「ばっかり食べ」のススメ
■ はじめに
「同じものばっかり食べるんじゃありません!」なんて怒られた経験はありませんか? ついつい好きなおかずばかりを食べてしまうと、それだけでお腹がいっぱいになってしまったり、マナー違反になってしまいますよね。良くない食べ方とされているこの「ばっかり食べ」、実はとても身体にいいのです。
■「ばっかり食べ」とは?
「ばっかり食べ」とは、おかずやご飯をまんべんなく食べるのではなく、一品ずつ平らげていく食べ方のことです。日本ではご飯、おかず、味噌汁をバランスよく食べていく「三角食べ」が推奨されているので、「ばっかり食べ」は行儀が悪いと言われますが、本当は体にとっては良い食べ方です。ただ好きなものばっかり食べればいいかと言うとそうではなく、その「食べ順」が重要なのです。
■ なんで身体にいいの?
正しい食べ順で「ばっかり食べ」をすると、血糖値が急激に上がるのを防いでくれます。血糖値が急激に上がると、激しい眠気が襲ってきたり、糖尿病の原因になることも。正しい食べ順を守って「ばっかり食べ」をすると、血糖値の上昇が緩やかになるので、血管や脳に優しいうえ、消化の効率もよくなりダイエットにも効果的です。
■ 身体にいい食べ順は?
「ばっかり食べ」をする際には、以下の順で食べましょう。(1)食物繊維
まずは野菜や海藻などの食物繊維から食べましょう。この食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにし、脂質の吸収も抑えてくれます。きのこや豆類も食物繊維が多く含まれている食材です。(2)たんぱく質・脂質
次に肉や魚などのたんぱく質や脂質の多いものを食べます。ここで注意しなければならないのは、ご飯やパンなどの炭水化物と一緒に食べないことです。炭水化物は、体内に入ると一番最初に分解されます。すると、脂質の分解が後回しになってしまい、体内に残りやすくなってしまいます。
(3)炭水化物
ご飯やパンや麺類などの炭水化物は必ず最後に食べます。最も重要なのがこのポイントです。炭水化物は糖質です。分解されるとブドウ糖に変わります。このブドウ糖が急激に血液中に増加すると糖尿病の原因になったり血管系の病気にかかりやすくなったりします。
■ おわりに
このように、食べる順番に気をつけるだけで健康にもいいし、ダイエットにもなるのです。正しい食べ方マナーである「三角食べ」は血糖値を急上昇させたり、糖尿病を引き起こしやすくさせたりする可能性もあります。炭水化物のご飯やうどんを最後の“シメ”に食べる「鍋」が健康にいいというのも理解できます。まだまだ「ばっかり食べ」はマナー違反だという意見が多いようですが、食べ順にちょっと気を付ければ健康にいいので、ご自宅での食事などに取り入れてみてはいかがでしょうか。
(参考:nanapi)
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ
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