2013年8月24日土曜日

眠気と病気

エップワース眠気尺度

寝苦しい熱帯夜が続き、満足な睡眠がとれなければ日中に眠いのは当たり前ですが、睡眠時間は十分なのに日中に強い眠気を感じる人は要注意です。

 そんな方は、日常生活で感じる眠気の評価測定、エップワース眠気尺度を試してみてください。これは、世界中の医療や産業保健の現場で広く使われている、信頼性が高いテストです。そして、このエップワース眠気尺度が11点以上の人には、さまざまな症状と病気の可能性があると言われています。たとえば、睡眠薬や精神科の薬、風邪薬、アレルギーの薬などで起こる「薬剤性過眠」。気分がすぐれない、もの悲しい不安が強い、やる気が出ない「うつ病、季節性うつ病」。夜間の睡眠が不十分、十分な睡眠をとると日中の眠気がなくなる「長時間睡眠者、睡眠不足症候群」。日中の居眠りを我慢できない、笑ったり驚いたり怒ったりすると、体の力が抜ける、金縛りにあう、寝入りばなに幻覚を見る「ナルコレプシー」。イビキをよくかく、睡眠中の呼吸が不規則、朝起きたときに頭痛がしたり、ノドが渇いている、高血圧、肥満に多い「睡眠時無呼吸症候群」。夕方から夜にかけて、脚がむずむず・ちくちく・ひりひりする、 脚に虫が這うような不快感がある、家族に脚を動かしていると言われたことがある「むずむず脚症候群」など。

 日中の居眠りは、大きな事故の原因にもなります。強い眠気に悩まされている人は、早めにチェックして、病気かどうか確かめてみてください。


日中を襲う眠気

日中、眠気が強い時は「頭がすっきりしない」「体がぐったりする」「イライラする」などの症状が表れがちで、物事も頭に入りにくく思考力も低下します。睡眠が十分にも関わらず強い眠気が襲う時には、心の病気が関わっている場合もあります。

長く眠ってもスッキリしない「特発性過眠症」

特発性過眠症では、日中に突然眠り込む“睡眠発作”という症状が特徴的です。そして日中に寝てしまうと、起こそうとしても1時間以上目覚めない、居眠りの後すっきりした感じがしない、寝覚めが悪くひどく寝ぼけてしまうなどの症状が表れます。

睡眠時間が長時間になることも

特発性過眠症では、夜の睡眠時間が8時間くらいのこともありますが、10時間以上になることもあります。そして、朝の目覚めが非常に悪いことも特徴です。大音量のアラームを鳴らしてもなかなか起きず、家族や近所の人に迷惑がかかることもあります。また、自律神経系が障害されることもあり、頭痛起立性低血圧めまい手足の冷感などの症状があります。

月経周期と関連して強い眠気を感じる「月経随伴睡眠障害」

典型的な月経関連過眠症では、月経の約1週間前から日中の眠気が強くなり、月経の開始とともに眠気が軽くなるパターンをとります。
 下腹部痛や頭痛、イライラ、憂うつな気分など、月経前症候群(PMS)などの症状が強い人ほど、日中の眠気も強くなる傾向があります。先に述べた過眠のパターンをとり、強い眠気が2日以上続き、このようなエピソードが年に1回以上あると、月経関連過眠症と診断されます。

その他

睡眠中に足が動く「周期性四肢運動障害」。睡眠の時間帯が遅いほうにずれて、極端な宵っ張りの朝寝坊「睡眠相後退症候群」。就寝と起床の時刻が毎日1時間ずつ遅くなる「非24時間睡眠覚醒症候群」。寝ている時間と目覚めている時間がバラバラの「不規則型睡眠覚醒パターン」・・・などがあります。

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 通常、睡眠中は、神経伝達物質「メラトニン」が分泌されて深い眠りを作ります。そして朝方になると、同じ神経伝達物質の一つ「セロトニン」が分泌量を増やし、覚醒しスッキリ目が覚めるというリズムを作ります。
 これらの神経伝達物質のバランスが悪いと、日中の眠気の原因になります。そして、神経伝達物質のバランスを整えるのもセロトニンの役目です。
 リラックスハーブ「ラフマ」には、【セロトニン神経の活性→セロトニン分泌の促進→神経伝達物質のバランス調整】という「質の良い眠り」の可能性に関するデータとエビデンス(科学的根拠)があります。康復医学学会では、「ラフマ」を主要研究テーマの一つに掲げています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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