だし」「コラーゲン」をお勧めしています。


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2018年5月30日水曜日

世界禁煙デー

5.31 世界禁煙デー

5月31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」です。日本でも5月31日~6月6日を「禁煙週間」と定め、「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達をまもろう~」を今年度のテーマとし、厚労省を中心に、日本医師会、日本薬剤師会、日本看護協会などが禁煙及び受動喫煙防止の普及啓発を行っていきます。

 喫煙のリスクは、気管支炎、ぜんそくなどの肺の病気や、多くのがん、胎児への影響があることなどが知られています。そして最も大きな影響を受けるのが「血管」です。一服吸っただけで、たちまち体内には活性酸素が発生しはじめ、タバコに含まれる発がん性物質や多数の有害物質が、血管にダメージをもたらし、血管を収縮させるのです。

 喫煙 ⇒ 急激な血管の収縮 ⇒ 血圧の上昇 ⇒ 動脈硬化 ⇒ 脳卒中・心筋梗塞 

 喫煙者は、そうでない人に比べて狭心症や心筋梗塞のリスクが2~3倍高く、心・血管病による突然死リスクは5~10倍も高くなります。また、「受動喫煙」が原因で、日本では年間約1万5千人が死亡しており、その死因の8割が脳卒中・虚血性心疾患の心・血管病です。
 喫煙は心・血管病やがんなどの大きな原因になりますが、逆に考えると、タバコをやめることができれば、様々な病気の予防が可能なのです。
 禁煙をスタートした直後から、着実に健康改善効果をもたらし、10年以上禁煙すると、タバコを吸わない人と同じ健康状態に近づくと考えられています。
 受動喫煙対策により、路上喫煙禁止や公共の空間における禁煙が進み、この10年間、喫煙者は減少し続けています。その一方で、無煙タバコや電子タバコなどの新たなタバコ製品が登場しています。これらのタバコ製品にも、発がん性物質やその他の有害物質が含まれ、健康への影響が懸念されています。

 喫煙習慣の本質は「病気」(ニコチン依存症)です。医療機関での「禁煙治療」をおすすめします。一定の条件を満たせば、健康保険で禁煙治療を受けることができます。
 あなたも禁煙にチャレンジして、元気な血管を取り戻しましょう!
(出典:http://www.kyoukaikenpo.or.jp/)

■有害物質だらけのタバコ、そして依存症

タバコの煙はPM2.5(微小粒子状物質)のかたまりです。喫煙OKの居酒屋は北京市の最悪時の濃度と変わりません。

 そして、喫煙者よりも近くで煙を吸わされている人の方が、体に入る有害物質は高濃度です。

 依存性毒物のニコチンが切れると禁断症状(医学的には離脱症状)が出るような状態を、「体の依存」と呼びます。タバコを吸わないでいると、不安になる、イライラする、集中できない、眠気を感じる、ストレスを感じる、吸いたい気持ちを抑えられない‥‥といった症状です。
 また、ニコチン依存症は、「脳の変性疾患」ともいわれており、ニコチンが少しずつ脳の構造を変え、依存症の脳にしてしまいます。脳に入ったニコチンは、中脳の腹側被蓋野の「アセチルコリン受容体」にくっつき、その信号が伝わり大脳の側坐核で、「快感ホルモン」であるドーパミンが放出されます。しかも、ニコチンは注射より速いスピードで脳に届きます。こうして、タバコを吸うとドーパミンが放出され手っ取り早く快感が得られるので、いつしかタバコに依存してしまうようになるのです。さらに、ドーパミンが出たあとに分泌されるセロトニンも、ニコチンの影響を受けて出にくい体になってしまうのです。
 逆にいうと、タバコに変わるほかの自然な方法でドーパミンやセロトニンを出せるようにすれば、ニコチン依存症の魔の手から逃れられるのです。お勧めするのは、「運動」です。近年の研究で、運動すると、禁煙に直接的に良い効果があることがわかってきました。

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 一方のセロトニンを自然に分泌する方法としておすすめなのが、「朝、日光を浴びること」(起床後4時間以内)と「リズム運動」(ウォーキングやジョギング、簡単なステップなど)をすること。そして、脳内セロトニンの増加に影響する「ラフマ」のサプリメントを活用するのもとても良い方法です。
 さらに「HM-3000(特系霊芝)」は、血流を改善するとともに、タバコの有害物質による血管ダメージの改善を早めることに期待できます。


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愛・感謝 村雨カレン

2018年5月23日水曜日

がん対処法

実力未知数の"がん新検査" 

山形県金山町では昨年から、希望する検診受診者らに、がん探知犬による尿検査を導入しました。町立金山診療所の瀬尾医長は、手応えを感じています。
がん患者の尿には特有のにおいがあるとされ、日本医科大千葉北総病院の宮下教授らが嗅覚の鋭い犬に検知させる研究を進めています。5人の尿から1人のがん患者の尿を見つける300回以上の実験では、ほぼ完ぺきに的中。

 がん患者の尿のにおいには糸状の生き物「線虫」も反応します。これに着目するのが、元九州大の広津助教授が起業した「HIROTSUバイオサイエンス」(東京都港区)。線虫の行動計測機器を大手企業と開発し、2020年の実用化を目指します。

 一方、国立がん研究センターの落谷分野長らは、血液を使った検査法を開発。がん細胞が分泌する微少な「マイクロRNA」を調べる方法で、保存血液を使った研究では13種類のがんが判別できました。昨夏に倫理委員会の承認を受け、今は臨床研究を進めています。

 新しい検査法の特長は、簡便さと調べられるがん種の多さ。国が推奨する肺、胃、大腸、乳房、子宮頸部の5つのがん検診の受診率は、いずれも低く40~50%。医療機関に出向く煩わしさ、検査に伴う痛みや恥ずかしさが要因と指摘されますが、少量の検体で複数のがんが分かれば受診率が一気に上がる期待もあります。

 ただし、がん検診の最大の目的は発見率アップだけではなく「死亡率の減少」にあります。現在の五つの検診は、長期の比較研究で効果が確認されています。新検査法は、保存血液や尿を対象としたがんの発見率は高いものの、検診に有効かどうかの検証は緒に就いたばかりで、死亡率が低下するかは未知数です。祖父江友孝・大阪大教授(環境医学)は「新検査法は過大に評価されている」とクギを刺し、「利益が確認されていない検診は、本来実施すべきではない。実用化には手順を踏んだ検証が欠かせない」と指摘します。

(出典:https://mainichi.)


■康復医学におけるがん対処法

がんに対しては、あくまでも西洋医学による治療が大前提となります。様々ながん新検査法の開発によって、早期発見が容易になってきましたが、がん治療に関しては康復医学が担うポイントも重要です。
 康復医学療法によって、長期の過酷な治療に耐えうる体力と体内環境をしっかりと整え、精神的ダメージを緩和させることが、がんへの対処として不可欠です。

康復医学療法のポイント

 ●微小循環の改善により「がん悪液質*の進行を抑え、老廃物回収の促進により体内環境の調整、転移・浸潤を抑制する
 ●微小循環の改善と免疫機能の改善により腫瘍マーカーを正常に戻す
 ●細胞への酸素供給量を促進することで体内環境を整え、がん化進行抑制の可能性を上げる
 ●血栓の生成を抑制する(血栓症対策:がんの死因に血栓症は多い)
 ●貧血に備える、造血を促進する(がんの末期は貧血を伴っている例が多数ある)
 ●体内の抗酸化酵素の働きを高める(活性酸素による酸化ストレス対策)
 ●抗がん剤の副作用に対処する
 ●体力を強化し、長期にわたる治療による衰弱を予防する
 ●ストレス耐性を高める、疾病によるストレス対策、前向きに治療を進める

*「悪液質」とは、cachexia(悪い状態)いう医学用語の訳語で、明治時代に訳されたまま現在も使われています。悪液質は心臓や呼吸器の慢性疾患など、がん以外の病気にも見られるので、がんを原因とするものを「がん悪液質(cancer cachexi)」と呼んでいます。

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「HM-3000(特系霊芝)」はこれまでにも、霊芝に含まれているガノデリン酸類などトリテルペノイド系化合物の薬理活性成分が抗がんに対してその有効性を認められていました。そして、このたび康復医学学会では、抗がんに特化したともいうべき霊芝配合製品を新開発いたしました。メーカーによりますと海外での発売が先行するようですが、エキス抽出方法から配合成分に至るまで全く新しい製品となっています。ご期待ください!


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2018年5月15日火曜日

糖分依存症

糖尿病 合併症で足切断も

70代の男性が「半年前から足に力が入りにくく、階段の上り下りが難しい」と病院に行きました。その男性は、10年前に糖尿病と診断されていました――。

 糖尿病の合併症には、視力の低下を起こす網膜症、腎機能を低下させる腎症の他に神経障害があります。神経障害の一般的な症状は両足のしびれや痛みです。

 糖尿病の病歴が長くなるにつれ神経障害も増え、糖尿病歴25年以上の人では、半数に何らかの神経障害が見られます。神経障害は、体の中心から遠い部位で左右両側に出始める特徴があり、多くの人が両足の指や足の裏のしびれ・違和感を訴えます。神経障害が進行すると、両足に痛みを感じる人もいるし、感覚が鈍ってしまう人もいます。両手に同じような症状が出ることもあります。血圧や胃腸を調節する神経に障害が起こり、起立性低血圧や便通異常などの症状を訴える人もいます。

 糖尿病を長い間放置した結果、足にしびれや痛みが出ている人が治療によって急激に血糖値が良くなると、しびれや痛みが悪化することがあります。「治療が逆効果だったのでは?」と心配する人もいますが、悪化は一時的なものであることが多く、長期的には血糖値が低い方が神経障害は進行しにくくなります。

 神経障害のある人は転倒しやすいことも分かっており、転倒のほとんどは歩行中に起こっています。歩行には、足裏の感覚や、足首・膝など関節の位置感覚、筋力でバランスを取ることが重要です。神経障害があるとこうした感覚が鈍くなり、また高血糖は筋肉の萎縮を早めることから、歩行が難しくなるのです。さらに、糖尿病患者に多く見られる「うつ」や「認知症」も転倒の危険性を高めます。感覚障害があると足に潰瘍を作ることがあります。血流の悪化や歩行の異常があると、できた潰瘍がいつまでも治らず、最悪の場合、足を切断しなければならなくなります。特に"喫煙者"では、足を切断する危険度が高まります。

 冒頭の男性は、症状が通常の糖尿病による神経障害と異なっていたため、神経内科へ紹介されました。検査で頸髄の腫瘍が見つかり、手術を受け、今は元気に歩いているそうです。
 足にしびれや痛みがあると生活の質を下げてしまいます。糖尿病の人は、自分の足を毎日見て触って、感覚の異常や傷の有無を確認しましょう。   
(出典:http://www.sankei.com/) 

■"甘いもの依存症"のメカニズム

米国プリンストン大学の研究などで、糖分の大量摂取は、脳を麻薬性物質を投与した時と同じ状態にし、同じような依存状態が起こることがわかっています。糖分依存症の多くは、他の事柄でも依存しやすい傾向が強くなる「交差感作」が現れます。そのため、米国などでは糖分依存から、薬物依存になりやすいという研究結果もありますので、注意が必要です。

やめられない原因はドーパミン!

酒やタバコ、麻薬性物質と同様に、糖の依存症には脳が関係しています。糖分を摂るとドーパミンを出して簡単に快楽が得られますが、不自然に大量のドーパミンを放出し続けていると、抑制が利かなくなり摂取量が増えていきます。逆にやめようとすると、イライラして落ち着かなくなり禁断症状が出ることさえあります。まさに一種の中毒です。

 糖の過剰摂取でドーパミン神経からドーパミンが放出されると、それがドーパミン受容体に取り込まれて"快楽"を得ます。この快楽を求めて糖を摂り続けるとドーパミンは増えますが(下図左)、バランスが働き過剰なドーパミンを抑えるために受容体の数を減らします(下図右)。すると今までの糖分摂取量では満足感が得られずに量が増え依存状態に進行します。そして、この状態になって急激に糖分の摂取を制限すると、ドーパミン系の神経伝達が低下した状態になるため、自覚的には不安感やイライラ感など不愉快な気分を生じます。

 ドーパミンもバランスが重要です。ドーパミンの分泌過剰は、依存症の原因の一つですが、逆に分泌が少なくなってしまうと、運動障害や精神障害の原因になります。パーキンソン病はドーパミンの減少が原因の一つとして知られています。

セロトニンが使われてしまう!

このドーパミンや、ノルアドレナリンなどの情報をコントロールし精神を安定させるのが「セロトニン」です。中毒症状の人は、ドーパミン制御のため、気付かないうちにセロトニンが使われてしまいます。すると、一種の"うつ症状"、そして"睡眠障害"なども表れやすく、改善が難しくなります。だから、糖質の節制が必要になってくるのです。


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2018年5月9日水曜日

骨とコラーゲン

骨の老化予防にもコラーゲン

アンチエイジング系のコスメに配合されることの多いコラーゲン。肌にハリを与える美容成分としてよく知られていますが、表面に塗るだけではなく、口から摂ることも大切です。
コラーゲンが影響するのは皮膚だけと思われがちですが、実は骨にも重要。骨密度を上げてしなやかで強靭な骨をつくるには、カルシウムと共にコラーゲンが必要です。東京農工大学の野村義宏教授によると、コラーゲンが不足することで骨粗しょう症になりやすくなるだけではなく、皮膚のたるみも招くそうです。
 シワやたるみは、肌の衰えだけなく、頭蓋骨が痩せることも原因。皮膚の土台となる頭蓋骨が小さくなることで、皮膚がたるみ、輪郭がぼやけたり、ほうれい線が濃くなったりするのです。また、皮膚が奥に引っ張られ、鼻が上向きになることもあるようです。
 美容のためにも、骨を丈夫にする意識を高める必要がありそうです。
 加齢と共に不足していくコラーゲン。代謝もだんだん遅くなっていくので、体内での合成を促すためにも口から摂取することが大切です。
 コラーゲンを含む食品は、肉や魚。牛すじや鶏肉の皮、魚の皮や骨などは特に豊富です。煮た後に冷やして煮こごりができるものはコラーゲンが多く含まれています。効率よく摂れるのは、しらすちりめんじゃこ。皮も骨も丸ごと食べられるので、コラーゲンを多く摂れます。
 たんぱく質も同時にたくさん摂れる食材ばかり。カロリーが気になって残しがちな皮まで丸ごと食べるのがポイントです。小魚や真空調理された缶詰の魚なら、骨まで食べられるのでカルシウム補給もできます。
 外食続きでうまく摂れないときは、補助的に良質なコラーゲンを含んだサプリメントやドリングなどを利用しましょう。また、コラーゲンは体内で分解と合成をくり返しているので、代謝を上げるために適度な運動を取り入れることも必要になります。
 皮膚や骨をはじめ、血管や臓器、膝の軟骨、歯茎にも存在するコラーゲン。美しく健康に年を重ねていくために、内外から日常的に摂り入れていきたい成分です。
(出典:https://www.mylohas.net/)

■コラーゲンの働きと選び方

タンパク質の一種であるコラーゲンは、体を構成しているタンパク質のうち、約30%を占めています。そのうち皮膚には約40%、骨や軟骨には約20%が存在し、その他、血管や靭帯、内臓など、全身に広く分布しています。タンパク質はたくさんのアミノ酸が結合してできている巨大な分子ですが、コラーゲンも同様です。コラーゲンは繊維状の分子で、アミノ酸が長く連なったもの3本がらせん状に絡み合った構造をしており、これが網目状に張り巡らされて、肌のハリや骨のしなやかさ、関節の動きの滑らかさなどを支えています。
特に、骨や関節の中に存在するコラーゲンは、外部からの力に抵抗する大切な役割を持っています。靭帯や、背骨の隙間など、様々な場所ではクッションのように働き、私たちの骨を補強しています。しかし年齢と共に、体内でコラーゲンを作りだす力が衰えて量が減っていき、また、コラーゲン分子そのものも老化していきます。コラーゲン量の減少や老化によって、骨の強度は低下し、骨そしょう症や骨折のリスクが高まっていくのです。
 残念ながら、食材からコラーゲンを摂っても、そのままの形で私たちの骨に取り込まれるわけではありません。消化の過程で分解され、バラバラになった状態で体内に吸収されるので、他のタンパク質を含む食品を食べた場合と特別に何か違った効果が得られるとはいえないと考えられています。

低分子コラーゲンならコラーゲンを"作る力"を活性化

近年、低分子のコラーゲンペプタイドに注目が集まっています。分子量の大きなコラーゲンを細かく分解し吸収しやすくしたもので、食品素材として使われています。
 低分子コラーゲンを摂取しても、前述のコラーゲンのようにバラバラに分解されるだけなので特別な効果は期待できないともいわれていましたが、実は最近の研究で、一部の低分子コラーゲンはそのまま吸収される場合があること、コラーゲンを"作る力"を活性化する可能性があることがわかってきました〔佐藤健司、日本抗加齢医学会雑誌. 11(2)81-86(2015)〕
 実際に、低分子コラーゲンを摂取することで、関節の状態が改善したというヒト臨床試験の報告も出てきています。

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 当学会ではコラーゲンの研究から、魚由来の良質なコラーゲンペプタイド製品を、また、特許技術を活用して鶏冠を酵素分解した低分子化製品を開発しています。いずれもコラーゲンの働きを助ける成分を含んでおり、明らかな効果が得られています。


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