2015年11月13日金曜日

小腸がんと体のpH

最近、小腸がんが増えている!?

昔は、小腸では、めったにがんが発生しませんでした。はっきりとした理由はまだ解明されていませんが、「小腸粘膜は非常に新陳代謝が激しく、がん化が起こっても、がん細胞が剥がれ、体内からすぐに排泄される」というのが定説です。
 ほかにも理由があり、小腸は6~7メートルで、腸全体の長さの3分の2を占めているにもかかわらず、「食物の通過時間が4~5時間と速く、そのため発がん物質との接触時間が少ない」という説もあります。
 免疫細胞が小腸に集中している(70%)という理由も有力です。

 しかし、最近、その珍しいといわれる小腸がんが増えているのです。十二指腸を除き、小腸はpH(水素イオン濃度)5~6.5の弱酸性に保たれていなければいけないのですが、最近の傾向として空腸(十二指腸から続く小腸の上部)や回腸(小腸の下部で大腸に続く部分)でもpHが7以上になることが多くなっています。
(【酸性】pH 0~7←【中性】→pH 7~14【アルカリ性】)
 言い換えれば、十二指腸で上がったpHが、小腸で下がらなくなっているのです。

 pHを上げる要因となっているのは、ショ糖の入った食品の過剰摂取です。ショ糖は、カンジダ菌などの強い繁殖剤ですが、これらの悪玉菌がショ糖を食べて繁殖するとpHのコントロールが利かなくなり、空腸、回腸でもpHが下がらなくなってしまいます。
 悪いことに腸内が腐敗すると、膵臓から重炭酸塩が出なくなり、十二指腸で胃からの内容物の酸性が中和されません。そのためpHが上がらなくなります。すると膵酵素が出なくなり、消化ができなくなります。結果、また腸内は腐敗するのです。まさに悪循環です。
 この腸内の腐敗が、小腸がんを発生させているのだと考えられます。

 また、肉、魚などの動物性タンパクの摂り過ぎも細菌を繁殖させます。現在の日本の食生活の乱れが、昔の日本人にほとんどなかった小腸がんを生み出しているのです。
 ちなみに、胆管がんも、胆のうがんも、小腸のpHがアルカリ性に傾いた時に出現します。小腸のpHは、弱酸性でなければいけないのです。

 「人間は弱アルカリ性だから、健康のためにはアルカリ性食品をいっぱい摂らなければ」と懸命になっている人もいますが、アルカリイオン水などアルカリ度の高い食品の大量摂取も、胃酸を薄めてしまい危険を増大させることになるので注意が必要です。
出典:http://www.tsurumiclinic.com/

■人間の体のpHと健康

“体の外は酸性、内はアルカリ性”が基本

人間の体は、「ホメオスタシス」(生体の恒常性維持機能。哺乳類では自律神経と内分泌腺が主体となって行なわれる)によって、pH 7.35~7.45の弱アルカリ性に保たれています。

 血液などの体液はpH 7.4前後の弱アルカリ性ですが、皮膚や髪の毛は、細菌やカビから守るためpH 5.5~6.5の弱酸性です。

胃は、通常pH 5以下ですが、食物が入ってくるとpH 1.5くらいの強酸になります。この強い酸で食物を溶かし、細菌を殺しているのです。
 小腸はpH 5~6.5、大腸はpH 5~6の弱酸性に保たれています。その理由は、胃酸でも殺されずに残った悪い細菌や、あらたに繁殖した細菌などに備えるためです。

 人間の体は「外は酸性、内はアルカリ性」です。口腔から肛門までの1本の長い管である消化管が“内なる外”であることがわかります。ただし、十二指腸だけは例外で弱アルカリ性です。 これはpH 8にならないと、膵臓酵素が働かないからです。食物が胃から十二指腸に入った時、コレシストキニンとセクレチンというホルモンが分泌され、重炭酸塩を十二指腸に送ります。これで一気にpHがアルカリ性になり、膵臓からのアルカリ性酵素は、酸で変性されずに働けるのです。
 それでもpHは、次の空腸・回腸で、また酸性に戻ります。

血液のpHについて

微小循環系がうまく機能せず二酸化炭素が体内に溜まっている時や、腎臓でうまく酸の排出が出来ない時、下痢をした時、乳酸などの酸性物質が体内に溜まった時などは血液が酸性になります。頭痛や眠気、呼吸の障害、吐き気や疲労感などが症状として表れます。

 一方、高地に行った時や呼吸数が増えて体内の二酸化炭素が少なくなった時、また、嘔吐した時などは血液がアルカリ性に傾きます。体がアルカリ性になると、筋肉が痙攣したり、引きつりを起こしたりします。

 健康体であれば、血液が一時的に酸性やアルカリ性に傾いてもすぐに元に戻りますが、腎臓や肺・心臓などに病気がある場合や、生活習慣の乱れによって消化・代謝機能のバランスを崩している場合は体の様子の変化に注意する必要があります。

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「HM-3000(特系霊芝)」には、

 ①ホメオスタシスの保持・調整作用がある 
 ②毒性(副作用)がない 
 ③「温寒」の性質に対して双向性に優れている 
 ④作用が特定の臓器、器官に限定されす、正常化作用を持つ

――など、アダプトゲンとしての特長がみられます。ですからHM-3000は体のpHの正常化に向けて作用し、好影響を与えるのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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