2013年5月2日木曜日

現代疲労事情


現代疲労は多種多様

『疲労の科学―眠らない現代社会への警鐘―』(井上正康/渡辺恭良/倉恒弘彦・編 講談社)によると、疲労とは「過度の肉体的、精神的な活動により生じた、独特の病的不快感と休養を求める欲求を伴う身体機能の減退状態」とあります。ようするに疲労は、過激な運動や肉体労働、精神的な作業を中止して、早急に休息を取るように呼びかける身体からの警告ということです。

 しかし疲労は、休養したら改善する肉体疲労から、一晩寝ても改善しない精神的な疲労、その他、病気が原因で生じる分かりにくいものまで多岐にわたります。休養すればすぐに改善する疲労は特に問題ありません。しかし、休養しても改善しない精神的な疲労は要注意です。貧血や悪性腫瘍など、他の病気が隠れていることもあります。また、冷え性や不眠などが原因で2次的に疲労が起こることもあります。

 人の身体は、「自律神経システム」「エネルギー代謝システム」「免疫システム」の各システムが機能しています。「疲れにくい」ということは「体力がある」ということ。活動のエネルギーが豊富という意味の「攻撃的な体力」は、エネルギー代謝のシステムが担い、病気にかからないという意味の「防衛的体力」は免疫システムが担っています。そして自律神経のシステムは、両者の“コントロールタワー”になっています。
 この3つのシステムがうまく機能することが、「疲れにくいからだ」ということになるのです。つまり、この3つのシステムの機能が崩れてしまうことで、疲労を感じてしまうのです。
(『疲れをためない生き方』(安保徹著 幸福の科学出版)より)

★今回より「疲労」をテーマにお送りいたします。


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いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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