H7N9型再び
鳥インフルエンザウイルス(H7N9型:今春、中国で人への感染が相次いだもの)が再び注視されています。一般にインフルエンザウイルスは夏に活動が低下し、秋以降に活発化する傾向がありますが、専門家はH7N9型ウイルスに関して、感染がまた発生する可能性が残っているとみて警戒しています。H7N9型は今年3月、中国が人への感染例を発表し、その後も相次ぎ患者が見つかりました。発生地域も順次拡大、台湾でも患者が確認されています。鳥インフルエンザは水鳥やニワトリなどが感染するもので、本来は人に感染しにくいのですが、今回は従来よりも人に感染しやすい新種が登場しました。さらに変化が進んで人間同士で簡単に感染するようになると、呼び方が「新型インフルエンザ」になります。H7N9型はそこまでは進んでいませんが、人への感染が広がる間に変化が進む可能性があり、警戒されています。毎年冬に流行する季節性インフルエンザと違い、新型は多くの人が過去にかかったことがなく、免疫の抗体を持たないため重症になる恐れがあると考えられています。
世界保健機関(WHO)のまとめでは、これまでのH7N9型の患者数は135人、死者は44人ですが、6月以降は7月の感染者2人。ただ、専門家の間では春の段階からすでに、秋以降も油断せずに注意を要すとの見方が出ていました。インフルエンザウイルスは一般に夏の暑い時期にはおとなしくなりますが、秋から冬にかけて活発になる可能性があるためです。寒い季節を迎えることのほか、感染者2人と少ないとはいえ、7月にも患者が発生したこと、大もとの感染源の動物がまだ不明なこと、感染しても症状が現れないタイプの人がウイルスを持っている可能性かあることも警戒の材料です。
国立感染症研究所は、ウイルスがほ乳類への適応性を高めている恐れを指摘、「残り数ヶ所の遺伝子変異が生じるとパンデミック(世界的大流行)を起こす可能性は否定できない」と見ています。冷静に忘れずに「焦ることなく、きちんと見ていく」ことが大事だということです。
■H7N9型インフルエンザの対策
これまでに判明している今回のH7N9型の特徴は、重症例が多く、死亡率は3割程度。患者は高齢者が多く、女性が全体の約3割で男性の方が多い傾向にあります。症状は発熱と咳が主で、重症では肺炎が多くみられます。上気道で増殖しやすく変異
今回のH7N9型は、動物実験により、くしゃみで飛び散る唾などによる飛沫感染がある程度起きることが分かっています。従来よりも人の細胞にくっつきやすく、人の鼻から喉にかけての上気道の温度で増殖しやすいように遺伝子が変異しています。上気道でウィルスの侵入を防ぐ
上気道の粘膜細胞には繊毛という細い毛が生えていて、この毛が動くことによって、鼻、口、喉から侵入したウイルスをはじめとする異物を排除しようとします。しかし、粘膜バリアの粘液が少なくなったり、繊毛の力が弱くなるとインフルエンザウイルスは容赦なく粘膜細胞に入り込みます。すると細胞を壊しながら次々と粘膜細胞に感染してしまうので、上気道でのウィルス阻止が理想的です。それにはのどでウイルスを捕まえる「のど飴」のような形態が有効で、ウイルス不活性化につながります。康復医学学会の研究開発を基に商品化された『レイシセンダン葉のど飴』(製造・販売:和漢生薬研究所)は、日本食品分析センターによるウイルス不活性試験で、99.9%が不活化したという驚くべき数値データを確認しています。
飛沫感染対策は、「咳エチケット」
飛沫感染の予防策は、マスクで口と鼻を覆うことが有効です。咳やくしゃみの症状がある人は、マスクをして咳エチケットを心がけましょう。マスクは、WHO規格のウイルス対策マスクが必須です。康復医学学会がお薦めしているマスクは、EU規格合格、WHO推奨規格「EU・FFP2」認定の密着立体タイプです。隙間からのウィルス侵入を考えて、マスクと顔を密着させるクチバシ型の立体形状をしており、擬似ウイルスサイズの捕集効率99.77%を実現。12時間使用可能(通常は3時間)、30回使用可能(乾燥)の優れものです。政府は、N95以上の規格を推奨しています。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ
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