2022年11月2日水曜日

 40代から要注意! 2つの食材

 健康状態と日々の食事は切っても切れない関係にあります。特に影響の受けやすい40代からは摂るべき食品、控えるべき食品を見極めることがとても大切になってくるのです。

 控えるべきものの1つ目は「異性化糖・人工甘味料」です。もちろん砂糖も摂りすぎると2型糖尿病のリスクを上げるという研究結果(非糖尿病者1億8000万人以上を対象)もありますが、日本の食事の貧困化という視点で見たとき、本当に気を付けるべきは異性化糖・人工甘味料等の生産コストの低い甘味料です。成分表を見れば一目瞭然、安い商品のほとんどは異性化糖や人工甘味料が甘みとして使用されています(1970年代以降砂糖の消費は加工食品でも家庭でも減少傾向)。コスト削減のために生まれた異性化糖や人工甘味料。異性化糖の初の日本量産は1960年代後半。人工甘味料はもっと古く、サッカリンが1886年にドイツから輸入、一時使用禁止になった後も、1907年には日本で量産がスタート。以降、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK、ネオテーム、アドバンテームといった人工甘味料が次々と開発され、異性化糖とともに砂糖のシェアを奪っていきました。人工甘味料は血糖値を上げずに糖尿病のリスクをあげてしまいます。清涼飲料水の調査では、1日1~2回摂取するだけで摂取しない人に比べ2型糖尿病の発症リスクが26%、心血管疾患発症リスクが35%、脳卒中の発症リスクが16%増加するという結果が出ています。

 異性化糖は肥満の原因だけでなく、腸での吸収も速く、糖化は砂糖の10倍といわれています。また、異性化糖の過剰摂取は肝臓の負担も大きいのです。

 人工甘味料のリスクは発がん性です。フランスの調査(2022年)では、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースなどの摂取により、全がんのリスクが上昇。また、腸内細菌にも影響を与えてしまいます。特に40代50代とがんの発生率が高まり、腸内細菌が減少していく中で、人工甘味料の摂取は控えた方がよいのです。

 40代から控えるべき2つ目の食品は「超加工食品」です。超加工食品はリンの摂取も増えて腎臓に負担をかけ、様々な食品添加物を加えているので、直に健康への障害リスクがアップ。スペインの調査では、超加工食品の摂取が1日1食から2食以上で全死因の死亡率が62%増加。イタリアの調査では全死亡リスクが38%増加、心筋梗塞や脳卒中の原因になり心血管疾患リスクが65%上昇するほか、摂取が10%多い毎に認知症リスクが25%上昇。

 加工食品の添加物は個々の安全性は確認されているものの、他の添加物と一緒に摂った時の研究はほとんどされていません。また、今まで安全と言われてきた添加物が後で危険だとわかり突然使用禁止になるのはよくあることです(「コウジ酸」、「アカネ色素」等)。

 40代以降は化学成分を分解する力も弱くなっていくので、高齢になればなるほどこういう食べ物の影響は受けやすくなります。   

(出典:https://www.youtube.com/健康チャンネル)


■40代以降、食生活はこう変える!

 40代になると、食生活は何も変えていないのに、体力が前ほど続かなくなったり、おなか周りに脂肪が付いてきたりします。これは決して気のせいではありません。

 40代に近づくと、特に女性の基礎代謝率は低下して、エストロゲンの量が減り、血管のハリがなくなります。それが理由で腹部に脂肪が付きやすくなり、心疾患、認知機能の低下、骨粗しょう症のリスクが上がります。

 しかし、下記を参考に食生活に変化を加えることで、40歳を過ぎてからもフィットでヘルシーな生活の基盤が作ることが可能になるのです。

(1)カルシウムの摂取量を増やす

 エストロゲンの産生量が減ると、カルシウムが体に吸収されにくくなることが分かっています。骨粗しょう症のリスクは加齢と共に高くなるので、カルシウムは絶対不可欠。40~50代以上の男性は1日750~1,200mg、女性は1日650~1,200mgを目安にカルシウムを摂取しましょう。

(2)たんぱく質の摂取量を増やす

 間食にも言えることですが、食事には、言い訳なしでたんぱく源を。加齢と共に筋量が減る中で、筋肉の維持と強化を促進するたんぱく質(とウエイトトレーニング)は絶対に欠かせません。終日に亘ってたんぱく質が豊富な食品を摂取すれば、筋力トレーニング中もたんぱく質が効率的に使えることは調査でも明らかです。動物性たんぱく質と大豆などの植物性たんぱく質をバランスよく摂ることも大切です。

(3)塩分の摂取量を減らす

 塩分の摂り過ぎが問題となる一番の理由に高血圧が挙げられます。体の中では、水分と塩分が一定の濃度に保たれています。食塩を摂り過ぎると、一時的に高くなった塩分濃度を下げるために、体内に水分がため込まれます。これによって、心臓に送り込まれる血液量が増え、血管にかかる圧力が増し、血圧が上がってしまうのです。また血管や心臓に負担がかかる高血圧は、脳卒中や心筋梗塞、心不全、動脈瘤など循環器系の病気につながります。ジャンクフード、超加工食品、調味料、冷凍食品などにも予想外の塩分がたっぷり含まれています。 

(4)週2回は脂の乗った魚を食べる

 オメガ3脂肪酸たっぷりの食生活は、心血管系疾患のリスクを下げます。40代に入ったら、オメガ3が豊富な魚(サーモン、サバ、イワシ、マス、ニシンなど)を定期的に摂取しましょう。魚と魚油に含まれるオメガ3(EPAとDHA)は、脳、心臓、眼の健康を支えます。

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 そのほか、食物繊維やビタミン、ポリフェノールを含む野菜・果物、ミネラルを含む海藻・ナッツ類、全粒穀物や豆類、などを積極的に摂りましょう。そしてなるべく"手作り"して食べることをお勧めします。

 安さ、簡単・便利さと引き換えに奪われてしまったのは私たちの健康でした。食べ物にそんなに手間暇とお金をかけられないと思うかもしれませんが、体を壊したときの医療費のほうが、ずっと高くついてしまうことをお忘れなく。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

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