2011年12月15日木曜日

脳卒中とうつ

 
脳卒中・うつ

 脳卒中後にうつ状態が起こりやすいことは以前から知られていましたが、その症状は主に、脳卒中で体が不自由になったことに対する反応性のものと考えられていました。
 しかし、米国の精神科医の教授らがCT上の脳梗塞病巣とうつ状態の頻度を詳細に検討した結果、脳の病変自体がうつ状態を起こす可能性を示し、脳卒中後のうつ状態が単なる反応性のものではないことが明らかになってきたのです。

 脳卒中後のうつ状態は、大脳皮質(前頭葉の前方部分)と辺縁系(感情、本能などに関係する部位で脳の中心部にある)の障害、もしくはこれらを結ぶネットワークの障害が基礎にありますが、逆にうつから脳卒中になる場合もあるそうです。
 米ハーバード大学公衆衛生学部は、約32万人を対象とした28件の研究データを解析した結果、うつ病は脳卒中発症率および脳卒中による死亡率の上昇と関連していた、と米医学誌に発表しました。試験開始時にうつ病を発症していた場合と発症していなかった場合を比べた結果、うつ病患者は、すべての脳卒中リスクの45%上昇、死に至る致死性脳卒中リスクの55%上昇、脳梗塞など虚血性脳卒中リスクの25%上昇とそれぞれ関連していました。
 さらに、米国の最新の脳卒中統計を基にうつ病と脳卒中との関連を推算した結果、うつ病患者10万人当たりの脳卒中発症数は、全脳卒中で年間106人、虚血性脳卒中で同53人、致死性脳卒中で22人だったそうです。

 研究チームは「うつ病は、すでに明らかになっている神経内分泌作用や免疫学的作用、炎症作用、不健康な生活習慣(喫煙、運動不足、不健康な食事、服薬順守の不良)、肥満などのほか、脳卒中の危険因子として知られる糖尿病や高血圧といった合併症など、さまざまな仕組みを介して脳卒中の発症に影響しているのではないか」と考察。また、うつ病患者が服用する抗うつ薬が、今回観察された関連性に関与している可能性も指摘しています。さらに、「今回のメタ解析は、うつ病が脳卒中の危険因子になることを示す強力なエビデンス(科学的根拠)になる。うつ病と脳卒中がいずれもかかっている人が多いことを考慮すると、今回認められた両者の関連は、臨床上および公衆衛生上、見過ごすことができない。今後の研究で、うつ病と脳卒中を結び付けるメカニズムなどについて解明する必要がある」と述べています。


脳の微小循環

 脳卒中は脳血管障害の総称ですが、脳の微小循環は、中枢神経組織の毛細血管内皮細胞自体が有する特殊な生理的機能が積極的なメカニズムで関与し、脳の環境を常に維持しています。

■霊芝の微小循環(毛細血管)への影響
※霊芝投与組の服用二週間後、毛細血管の本数は対照組より明らかに多くなり毛細血管入口・出口の口径は対照組より拡張し、流速も対照組より顕著に速くなったことが臨床実験で確認された。これらのことによって腎臓のろ過率は高くなり、体内の老廃物、毒素、化学薬品などの排出は速くなる(エビデンスより)


■毛細血管内皮細胞は、繊細!
 脳の毛細血管は、脳内の血流はもちろんのこと、脳神経細胞へ酸素・栄養素を供給する重大の役目を担っています。そして、その毛細血管の内皮細胞は、とても繊細にできています。

■ラフマ錠剤組の短期/長期投与による
              5-HT(セロトニン)の変化(ng/g) 
セロトニン(5-HT3)及びその代謝物(5-HIAA)に対して、イミプラミンと同様に低、中用量のラフマは増加作用を有することが確認された。

 神経細胞が密集している脳は、毛細血管=微小循環が密集しています。「霊芝」は、微小循環における毛細血管の血管内皮の保護作用、損傷後の修復作用に期待が持てます。また、うつ病は、放っておけば高い確率で脳卒中になるといわれています。
 また、うつ状態に伴い、脳内神経伝達物質に変化が現れることがわかっています。「ラフマ」は、その脳内神経伝達物質「セロトニン」の分泌を促すセロトニン神経の活性化が期待されています。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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