2023年12月27日水曜日

冬のウイルス

 薬不足深刻化、冬の感染症流行

 本日は「国際疫病対策の日(International Day of Epidemic Preparedness)」です。新型コロナウイルスの世界的且つ爆発的な大流行を機に「12月27日を疫病の大流行に対する備えの必要性を認識する日にしよう」と、国連総会本会議で可決され、国際デーの一つとして記念日に制定されています(2020年)。

 感染症の本格的流行を前に、薬の供給不足が全国的な問題となっています。ジェネリック医薬品(後発薬)の不祥事に加え、新型コロナウイルスの感染「第9波」や、それ以外の感染症が流行したことなどが大きな要因ですが、薬価が抑えられた結果、多くの後発薬が不採算品目になっているという構造的問題もあります。国は増産などに向けた対応策を打ち出しましたが、薬不足が収束に向かうかはなお不透明です。

 感染症薬だけではありません。実はここ数年、抗菌薬や止血剤など様々な薬の不足が深刻化しています。昨年5月から継続調査する業界団体「日本製薬団体連合会」によると、今年9月末の段階で製造販売されている品目の2割超が供給停止か限定出荷の状態でした。

 不足する品目としては、せき止め薬の「メジコン錠」や去痰薬「ムコダイン錠」など。11月に入り、インフルエンザ治療薬(主に乳幼児向け)の在庫逼迫も明らかになりました。「タミフル」の名で今季、ドライシロップ130万人分を用意していた中外製薬は11月8日から限定出荷に。原料調達が困難などとして未だ「増産は難しい状況」といいます。


 感染症の治療薬不足が深刻化する中、厚生労働省の要請を受けた製薬会社は対応を急いでいます。ただ、慢性的な供給不安に陥っている薬の多くは、国が普及を後押ししてきた安価な後発薬です。当面の増産だけでなく、安定供給を促す産業構造の抜本的な改革が急務となっています。

 薬の安定供給は国民の命に影響を与える重要な課題であり、国の安全保障の問題でもあります。今起きている事象だけでなく、これから起きうる問題も考えた議論が必要です。

(出典:産経新聞)


■冬のウイルス、予防と対策

 冬に流行することが多い感染症。インフルエンザやノロウイルスなどかかると苦しくつらいため、特に気をつけておきたいものです。

 インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型の3つの型に分けられ、冬に流行する季節性のものは、A型とB型です。A型は大変異により数十年に一度大流行(パンデミック)を起こします。典型的なインフルエンザでは、せきや頭痛、鼻水やのどの痛みなど上気道の症状に加えて、38度以上の高い熱、倦怠感や関節痛などの全身症状が起こります。また、症状が急激に表れるのも特徴です。しかし、最近のインフルエンザの研究では、軽症例や無症候性感染の人も多くいると言われています。ただし、高齢者や乳幼児、妊婦、免疫力が低い人などは、インフルエンザにかかると重症化の恐れがあります。

新型コロナとインフルエンザの同時流行、そしてノロウイルス

 コロナとインフルが同時流行する中で、発熱など体調不良の症状が出た場合どう受診すればいいか、政府は考え方を示しました。小学生以下の子供や妊娠中の女性、基礎疾患のある人や高齢者など重症化リスクのある人は、速やかに発熱外来やかかりつけ医を受診します。新型コロナウイルスとインフルエンザの検査を受け、診断に応じて、治療薬の処方を受けるなどの対応をとります。若い人など重症化リスクの低い人が発熱した際には、基本的に外出しないで自宅での検査と療養を勧める、としています。

 まず、熱が出た場合は、自宅で新型コロナの自己検査を行います。この自己検査で「新型コロナ陽性」と出たら自治体の「健康フォローアップセンター」に連絡し、自宅療養を行います。一方、陰性の場合は、電話やオンライン、かかりつけ医などで診療を受けることになっています。ただ、症状が強い時は、医療機関を受診することが勧められます。

 感染力がとても強いノロウイルス(感染性胃腸炎)の流行期は11~3月です。感染経路は主に2つ。1つは食べ物を介した感染で、特にノロウイルスをためやすいカキやホタテによる感染が多くなっています。もう1つは人から人への感染で、感染者の"吐瀉物"や"便"に触れた手を介して、ノロウイルスが口から体内に入ることで感染します。

 感染を広げないためにも汚物をきちんと処理することが大切です。

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 流行性感染症の予防は、うがい、手洗い、鼻うがいを基本とし、食品はしっかりと火を通し、調理器具はこまめに洗って使用しましょう。

 また、日常的な備えとして、バランスの良い食事や適度な運動により免疫を高めておきましょう。良好な血流を維持して免疫機能を高める「HM-3000(特系霊芝)」や、質の高い睡眠、ストレス解消にも役立つ「ラフマ葉エキス」の使用もお勧めです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

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