2013年1月24日木曜日

疲労とその対策⑤


●睡眠は脳のメンテナンス

ストレスは、その多くが社会や家庭環境の中で起きる出来事に起因し、精神的な影響を生み出します。毎日のストレス情報量は「脳」で処理されているわけですが、一番大量に入ってくるのは「目(視覚)」からの情報です。しかも、その割合は約80%ともいわれています。
人は「目」でとらえた情報を「脳」に伝えて処理・記憶していきます。脳に異常があると目にも異常が現れてきます。当然その逆もまたしかりです。目が疲れてくると脳も疲れてくると考えられています。また、日常のストレス情報も目から入ってくる場合が多いので、疲れ目や充血、痛みなどの自覚症状がある場合は、脳も相当なストレスや疲労を感じていると考えられます。頭痛や睡眠障害などの症状が表れていればなおさらです。
 対策としては、意識的に脳に情報を入れない時間を作る、情報を遮断するということを心がけてください。アイマスクやイヤープラグ(耳栓)なども効果的です。また、「質の良い睡眠」は、疲労回復や脳のメンテナンスにはかかせません。質の良い睡眠をとると、前日脳に記憶された情報を組み合わせ整理して、思考を有効に再構築します。つまり、新しい発想や的確な判断力などの充実につながるのです。

速報! 大気汚染がやって来る!

中国では年明けから大気汚染が深刻化しています。 危険なのは、車の排ガスなどに含まれる「PM2.5」という直径2.5マイクロメートル以下の超微粒子物質です。
 大気汚染指数(100を超えると危険、300以上では人体のあらゆる部位に直ちに計り知れない危険が及ぶとされる国際基準)によると、北京市内で500以上が17ヶ所、450以上が24ヶ所を記録。市内中心地ではなんと933を記録したところもありました。“933”は即肺がんでもおかしくない数値です。さらに「PM2.5」は微細なため、通常のマスクで防ぐことは難しいのが現状です。
 山形大学の柳澤文孝教授(地球環境学)は、「危ないのは春先、温かくなりシベリア気団が弱まる時期です。一定の条件が揃うと、高気圧と共に環境汚染物質が大量に日本に飛来する可能性がある」と言っています。また、春から梅雨の季節になると、大気汚染物質が熱と光で変化し、光化学スモッグがおこりやすくなるとのことです。
 過去、大陸からの黄砂は様々な農薬汚染物質変異ウィルスを運んできましたが、さらなる大気汚染が襲来します。自己防衛策は万全ですか? 康復医学学会では、大気汚染物質に対して『高機能不織布マスク』と、変異ウィルスを上気道の粘膜免疫で食い止める『レイシセンダン葉のど飴』を推奨しています。


康復医学の基本 疲労とその対策⑤

睡眠は身体のメンテナンス! 睡眠の4大効果

(1)疲労を回復し、健康で病気になりにくい身体をつくる

睡眠不足は、生理・循環機能を低下させるため、病原菌を排除できないというリスクが高まります。よく眠っている(睡眠の質が良い)人に比べ、眠れない(睡眠の質が悪い)人は、疲労の蓄積や疾患に罹る確率が断然高くなります

(2)より良い発想と判断力がアップする

睡眠中は、大脳を休める睡眠(ノンレム睡眠)と半覚醒状態で夢を見る睡眠(レム睡眠)の繰り返しで、過去の記憶、現在の記憶が脳の中で再生され、さらに新しい情報が整理されるため、新たな発想が生まれやすくなります。また質の良い睡眠は、神経伝達物質の分泌も促進させるので、思考力、判断力も冴えてきます

(3)質の良い睡眠は、痩せやすい!

寝不足は、ストレスホルモンの一種、グレリンが空腹感を増進させます。また、代謝を高めるレプチンの分泌が二割弱も減少します。したがって、睡眠不足を解消するだけでも痩せやすい身体になるのです。

(4)老化のスピードも抑える!

睡眠中は成長ホルモンの分泌が最大になります。成人の場合、成長ホルモンは組織の修復、改善に作用するので、肌や内臓にも影響が大きいのです。十分な修復時間=睡眠時間を確保することが、ダメージを蓄積せずに、若さを保てる秘訣です。

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 社会や生活環境でのストレスは、精神的・肉体的な疲労を伴う複合型です。ストレスがストレスホルモンを分泌させ、セロトニン神経に影響 → セロトニン分泌の低下を招き、睡眠の質の低下、疲労、気力・活力の低下・・・などに陥るのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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