2022年7月14日木曜日

パーキンソン病

 パーキンソン病、一酸化窒素の役割

 加齢とともに手足の震えやこわばり、緩慢動作などの症状が出るパーキンソン病は、ドーパミンを作る神経細胞の機能が損なわれ、減少することで起きるとされます。

 2013年に奈良県立医科大学、京都大学、三重大学の研究チームは、体内に存在するNO(一酸化窒素)*が、パーキンソン病によって働きが低下しているたんぱく質「パーキン(parkin)」を活性化することで、神経細胞の機能障害を防いでいることを突き止めています(当時、この研究論文は英国の科学雑誌『サイエンティフィック・リポーツ』に掲載されています)

 パーキンソン病では、神経細胞に不要なたんぱく質が蓄積することで、神経伝達物質であるドーパミンの分泌などの機能を傷害すると考えられています。この蓄積する"ごみたんぱく質"を分解するのが「パーキン」です。

 研究チームは、培養したヒトの神経細胞を使って、蛍光を発するようにした"ごみたんぱく質"がパーキンによってどの程度分解されるかを調べました。その結果、NOを3時間加えた場合はパーキンの活性が増し、加えない場合の2倍ほど高い分解効果がありました。

 さらに、NOを長時間加え続けると、逆にパーキンの活性が低下してくることも発見。これはNOが「パーオキシナイトライト」という物質に変化することでパーキンが不活性化され、細胞が機能障害を起こすことがわかったのです。この研究により、NOがパーキンソン病の発症の抑制と促進の両方に働いていることが明らかになりました。

 研究チームは「NOを増やす薬剤を開発できれば、新たな治療薬となり得る」として、新しいパーキンソン病治療薬ができることが期待されていましたが、現段階では、その薬はいまだに世に出てきてはいません。

*NO(一酸化窒素):窒素と酸素からなる無機化合物。人体内で血管を弛緩させ、血圧を下げる働きがある。一酸化窒素を発生させるニトロ製剤は、狭心症の特効薬として広く使われている。一酸化窒素の機能の発見により、1998年のノーベル生理学・医学賞がフェリド・ムラド、ロバート・ファーチゴット、ルイ・イグナロの3氏に授与された。その後の研究で、一酸化窒素はパーキンソン病の発症にも関係していることが分かってきたが、詳しいメカニズムは不明だった。一酸化窒素がパーキンソン病を治す方向に働くのか、悪くする方向に働くのかも研究者によって異なる結果が出ていた。


■パーキンソン病対策

 パーキンソン病は脳の「黒質」という部分で、運動の指令にかかわる神経伝達物質ドーパミンを作る神経細胞が減って起こるとされます。治療は、ドーパミンを補充する「L-ドーパ」の服用が主体ですが、何年か使い続けると効果の持続時間(オン)が短くなり、効果が切れて動きにくいなどの症状が出る(オフ)時間が出てきます。服用量を増やすと、自分の意志とは無関係に手足が動くジスキネジアという症状が出やすくなります。

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 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、NO(一酸化窒素)の産生に関するデータがあります(①表)。そして、「ラフマエキス」には、ドーパミンおよびノルアドレナリンに影響するデータがあります(②表)。NOに関わる医薬品としては、ニトログリセリンやバイアグラなどもありますが、常用としては適していません。そして、NOのような気体が多量に血管内に存在すると血栓ができやすくなる傾向があります。

「HM-3000(特系霊芝)」及び「ラフマエキス」は、生薬類似食品なので医薬品のような副作用もなく常用しても問題はありません。

 また、「コエンザイムQ10」には、パーキンソン病に関して、1200mg/日の投与群において病態の進行抑制が認められたという研究データがあります。

いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

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