2016年12月28日水曜日

貧血

「貧血」にご用心!

なんだか疲れやすいし、時々めまいもする‥‥。そんな不調を感じている場合、それは貧血かもしれません。

 健康診断でのヘモグロビン(Hb)基準値は、男性13.0~16.6g/dl、女性11.4~14.6g/dlです。この基準を下回ると貧血の恐れがあります。ヘモグロビンには、全身に酸素や栄養を運ぶ大切な役割があるので、ヘモグロビンが不足していると、様々な不調を感じるのです。
 単なる疲れや風邪と考えたり、低血圧と似ているので見過ごしたりしがちですが、以下のような症状を3つ以上感じている場合は、貧血を疑い、食事内容や運動習慣、睡眠について見直してみましょう。体のことを見つめなおす良いチャンスです!

◆ だるさや疲れやすさを感じる 
◆ 動悸や息切れ、めまいや立ちくらみがある 
◆ 風邪をひきやすい 
◆ 髪や肌につやがなくなってきた 
◆ 目の下にクマができやすい 
◆ 爪の色が悪く、割れやすい

貧血で最も多いのが、鉄分の不足が原因となる「鉄欠乏性貧血」です。女性は生理によって毎月鉄分が失われますから、鉄分補給がより重要です。また、ヘモグロビンは尿や便、汗でも排泄され、激しいスポーツでは足の裏で赤血球が破壊されることにより貧血を引き起こすこともあります。

 たくさん運動して汗をかいたら、鉄分の補給を心がけましよう。最近は健康ブームで、ランニングやマラソンなども盛んです。ところが、運動をして体力がついているはずなのに息切れがひどい、疲れがなかなか回復しない、だるいなどの症状を感じる人も多くいます。このような場合は、貧血の可能性があります。

 鉄やタンパク質、そしてそれを吸収し合成するために必要なビタミンCやビタミンB群を摂ることが必要です。ダイエットで極端に食事制限しながら運動すると、低栄養状態になり、肝心な脂肪が減るよりも先に貧血になってしまいます。その結果、やせてキレイになるはずだったのに、眼の下にクマができてやつれてしまうなどの結果が待っています。

 また、きちんと栄養を摂ったら、それが吸収されるために十分な睡眠が必要です。成長ホルモンが分泌される22時頃から2時頃には眠っておきたいものです。食べて動いてきちんと眠ってこそ、キレイで健康になるのです。

 朝礼で倒れたり、立ちくらみやめまいがしたりした時に「貧血が起きた」と言いますが、これは一過性の脳貧血で、ヘモグロビンが減ることで起きる貧血とは違います。本来は、長時間座ったりしゃがんだりしていた状態から急に動いても、自律神経が働いて脳に送る血液量を維持します。ところが、寝不足やストレスなどで自律神経の働きが低下していると、立ちくらみやめまいを起こしやすくなります。生活を整えて、心身を良い状態に保ちましょう。

■赤血球に関わる貧血

貧血は、体が酸欠状態になるため、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色に変化してしまう現象)が出て爪床や口唇周囲が青くなったり、疲れやだるさなどを感じやすくなったりします。夏場の貧血には、汗や尿に排泄されるヘモグロビン鉄の消失による鉄欠乏性貧血が多いのですが、貧血の原因には多岐にわたります。季節に関係なく、鉄剤でも改善されないような場合は、血液自体(血球)に関わる造血機能の低下が考えられます。

 赤血球の数や質に異常がおこると貧血になり、赤血球の主要な構成物質であり酸素運搬を担うヘモグロビンが血液体積あたりで減少し、血液の酸素運搬能力が低下します。すると、多臓器・組織が低酸素状態に陥り、様々な諸症状や機能不全が表れます。

赤血球が減少する原因

赤血球減少の原因は大別すると、赤血球産生低下、または赤血球の破壊・喪失の進行が考えられます(両方が同時に起きることもあります)。

■赤血球産生の低下

○造血細胞の減少
 造血細胞の数が減少し赤血球産出能力が低下する。
○その他
 造血因子の減少や低栄養(鉄欠乏性など造血細胞の意欲が低下)

■赤血球の破壊・喪失

○出血
 出血では赤血球と血漿(水分)を同時に失う。血漿量は短時間で回復するが赤血球の回復には時間がかかるので血液が薄くなる。
○溶血
 何らかの原因で赤血球が破壊される(溶血性貧血など)。

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康復医学学会が特に注意を促している症状の一つが貧血です。貧血で血液の酸素運搬能力が低下すると、各臓器で酸素不足に陥り、顔色が悪い・頭痛・めまい・立ちくらみ・動悸・息切れ・疲労・肩こり・消化不良などの症状が表れ、様々な病気の原因となります。

 「黒米エキス」は、多くの研究者らにより様々な効果が裏付けられています。その一つが鉄分の利用を高める"造血効果"です。造血機能は、加齢やさまざまな疾患、虚弱体質、投薬などによっても低下します。
 そのほか黒米には、胃潰瘍抑制効果、視覚機能改善効果、糖尿病予防効果、コレステロールの脂質酸化予防効果、抗炎症作用、美肌効果などが期待できると言われています。

 また、がん患者などは特に貧血ががん細胞の増殖を招くことが多く、さらにがんも末期になると酸欠状態が強くなってQOLを低下させてしまいます。
 生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、赤血球の柱になる造血前駆細胞に影響を与えるデータがあります。
 黒米エキスとの併用で、貧血の改善に期待が持てます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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