2013年11月30日土曜日

口は呼吸機能を持っていない

朝、喉が痛い人は、口呼吸の疑いあり!

人は呼吸をしなければ生きていけません。そして、呼吸の仕方次第で、美容や健康が左右されてしまいます。
 本来呼吸は鼻でするものですが、口で呼吸する人が最近急増中とのことです。「口呼吸」の研究の第一人者、免疫学者の西原克成医学博士はその著書『顔と口腔の医学』の中で、「人間の体の構造上、口は消化器官であり飲食物の通り道であって、呼吸器官としての機能はもちあわせていません。そのため鼻で呼吸していれば起こらないような弊害が、口呼吸によっていろいろと生じてくるのです」と述べています。

 鼻には4種類の大きな空洞「副鼻腔」があり、その内腔はすべて呼吸粘膜で覆われていて酸素が吸収されます。また、鼻孔の皮膚には鼻毛があり、鼻腔内は繊毛のある呼吸粘膜で覆われています。鼻腔に入った空気はすべて4つの副鼻腔を通って肺に入るため加温・加湿されるとともに空気が清浄化されるのです。
「つまり鼻は優秀な加湿器・空気清浄機なのです。人体に取って有害な異物を浄化して生体を感染から守る機能も備えています。呼吸は、鼻で行うのが正しい方法なのです。喘息や花粉症の患者のほとんどは口呼吸です。花粉症だから口呼吸になるのではなく、口呼吸だから花粉症になるのです」(前出西原博士・以下同)。

自分は口呼吸でないと思っている人が多いのですが、いびきをかく口が無意識のうちに半開きになる朝起きたら喉が痛い人などは、口呼吸をしている可能性が高いとみていいでしょう。
「口呼吸は呼吸器系、心臓など循環器系にも負担をかけますし、いびき防止の意味でも鼻呼吸することが大切です。鼻呼吸ができている人は口がしっかり閉じていられる筋力があるので、口の周りのしわやたるみが起こりにくいのですが、口呼吸では表情筋を使う頻度が減ります。筋肉は使わないと衰えるので、目の周りのたるみ、小じわも増えていく。なにより口呼吸は老化の原因となるのです」。
 そのほかにも、風邪や慢性疲労からアレルギー性鼻炎などの免疫疾患、そして、便秘、冷え性、頭痛などの症状を引き起こし、肌荒れ、しみ、むくみなど美容にも大きな影響が出てきます。

■口呼吸の危険性

口で呼吸していると、様々な弊害があります。空気中の埃やばい菌、ウイルスなどを直接吸ってしまいますので、のどの粘膜が炎症を起こします。眠っているときに口呼吸をしていると、朝起きたときにのどが痛くなります。

 鼻呼吸ならば、外の空気中の埃や菌を取りのぞき、きれいな空気が肺に入ることになります。乾燥した空気にもちょうどよい湿り気が与えられます。また温度も調整されます。鼻は空調設備の役割をしているのです。

さまざまな影響を及ぼす口呼吸

菌やウィルスが体内に入りやすくなる !!

呼吸は常時しているものですから、口呼吸をしていると鼻呼吸に比べて、空気中に含まれている埃、細菌、ウイルスなどを大量に体内に取り込んでしまいます。風邪をひきやすくなるほか、口臭、歯周病、虫歯などの原因にもなります。

免疫力の低下をまねく !!

口呼吸で体内にたくさん雑菌が取りこまれると、腎臓病、アレルギー、アトピー、肌荒れなどを引き起こすともあります。

美容面でも悪影響を及ぼす !!

口呼吸は美容面でも悪影響を及ぼします。口呼吸だと、口を常時開けていることになりますから、唇を閉めるための顔の筋肉が緩んでいます。それがしわやたるみの原因になります。口を閉じて鼻呼吸をするようになると、顔が引き締まります
 他にも、口の中が乾いて、唾液による浄化機能が低下し、歯の健康が損なわれやすくなるなどのデメリットがあります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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