2014年7月16日水曜日

更年期とエストロゲン

更年期と女性ホルモン

近年若い女性に、月経不順に加えて自律神経失調症に悩むケースが増えています。
 一時的に卵巣機能が低下し、更年期のような自律神経症状や月経不順、その他の疾患で「自律神経失調」が出ている場合があります。
 「若年性更年期障害」という言葉が使われることもあるようですが、これは正しい医学用語ではありません。一般に更年期障害とは閉経前後において卵巣機能停止に伴うさまざまな症状で、他に原因がないものをいいます。

 仕事中にイライラ感や不安感が多く疲れやすい、動悸が激しくなり通勤電車に乗るのが怖い、こなしていた仕事がうまくできず自信がなくなった、内科を受診しても異常は見つからず精神科で処方された薬を飲んでいるが改善しない・・・・。これらは、更年期の女性の健康相談などを実施するNPO法人「女性の健康とメノポーズ協会」によく寄せられる電話相談の内容です。
 同協会には、40~50代女性から職場での体の不調を訴える相談が増えています。具体的には、ほてりやのぼせ、頭痛、めまい、肩こりといった症状に加え、疲労感や倦怠感、無気力など心の症状を訴える例が目立ちます。
 同協会の三羽良枝理事長は「管理職など責任ある立場になったものの、集中力の低下や効率の悪化で能力不足と悩む人も多い」と言います。

 更年期は閉経を中心に前後約5年、計10年間を指します。閉経の平均年齢は約50歳なので、45~55歳程度になります。卵巣の機能が低下し、女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が急激に減ります

 この時期に現れる症状で日常生活に支障が出る状態を更年期障害と呼んでいます。エストロゲンは妊娠・出産に必要なだけでなく、感情や精神の安定皮膚や粘膜の潤いなど全身に影響を及ぼします。動脈硬化の予防記憶・認知の働きを助けるといった作用もあります。
 東京女子医科大学成人医学センターの東舘紀子准講師は「更年期障害と一言でいっても、症状は人によってさまざまだ」と説明します。また、更年期の症状は「家族や職場の人間関係などのストレスが重なり起こる人も多い」と話します。

 ホルモン分泌の変化の影響を受けやすい女性の体は、生活習慣病など男女に共通する病気とは区別し、正しい知識を持ってケアをすることが大切です。

■エストロゲンとセロトニン

ホルモンには、脳の視床下部や甲状腺、副腎などから分泌される男女共通のホルモンもありますが、男性だけ、女性だけのホルモンもあります。
女性特有のホルモンには、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、一般的に「女性ホルモン」とよばれています。

 一定の周期でそれぞれの分泌量を調整しながら、女性の心と体を健康な状態に保っています。しかし、更年期に入ると、女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少します。女性はこのホルモンが減少することで、疾患や症状(右下図)が表われます。
さらに更年期に入り、さまざま病気になるリスクが増えてきます。閉経の年齢は50歳前後で変わりませんが、日本女性の平均寿命は約86歳に達するほどまでに延びています。したがって、女性は閉経後の30年間あまりをホルモンが足りない状態で過ごすことになります。

 閉経後の人生をいかに健やかに過ごすか――現代女性の大きなテーマといえます。

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 更年期によってエストロゲンが減少すると脳内物質の「セロトニン」も急激に減少することがわかっています。
 女性ホルモンの減少し始める年齢は、女性にとってストレスが多い年齢でもあり、肉体的にもストレス耐性が低下しているので、セロトニンの減少に拍車をかけます。

 康復医学学会が長年研究を続けているリラックス・ハーブ「ラフマ」。このラフマには、脳内セロトニンの分泌を促進するデータがあります。

※康復医学学会「脳内セロトニンの研究」は<こちら>
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いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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