2020年1月9日木曜日

肝臓の働き

脂肪肝は放置禁物 生活習慣の改善を

皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 さて、年末年始にかけて、暴飲暴食がちだったという人も多いことと思います。注意したいのが肝臓に中性脂肪が過剰にたまる「脂肪肝」です。放置すると深刻な疾病を招きます。
 日本人の4人に1人が罹患しているといわれる脂肪肝ですが、肝臓を構成する肝細胞の約30%以上に中性脂肪がたまった状態を指します。原因は飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足です。近年はこうした生活習慣が引き起こす肝臓病が急増しています。血液検査で肝臓の障害を示すASTやALTの数値が低くても脂肪肝になっていることがあります。脂肪肝は画像に白く写るのですぐわかります。疑いがあるなら超音波検査も受けてみることをお薦めします。

 肝臓の病気は自覚症状がほとんど表れません。そのため脂肪肝と診断されても放置してしまう人が多いのですが、肝細胞に中性脂肪が過剰に蓄積されると、肝臓内の血流障害が起こります。すると酸素や栄養素が末端まで行き渡らなくなり、肝機能が低下してしまうのです。
 脂肪肝は①アルコール性②非アルコール性に大別されます。かつては大酒飲みの人がなるものと思われていましたが、飲酒しない人でもなる②が増えていることが、最近注目されています。非アルコール性脂肪肝の1~2割が肝炎につながることもわかってきました。
 脂肪肝を放置すると、肝炎 ⇒ 肝硬変 ⇒ 肝臓がんへと進行するケースもあるので、脂肪肝のうちに生活習慣を改善することが大切です。
 ①の脂肪肝は、もちろん飲酒を控えめにすることが第一の改善策であり、そして②の脂肪肝を克服するには、過食をやめ運動不足を解消することが必須条件です。摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると、余ったエネルギーは肝臓に運ばれて中性脂肪になり、処理しきれなかった分がどんどんため込まれてしまいます。
 中性脂肪を増やす元凶は"糖質の取り過ぎ"です。ごはんを茶わん7分目にするなど、毎日の食事から糖質を10%減らすことを目標にしましょう。糖質の中でも一番避けたいのは、ジュースなどの清涼飲料水。血糖値を急激に上げてしまいます。のどが乾いたら水やお茶を飲むようにしましょう。フルーツも脂肪肝にはよくありません。果糖は吸収が早く肝臓で中性脂肪に変わりやすいので、少量を楽しむようにしましょう。

 食事の見直しだけでなく、1日30分、軽く汗ばむくらいの早歩き(有酸素運動)などの運動を日常習慣にして肝臓にたまった中性脂肪を燃やすことも重要です。また、スロースクワットなどの筋肉を増やす運動にも挑戦しましょう。下半身に筋肉がつくと基礎代謝が増え、ウォーキングの脂肪燃焼効果も高まります。
 地道な取り組みによって脂肪肝は改善します。適切な食事や運動を心がけましょう。
(出典:https://style.nikkei.com/)

■肝臓の働き

肝臓は右側の肋骨に守られるようにして存在する最も大きい臓器で、体重の約1/50の重さがあります。肝臓は、栄養素など、さまざまな物質を化学的に作り変える働きを持っています。また、何千という酵素を使い、500以上の複雑な化学変化を起こしています。肝臓が元気であることは、すべての器官にとっても大切なことなのです。
 肝臓の主な働きは、
  ① 代謝(たんぱく質の合成⇒アルブミン)
  ② 栄養の貯蔵(グリコーゲン)
  ③ 有害物質の分解・解毒
  ④ 消化に必要な胆汁の合成・分泌
の4つがあります。
 私たちが食べたものは、胃や腸で栄養分として吸収されやすい形に変えられた後、肝臓へ送られます。肝臓でいろいろな成分に加工されると、動脈を通って必要な場所に運ばれていきます。例えば、食事などから摂った糖質は、グリコーゲンとして肝臓に蓄えられ、夜間にエネルギー源として血中に放出されます。利用されて不要になった老廃物は、今度は静脈を通って肝臓へ戻され胆汁へ排泄されます。その老廃物の一部は再び吸収されて肝臓で再利用されます。このように肝臓は栄養素の生産、リサイクルの中心となっています。

 肝臓の悪化は、食べ物の好き嫌いを激しくし食欲をなくしますので、全身が弱ってしまいます。また、肝臓は肉と砂糖が苦手で、過剰に摂取すると体が疲労します。心労やイライラ、美食、暴飲暴食も肝臓を傷める原因であり、肝硬変や肝臓病などはその最たるものです。
 肝臓は血糖の調節をして、多い時は肝臓に貯えます。このバランスが崩れると糖尿病にもなります。糖尿病は膵臓のインスリンが問題にされますが、肝臓の病気と言っても過言ではありません。肝臓の手当てと栄養さえしっかりすれば治ってしまいます。

 また、肝臓は血液循環の調節もしますが、この調節がうまくいかないと寝苦しかったり、心臓病を併発したりします。さらに、肝臓は脳にも関係が深いことがわかっています。脳で考えることはそのまま肝臓に響きますし、肝臓の働きの良し悪しはそのまま心に影響しますから、肝臓の働きが悪い人は短気で怒りっぽくなるのです。 

====================

 当学会の主要研究生薬である「HM-3000(特系霊芝)」血流改善作用は肝臓や腎臓などの臓器にも影響し、きれいな血液をたくさん送り込みます。そうすると、機能低下を起こしていた臓器は次第に元気を取り戻し、その働きが回復していくのです。
 また、肝臓障害の進行に伴い免疫異常を併発してくるケースも多いため、免疫力正常化作用を持つ霊芝が役立つのです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

0 件のコメント:

コメントを投稿