2013年5月29日水曜日

疲労とその対策⑦

「眠れない!」に意外と効かないお酒、

    そして注意が必要な睡眠薬

 不眠は日本人の5人に1人が抱えるとても悩ましい障害です。
 生活習慣を改善することで好転することもありますが、“寝酒”などに頼るとかえって症状を悪化させてしまうことがあります。その場合、薬を使う治療も有力な選択肢となるのですが、思わぬ副作用が出る場合があります。

 聖マリアンナ医科大学の長田賢一精神療法・ストレスケアセンター長は「不眠になったとき、日本人はアルコールに走る傾向が強い」と指摘します。
 医療機関を受診するのは1割に満たず、飲酒に頼る人は3割という国際的な調査もあります。実はアルコールは不眠の解消には効果が薄いのです。アルコールは「レム睡眠」(脳は覚醒に近い状態なのに身体は休息している状態)を妨げるため、筋肉が休まらず、翌日にだるさが残りやすいのです。そこで、睡眠薬にお世話になるのですが、注意しないと以下のような副作用を起こします。

≪持越し効果≫ 薬の効果が翌日にも残って、眠気やふらつき、倦怠感などの症状が表われる。

≪記憶障害≫   翌朝に目覚めてからの出来事を忘れてしまう。すぐに効くタイプに多い。

≪反跳性不眠≫ 長く服用していた薬をやめると不眠がひどくなる。

≪運動障害≫   長く効くタイプの薬で出現しやすい。ふらつきの原因となり高齢者の骨折につながる。               骨折したのがきっかけで寝たきりになる人も多い。

特に鎮静効果のある睡眠薬を飲むと、思考や記憶、意欲などの司令塔となる脳の前頭葉の働きが低下し、会話が成り立たなかったり、冷蔵庫を開けて食べ物をあさったり、場所がわからなくなったりするといった異常が出ることもあります。高齢者は睡眠薬が効きすぎたり、副作用が出たりしやすいのです。

 康復医学医学学会が研究テーマとして取り扱っているハーブ「ラフマ」は、睡眠ホルモンの一つ「セロトニン」の分泌を促進し、自然な「質の良い眠り」を作り出します。もちろん安心・安全のデータがあるのは言うまでもありません。


特集:疲労とその対策⑦

■疲労対策:エネルギー産生と睡眠

仕事や家事などで働いている人の6割が感じている「疲労」。中でも明確な自覚症状として表れるのが肉体疲労です。肉体疲労は、長期化した場合、肩こり・腰痛・頭痛などの自覚症状を伴って慢性疲労に陥ります。疲れやすくなった、頑張りが効かなくなったなどと感じるのは、エネルギー産生の低下が原因です。

●3つの必須栄養素+酸素のエネルギー産生メカニズム

 エネルギーを作り出すためには、ビタミン類などの他に3つの不可欠な栄養成分があります。「コエンザイムQ10」「α-リポ酸」「L-カルニチン」です。

 3つの成分は、炭水化物(糖)や脂肪などの栄養素を細胞内でエネルギーに変えるために働いています。これらの必須栄養素をエネルギーに変える時に必要になるのが“酸素”なのです。

 康復医学学会の長年の研究テーマの一つ「霊芝」は、全身組織への酸素供給量に関わる物質2,3-DPGの産生に影響することがわかっています。

●精神的疲労対策は自律神経と睡眠ホルモン

精神的疲労は、自律神経に大きく影響します。古来よりお茶などで楽しまれているリラックスハーブ「ラフマ」は、脳内ホルモン・セロトニンの分泌を促します。
 また、そのセロトニンを原料として睡眠ホルモンといわれるメラトニンが作られますが、その際に必要となるのが、栄養素アミノ酸の一つ「グリシン」です。
 このグリシンは脳内ホルモンのサポートだけでなく、熟眠改善剤便通改善の食品としても使われています。まさに自律神経の改善がなければ、これらの効果は表れません。

 自律神経とアミノ酸「グリシン」との関係は、康復医学康復医学学会の今後の研究課題です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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