2019年4月24日水曜日

足のむくみ

足のむくみ その要因は人それぞれ

座り仕事や立ち仕事中心の人に多い足のむくみ。むくみがそのまま疲労感につながる人も少なくないようです。平成22年の厚生労働省が行った国民生活基礎調査では、「足のむくみ・だるさ」に悩みを感じている人は全体で29%、女性にいたっては42%いることが明らかになりました。むくみの原因は、体格や生活習慣など人それぞれです。原因を探り、自分に合った対策を行いましょう。
 むくみとは、細胞と細胞の間に水分(間質液)が過剰に溜まることによって生じる症状です。間質液は、酸素や栄養を含んだ水分が毛細血管からしみ出たものです。酸素や栄養を細胞に与え、細胞から炭酸ガスや老廃物を受け取って毛細血管に戻すといった血液と細胞の物質交換は間質液を介して行われます。
 通常、毛細血管から出入りする水分量は一定となるようコントロールされていますが、何らかの原因で水分量のバランスが崩れ、過剰な水分が皮下組織に溜まってしまう―これが「むくみ」というわけです。

【注意が必要なむくみ】
 翌朝には消えるような一時的なむくみは心配はいりません。しかし、むくみがずっと消えない、全身にむくみが起こる、片足だけ、左右差が大きいといったむくみや、息切れや動悸などの全身症状がある場合、心臓や腎臓、内分泌などの病気に起因する可能性があります。かかりつけ医へ相談しましょう。
 健康な人の場合、足のむくみの主な原因は血流の悪さにあります。通常、心臓から動脈を通って足に送られた血液は静脈を通って心臓に戻りますが、心臓の力が弱いと、足の筋肉や組織による静脈血を心臓方向へ押し上げる「筋ポンプ作用」が働かないために、静脈血が溜まってむくみが起こります。
 女性にむくみの悩みが多いのは、筋肉量が少ないほかに、女性ホルモンのバランスの影響によって水分を体内に溜めこみやすいためです。冷えによる血行不良、低血圧もむくみに関係します。また、太っている人は心臓の負担が大きいので、静脈血を十分に引き上げにくく、むくみを起こしやすいようです。
(出典:http://www.kyoukaikenpo.or.jp/) 

■足のむくみ対策と解消法

むくみを招く生活習慣

 立ち仕事、座り仕事 …長時間同じ姿勢でいるために、筋ポンプ作用が働かないのです。
※運動不足などで筋肉量が少ないことも、筋ポンプ作用が弱まる原因となります。
 塩分の摂りすぎ …体の中の水分量は、ナトリウムとカリウムがバランスを取りながら保たれています。塩分を摂りすぎると、そのバランスが崩れるのでむくみやすくなります。
 不規則な生活習慣 …食生活の乱れや過度なダイエットもむくみを招きます。豚肉などに含まれるビタミンB1が不足すると代謝機能がうまく働かなくなります。また、たんぱく質が不足すると、毛細血管が水分をやりとりする力が低下し、末梢に水分が溜まりやすくなります。そして、むくみを解消する睡眠時間の不足はむくみを助長します。

足のむくみ対策と解消法(一時的なむくみの場合)

●休憩時間に足を高くする
 立位でも座位でも、長時間同じ姿勢でいると足の血流が悪くなり、うっ血を起こしやすくなります。足を水平より高くするだけでも血流が改善されます。
●窮屈な下着や靴を避ける
 締め付けの強い下着、足に合わない窮屈な靴は、血管を圧迫して血液の流れが悪くなるので避けましょう。
●水分補給は適度に行う
 水分は、控えても多すぎても、水分濃度のバランスが崩れてむくみの原因となります。適度な水分補給を心がけましょう。
●入浴はぬるめのお湯で
 熱いお湯では血管が収縮してしまうため、38~40度のぬるめのお湯がお薦め。入浴後のマッサージやストレッチでも血流は良くなります。湯船につかれないときは、洗面器にお湯を張って足湯をするだけでもむくみの解消に役立ちます。
●下半身を鍛える
 静脈血を心臓へ押し上げる「筋ポンプ作用」の働きを高めるために、脚部、特にふくらはぎの筋肉を鍛えましょう。ウォーキングや、スクワット運動がお薦めです。
●規則正しい生活を送る
 1日3食、塩分を控えながらバランスの良い食事を摂りましょう。また、横になると心臓に戻る血液量が増え、余分な水分が尿として排泄されますので、睡眠時間は十分に取りましょう。

むくみ対策に摂りたい栄養成分

体内の水分調節には、ナトリウムカリウムをバランスよく摂ることが大切です。日本人は塩分の過剰摂取の傾向があるので、カリウムを積極的に摂りましょう。カリウムには余分なナトリウムと水分を体から排出する働きがあり、大豆類や芋類、海藻類やバナナ、アボカドに多く含まれています。また、昆布やわかめなど、海藻のぬめり成分を構成する「アルギン酸」には、体内のカリウムを増やしてナトリウムを排出する働きがあります。
 また、「HM-3000(特系霊芝)」で普段から血流改善を心がけることも大切です。


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愛・感謝 村雨カレン

2019年4月17日水曜日

筋トレと心疾患

腕立て40回以上で心疾患リスク低下?

腕立て伏せが40回以上できる中年男性は、10回未満しかできない同世代の男性と比べて心血管疾患(CVD)リスクが有意に低いことが、米Harvard T.H. Chan School of Public Healthの研究で分かりました。研究者によると、腕立て伏せの回数とCVDリスクの関連について検討した研究はこれが初めで、「腕立て伏せ回数の測定は、簡便で安価なCVDリスクの評価法になりうる」としています。

 研究者らによると、客観的に評価した体力(心肺フィットネス) は健康状態の強い予測因子であり、医療機関で患者の心肺フィットネスを評価する必要性が指摘されているといいます。また、トレッドミル最大運動負荷試験などによる心肺フィットネスの評価結果とCVDリスクに負の関連が認められたとの報告があります。しかし、トレッドミル試験などの体力測定方法はルーチンで実施するには高額で時間もかかります。

 そこで研究者らは今回、より簡便で低コストの体力測定方法として腕立て伏せの回数測定に着目。2000~10年に収集された18歳以上の男性消防士のデータを使って、腕立て伏せ可能回数とCVDリスクの関連について検討しました。対象は研究開始前および開始後、定期的に腕立て伏せ可能回数の測定やトレッドミル最大運動負荷試験などの身体検査の他、健康状態に関する質問調査が実施されています。

 最終解析対象は、研究開始前に身体検査を受けた消防士1,562例のうち、腕立て伏せ可能回数のデータが入手できた1,104例(平均年齢 39.6歳、平均BMI 28.7)。
 10年の追跡期間中にCVDに関する出来事(冠動脈疾患、心不全、心臓突然死)が37件発生していました。解析の結果、腕立て伏せが40回できた男性は、10回以下の男性と比べて年齢やBMIで調整後のCVDリスクが96%低かったのです。腕立て伏せ可能回数は、トレッドミル最大運動負荷試験の結果に基づいた最大酸素摂取量よりもCVDリスク低下に強く関連していたのです。

 結果について、研究者らは「研究対象が、身体活動レベルが高い中年男性だったため、女性や他の年齢層の男性、身体活動レベルが低い男性には当てはまらない」と説明。その上で「より多様な大規模研究で検証する必要はあるものの、腕立て伏せ可能回数の測定は、有益かつ客観的な身体機能およびCVDリスクの臨床評価ツールとなりうる」と結んでいます。

 同大学では「今回の研究から、健康の維持には体力が重要であること、医師は診察の際に患者の体力を評価すべきであることが、改めて示された」と述べています。
(出典:https://medical-tribune.co.jp/)

■筋トレは心筋も強くする

筋トレは筋力を高めたり、筋肉量を増やす効果があります。これらの効果に加えて、新たに注目されているのが最大酸素摂取量を増やす効果です。

 最大酸素摂取量とは、ある運動を疲労困憊まで行ったときの酸素の摂取量のことをいい、体力や持久力の指標とされています。ハーバード大学の研究では、最大酸素摂取量が多い人は少ない人に比べて28%も死亡率が低いことが示されています。そのため、健康の増進のために最大酸素摂取量を高めることが推奨されています。

 これまで最大酸素摂取量を高める方法として有酸素運動が推奨されてきました。しかし近年、特にベンチプレスやスクワットなどの多関節トレーニングが最大酸素摂取量を高める効果が報告され、公衆衛生学でも有酸素運動に代わる健康増進の手段として注目されています。 
 そして筋トレが最大酸素摂取量を高める要素のひとつとして考えられているのが、心臓から血液を送り出す量(心拍出量)であり、そのポンプ能力を担う「心筋の収縮力」です。
 継続的なトレーニングが心筋の筋肉量を増やし、収縮力を高めることによって心臓から拍出される血液量を増加させます。トレーニング時、全身の末梢血管は収縮して血圧が上昇しますが、それにより、心臓に圧力負荷を生じさせます。この圧力負荷が心筋を増強させる要因であると考えられています。

筋トレは心臓病後の心筋も強くする

イスラエル・ヘブライ大学病院の研究で、従来の有酸素運動に比べて、有酸素運動に筋トレを追加することで、心臓病により弱った心筋の能力を高め、体力の向上とともに日常生活や仕事の満足度を高めることが確認されています(2018)。
心筋による収縮・拡張能力が増加し、さらに仕事や家事などの身体機能に関する生活の質(QOL)の向上が示されました。また、被験者に有害事象は認められなかったとのことです。

 現代の運動生理学では、筋トレが心臓の機能を高めることを明らかにし、その結果が医学に応用されつつあります。そして社会全体の健康増進を目的とする公衆衛生学においても、筋トレの重要性が認識されつつあるのです。

スクワットや腕立て伏せなどの筋トレ後、胸に手を当ててみてください。心臓の大きな鼓動を感じるはずです。筋トレによって心臓も強くなっているのです。


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愛・感謝 村雨カレン

2019年4月10日水曜日

ヒトの筋線維

転倒を防ぐために鍛えるべき筋肉は?

一般的に「筋肉」と言うと、イメージするのは体を形作る「骨格筋」です。これが体を動かし、移動させるという役割を主に担っています。また、骨格筋は骨に付着していることも特徴です。骨格筋には「抗重力筋」という別名もあります。筋肉がなければ、重力などに対抗できずに、人間としての活動ができなくなるからです。

筋トレによって鍛えられるのもこの骨格筋です。そして、骨格筋は大きく「速筋」と「遅筋」に分けられます。 
では、転倒を防ぐために鍛えるべき筋肉は、「速筋」でしょうか、それとも「遅筋」でしょうか? 正解は、速筋です。健康寿命を延ばすために意識してまず鍛えるべきなのは速筋のほうなのです。

 骨格筋のうち、白い「速筋」は瞬発力に優れ、大きなパワーを発揮できます。一方、赤い「遅筋」は、持久力に優れ、低負荷の運動を長い時間続けることが得意です。

 速筋は、筋トレで負荷をかけると太くすることができます。それに対し遅筋は、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動で鍛えられ、脂肪を燃焼することは可能なのですが、鍛えてもあまり太くならないという特徴があります。

 "筋肉博士"の異名を持つ東京大学大学院教授の石井直方さんは、「健康のためには、脂肪を燃焼させやすい遅筋を活用することが重要だという"信仰"がありますが、それだけでは不十分なのです。転倒して骨折につながるような事故は、転びかけたときにとっさにブレーキをかけたり、体を支えたりする速筋がなければ防げません。つまり、速筋が減っているからこそ要介護につながる事故が起きるともいえます」と解説します。

 石井さんによると、40代を過ぎると、速筋の数が自然と減ってくるので、将来の寝たきりを防ぐには、自重(自分の体重)で負荷をかけたスクワットなどで下半身の速筋を鍛えることから始めるといいそうです。
(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)

■赤い色はミオグロビンとミトコンドリア

筋線維を大まかに分けると、速筋の線維は白っぽい色をしているため別名「白筋」、それに対して遅筋線維は赤みを帯びているため「赤筋」と呼ばれています。色の違いの主な要因は、筋肉の中に含まれている「ミオグロビン」というたんぱく質です。

 赤血球の中にはヘモグロビンがありますが、これは肺から全身へと酸素を運ぶ役割を担っています。一方、ミオグロビンの役割は、ヘモグロビンが運んできた酸素を筋肉の中に運ぶことです。

 ヘモグロビンには、二酸化炭素の多いところに行くと、酸素が離れやすくなる性質があります。そして、ミオグロビンは、ヘモグロビンよりも酸素に対する親和性が高いため、ヘモグロビンから酸素を譲り受けやすくなります。酸素をどんどん取り込むたんぱく質ですから、当然、有酸素性の代謝活性が優れている遅筋線維に多く含まれています。

 ヘモグロビンやミオグロビンは鉄分を含んでいます。赤い色というのは実は鉄(Fe)で、しかも酸素と結合すると、より赤みが増すという性質があります。

 酸素を譲り受けたミオグロビンは、それを筋線維の細胞内にあるミトコンドリアという小器官に運搬します。ミトコンドリアは筋肉のエネルギーを作っている器官ですが、ここにも赤色をしたチトクロームという色素がたくさん含まれています。

遅筋線維はミオグロビンが多い上に、ミトコンドリアも多いので、全体として赤みが強くなっています。それに対して、速筋線維にはミオグロビンがあまり含まれていません。そのため赤みを帯びることがなく、白っぽい色になるわけです。筋線維の中にはピンク色をしたものもあります。これは、ほどほどにミオグロビンを含んでいるため、中間のピンク色になっていると考えられます。

 ヒトの筋線維は、タイプごとに1カ所に集まっているわけではなく、チェッカーボード状に存在しているため、「これは赤い筋線維」「これは白い筋線維」と、完全に色分けができるわけではありません。筋肉全体として赤っぽいかな、白っぽいかなという程度の違いです。


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2019年4月4日木曜日

デトックスの3条件

"汗をかいてデトックス"はウソ !?

発汗は、今や健康や美容のトレンド。しかし、汗をかいて毒素を排出するという説は、都市伝説に過ぎなかったことが、最新の研究で明らかになりました。

 そもそも人間が汗をかくのは体温を下げるためで、老廃物や有毒物質を排出するためではありません。その役目を担うのは、腎臓と肝臓です。大部分の汗の成分は水とミネラルですが、もちろん様々な有毒物質も含んでいます。ただし、学術誌に掲載された研究報告によれば、その量はごくわずか。カナダ・マギル大学 科学社会事務局長のジョー・シュワルツ氏は、「汗を分析すると多くの物質が見つかるが、必ずしも危険なわけではない」と言います。
 体脂肪に蓄積する汚染物質は「残留性有機汚染物質」と呼ばれており、とても微少です。これには農薬、難燃剤、そして禁止となった今もまだ環境中に残っているポリ塩化ビフェニル(PCB)などがあります。食品や環境中に存在する「毒」と一般に考えられていますが、脂肪に引き寄せられる性質があるため、大部分が水分である汗には溶け出しにくいのです。普通の人が1日45分間の激しい運動をしたとしても、1日の発汗量はせいぜい2リットルほど(運動をしていない平常時の発汗も含む)。そして、その汗に含まれる汚染物質は0.1ナノグラム以下しか含まれていません。カナダ・オタワ大学で体内に蓄積する汚染物質を研究しているインベルト氏は「普段の食生活で体内に取り込む汚染物質のうち、汗で出る量は0.02%に過ぎない」と言います。つまり、どんなに大量の汗をかいたとしても、その日体内に摂取した汚染物質の1%すら排出できないということです。

 重金属やプラスチックに含まれるビスフェノールA(BPA)は水に溶けやすい性質のため、ごくわずかの量が汗の中に含まれています。しかし、血中から高濃度の金属を除去するにはもっと効果的な方法があります。例えば、キレーション療法と呼ばれるものがそれです。また、BPAは汗よりも尿と一緒に排出される量の方が多いのです。米国立環境衛生科学研究所によると、BPAへの曝露を減らす最も効果的な方法は、それで作られた容器から食べたり飲んだりしないことだそうです。

 一方、発汗デトックス産業の勢いは止まりませんが、やりすぎると命取りになることさえあります。デトックス・スパトリートメントを受けたカナダの女性(35歳)が、泥パックをしてラップで包まれ、頭に段ボール箱をかぶせられ、毛布にくるまって9時間横になり汗をかき続けた。それから数時間後、熱中症により女性は死亡した――。
「昔からよくあることですが、複雑な問題に単純な解決法を適用しようとした結果です。希望を持つことはとても大切ですが、一部の人間は、その希望を利用して何も知らない消費者にとんでもないものを売りつけようとするのです」(シュワルツ氏)。
(出典:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/)

■毒物を処理する3条件

2005年から06年にかけて「デトックス(解毒)ブーム」がありました。体に蓄積すると害を及ぼす重金属や化学物質、農薬、カビ毒などだけでなく、必要以上の量になると体の調子を狂わせる原因になる老廃物、活性酸素、ストレスから体脂肪といったものまで、すっきり出そうという健康法でした。そもそもデトックス(detox)とは、体内に溜まった毒物を排出させることで、この呼び名は "detoxification=解毒"の短縮形です。つまり、(体内から毒素や老廃物を)取り除くことです。
 デトックスのために必要な3条件とは、「血液」「腸内環境」、そして「免疫」を指します。この3つの主な働きは以下のようなものなので、そのまま「健康のための3条件」ということができます。

1. 血液 の働き 
 ① 新鮮な酸素、栄養素を細胞の隅々まで届け、老廃物を回収する。
 ② 白血球(免疫細胞)を運ぶ。
 ③ 熱は血液を通して全身の隅々まで行き渡らせ、体温を維持する。

2. 腸内環境 の働き 
 ① 栄養素や水分などを吸収する。
 ② 老廃物を体外に排泄する。
 ③ 免疫細胞の約60%を占める腸管免疫システムを維持する。

3. 免疫 の働き 
 ① 体内に侵入する細菌やウイルスなどを退治し、また、毒素や異物を排除するために働く。
 ② がん細胞の増殖を抑えるのも免疫の働き。

 この3つの働きが三位一体となって、デトックス効果を高めます。また、多くの病気の原因は、いずれかの働きが悪化して起こります。つまり、血液、腸内環境、免疫が正常であれば、デトックスはもとより、健康で充実した日々が送れるようになるのです。

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 当学会の主要研究テーマである生薬「HM-3000(特系霊芝)」血液循環に対する効用は大きく、赤血球の変形能改善・集合性低下、血栓形成の予防、血漿粘度の低下、血管内皮細胞増殖の促進、血圧の降下、血糖値の降下、組織酸素供給の向上、毛細血管口径と密度の調整、新陳代謝の亢進、鎮静・鎮痛作用、補肝作用などがあります。
 また、小腸内壁にある無数の絨毛内の微小循環(毛細血管)にも影響しますので、腸内環境の改善、腸管免疫機能の促進が期待できます。
 さらに、HM-3000(特系霊芝)は、双方向性の免疫調節(免疫機能の亢進・免疫機能低下)が実証されています。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

2019年3月27日水曜日

脳内セロトニン

メンタルの不調を防いで血管も健康に!

柔らかい日差しに春の訪れを感じる3月は、人事異動や昇進など、社会生活の面で大きな変化を迎える季節です。新たに始まる日々に期待が膨らむ一方、変化には不安や心配ごとがつきもの。普段よりストレスをため込みやすい今こそ気をつけたいのが心の健康(メンタルヘルス)。忙しさや不安は目には見えないストレスとなって、身体にも悪影響を与えます。

 ストレスというと心労や過労など、嫌なことをイメージする人が多いかもしれませんが、嬉しいことや楽しいことも含めて、日常の様々な出来事がストレスの要因になります。たとえば、職場では異動、昇進、人間関係、プライベートでは住環境や生活の変化、結婚・出産、家族の病気などです。適度なストレスは人間的な成長を促しもしますが、過剰なストレスは、メンタルの不調を招くだけでなく、身体疾患のきっかけにもなります。たとえば強いストレスが長く続くと、身体を安定した状態に保つように働く自律神経や内分泌系に異常が生じて血管に負担がかかり、血管病のリスクが高まることが知られています。怖いのは、強いストレスは、時に心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる病気の引き金になることがある点です。

何かの試験を受ける際など、脈が速くなったり血圧が上がったりします。これは「失敗しないように」という心理的な刺激が脳から心臓に伝わるために起こるものです。軽いストレスでもこうした身体変化が起こるのです。特に動脈硬化症や心臓病といった持病のある人が強いストレスを受けたときに、血圧が急上昇して狭心症発作や心筋梗塞を起こす場合もあります。また、高血圧は脳卒中の最大の要因なので、やはり強いストレスが発症の引き金になることがあります。

 ストレス対策の基本は、まずは自分のストレスに気づくことです。ストレスによって現れる心身のさまざまな変化を「ストレス反応」といい、表のように身体面・心理面・行動面に現れることがあります。自分の「ストレス反応」に気づいたら、休養や気分転換をするなど早めのセルフケアでストレス解消を促すことが、メンタルヘルス不調の予防、さらには血管病をはじめとした身体の不調を防ぐことにもつながります。
(出典:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/)

■脳内セロトニンの働きを高める

大人社会の問題が子供にも影響を及ぼしています。昔から「授業中に集中できない子」「落ち着きのない子」はどこにでもいたものですが、今は、「登校拒否」「ひきこもり」などが増え、さらに、極度の興奮状態・攻撃性を増した「キレる」子供たちが問題化しています。これらすべてに比較的共通する点は、ストレスによるセロトニン神経の衰弱です。つまり、睡眠・覚醒のバランスが崩れているのです。
 メンタルの病気の場合、一次予防ができません。ストレスそのものを無くすことは難しいからです。ですから脳内セロトニンを高めることが一番良い方法と言えます。

脳内セロトニンを高めるには‥‥

 ① リズム運動(ウォーキング、ガムを噛む、貧乏ゆすりなど)
 ② 光(早起きして外の光を浴びる)
 ③ トリプトファン*を多く含む食品の摂取(バナナ、納豆、チーズなど)
  *トリプトファンとは:セロトニンの原料アミノ酸
の3点が一般的です。しかし、もう一つ画期的な方法があります。
 それは、復旦大学上海医学院の生薬学顧問教授でもある、当学会の森昌夫理事長が、長年研究を続けて来られた「活性ラフマ」です。ラフマ(羅布麻)は、キョウチクトウ科の植物で、中国で健康茶として愛飲されてきた長い歴史があり、科学的に安全性も確認されているものです。このラフマを研究し、お茶では出にくい物質を抽出したエキスが活性ラフマです。

ラフマの作用

(1)ノルアドレナリンの降下作用
  ① 心拍数の減少
  ② 血管平滑筋の拡張
  ③ 血圧の低下
  ④ 睡眠の改善
(2)セロトニンの産生促進
  ① メラトニンの産生促進(睡眠の改善)
  ② 精神安定
  ③ 下行性疼痛抑制系の増進

脳内神経伝達物質ノルアドレナリンとセロトニンの変化

ストレスや抑うつ状態時、落込んでいる状態に伴い、量の変動についての検討


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愛・感謝 村雨カレン

2019年3月25日月曜日

防カビ剤・除草剤

輸入品の防カビ剤や除草剤に注意 !

輸入農作物には、国内では使用されていない有害な農薬が使われるケースもあります。アメリカから輸入されるレモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類に使用される「防カビ剤」(防ばい剤)がそれです。収穫後に使われる、いわゆる「ポストハーベスト農薬」で、アメリカから日本への海上輸送の際、カビの発生を防ぐために散布されます。

「アメリカで使用される防カビ剤は、イマザリルTBZ(チアベンダゾール)OPP(オルトフェニルフェノール)など。いずれも毒性が強く吐き気発がんなど人体への悪影響が指摘される。日本では、それらの農薬は消費者の健康を考慮して使用されることはまずないのに、現実には防カビ剤に汚染された輸入柑橘類が平然と店頭に並んでいる」(東京大学大学院 鈴木教授)

 なぜそんなことがまかり通るのでしょうか。「防カビ剤は、アメリカでワックスに混ぜられて柑橘類の表面に糊塗される。ところがそれらの農薬は、日本に輸入される際に『食品添加物』として分類されることになり、なぜか、"制限されている『農薬』ではない"という建前で流通が認められている」。つまり、本来「農薬」であるものが、輸入食品の「食品添加物」として扱われることにより、規制をすり抜けるというわけです。
 このダブル・スタンダードの背景にあるのは、1970年代に勃発した「日米レモン戦争」です。当時、日本に輸出する米国産レモンにはポストハーベスト農薬として、日本で未許可の防カビ剤が使われていました。そこで日本がレモンの輸入に難色を示すとアメリカ政府は激怒、日本の自動車の輸入制限をするなどの圧力をかけてきたのです。困った日本は、防カビ剤を食品添加物として認可する苦肉の策を打ち出しました。日本の食品安全行政はアメリカの外圧に屈し、国民の健康を守るという義務を放棄してしまったのです。
 その結果、農薬にまみれた柑橘類が日本に氾濫することになったのです。

 問題となっているのは農薬だけではありません。『ラウンドアップ』(主成分:グリホサートイソプロピルアミン塩)という除草剤は、WHO(世界保健機関)が発がん性を認めています。カリフォルニア州では数年にわたりラウンドアップを使用してがんを発症した男性が裁判に訴え、製造元のモンサント社に約320億円の賠償を命じる判決が出ました。
「日本では草にしかかけない"除草剤"なのに、アメリカではトウモロコシや大豆など穀物に直接かける方法が盛んで、成分が作物に残留しやすい。そのトウモロコシや大豆を世界で最も輸入しているのは日本だ」(鈴木教授)

 ラウンドアップは、欧米各国で使用禁止の規制が進んでいます。ところが日本は世界の流れに逆行し、2017年12月に厚労省がラウンドアップの残留基準を100倍以上に緩和しました。防カビ剤と同様、アメリカの圧力に屈したのではないかといわれています。

(出典:女性セブン)

■食品添加物扱いの"防カビ剤"

外国産のオレンジ、レモンなどの柑橘類やバナナなどは、長時間の輸送貯蔵中にカビが発生します。その発生を防止するために収穫後に使用される農薬を、我が国では「添加物」として規制しています。

バラ売り食品への表示義務

 通常、店頭でバラ売りをする食品については、食品表示法上の表示の義務がありません。ただし、防かび剤が使用された柑橘類やバナナなどを販売する際には、バラ売りであっても値札や品名札あるいはPOP・陳列棚などに、使用した物質名を分かりやすい方法で表示するように決められています(右画像)

洗浄で柑橘類の防カビ剤は落ちるか

 防カビ剤は果肉にまで入り込んでいます。食品衛生法基準を満たすTBZとIMZが使用された市販の輸入オレンジを洗浄した場合の残留率を右表に示しました(無処理のオレンジを100としています)。水洗いではほとんど落ちません。食器用洗剤で洗うとTBZは85%、IMZは91%にやや減少。塩水に浸け塩もみした場合、TBZは89%、IMZは75%とやや減少。果皮を水にさらし茹でるとTBZは25%、IMZは34%と大きく減少しました。

 以下に防カビ剤の情報をまとめましたので、参考にしてください。



いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

2019年3月14日木曜日

腸内細菌と認知症

腸内環境が認知症に影響する !?

長寿研、認知症リスクを減らす糸口に

国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)は1月30日、腸内の状態が認知症に強く関連があるとする論文を発表しました。
認知症の人は腸内に「バクテロイドス」という細菌が少なく、認知症でない人は多い傾向があったそうです。同センターは「食生活や栄養環境の面で、認知症のリスクを減らす糸口が見つかるきっかけになる可能性がある」としています。

調査は東北大、久留米大などと共同で手掛けました。16年3月~17年3月に同センターもの忘れ外来で受診した男女180人を対象に、便に潜む細菌のDNAを抽出し、腸内細菌の集合体「腸内フローラ」の構成を解析しました。有効なデータを得られた69~81歳の128人分について認知症の発症状況と照合しています。
 その結果、認知症の人はバクテロイデスが少なく、種類不明の細菌が占める割合が多いことが判明。年齢や性別の影響を除いた上で、腸内フローラが認知症発症に与える影響の度合いを解析したところ、バクテロイデスが多い人は、そうでない人に比べて罹患率が約10分の1になりました。バクテロイデスが少なく種類不明の細菌が多い人はそうでない人に比べ罹患率が約18倍でした。

 腸内細菌を巡っては、心疾患や糖尿病、肥満に与える影響が指摘されています。認知症発症との因果関係は不明ですが、腸内の細菌状態が脳の炎症を引き起こす可能性が考えられるといいます。同センターはメカニズムの解明に向けて研究を続けるとしています。
 同センターの佐治直樹もの忘れセンター副センター長は「認知症の早期発見や予防を考える上で、腸内の細菌状態が目安になる」と研究の意義を語りました。

 論文は同日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツ(電子版)に掲載されました。
(出典:https://www.nikkei.com/) 

■腸内細菌と認知症の関係、研究進む

最近の研究では、歯周病菌が認知症の一因であることも証明されています。ならば、腸内細菌が脳に影響を与えても不思議ではありません。腸には独自の神経ネットワークがあり、脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼし合う「脳腸相関」があります。ストレスを感じると「お腹が痛くなる」のは、脳が神経を介して腸にストレスの刺激を伝えるからです。一方で、腸内細菌も脳の機能に影響を及ぼすという研究が各国で蓄積されています。

 小腸や大腸の内側、腸の粘膜の表面には多種多様な細菌がびっしりと生息しています。その数は、少し前まで100兆個ほどとされていましたが、現在では、500~1000兆個、種類は500~1000種類、重さにして1~1.5kgとも言われています。近年、便から細菌の遺伝子を解析する方法が確立され、新しい菌が次々と見つかっているのです。
 腸内細菌は、加齢変化に影響を受けます。認知症にならないためには、年を経ても腸内細菌は若々しく維持することが大事になります。

 現在、日本でも様々なメーカーが「整腸⇒認知機能改善」について研究しています。以下、食品メーカーの乳酸菌の研究例です。

森永乳業は、病態モデル動物を用いたアルツハイマー型認知症(以下アルツハイマー病)の予防効果の検討を行い、「Bifidobacterium breve A1(以下「ビフィズス菌A1」がアルツハイマー病の発症を抑える可能性があることを発見しました。
ビフィズス菌A1を摂取することにより、空間認識力及び学習・記憶能力の改善が確認され、アルツハイマー病の発症を抑える可能性が明らかになりました。なお、本研究は、東京大学大学院農学生命科学研究科 阿部啓子特任教授、及び地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所との共同研究によるものです。

アサヒグループの乳酸菌と発酵乳の研究チームでは、乳酸菌が発酵によって作り出す物質「ラクトノナデカペプチド」を見つけています。この物質も、認知機能改善への有効性が期待されています。事実、ラクトノナデカペプチド入りの発酵乳で、ヒトの集中力や短期記憶が改善されているそうです。

カルピスでも、記憶力低下など脳の認知機能の改善に期待できる 「CS19ペプチド」の研究が進んでいます。CS19ペプチドは、乳酸菌飲料「カルピス」の素となる「カルピス酸乳(CALPIS Sour Milk)」の研究で発見された健康成分で、様々な試験によって記憶力・集中力などの脳の認知機能の改善効果が明らかになっています。この成分が、脳内神経伝達物質(アセチルコリン)や脳由来神経栄養因子(BDNF)の量を増加させることで脳の認知機能を改善するとのこと。

 腸内細菌は、認知症の他、心疾患糖尿病肥満などに与える影響がわかっています。


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