2011年6月27日月曜日

発見!長寿遺伝子④

健康長寿への研究、その本質とは?

老化に対しての研究は、細胞・遺伝子レベルの研究が進んでいますが、全米の大学や企業の研究に助成金を出しているアメリカの国立老化研究所では、倫理の問題も含め、慎重な審査を繰返しているようです。それは、長寿遺伝子を細胞内に組み込む“遺伝子治療”により無制限に寿命を延ばそうとする研究や、不老不死の薬の開発も始まっているからです。
同研究所は、「現状では非現実的な研究への助成金を求められる可能性も高い。それは薬だけではなく、食品添加物やサプリメントのような分野の研究でも起こりえることなのだ」とコメント。この研究所では、生命倫理を重んじて研究している立場から「使用して安全なものは何か、科学的に実証されているのは何かを見きわめ、人々に知らせなくてはならない」と話しています。
『サーチュイン遺伝子』を発見したレオナルド・ガレンテ博士は、生活習慣を改善する努力をせずに長寿になれるような薬の開発は可能かどうかの問いに「すでに健康的な生活を送っている人々を長寿にする薬が開発される可能性はあると思います。彼らはより健康になり、寿命は延びるでしょう。健康でない人々、例えばメタボリックシンドロームの人々も今よりは長生きするかも知れません。しかし、もともと健康な生活を送っている人々よりも長生きできるような薬はありえないと思います。薬が生活習慣に置き換わることは決してないと思います」。「将来、カロリー制限と同じような働きをして長寿遺伝子を活性化させる薬ができたとします。もし、完璧な薬ができたとすれば、50%の延命が期待できるかもしれません。しかし、完璧な薬などというものはありませんから、実際にはせいぜい10%程度。寿命を延ばすことができたとして、10年ぐらいでしょう。しかし、重要なのは、単に寿命を延ばすだけではなく、人々が健康でいられる期間を10年延長することなのです。わたしは、人間が500年も1000年も生きられると期待するような考え方は反対です。わたしは、寿命の長さだけではなく、健康にこそすばらしい恩恵があると考えます」。


■発見! 長寿遺伝子④
NHKスペシャル「あなたの寿命は延ばせる」より

血管の老化:動脈硬化
「老化は血管から」といわれるように、個人差はありますが誰でも年齢とともに動脈硬化が進みます。そして、動脈硬化の進行に影響を与えるのが血管内皮細胞です。

血管内皮細胞の保護と一酸化窒素
血管内皮細胞は、血管を円滑に維持しています。老化や高血圧や中性脂肪や酸化ストレスが増加すると、血管内皮細胞が阻害され、NO(一酸化窒素)などの産生が低下し、血管が収縮し炎症を起こし易く、血栓が形成され易い血管になります。

血管内皮の働き
↑血管内で血液が凝固しないように放出される一酸化窒素(NO)は、血小板凝集を抑制して、血栓が形成されないようにしています。

霊芝は、血漿一酸化窒素の産生を促進します。
一酸化窒素への影響
一酸化窒素は、血管の拡張だけではなく、血小板凝集の抑制酸化ストレスによる内皮障害の抑制白血球の内皮細胞への接着の抑制など、重要な役割があります。
「老化は血管から」と言われます。血管内皮細胞の保護一酸化窒素産生の促進には霊芝の効果が期待されているのです。



いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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