2013年6月20日木曜日

霊芝は酸素!⑤

エネルギー産生だけではない酸素の重要性!

生命活動のエネルギーを生み出すこと、これが人における第一の酸素の利用法です。

 すべての生物が酸素だけをエネルギー源として使うと、地球上の酸素がすぐに枯渇することは明らかです。地球上の酸素は、植物が光合成によって“老廃物”として吐き出し、動物はその酸素を使って活動エネルギーを得たり、細胞を作る原料にしたりしています。同時に炭酸ガス(二酸化炭素)を排出して、植物に光合成の原料を提供します。地球の生命が永続的に生きながらえているのは、酸素を含めてさまざまな物質が循環系を形成しているからです。

 酸素は、生体のエネルギー産生において最も重要な分子の一つです。そして、生体内に取り入れた酸素を運び、全身の組織・細胞に供給しているのが赤血球です。もしも生体内で酸素が不足した状態が起こると、酸素を必要としない解糖系が活発になり、糖がどんどん消費されるようになります。そのとき同時に2,3-DPGが合成されるため、ヘモグロビンが運んだ酸素はより切り離されやすくなって細胞に供給されるようになります。ヘモグロビンは単に酸素を運ぶだけでなく、さまざまな場面に応じて迅速に機能を変えます。しかし、これらの機能が低下(2,3-DPGの低下など)すると酸素供給量も低下し、生体の広範囲な機能不全を引き起こす原因にもなります。

 酸素は、生命活動エネルギーの産生以外にも重要な役割を持っています。人は食べ物からアミノ酸を取り入れ、それを結合してたんぱく質を合成していますが、その時にも酸素を必要とします。筋肉、内臓、皮膚、髪、骨、歯、腱や髄など、およそ人の体のどの部分をとってもたんぱく質が存在しています。そして、酸素を運ぶ重要な役割を持つ赤血球のヘモグロビンもまた、たんぱく質でできています。このように、体内のほとんどの組織で酸素を必要としているということなのです。


霊芝は酸素!⑤

■HM-3000(特系霊芝)

「霊芝」などの生薬は、産地、栽培方法、管理の環境などにより、品質のばらつきが大きいという欠点があります。康復医学学会が主要テーマとして研究している霊芝に関しては、菌の分類上の所属や種名を決定する“同定”や、栽培特許を持つ一定の品質を維持し、安定供給ができる霊芝を使用しています。


霊芝の来源根拠と成分分析、安定性

研究テーマに用いている霊芝は、生薬学をもって同定を行い、生物来源地理来源を根拠とし、次に成分の分析・安定性を確認しています。

① 菌種の同定:生物来源、4菌類のDNA塩基配列解析

4系統の霊芝をDNA塩基配列解析し同定しています。(右図は黒系HM真菌)
 HM-01-B76
 HM-02-R84
 HM-03ーW81
 HM-04-Y99

② 菌種の同定:組織培養
③ 栽培の固定:地理来源(特許第1713011号)
④ 成分の安定:4菌種混合、クロマトグラフィーにより調整、安定
⑤ 特異成分の決定:ガノデリックアシドの分析

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 生薬として研究に用いられる場合には、ある特定の有効成分含量が多いというだけでは優良といえず、一定水準の薬効を保った生薬が常に安定して供給されることの方が重要な要素となります。
 また、真菌は周囲の環境や雑菌などによって非常に劣化しやすいものであるため、薬用真菌の栽培生産を継続するには、真菌の個体群あるいは系統にそのような優れた形質を遺伝的に継続させることと種菌の安定化は極めて重要なことなのです。そのため、康復医学学会で取り上げている霊芝の種菌は、ドイツのハーグにある国際的機関に保管されています。
 これらの品質管理のもとに供給されているのが「HM-3000(特系霊芝)」なのです。この名称の由来は、霊芝の研究開発者および栽培者の頭文字から付けられたものです。
 一般的な健康食品の霊芝との決定的な違いは、“同定してあるかどうか”です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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