2018年12月5日水曜日

スマホ認知症

画面の見過ぎ 子供の認知能力低下に

米国で睡眠、運動、画面を見る時間について、推奨時間を満たしている子どもが20人に1人に留まる一方、3項目すべてで推奨時間を満たしていない子どもが3分の1近くに上るとの研究結果が、9月、医学誌「The Lancet Child & Adolescent Health」に掲載されました。
 研究対象は、全米20か所の8~11歳の子ども4520人。調査対象となった子どもがテレビ、スマホ、パソコン等の画面を見る時間は、1日平均3.6時間で、推奨されている2時間以内のほぼ倍でした。

 研究では、睡眠時間があまりにも短く、画面を見る時間が長いことは、言語能力、記憶力、タスク完了能力など認知能力の低下と明らかに関連していることが判明。研究の主筆、東部オンタリオ小児病院研究所のジェレミー・ウォルシュ氏は、「子どもが画面を見る時間が2時間を超えると、認知能力の発達の低下につながることが分かった」と説明しました。
「今回の発見に基づき、小児科医、親、教育関係者、政治家は、小児期と青年期の子どもたちが娯楽目的で画面を見る時間を制限し、健康的な睡眠習慣が確保できるよう優先的に取り組むべきだ」
 ウォルシュ氏率いる研究チームは、子どもたちの認知能力を調べる6種類の試験を実施。結果に影響を与える可能性がある世帯収入、思春期の発育状況などの要素を調整してまとめました。
 その結果、推奨されている睡眠、運動、画面を見る時間のいずれをも満たしていない子どもは30%近くに上り、1項目のみ満たしている子どもは40%あまり、2項目が25%で、3項目すべての推奨時間を満たしていた子どもは5%にすぎませんでした。
 十分な睡眠を取っていた子どもは半数、画面を見る時間が推奨時間内だった子どもは37%、推奨されている運動時間を満たしていたのは18%でした。
「推奨時間を満たしている項目が多い子どもほど、認知能力は高かった」と研究は結論付けています。また、"画面を見る時間"が3項目のうちで最も重要な要素であることも判明したといいます。
 これ以前の研究では、運動時間の欠如と認知能力試験の結果には相互関係があるとされていましたが、今回の研究ではそのような相互関係は確認できませんでした。

 最近実施された調査で教師の多くが、スマートフォンは子どもの集中力を損ない、授業の妨げとなっていると指摘しています。フランスでは3歳未満の子どもにテレビを見せないよう勧めています。また、米国の小児科医は、少なくとも1歳半までは子どもに画面を見せないよう提唱しています。
(出典:http://www.afpbb.com/) 

■脳への影響 "スマホ認知症"?

テレビの見過ぎが脳に与える悪影響
テレビ視聴に関する調査によると、1日あたりのテレビの視聴時間は、20代は男性が1時間44分、女性が2時間23分など、少なめの数字を記録しています。
 一方、50代では男性3時間39分、女性4時間16分という結果に。それが60代になると男性4時間55分、女性4時間47分、70代に至っては男女それぞれ6時間、5時間超えと、高齢になるほど毎日相当な時間テレビを見ていることになります。

 テレビは次々と画面が切り替わり、思考など認識能力の低下につながってしまいます。脳が受け身になってしまうのです。受動的になった脳は、積極的に考えることをしなくなり、認知症などの原因になる恐れがあります。
 加えてテレビばかり見ていることで運動不足にもなりますので、脳の血流が悪化し、認知機能の衰えを促進させてしまうのです。

過度のスマホ使用が認知症を招く
また、過度のスマホ使用も脳の過労状態を招きます。これを「スマホ認知症」と呼ぶことさえあります。脳過労の大きな要因は、脳の中にある前頭前野への影響です。
 脳に入ってくる情報は前頭前野で処理されますが、その際に、①浅く考える機能(ワーキングメモリー)②深く考える機能(熟考機能)③デフォルトモードネットワーク(ぼんやり考える機能)に分かれます。通常、私たちが考えたり判断したりする際、①と②がバランスよく使われますが、スマホに依存した生活を送っていると、情報量の多さから脳が疲労し、処理能力が低下。結果、それがもの忘れやミスを起こす原因となります。
 つまり、キチンとアウトプットができていない状態で過剰なインプットを繰り返すことにより、脳にゴミをためているような状態になっているのです。

「スマホからの情報は間違ったものも多い。脳はそれをいちいち識別、判定しなければならない。しかもそのためには、さらに多くのネット情報をインプットすることになり、脳には必要以上の負荷がかかる。その結果、脳の容量、処理能力が低下し、最終的には思考が停止。正しい記憶を取り出せなくなり、理解力、判断力が低下する。つまりスマホ認知症は、脳がオーバーフローした状態になる、オーバーフロー認知症とも言える」(東京脳神経センター天野惠市医師)

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 微小循環研究所で研究開発し特許を取得した「認知機能障害改善用組成物」には、脳内血流を良好な状態に維持する「HM-3000(特系霊芝)」記憶力・判断力・注意力等の認知機能のサポートが期待できる「オメガ3系脂肪酸」などが配合されています。



いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

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