2014年5月3日土曜日

血管内皮細胞と微小循環

血管を管理する! 血管内皮細胞

血管のトラブルが引き起こす病気は、その多くが命に関わります。そこで、“重大病を防ぐには血管を強くすればいい”などという話題がクローズアップされています。
 しかし、血管を強くするということは具体的にはどういうことでしょうか?

 東京医科大学八王子医療センターの高沢謙二病院長は話します。
 「健康な血管を考えるうえで近年、注目されているのが内皮細胞です。血管内皮とも呼ばれるこの細胞は、血管の内側を細胞層として覆っているもので、血管の収縮や拡張を調節しています。内皮細胞が元気に収縮、拡張することで血管そのものが広がり、強くしなやかになるのです」
 内皮細胞を健康な状態にすれば、血管は強くなります。効果的なのが、抗酸化作用の高い食品を積極的に摂取することだといわれています。緑黄色野菜のルテイン、トマトのリコピンなど、野菜や果物には抗酸化成分が豊富に含まれています。赤ワインやオリーブオイルも抗酸化作用が高く、ソバに含まれるルチンなども効果があるとされています。

 もちろん、内皮細胞を健全にすれば万事解決というわけではありません。
 「血管を強くする目的は“破れない、詰まらない”ようにすることです。内皮細胞は血液が血管に凝固することも防ぐので、内皮細胞が健康な状態なら、血管は破れにくく詰まりにくくなります。血液も含めた血管内の環境が悪ければ、強い血管とはいえません」(高沢病院長)

 いくら血管を鍛えても、流れている血液がドロドロでは強い血管にはならないのです。
 「血管が強い状態というのは、言い換えれば高血圧、糖尿病、悪玉コレステロールによる高脂血症がない状態のことです。そうしたリスクファクターがある人は、血管という器官だけを強くしようとしても意味がありません。“攻撃は最大の防御”といいますが、血管に関しては防御あるのみ。内皮細胞、血液を含めた血管内の環境を整え、血液を正しく循環させることが重要で、リスクファクターを減らすことが求められます」(高沢病院長)

 強い血管を手に入れるには、血管内皮細胞をはじめとする微小循環の環境の改善、そして健診などで自分のリスクファクターレベルを把握することも必要です。
〔出典:20140422 日刊ゲンダイ〕

■血管を強くする!血管内皮細胞と微小循環

血管壁の最も内部に位置する内皮細胞は、一層の細胞だけが並ぶ薄い層で血管内腔との境にあるので、血管内を流れる血液に常に接しています
 内皮細胞の主な役割には、「バリア機能」「活性化機能」があります。
 バリア機能は「防壁機能」とも呼べるもので、血液中に存在する成分が血管壁内に侵入するのを防いでいます。活性化機能は、血管を健康に保つ為の物質を自らが産み出し、活用する働きです。

血管内皮細胞を活性化する一酸化窒素(NO)

内皮細胞の活性化機能を司る主たる物質が「一酸化窒素(NO)」です。NOは血管壁を広げる働きをします。血管壁が広がれば血圧が下がり、血管の負担が減ってきます。
 NOはその他、血管壁への炎症抑制凝固の調節などを行い理想的な血流を維持しています。

霊芝と一酸化窒素(NO)

NOの働きとしては、血管内皮細胞の血管透過性調節作用、血小板凝集抑制作用、白血球接着抑制作用、活性酸素産生低下作用、活性酸素不活化作用、活性酸素による脂質酸化抑制作用などが知られています。
 血漿一酸化窒素の産生を促進するデータを有しているのが「霊芝」です。これが“霊芝は血管を円滑に維持するのに有効”だと言われている科学的根拠なのです。

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 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、上記のデータのようにNOの産生を促進するエビデンスがあります。
 血管内皮細胞の機能改善や微小循環の環境整備は、血管のトラブル対策として有効で、心臓・脳血管障害の予防に期待ができます。そして、傷病後の健康回復QOL(生活の質)の向上などにもつながるのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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