2011年5月16日月曜日

エネルギー代謝とエネルギー産生

エネルギー代謝とエネルギー産生

太りやすい体質という人がいますが、これは体内で行われる、エネルギー代謝というものが大きく影響
しています。エネルギー代謝が高ければ高いほど、太りにくい体質といえます。そして、エネルギー代謝
には以下の3種類があります。


■3つのエネルギー代謝

(1)基礎代謝‥‥1日の総消費量エネルギーの60~70%を占める
人間は安静にしていても、生きていくために最低限必要なエネルギーが消費されます。このことを基礎代
謝と言います。基礎代謝が高いということは、それだけ必要とするエネルギーが多いということです。
エネルギーをたくさん使うということは、脂肪が燃焼されて太りにくいということです。

(2)生活活動代謝‥‥総消費エネルギーの20~30%を占める
日常の動作など身体を動かすときに必要となるエネルギー消費のことを言います。通勤通学や重労働を
したりすると高くなります。

(3)食事誘導性熱代謝‥‥総消費エネルギーの10%を占める
食事をすると身体が温まり汗をかきます。このように食事のときに使われるエネルギーのことを言います。
ダイエットのために食事を抜くと、この食事誘導性熱代謝が使われないということになってしまいます。


■2つのエネルギー産生システム

(1)解糖系
炭水化物(糖質)を利用してエネルギーを産出するしくみを解糖系と呼びます。酸素がなくてもエネルギー
を産生しますが量は少ないですが、素早くエネルギーを産生します。

(2)細胞呼吸系(TCAサイクル:クエン酸回路・電子伝達系)
酸素が十分にある状態では、解糖系は血液中の糖分やグリコーゲンを利用し、ピルビン酸を作ります。
ピルビン酸からいくつかの物質に変化しクエン酸が作られます。クエン酸が代謝されて、TCAサイクル・電
子伝達系を回し続けます。これが運動のためのエネルギーを生み出します。産生のスピードは遅いです
がエネルギー産生量が多いのが解糖系との違いです。これを回し続けるためには、十分な酸素と燃料が
必要です。逆に、酸素と燃料が十分に供給されれば、エンジンを回し続けることが可能です。そして、燃料
を効率的にTCAサイクルで使うには、CoQ10、α-リポ酸、L-カルニチンが、酸素の供給には霊芝のミトコ
ンドリアスクエアが期待できます。


いつもありがとうございます。
五月雨ジョージ

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