2014年6月21日土曜日

足のしびれの2つの原因

放っておくと心配な「しびれ」

 「しびれ」は不愉快な感覚ではありますが、痛みほど日常生活に支障がないために、放置している人も多いのではないでしょうか?
 正座をした後の足のしびれや筋肉疲労など時間がたつと消えてしまうしびれは、あまり心配ありませんが、しびれを軽くみてはいけません。なぜなら、しびれというサインを出して体の異常を訴えている場合があるのです。

 しびれの自覚症状は神経症状の1つです。しびれの症状は大きく分けて、次の3種類があります。
1) 感覚の低下:触った感覚や、熱い、冷たいなどの感覚が鈍くなります。
2) 運動麻痺:足が動かしにくく、力が入らなくなったりします。
3) 異常知覚:何もしなくても「しびれ」が起こり、正座をした後のようなジンジン、ズキズキした感覚があります。

そして、しびれには、放っておいても良いものとそうでないものがあります。例えば足のしびれが、「片側だけに」「急に起こって数分で消える」「靴下を履いているような感覚」がある場合は、病気の前ぶれとして起こるしびれと考えられるので放っておくことはできません。

 腰や首に違和感があり、痛みを伴うしびれがある場合は、腰部や頚部の背骨(脊椎)、脳内、抹消神経、血管のいずれかが障害されていると考えられます。異常が脳へ知らされ、その障害部位に関連する範囲にしびれを生じるのです。

 脳に異常がある場合は、体の片側(顔、上半身、下半身)や、顔と体の反対側にしびれが出たり、力が入らなくなったりします。また他にも、ろれつが回らない、意識がもうろうとするなどの症状を伴う場合があります。

 悪い部位がわかれば、原因や治療法もわかりやすくなります。1日に何度もしびれる、歩行中に足が前に出にくくなる、休憩を入れながらでないと歩けなくなる、腰痛や頚部痛もありしびれが長引くなどの場合は対処が必要となります。その場合、最初にしびれた場所はどこか、いつからしびれているのか、どのような症状なのか、しびれた時の姿勢や動作はどうだったか、今どこがしびれているのか‥‥等々の情報を正確に把握することが大切です。

■「足のしびれ」、原因は神経か血流の異常

足がしびれるようなら、重大な病気が隠れているかもしれません。しびれには「神経が原因のしびれ」「血管が原因のしびれ」があります。
 神経が原因のケースでは、何らかの病気で神経が障害を受けていたり、神経が圧迫されていることが考えられます。
 血管が原因のケースでは、血流が悪くなって血液不足に弱い神経細胞がパニックを起こし、異常な信号を出してしまいます。脳はそれを「しびれ」と感じるのです。

足の「しびれ」に隠れている疾患

神経が原因の疾患

脳梗塞‥‥片側の足先などのしびれが特徴。梗塞を起こす場所によって症状の表れ方は違うが、言語障害や視覚異常が起こることがある
糖尿病性神経症‥‥糖尿病が悪化したことによる神経障害が原因で、足の先にピリピリしたしびれが表れ、徐々に体の中心に向かって進行する
足根管(そくこんかん)症候群‥‥足首を通る神経が圧迫されて起こり、足底に痛みとしびれがあるが、足の甲は痛みもしびれもないのが特徴。夜間や就眠時に症状が悪化する傾向がある。

血管が原因の疾患

閉塞性動脈硬化症‥‥足に血液を送る動脈が詰まって起こり、足の冷えとしびれから始まり、歩くと次第にしびれや痛みが増して歩行困難になるが、立ち止まると治る
腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症‥‥腰の辺りで神経を囲んでいる管が狭くなる病気で、歩いていると次第に足がしびれたり痛みが出るが、休むと回復する
バージャー病(閉塞性血栓性血管炎)‥‥末梢(まっしょう)血管に血栓(血の固まり)ができて血流障害が生じる病気で、足の冷えやしびれがあり、長距離を歩くと足が痛くなり、ひと休みすると痛みが消えて再び歩くことができる。

※出典:2014年6月14日 スポーツ報知

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 通常、2~3日以内に消えてしまうようなしびれは心配ありません。しかし、同様のしびれが何度も繰り返し起こる、しびれが一週間以上続いて取れない、しびれが徐々に強くなったり広がったりする、しびれだけではなく力が入りにくい、歩きにくい、などの症状が出てきた場合は「放っておけないしびれ」です。
 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血流改善・血栓形成抑制・微小循環の環境改善により、血流に関わる「放っておけないしびれ」対策に期待が持てます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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