2018年12月20日木曜日

肥満

肥満症対策に各医学会が連携

肥満は万病の元と言われます。日本では生活習慣病の変化に伴い20歳以上の肥満者(BMI25以上)の割合は、男性31.3%女性20.8%(2016年「国民健康・栄養調査」)に達し、特に男性では過去50年間で倍増しました。
 日本肥満学会は、肥満のうち種々の健康障害を合併し医学的に対処すべき病態を「肥満症」と定義していますが、このたび多くの医学系学会と連携して、肥満症対策を始めることになりました。
(出典:https://mainichi.jp/)

 日本医学会連合は臨床系96、社会系19、基礎系14の126学会、会員総数約100万人。今回その連合の呼びかけで領域横断的に肥満症に対応していくためのワーキンググループを作り、連携して対策を進めることにしています(現在23学会が参加)。

日本肥満症学会では、肥満に起因する健康障害として11の疾患(右表)をあげています。特に内臓脂肪が多いと健康に障害が出やすくなり、過剰に蓄積し、健康障害を伴うなど減量治療を必要とする病態を「肥満症」と定義しています。
 肥満に関連してよく知られるメタボリックシンドローム(メタボ)は、生活習慣病や心血管疾患の予防のために作られた概念です。メタボ対策はいわば予防医学で、肥満症対策は治療医学と言えます。メタボが主に動脈硬化に基づく病気の予防を目的とするのに対し、肥満症という概念は、より幅広い病気の予防や改善を視野に置いています。
 肥満の改善は様々な病気の治療につながります。特定検診の結果から、体重を3%減らせば、血糖値、血圧、肝機能など多くの検査の異常が改善することがわかっています。
 治療の原則は生活習慣の改善ですが、高度肥満症に対しては胃の一部を削除する手術が日本でも保険適用となっています。海外では多くの新しい肥満症治療薬が発売されています。
 また、サルコペニア(加齢による筋肉量減少)は内臓脂肪蓄積が起きやすいとされ、サルコペニア肥満と呼ばれます。高齢者は筋肉量を減らさないことが大切です。
 体重が減っても、筋肉量が減っては健康長寿につながりません。内臓脂肪量を日常診療で評価できることが必要です。日本肥満学会ではCTによる測定の普及を進めています。
 肥満症対策には、個人の生活習慣改善努力だけでなく、コンビニや外食産業、スポーツ施設等の協力や、子供の肥満の場合、家庭や学校での取り組みが重要になります。医学会だけでなく、家庭、学校、職場など、社会全体が協力して考えていく必要がありそうです。

■睡眠障害が肥満を加速する

睡眠の程度が血糖値、中性脂肪などの数値を高め、善玉コレステロールの数値を低下させて肥満や糖尿病に拍車をかけることがわかっています。下記のグラフは、睡眠時間と各数値の関係です。睡眠は、短時間と長時間に高い数値を示しています。睡眠不足は当然ですが、長時間の睡眠も良くないことがわかります。このことから、睡眠は時間より「質」の問題だということがわかります。

寝る前の注意事項

【食事】

寝る前に食事をすると、胃腸の動きが活発になり、眠りが浅くなりがちです。眠っている間は食べた物が脂肪になりやすいため、体重を管理するうえで寝る前の食事はマイナス要素が大きいのです。

【運動】

お腹のでっぱりを気にする人がよくやるのが、寝る前の腹筋運動。これも、交感神経が刺激されて体が覚醒してしまうので、睡眠にはよくありません。交感神経をあまり刺激しない軽い運動なら問題ありません。

【飲酒】

眠れないからといって、アルコールに頼る人もいます。寝酒をあおると確かに寝付きはよくなります。しかし、眠りが浅くなり睡眠の質の向上にはつながらないため、好ましくありません。

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「ラフマ」と「霊芝」が肥満解消をお手伝い

睡眠サイクルに関係する神経伝達物質メラトニンが減少するのは、原料であるセロトニンが慢性的に不足しているからです。
 康復医学学会の研究テーマ素材「ラフマ」にはセロトニン分泌に影響する働きが確認されており、睡眠・覚醒のサイクルを整え“質の良い睡眠”に導ききます。

また、科学雑誌「ネイチャー」(2015)では、“マウスの体重を減らすキノコ”として、マウスモデルを用いた「霊芝」の研究結果が発表されています。高脂肪食を与えられたマウスの食餌に霊芝抽出物を加えて効果を調べた結果、霊芝抽出物入りの食餌を摂取したマウスは、高脂肪食による腸内微生物叢のバランス異常が改善され、体重が減少、その一方で腸障壁の完全性は保たれていたというもの。
 さらに、この研究では、このマウスの糞便を他の肥満マウスに移植する実験が行われ、こうした霊芝抽出物の摂取による有益な代謝効果を再現できることが明らかになっています。霊芝にプレバイオティック機能体重減少機能があることが実証されたのは、この研究が初めてです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

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