2014年8月28日木曜日

「夏バテ」の間違った知識と正しい対策

夏バテの間違った回復法

すでに立秋を過ぎましたが、残暑厳しい日が続き、まだまだ夏バテを感じる人が多いようです。
 昔から夏バテ対策に関しては、うなぎなど「スタミナのある食べ物」や「栄養ドリンク」などが良いと言われています。しかし、どうやらこの説は間違っているようです。

大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授で医師の梶本修身氏はこう話します。「夏に疲れたら、いわゆるスタミナ食を食べようとよく言います。でも、スタミナ食で疲労回復効果が認められたという研究結果はありません。どうしてウナギがスタミナ食だと言われてきたかと言うと、戦後すぐの頃まで食料が不足していた時代の名残だと考えられます。当時はエネルギー不足による疲労が深刻でした。ビタミンAやB1が豊富に含まれるウナギは、栄養不足、脚気などの予防に良いとされていたのです。また、ウナギは脂質が多くて高エネルギーですから、その時代には疲労回復につながり、重宝されたのでしょう」

 しかしながら、食に困らずカロリー過多が問題視される昨今、スタミナ食を摂ることでむしろ胃の負担が大きくなり、余計に疲れてしまいます。アルコール摂取量も増え、さらにカロリー過多が疲労を増幅します。

 また、疲れたら市販の栄養ドリンクを飲む、というのも問題です。

「栄養ドリンクを飲んだらと頭がしゃきっとした、目がさえて元気が出た、という感想をよく耳にしますが、それは錯覚です。ドリンクに含まれるカフェインによる覚醒作用、微量のアルコールによる気分高揚作用に過ぎません。また、“タウリン○○ミリグラム配合!”などと宣伝する製品が多いですが、現在のところ、タウリンに疲労回復効果があるという科学的実証はなされていません」(梶本教授)

●疲れてイライラしたら、牛乳を飲むと良い?

梶本教授の答えは「NO」です。

「イライラするのは、自律神経のバランスの乱れによる疲労のサインです。“そんなときはカルシウムをとった方がいいから牛乳を飲んで”と言われますが、カルシウムが不足してイライラするという実証はありません。脳でカルシウムが不足すると、骨からカルシウムが補給されて必要量を維持します。それが不足して脳や神経に影響が出るというのは、全身がかなり危機的な状況にある場合です。また、“寝る前にホットミルクを飲むといい”ともよく言いますが、これはカルシウムを補うからではなく、胃が温められることでリラックスに働く副交感神経が優位になるからでしょう」

 そもそも、牛乳にはメリット以上の害があることが知られてきています。
★牛乳や乳製品は過大評価されていますが、特に日本人にとってはあまりお奨めできない食品です。
※参考:『牛乳には危険がいっぱい?』
⇒ http://ameblo.jp/sakunet/entry-11566967543.html

●精神的疲労のときは熱い風呂に浸かると回復する?

梶本教授はこれも「NO」

「温泉で熱めの湯にざぶんと浸かり、“ああ、いい湯だなあ”と思う人は多いでしょう。しかしながら、熱い風呂からあがった体には、入浴前に比べ、血液中の疲労因子の割合が高まる、という実証データがあります。熱めの湯に入ると、脳で快感物質が分泌されるので、疲労感が吹っ飛んだと勘違いします。しかし実のところは、余計に疲れているのです。人間の体は、上半身を温めると交感神経が、下半身を温めると副交感神経が優位になります。また、血流が促されると疲労は回復に向かいます。ですから、38度~40度ぐらいのお湯に10~15分ほどの半身浴をして血行を良くするようにしましょう」

 これまで、夏バテ対策だと思い込んでいた方法はことごとく錯覚であり、間違いだったと証明されているとのことです。本当の知識を得て、適切な方法を選び、しっかりと夏バテを克服して下さい。

■夏バテ対策の本質

人の体は気温が高くなると体温を一定に保つ様反応し、熱を放射して体温を下げようと試みます。この時に、エネルギーを消費します。最初のうちは体温調節機能がうまく働きますが、毎日暑い日が続くと、下図のような要因から体温を調節する自律神経の乱れエネルギー産生の低下が起り、暑さに適応できなくなります。熱中症や夏バテなどが起る事になるのです。


夏バテ対策 その1:「エネルギー産生」の低下を防ぐ

Co-Q10商品『真斗利来素100』
夏場は暑さで食欲がなくなり、あっさりしたも食品や、清涼飲料水やビールなど冷たい飲み物ばかりを摂りがちです。すると体内でエネルギーを作る栄養素やたんぱく質が不足し、エネルギーの産生低下を招いてしまいます。

 康復医学学会の研究テーマの一つ「コエンザイムQ10(Co-Q10)」は、細胞内のミトコンドリアがエネルギーを産生する際、最終段階で必要となる補酵素です。Co-Q10は、加齢により体内合成量が低下します。さらに、若い人でも食事量の減少などで不足ぎみになります。

 Co-Q10が不足するとエネルギー産生か滞るため、疲れやすくなり、夏バテの原因になってしまうのです。また、Co-Q10には、エネルギー産生の過程で発生する活性酸素の除去という優れた作用もあります。

※良質のCo-Q10商品は<こちら>から。

夏バテ対策 その2:「睡眠の質」の低下を防ぐ


ラフマエキス配合商品『アンチストレス』
日中の猛暑や熱帯夜は、「睡眠の質」を低下させ自律神経を乱します。これも夏バテを悪化させる原因となります。睡眠の質は睡眠のリズムに関係しています。この睡眠のリズムを演出するホルモン「メラトニン」は、夕方から夜にかけて分泌が多くなり眠りを導くというメカニズムになっています。
 暑さによるストレスや疲労が蓄積していると、メラトニンの分泌に影響し「睡眠の質」が低下、翌日まで残った疲労が夏バテの原因となり、慢性的な疲労に発展してしまいます。
 メラトニンの原料となるのが「セロトニン」です。康復医学学会では、長年この「セロトニン」と「ラフマ」の研究を行っています。そしてこのラフマには、セロトニンの分泌促進に関する様々なデータがあり、睡眠のリズムを正常化に導くことがわかってきています。
 就寝前の1粒のラフマサプリメントが非常に重要なのです。

※ラフマエキス配合商品は<こちら>から。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

0 件のコメント:

コメントを投稿