2013年7月24日水曜日

夏と感染症

夏は感染症の季節?

夏の風邪は治りにくいと言いますが、昔の夏風邪の原因はお腹の冷えにありました。エアコンのない時代、体に何も掛けずにお腹を出して寝てしまったり、冷たい物を飲み過ぎたりした結果、お腹を冷やして風邪をひくことになったというわけです。

 現代の夏風邪はオフィスや家庭のエアコンが原因です。エアコンで空気は乾燥し、そのうえ外気温と室温の差が激しいので、体に負担がかかり抵抗力も低下します。
 風邪のほかにも現代の夏は意外なものが流行します。それは“感染症”です。暑さから食欲不振になったり、長い休暇などで生活習慣が乱れ、栄養バランスが欠けた食事や夜更かしが続いたりして、体調を崩しがちです。そんな時にかかりやすいのが感染症なのです。

 ウイルスや細菌、真菌、微生物が皮膚や粘膜から体内に侵入して増殖し、さまざまな症状を起こします。ワクチンや抗生物質などの薬剤や医療の進歩から、一部の感染症は減少してきた反面、SARS、O-157、鳥インフルエンザ、MERSなど新しい感染症が問題になっています。

 夏場に流行る感染症といえば食中毒が代表的ですが、手足口病、プール熱、ヘルパンギーナなど、ウイルスが原因の感染症も流行します。夏のウイルス性感染症の発症時期は5月から8月といわれ、主な症状は胃腸の不調、体全体の免疫力ダウンなどで、長引くことも多いのが特徴です。この季節のウイルスは独特の方法で私たちの体に侵入してきます。

通称プール熱とは「咽頭結膜熱」のことです。特に児童が感染しやすく、病気の元は便や唾液を通じて感染する「アデノウイルス」で、特にプールの水から感染する確率が高いとされています。プールの後よく目や体を洗わないことや、タオルの貸し借りなどの機会を通じて、人から人へと感染者を増やすのが夏場のウイルスの特徴です。

 感染症を予防するには、毎日の心がけが肝心です。外出先からの帰宅時や食事前の手洗いを習慣づけるだけでも、ずいぶんと予防につながります。また、夏休みにはアウトドアなどで楽しむ機会が多くなります。外で食事の支度をする時は、手や食材を念入りに洗う食材に十分に火を通すなど、衛生管理に注意が必要です。


■夏の感染症対策

感染症対策の要は、原因となるウイルスや細菌などを体内に侵入させないことです。そして、もし侵入してしまったら水際で食い止めるのが有効策です。

水際で食止める、粘膜免疫

ウイルスの侵入経路である上気道では、粘膜免疫をはじめとするウイルス対策機能が働いています。抗体は主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた細菌・ウイルスなどの微生物や、微生物に感染した細胞を抗原として認識して結合します。
 物質としては免疫グロブリンA(IgA)と呼ばれます。IgAは、上気道の表面、気管支の内側の壁、腸の内側などの粘膜表面に存在し、侵入してきた病原菌やウイルスなどの抗原と結合して、その侵入を食い止めるはたらきがあり、粘膜免疫では主役的な役割を果たします。ウイルスに感染するかしないかはこの場所にかかっています。だから感染症対策には、この上気道でのウイルスの不活化が有効なのです。

感染源を口にする前に・・・

腸管出血性大腸菌O-157などは、わずか100個でも感染すると言われ、たいへん強い感染力があります。酸性条件でも比較的強く、口から入った場合でも、胃酸で殺されることがなく低温状態にも強く、家庭の冷蔵庫の中でも生き残る菌と考えられています。しかし、ウイルスや細菌の感染経路は経口感染に限られているため、感染しているものを口にしなければ感染しません。
 感染経路を絶つには徹底した「野菜や食品の洗浄」が有効です。

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 感染症に対して高齢者は、体力の低下や持病などで重症化も考えられます。予防の三原則は原因となるウイルスや細菌などを「付けない、増やさない、やっつける」です。
 康復医学学会の研究テーマのひとつ「焼成カルシウム」で肉や魚、生鮮食品の洗浄すれば「付けない、増やさない」が徹底できます。また「霊芝とセンダン葉を配合したのど飴」は、口から侵入してしまったウイルスを上気道の段階で不活化させる期待がもてます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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