2018年4月11日水曜日

脳の老化

人は"感情"から老化が始まる?

脳の中で最も早く老化し始めるのが前頭葉。前頭葉とは、感情や意欲、また記憶を司る部位です。前頭葉以外の、たとえば言語理解を司る側頭葉や計算能力に関係する頭頂葉は、かなり高齢になるまで、その機能は老化しません。平均的に73歳くらいまでは言語性IQや動作性IQを維持することができると言われます。一方で前頭葉は、個人差もありますが40代頃から萎縮し、老化し始めるのです。

 前頭葉の老化(=感情の老化)を放っておくと、ボケやすくなり、体も見た目も加速度的に老け込んでいくことになります。しかし逆に言えば、前頭葉の若さを保ち「感情の老化」が防げれば、多くのボケ状態や見た目の老化も未然に阻止できるということです。それゆえ脳から全身に広がる老化を防止するには、まずは前頭葉を鍛えておくことが必須なのです。

40代以降の「脳」の老化

①前頭葉の萎縮
 早い人で40代から縮み始めます。萎縮が進むと、感情のコントロールがきかなくなったり、思考が平板になったりします。
②セロトニンの不足
 脳内伝達物質「セロトニン」の減少は"うつ"を引き起こしやすくします。一時的な減少でも意欲低下やイライラなどの心の不調をもたらします。
③動脈硬化
 脳の血管は非常に細く、動脈硬化を起こすと即、血流が悪化するため、とりわけ深刻です。脳の動脈硬化が進行すると、自発性が喪失します。
④男性ホルモンの減少
 男性ホルモンには脳に直接働きかけて、意欲を高めたり判断力や記憶力を高めたりする機能があります。男性ホルモンの減少により、憂鬱感や、集中力やアグレッシブさの欠如、判断力や記憶力の低下が引き起こされます。

脳の出力系を鍛える

どうしても人の名前、モノの名前が思い出せない。そんなときに便利なのが、「アレ」「ソレ」「コレ」といった指示代名詞。家族との会話では、「アレ、どこやったんだ?」「ああ、アレならアソコに置いてあったわよ」で事足りてしまいます。歳をとればとるほど「名前が思い出せない」‥‥と、指示代名詞頻発の会話になるのは致し方ありません。
 しかし、これをただ放っておくのは問題です。単語が出てこず指示代名詞に頼るのを「よし」として、「思い出そう」という努力を怠ることは、すなわち「思い出す=脳のアウトプット機能」を使わなくなることです。脳の機能は、使わなければサビていく一方なのです。
                  (出典:https://prtimes.jp/)

■脳の老化を予防するために

脳の老化は加齢によりある程度は仕方がありませんが、少しでも老化を食い止めるために知っておくべきことがあります。

前頭葉の老化を食い止める!

脳の前頭葉は、意欲感情思考創造性などを司っています。意識して日常の習慣や趣味・嗜好、考え方をほんの少し変えるだけで前頭葉の老化は防ぐことができます。

 一般的な脳萎縮の原因の一つにお酒があります。アルコール依存症のように明らかな過剰摂取の人には脳萎縮が高い割合でみられることは知られています。しかし近年の調査では、依存症ではない人でも飲酒量に比例して脳萎縮の程度が強くなることが明らかにされています。
 お酒を飲む方は、量を控えるだけでも老化の進行を抑えることができるのです。

「うつ」の予防を心がける!

脳内伝達物質が正常に機能しないと「うつ」などの精神的な症状が現われ、脳の老化は進行します。特に「脳内セロトニン」が減少したり、セロトニン神経通過性が不安定だったりすると、うつ症状は進行し、脳の働きはますます老化に向かってしまいます。

 セロトニンは人体内に約10mg存在しますが、脳内の中枢神経系に存在するのはたった2%に過ぎません(消化管粘膜に90%、血小板中に8%)。セロトニンの原料は必須アミノ酸の一つ「トリプトファン」で、それが5-ヒドロキシトリプトファンを経てセロトニンになります。しかし、トリプトファンを食物から摂っても、腸で生成されたセロトニンはほとんど体内で使われてしまいます。また、脳内セロトニンは脳幹の縫線核で合成されますが、トリプトファンは血液脳関門の通過にあたり、LNAAs(他のアミノ酸群)と共通の輸送体を使って脳内に入るため、高たんぱく食などLNAAsが多い環境ではトリプトファンは脳へ取り込まれにくくなります。そのため、脳内セロトニンを増やすことはなかなか難しいのです。

微小循環(毛細血管)血流を正常に保つ!

脳の老化を食い止める基本的な条件の一つが微小循環血流の正常化です。微小循環血管(毛細血管)は年齢とともに劣化し、また減っていきます。皮膚の毛細血管を調査した研究では、60~70代の人は20代に比べて、毛細血管が4割も減少していました。体の老化は毛細血管の劣化からと言われますが、脳の老化も同様です。脳の微小循環血管の劣化・現象を食い止めてためにも、十分な血流のアップが必要なのです。

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 康復医学学会のお勧めする「ラフマエキス」には、脳内セロトニンの増加及びセロトニン神経通過性の安定促進が期待できます。また、「HM-3000(特系霊芝)」には脳内の微小循環血管とその血流の改善効果が期待できます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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