2016年5月6日金曜日

被災者の感染症対策

長引く避難所生活、エコノミークラス症候群や感染症に注意!

先月、熊本を中心とする九州地方を襲った「平成28年(2016年)熊本地震」の余波はまだ続いています。被害にあわれた方、避難生活を余儀なくされている方々におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

さて、避難生活の長期化で懸念されるのが「急性肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)」です。長時間同じ姿勢を続けることで足の静脈に血のかたまり(血栓)ができる症状で、命の危険もあります。また避難所では、感染症のリスクもあり、専門家が注意を呼びかけています。
 「車中泊が最も危険です。特に3連泊以上続くと、血栓ができやすくなります」。新潟県中越地震(平成16年)や東日本大震災(23年)で被災者のエコノミークラス症候群の調査を担当した新潟大医学部の榛沢講師はこう指摘しています。
 エコノミークラス症候群は、椅子に座ったままなど長時間同じ姿勢を続けることで血流が悪くなり、足の静脈に血の塊(血栓)ができる症状。最悪の場合、血栓が肺に届いて血管を詰まらせ死亡する恐れもあります。中越地震では、車中泊が3連泊以上続いた被災者の約3割に血栓が見つかっています。体内の水分が不足すると血栓ができやすくなるといい、榛沢講師は「十分な水分補給が大切で、そのためにはトイレも十分確保する必要があります」と話しています。

 居住空間が限られる避難所でもエコノミークラス症候群を発症する可能性があり、その対策は歩行や運動です。榛沢講師は「膝の曲げ伸ばしをしたり、4~5時間おきに歩いて運動することも大切です」と強調します。

 さらに、不自由な避難生活が長引くと、被災者の体力低下も懸念されます。国立感染症研究所感染症疫学センターの大石センター長は「不特定多数の人が集団生活を送る避難所では感染症が拡大しやすくなります」と指摘しています。避難所で注意が必要となるのが、インフルエンザなどの“急性呼吸器感染症”とノロウイルスやロタウイルスなどによる“感染性胃腸炎”です。
 大石センター長は「感染症を予防するためには、食事前や排泄後の手洗いや消毒を徹底する必要があります」と話します。

■科学的根拠に基づく正しい「手洗い」方法

外から帰ってきた時やトイレなどではもちろん、食事の前にも手を洗うことでかなりの病気を予防できます。でも、ちょっと待ってください。正しい手の洗い方を知っていますか?

 手洗いのベストな方法については、世界保健機関(WHO)が6段階の手洗い方法、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)が 3段階の手洗い方法を推奨しています。どちらも40秒ほどかかりますが、もっとも効果が期待できるのはどちらの推奨方法なのでしょうか?

 「洗面所を出たばかりの手に残っているバクテリア」に着目して、英・グラスゴー・カレドニアン大学が分析した結果、「世界保健機関の推奨する方法の方が効果はあった」ことが判明しました。被験者となったのは42名の医師と78名の看護師です。
 ただし必要なのは 6段階の手洗いの方法だけではありません。手についたバクテリアを完全に除去するには、殺菌能力のあるハンドソープや、アルコールベースの消毒剤を使い、洗ったあとの手は 清潔な布かペーパータオルでしっかりと拭くという、一連の行動が重要とのことです。

推奨される 6段階の手洗いの方法

➊ 両手のひらを洗う。
➋ 右の手のひらで左の手の甲、指と指をクロスさせるように洗う。手をかえて同様に。
➌ 両手のひらを再度あわせ、指をクロスさせるように洗う。
➍ 両手でげんこつをつくり、左の手のひらに右の指があたるようにして引き合うように洗う。
➎ 左手の親指を右手で握り回転させるように洗う。逆も同様に。
➏ 左の手のひらを右の指を使って円を描くように洗う、逆も同様に。

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⑥無臭!


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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