酒に弱く進化した日本人の遺伝子?
“新年明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします”
さて、年末年始、飲み過ぎてはいませんか? 日本人の中には、いわゆる「下戸(げこ)体質」の人が少なくありません。これは単なる体質の違いではなく、数千年という長い時間をかけた「進化」の結果であることが、近年の遺伝子研究で明らかになってきました。体内でアルコール(エタノール)が分解される過程には、主に2つの酵素が関わっています。
1.アルコール脱水素酵素(ADH1B):エタノールをアセトアルデヒドに分解する。
2.アルデヒド脱水素酵素(ALDH2):アセトアルデヒドを無害な酢酸に分解する。
特に重要なのが、有害物質「アセトアルデヒド」を分解するALDH2。日本人を含むモンゴロイド系の人には、ALDH2の働きが生まれつき弱い「低活性型」や全く働かない「不活性型」の遺伝子を持つ人が多く(日本人では約44%)、このタイプは、ALDH2の働きが弱いもしくは無いため、アセトアルデヒドが人の体内に蓄積しやすくなっています。
アセトアルデヒドは、「悪酔い(顔の紅潮、吐き気、頭痛、動悸など)」や「二日酔い」の原因物質です。また、この物質は発がん性が指摘されており、DNAを傷つけることで食道がんなどのリスクを高めることがわかっています。理化学研究所などの研究では、日本人の遺伝情報の解析結果により、アルコールに弱い体質をもたらす遺伝子変異が、過去数千年の間に自然選択によって集団内に広まってきたことが示唆されています。これは、酒に弱いという形質が、日本人の祖先にとって何らかの生存上の利点をもたらしたことを意味します。
有力な仮説の一つが、農耕文化との関連です。稲作の始まりといわれる中国の長江周辺は、酒に弱い遺伝子を持つ人々が最も多い地域。水田はかつて、様々な病原体の温床でした。お酒に弱い体質=アセトアルデヒドがたまりやすい体質が、日本住血吸虫やハマダラカ(マラリアを媒介)、赤痢アメーバなど特定の感染症源に対して抵抗力を持つという有利な点があったのではないかと考えられています。また、縄文人と弥生人の遺伝的背景もあるとみられています。ALDH2の働きが弱い遺伝子を持っていなかった縄文人に対し、大陸渡来の弥生人がこの遺伝子を持ち込み、混血により日本列島に広がったとみられています。
北海道や沖縄に酒豪が多く、近畿や中部に下戸が多いという地域差も、この歴史的背景で説明できるかもしれません。お酒の強さ弱さは、生まれ持った遺伝子によって決まっており、後天的に変わることはありません。無理な飲酒は、急性アルコール中毒だけでなく、長期的に見てもがんなどのリスクを高める危険な行為です。近年の遺伝子解析技術の進歩は、日本人がなぜ酒に弱いのか、その進化の道のりを解き明かしつつあります。この知見は、私たち一人ひとりが自身の遺伝的体質を理解し、より健康的な生活を送るための道標となります。お酒との付き合い方を考える上で、自らの「ルーツ」に耳を傾けることが重要です。
(出典:https://toyokeizai.net他)
■アルコールによる健康への影響
アルコールは、心臓の働きを強めることも弱めることもあり、血管を収縮させて血圧を上げたり、反対に拡張させて血圧を下げたりすることもあります。こうした変化とその程度は、長年飲んでいるかどうか、毎日かそれとも時々か、1回の量、体質(感受性)の差などによっても異なります。アルコールと高血圧
アルコールは長い間、飲み続けると、血圧を上げ、高血圧症の原因になると考えられており、多くの研究で、高血圧症になるリスクも高まることがわかっています。
血圧が上がる理由については、血管の収縮反応が高まるほか、心臓の拍動を速める交感神経の活動、腎臓からマグネシウムやカルシウムが失われるため、などが言われています。
アルコールと不整脈、虚血性心疾患
お酒を飲み過ぎた翌日、大きな心臓の拍動を感じたり、心臓が空回りをするように落ち着かなかったりする感じは不整脈です。アルコールが心筋の自動能(心筋は自発的に興奮)を亢進し、上室性頻拍や一過性心房細動、非持続型心室頻拍といった頻脈性不整脈をおこすと考えられています。そして、不整脈が原因で心臓で血栓が形成される心原性脳塞栓のリスクが高まります。また、飲酒が原因でLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が上昇すると、血管壁に付着して血管を詰まらせたり、血管内のプラークと呼ばれる脂肪などの固まりが破れて血栓ができたりして、虚血性心疾患の原因になります。
飲酒の習慣は一朝一夕に改善することが難しい問題ですが、「飲酒は血流の低下や心臓に負担がかかる」と認識して対策を講じることが必要です。
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康復医学学会の研究素材「HM-3000(特系霊芝)」は、多量のアルコールにより誘発された心臓・肝臓の過酸化脂質を抑制する作用が認められており、アルコール誘発性脂肪肝や肝硬変を防ぐことが期待できます。特に、まだ肝機能の重大な損失を経験していないアルコール性肝疾患の初期段階での人々にとっては大いに有益です。
また、飲酒により心臓の負担が増加してうっ血傾向にある人の場合は、特に心臓に戻る静脈血が滞りやすくなるので心機能を高めることが大切です。康復医学学会のお勧めする補酵素「コエンザイムQ10」にはミトコンドリア賦活効果(ATP合成の効率を向上させる効果)があり、心機能を高めます。
そして、アミノ酸の一種「グリシン」にはアルコール代謝促進、二日酔い防止、肝機能障害予防の各作用が認められています。事前に飲んでおくことをお勧めします。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

