2016年10月5日水曜日

アディポサイトカイン

生活習慣病予防のカギ 「アディポサイトカイン」

「最近、メタボぎみだなぁ」と不安になっている人はいませんか? その肥満や内臓脂肪には「アディポサイトカイン」が関わっているかもしれません。

 アディポサイトカインとは、脂肪細胞から産生・分泌される様々な物質の総称のことで、TNF-α、PAI-1、HB-EGF、レプチン、アディポネクチンなどの種類があります。

 生活習慣病の予防にはコレステロールや中性脂肪のコントロールが重要とされていますが、コレステロールと同じくらい生活習慣病予防のためにはアディポサイトカインのコントロールが重要であることがわかってきました。

アディポサイトカインには善玉と悪玉がある

 コレステロールに善玉と悪玉とがあるように、アディポサイトカインにも善玉アディポサイトカインと悪玉アディポサイトカインがあります。内臓脂肪が蓄積すると、脂肪細胞で産生・分泌されるアディポサイトカインに異常が生じて、血液中の悪玉アディポサイトカインが増加し、善玉アディポサイトカインが減少します。悪玉アディポサイトカインが増えると、高血圧や糖尿病、脂質異常症などを引き起こして、動脈硬化を引き起こします。また、内臓脂肪が増えれば悪玉が増えますが、内臓脂肪が減れば、善玉が増えることがわかっています。
 つまり、いかに悪玉アディポサイトカインを減らして、善玉アディポサイトカインを増やすかが、生活習慣病を予防するカギとなるのです。

善玉アディポサイトカインの増やし方

アディポサイトカインには、TNF-α、PAI-1、HB-EGF、レプチン、アディポネクチンの5つがあると説明しましたが、この中でレプチンとアディポネクチンが善玉になります。TNF-α、PAI-1、HB-EGF、が悪玉です。
 レプチンとアディポネクチンを増やすためには、先ほど説明したほうに、内臓脂肪を減らす必要があります。内臓脂肪を減らすためには、食事制限も大切ですが、ウォーキングやサイクリングのような有酸素運動をすると良いでしょう。また、レプチンの分泌量を増やすためには、睡眠をしっかりとることが大切です。きちんと眠ることで、レプチンの分泌量を安定させることができるのです。さらに、アディポネクチンは魚に含まれるEPAを摂ると分泌量が増えますので、イワシやサンマ、サバなどの積極的に食べることをおすすめします。

 善玉アディポサイトカインが増えれば、太りにくくなり、さらに生活習慣病を予防することができるのです。これからはコレステロールだけでなく、アディポサイトカインを意識した生活を送るようにしましょう。
(出典:http://hotrange.net/)

■レプチンとアディポネクチン

レプチンは、脂肪組織から分泌され、食事をしたときに「これ以上エネルギーはいらない!お腹いっぱい!」と脳に伝えてくれる善玉ホルモンです。このホルモンは食事を始めてから20~30分後に分泌され働き始めます。血液中にレプチンが流れ出して血中のレプチン濃度が上がると、脳に対して"満腹信号"を発信します。内臓脂肪が増えるとレプチンの働きは低下します。レプチンには、①満腹サインを出して食欲を抑える ②エネルギー消費を増加し、肝臓機能で脂肪を燃やす ③血糖値を下げて、糖尿病を予防・改善する、という3つの効果があります。

 アディポネクチンは、糖代謝、脂質代謝をスムーズにし、傷ついた血管を修復し動脈硬化の発症を防ぐ善玉ホルモンです。レプチンと同じ脂肪細胞から分泌され、血中濃度は一般的なホルモンに比べて高くなっています。このホルモンは、動脈硬化抑制のほか、肝臓を活性化させることによるインスリン感受性の亢進、抗炎症、心筋肥大抑制などの作用が知られています。内臓脂肪が増えると脂肪細胞が肥大・分裂し、脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンは減少します。

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康復医学における肥満などの生活習慣病対処法

HM-3000(特系霊芝)⇒ 必須栄養素の吸収と供給および血流を改善する

体が吸収した栄養素を各臓器や細胞組織に供給するのが微小循環です。HM-3000(特系霊芝)は、血液の粘度、赤血球の凝集、毛細血管の出入口の収縮など、微小循環血流を総合的に改善します。また、エネルギー産生に必要な酸素の供給に影響を与えます。

三種混合だし ⇒ 吸収効率の高い良質のタンパク質を摂取する

タンパク質を体内で利用するには体内で合成されない9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれていることが重要で、それらがすべて存在する食物はアミノ酸スコアが100となります。そして、アミノ酸はコラーゲンペプチドの状態が最も吸収しやすいのです。

コエンザイムQ10 ⇒ 基礎代謝(ミトコンドリア活性)を促進する

1日の総消費エネルギーの60~70%を占める基礎代謝は、筋肉の中に多く存在するミトコンドリアの活性に影響します。筋肉量の減少はミトコンドリアの活性低下につながり基礎代謝を低下させます。ミトコンドリアのエネルギー産生促進に最も重要なのがコエンザイムQ10 なのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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