2015年2月18日水曜日

降圧剤の危険性

高血圧の基準と降圧剤

製薬会社ノバルティスファーマの降圧剤「バルサルタン(ディオバン錠)」の臨床試験に関する論文不正事件疑惑でも明らかになった、製薬会社と医師の癒着構造
 バルサルタン自体は降圧薬として降圧効果があることは間違いありませんが、血管障害の発生を予防する効果もあるとする不正論文が降圧剤セールスのための「営業ツール」として利用されたといわれている事件でした。

 私たちは高血圧治療の正しい知識に関して、もう一度見直す必要にあるのではないでしょうか。

 2014年4月、日本人間ドック学会が発表した「健康診断の新基準」は現行の基準から大きくかけ離れているということで、日本高血圧学会などの臨床学会から「国民の健康に危険を及ぼしかねない」という強い意見が出て潰されてしまいました。
 しかし、多くの専門家は150万人を調査対象とした人間ドック学会の方が正しいとの声を上げています。
 たとえば現行基準では年齢も性別も関係なく「上」(収縮期血圧)は130から高血圧と診断されてしまいますが、人間ドック学会は147でも正常。東海大学医学部の調査でも60~64歳の男性は164までを正常値の範囲としています。高過ぎると思うかもしれませんが、この基準の方が欧米で用いられる最新のガイドラインにも合致しているのです。

  「高過ぎる高血圧についてはやはり薬を使用すべきですが、年齢や性別を無視した10数年前につくられた基準が現代に通用するわけがありません。とにかく血圧を下げればいいなんてのはデタラメな治療であって、個々の事情を考慮すべきです」(東京大学医科研・上昌広特任教授)

 恐ろしいのは、誤った基準によって健康な人が飲む必要のない薬を飲まされているということです。日本では本来国が決めるべき診察のガイドラインを、製薬企業という利益集団が決めてしまっています(欧米では10年以上前に問題視されて改善されています)。

 降圧剤を販売する目的で世界各国で血圧の基準を下げてきた「高血圧マフィア」と呼ばれる有名な集団がいます。彼らはまず1993年にアメリカ政府の委員会に働きかけて血圧の基準を厳しくし、1999年にはWHO(世界保健機関)の基準も厳しくすることに成功します(後にこれは良識のある医師たちから批判されて元に戻ります)。

 日本高血圧学会が現在主張している基準は、いまだにこのときのものなのです。

■高血圧の意味と降圧剤の危険性

高血圧の人は、体が正常に働くよう心臓が血圧を高くしてくれています。それで体の隅々まで十分な酸素が供給されるのです。正常な人でも、運動すれば筋肉が普段よりも酸素を多く欲しますから血圧が高くなります。

 高血圧状態がすっと続いていても、特別な症状が表れなければ、心臓は楽々その血圧を維持してくれているわけですから、何も心配ないのです。体質的に高血圧の方は、生まれつき、またはある時点で部分的に血管が細くなったり詰まり気味になったりして、血流が悪くなっているのです。これは加齢によっても生じることです。血管の弾力が落ちて、動脈硬化は避けられないからです。それでも、心臓は十分に対応し、血圧を上げて全身に必要な酸素を供給するのです。

降圧剤を飲み続けると……

降圧剤を飲み続けるとどうなるでしょうか。1980年代に発売された降圧剤サイアザイド系利尿剤について、数多くの大規模調査データがあり、次の結論が出ています。

 ①脳卒中による死亡がわずかながら減少
 ②心筋梗塞による死亡の増加(または、減らない)
 ③寿命が延びることは全くない(薬による脳血流の低下などの弊害)

 このことは、新潟大学医学部の岡田正彦教授によれば、以降発売されたどの降圧剤にも一様に認められるそうです。さらに長期服用すると「コレステロール値、中性脂肪値、血糖値が徐々に上がる」ということが、調査の過程で判明したとのこと。

降圧剤の種類と主な副作用

降圧剤の副作用

降圧剤は、血圧を無理に下げることによる副作用が大き過ぎます。降圧剤ノルバスク(ファイザー製薬)の説明書には、肝機能障害、血球異常、心臓病障害、胃腸障害、めまい、失神など多数記載されています。さらに、血圧を無理に下げるためEDも激増、認知症や心臓病になることもあるようです。
 降圧剤による血圧低下によって、特に心臓より上にある頭の血流が細くなるのは必然で、酸素を大量に欲する脳の働きが鈍ることになります。
 加えて、心臓の筋肉は強く収縮しようとしても降圧剤で抑え付けられ、酸素不足にもなるため、息苦しくなり、かえって心臓に負担を掛けてしまいます。

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 血圧とは、血液が流れる際に血管の内壁にかかる圧力のことです。血圧の高い人は通常の人より血管の内壁圧が高いということです。
 血管内皮細胞が直接高い圧に晒されているところに降圧剤の物質が血中に増えると、血管壁を傷つけたり、うまく機能しなくなったりして、血管壁に慢性的な炎症反応が生じ、結果的に動脈硬化が進んでしまいます。こうした障害は、特に脳、心臓、腎臓の血管に起こりやすく、心臓病や脳卒中、腎不全などの合併症の原因にもなります。

 当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」が血圧を下げるしくみは、微小循環の環境と血流の改善に直接関連しているため、降圧剤のように下がりすぎることもなく、服用中の降圧剤を減薬できるメリットもあります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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