2022年11月9日水曜日

世界糖尿病デー

 糖尿病、“糖質制限”のワナ

 来週の月曜日、11月14日は「世界糖尿病デー」です。糖尿病の脅威が世界的に拡大しているのを受け、世界規模で糖尿病に対する注意を喚起しようと、国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)によって1991年に開始され、2007年には国連の公式の日になりました。11月14日は、1922年にチャールズ・ベストとともにインスリンを発見したフレデリック・バンティングの誕生日にあたります。

 一般的な糖尿病の分類としては1型、2型糖尿病とされています。完全なインスリン分泌障害でインスリン注射が避けられないのが1型、大多数を占めるのは2型糖尿病です。

 2型糖尿病を以下の3タイプに分けることを提唱しているのが、総合内科専門医の團茂樹先生(宇部内科小児科医院 院長)です。

①クラシカル糖尿病

 ▶慢性的な主食における糖質過剰摂取が原因で、内臓脂肪過剰を伴っているタイプ

②間食型糖尿病

 ▶主食の糖質はきちんと適量であるにもかかわらず、甘いものやジュースなどの間食により食後血糖スパイクを繰り返しているタイプ

③粗食型糖尿病

 ▶主食においてカロリーはむしろ控えているにも拘らず、ほとんどが炭水化物のみで済ませてしまう。それも、これらの食事の性質上、短時間摂取(早食い)になるために食後血糖スパイクを引き起こしているタイプ 

 糖質制限に関しては、ストイックに減らしすぎると思わぬ弊害が生じます。参考までに一つ極端な実例を挙げます。糖質制限によって「体重は確実に減っているが、生理が止まった」「筋肉が落ちた」などはよく耳にしますが、日頃から糖質制限を厳しくしすぎている人が、強度の高いレジスタンス運動(筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動。いわゆる筋トレ)をするとどうなるでしょう?運動すると交感神経が刺激され、それだけで血糖値は上がります。糖質制限やレジスタンス運動を極端に行う生活をしていると、何も摂らなくても血糖は急上昇して300mg/dl近くになることもあるのです。

 日頃の厳しい糖質制限によって、ブドウ糖は常にやや枯渇傾向にあり、そんななか急遽激しいレジスタンス運動をすると、その分ブドウ糖が必要になります。そこで筋肉や肝臓などの臓器にあるグリコーゲンを急遽分解し、ブドウ糖を捻出します。なけなしの貯金を急遽解約したわけです。体にとっては非常事態ですから、なだらかな血糖上昇とはならず急上昇するのです。

 これは極端な一例ですが、ストイックな糖質制限が引き起こす弊害です。

(出典:https://gentosha-go.com/)


■糖尿病とHM-3000(特系霊芝)

 糖尿病の専門医は、「糖尿病は治りません。このクスリを一生飲み続けることですね」と言って、患者に血糖降下剤を与えます。現在「糖尿病」は血糖値をはじめとする数値で判断され、病院でも数値を下げることが第一目標とされてしまっています。

 現代でいう糖尿病の治療薬にその価値はほとんどないといっても過言ではありません。血糖降下剤の一つ「スルホニル尿素剤(SU剤)」は、アメリカの臨床試験で、使用により心筋梗塞死のリスクが増すという結果が出ています。また「α-グルコシダーゼ阻害薬」も、合併症や寿命延長効果を認めた試験結果はありません。さらに「グリタゾン系薬剤」に関しても、心筋梗塞や心不全、骨粗しょう症、膀胱がんなどの増加が確認されています。つまり、すべてが"数値を下げるための対症療法"であり、遺伝性のいわゆる1型糖尿病におけるインスリン治療以外は、まったく無駄だといえるのが現実なのです。(現在、2型糖尿病患者に対しては、インスリンの分泌を促進して血糖値の上昇を抑制するためのGLP-1注射を処方する医師も多いようです)


糖尿病と微小循環

 高血糖状態が続くと血流や血管(特に微小循環)への負荷が高まります。血管内皮細胞は、微小循環をはじめとする血管を円滑に維持していますが、糖化たんぱく質が増えると、その影響で血管内皮細胞が阻害され、NO(一酸化窒素)の産生が低下し、血管が収縮し炎症を起こしやすく、血栓が形成されやすい血管になってしまいます。

 糖尿病の合併症には、網膜症腎症心筋梗塞や脳卒中を起こす動脈硬化などがあります。境界型糖尿病でも10年以内の動脈硬化の発症リスクが正常型の2倍になることが分かっています。糖尿病治療の本来の目的は「合併症への対処」です。それには、やはり末端の微小循環の血流の改善が基本となります。

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「HM-3000(特系霊芝)」による作用

 ヘモグロビンは酸素と結びついて細胞に酸素を届けますが、糖化したヘモグロビン(HbA1c)は酸素を寄せ付けなくなり、細胞に酸素が行き届かない状態になってしまいます。「HM-3000(特系霊芝)」は、酸素の供給量を高める作用のある物質、2,3-DPG(グリセリン2,3-リン酸)の産生促進に影響を与えます。また、2,3-DPGは、酸素を効率よく細胞に供給するだけではなく、HbA1c生成阻害作用も確認されています。「糖尿病」というとインスリンを分泌する膵臓をまず思い浮べますが、血糖値を精密にコントロールしているのは実は肝臓です。そして、霊芝には、肝臓での糖新生を抑制するとともに解糖系およびグリコーゲン合成を活性化させ、さらに肝臓への糖の輸送能を亢進して血糖上昇を抑制する作用もあると言われています。「HM-3000(特系霊芝)」を活用しながら、体重を減らしてヘルシーな食事、エクササイズに励めば、肝臓にも、血糖コントロールにもいいということなのです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

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