2011年6月13日月曜日

片頭痛の知識④ 『片頭痛と高血圧』

夏の高血圧と頭痛!

今年は梅雨明けが早く、夏が長くなりそうです。また、“節電の夏”なので熱中症を引き起こす危険も高くなるでしょう。そして特に高血圧の方は十分に注意しなくてはならない夏と言えそうです。
夏は冬に比べ血管が拡張しますので、血圧の高い人も低めになることがあります。しかしここが落とし穴なのです。暑いとたくさん汗をかき、体の水分が失われて血液粘度も上昇しやすくなります。すると血圧も上昇し、心筋梗塞などを引き起こしやすくなるのです。また、冷房のきいた場所から外に出る時なども注意が必要です。急激な気温の変化が、血圧も上下させるからです。そして、血圧変動の幅が大きいと頭痛が起きやすいといわれています。(起床時にもある)これは、急な血圧の上昇に伴い、脳の血管内の血液量が急に増え血管が拡張するため、神経が刺激されて頭痛として感じると考えられています。この頭痛症状は正常血圧の人でも起こりえる頭痛ですが、高血圧の人は正常血圧の人に比して頭痛が起きやすい状態にあるのです。高血圧の約90%を占める本態性高血圧(原発性高血圧)と呼ばれる原因不明の高血圧は、ストレス・肥満・喫煙・過度のアルコール摂取・塩分過多などが原因となって微小循環の血流低下が高血圧の発症原因になっていると考えられています。高血圧の頭痛の中には危険な頭痛もあります。頭痛が続くならば病院で診てもらうことが大切です。治療せず放置し続けると、脳卒中・動脈瘤・心不全・心筋梗塞・腎障害のリスクが高くなりますから、高血圧と診断されたら適切な治療微小循環の血流の改善を両面から対処しましょう。


■片頭痛の知識④ 『片頭痛と高血圧』

ホメオスタシスの障害による頭痛

高血圧による片頭痛は、頭痛の分類で、内科的二次性頭痛の「ホメオスタシスの障害による頭痛」に入ります。ホメオスタシスは恒常性を意味し、生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指します。

微小循環の血流低下~本態性高血圧~慢性的な頭痛
生体で恒常性の保たれる範囲は体温や血圧、体液の浸透圧やpHなどをはじめ病原微生物やウイルスなどの異物の排除、創傷の修復など生体機能全般に及びます。本態性高血圧の場合、血液粘度~血流低下や血管の収縮・赤血球の凝集などによる微小循環の血流の低下が原因で、そのために起るのが慢性的な頭痛です。

●霊芝の高血圧患者の血圧(kPa)への影響
霊芝の高血圧への治療効果及び作用を検証するために、Ⅱ期高血圧患者(-カ月以上降圧剤を投与された、降圧作用が現れていない患者)を集め、霊芝を併用した。結果は、霊芝の併用により、顕著な降圧への影響がある【1kPa=7.5mmHg】
図1

霊芝の患者爪上微小循環への影響
患者の爪上皮の微小循環を検査した結果によると血圧の降下の同時に毛細血管の密度と口径が増加し、毛細血管の中の赤血球の流速も増加した。また、大動脈、小動脈の拡張圧の降下と毛細血管ループの輸入脚口径の増加が顕著な負相関にしている。
図2

恒常性の機能低下は、高血圧に限らず様々な身体の疾患を引き起こす原因にもなります。そして、恒常性の機能低下の原因は、体中に網の目のように張り巡らされている微小循環の機能低下いっても過言ではありません。





いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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