2015年3月13日金曜日

甘い飲料の危険性

炭酸飲料1缶で、さまざまな病気のリスクに!?

米飲料大手コカ・コーラが今月10日に発表した2014年10~12月期決算は、売上高が前年同期比2%減の108億7200万ドル(約1兆2980億円)、純利益も55%減の7億7千万ドルと減収減益でした。
 健康志向を背景に、炭酸飲料の販売低迷で欧州の売上高が2%減り、ドル高が響いてアジア太平洋地域も10%減。
 しかし日本では、「コカ・コーラ」ブランドは炭酸以外の飲料は1%減ったものの、炭酸飲料の出荷量は堅調で2%伸びています。

 無糖の炭酸飲料であれば、常識の範囲内で飲む分には、何ら影響はありません。また、飲み続けると骨が溶けて細くなってしまうとか、歯が溶けて虫歯になると信じている人もいるようですが、実際にそのような影響はありません。

 問題は炭酸飲料に含まれる多量の糖分です。ソーダを多く飲みすぎると、知らず知らずに砂糖への依存体質になり肥満につながります。

 米国の炭酸飲料と脳卒中に関する研究チームによると
 「添加砂糖が最も多い食品の一つである炭酸飲料は、多種多様な病気の原因となる一連の身体反応を引き起こし、脳卒中はその一例である」
と、他の病気のリスクも示唆しています。

 また、米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の医師らが、8年間、約19万4千人の患者データを分析したところ、糖分を多く含む炭酸飲料を一日に1缶かそれ以上飲んでいた患者は、腎臓結石にかかる確率が23%も高いことがわかりました。

 さらにハーバード大学医学部関連病院の研究チームは、このたび、検証の結果、関節リウマチのリスクも高めることが分かった、と2014年9月号の医学誌で発表しています。

 では、十分甘みがあるのに“カロリーゼロ”をうたった商品はどうでしょうか。
 実はそれらに用いられている人工甘味料には、肥満や糖尿病の原因となったり、甘み中毒になることで結局は肥満になってしまうなどの“副作用”があることがわかっています。

 甘みは欲しいけれど摂るのが難しい、そんな時代になってきたようです。

■砂糖の危険性、人工甘味料の危険性

体内にAGEを生成・蓄積する甘い飲料

糖分の多い飲み物は血糖値を急上昇させ、また細胞にエネルギー源として糖を送り込む働きを持つインスリンの分泌を急上昇させます。これが繰り返されると、インスリンが効かない状態の“インスリン耐性”が生じ、その結果、脳卒中のリスクを高めるなどの生理的な変化を引き起こす可能性があります。
 脳卒中は、血管中の糖分が過剰となり、糖とタンパクが結合する「グリケーション(糖化)」という反応でAGE(終末糖化産物)を生成して血管細胞を固めてしまうために起こります。

 また、多くの商品に使われている「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」等と表示される「異性化糖」も非常にタンパクを糖化しやすい性質です。

絶対に避けるべき高糖質飲料 2種

● 栄養ドリンク:

ほとんどの商品にカロリー表示はありませんが、1本60~80kcalで、糖質(砂糖、果糖ブドウ糖など)によるものです。砂糖換算すると15~20g(角砂糖3~4個)に相当します。

● 酵素液:

「○○酵素」の名で売られている酵素液にも大量の糖が入っています。多くの酵素液は“砂糖漬け”による発酵法で作られます。抽出したエキスはそのままだと飲めるような味ではないため、再び大量の糖分を加えて飲みやすくして商品化しているのです。大半の酵素液は約60%が糖分だといわれています。

一方で‥‥人工甘味料の危険性!

日米で認可されている人工甘味料は、①サッカリン、②アスパルテーム、③アセスルファムカリウム、④スクラロース、⑤ネオテーム の5種類で、全て化学合成によって作られた食品添加物です。

 サッカリンは早くから発がん性リスクが懸念され多くの先進国で使用が激減していますが、日本では減少しつつも、一部の加工食品や歯磨きなどに根強く使われています。

 アスパルテームは弱酸性下でなければ安定せず、体内で分解されて体に悪影響を及ぼす別の成分になる可能性があります。しかも、アスパルテームには遺伝子組み換え技術が使われており、知能低下や発がん性の疑いが指摘されています。

 アセスルファムカリウムも、発がん性物質の塩化メチレンを含んでいて、長期的な経過観察が必要で、やはりインスリン分泌を促すことがわかっています。

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 食品の安全性は、親・子・孫の3世代、またはそれ以降の世代にわたってその影響を検証してみないと結論づけられません。人工甘味料に関しても、まだまだ安全性が担保されているとは言いがたい状況であることは間違いありません。

 康復医学学会では、ストレスなく甘みを楽しむために、アミノ酸系甘味調味料『甘みストレスフリー』(和漢生薬研究所)をおすすめしています。糖質ゼロで、しかもたんぱく質を構成するアミノ酸の一種、グリシンが主原料なので安心・安全です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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