2016年6月29日水曜日

受動喫煙の被害

日本、国民の8割が非喫煙者でも法規制進まず

わが国の成人喫煙率は約2割。ここ10年ほどは減少傾向を示しています。しかし、副流煙による受動喫煙に関する健康被害は後を絶たず、訴訟問題も増えています。
 世界保健機関(WHO)が制定する「世界禁煙デー」(毎年5月31日)における今年のわが国のテーマは「2020年、受動喫煙のない社会を目指して ~タバコの煙から子ども達をまもろう~」でした。この日、日本医師会などによるイベントでは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催までに受動喫煙防止法の制定を目指す決議文が発表されています。

 世界的に見ても、成人の喫煙人口は年々減少傾向にあります。ただ、欧米諸国とわが国におけるタバコ問題への取り組みの差は、パッケージだけを見ても歴然としています。
 WHOのタバコ規制枠組み条約(FCTC)第11条「タバコ製品の包装およびラベル」に即し、喫煙による健康被害画像の表示をパッケージに導入している国は2015年現在で77カ国に上ります。
 一方、日本では警告文のみの表示で、表示面積はパッケージのわずか30%。『主たる表示面の50%以上を占めるべきであり、30%を下回るものであってはならない』とする条件をかろうじてクリアしているにすぎません。
 また、海外ではパッケージに禁煙電話相談サービス(クイットライン)の連絡先を表示したり、たばこ製品に特有の色使いや画像、マークなどの使用を禁じる簡素な包装デザイン(プレーンパッケージ)を導入したり、さらなる喫煙率減少に向けた取り組みが進められ、成果を上げています。

米ニューヨーク市の全てのレストランやバーが全面禁煙化されたのは2003年のこと。当時、世界的に大きな話題になりましたが、今や各国の都市では当たり前の風景になってきました。こうした法規制は、利用客の健康を守るだけが目的ではありません。従業員を健康被害から守り、ひいては受動喫煙で健康を害した従業員による訴訟から経営者を守ることにもつながるのです。
 また、分煙化にはそれなりのコストがかかること、受動喫煙を完全に防ぐことが難しいことが分かってきたことも理由です。

 このような世界的なタバコ対策の潮流に乗り遅れた日本の現状に危機感を募らせるのは日本医師会や受動喫煙防止条例の制定に尽力する議員連盟。異口同音に唱えるのは、受動喫煙に対する罰則を設けた法規制の必要性です。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを、実現の好機と捉えています。しかし、自民党をはじめとする各党の議員にはびこる“タバコ利権問題”が大きく立ちはだかり、難航しているようです。       
(出典:https://medical-tribune.co.jp)


■軽く考えられない受動喫煙の害!

受動喫煙によりおこる病気

受動喫煙によりすぐにあらわれる症状としては、目やのどの痛みなどがあります。心拍数が増えたり、咳込んだり、手足の先が冷たくなったりするなどの影響があらわれる人もいます。また、長期的にも影響があります。受動喫煙をしていると、心筋梗塞や狭心症で死亡する危険性が1.3~2.7倍にもなることが報告されています。
 他にも受動喫煙により、脳卒中や喘息などのさまざまな病気を発症する危険性が高くなることが知られています。
 さらに、妊婦やお腹の中の赤ちゃんにも影響があります。妊婦が受動喫煙にさらされると、流産や早産の危険性が高くなることや、新生児の低体重化がおこることなどが報告されています。


子供へのさまざまな影響

発達の途中にある子どもは、タバコによって大人とは異なる深刻な影響を受ける可能性があります。タバコの煙の影響が最も出やすいのが、鼻、耳、のどなど の空気の通り道にあたる部分です。受動喫煙により子どもの 中耳炎、気管支炎、肺の感染症や肺機能の低下などがおこることが知られています。
 また、脳の働きにもさまざまな影響があることが知られています。家庭内などで受動喫煙をしている子どもは、言語能力が低かったり、注意力が散漫だったりする傾向が報告されています。また、親が喫煙者であると、その子どもはタバコの煙に慣れ、将来喫煙者になる可能性も高くなります。


喫煙による母体と胎児への影響

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素が胎盤に吸収されると、子宮内の血流の減少や血液中の酸素の減少を起こします。その影響で表れる危険例には次のようなものがあります。

●流産、●胎盤異常、●低出生体重児、●口唇裂、口蓋裂、●乳幼児突然死症候群(SIDS)

 このような肉体的影響だけでなく、2013年のコロンビア大学での研究では、妊娠中の喫煙が胎児の双極性障害(躁うつ病)につながる可能性を示しています。また、同チームの研究で、妊娠中喫煙していた母親から生まれた子が、統合失調症になりやすいとわかりました。

 タバコは「百害あって一利なし」です。知らず知らずに周囲の人に迷惑をかけています。喫煙がもとのトラブルで警察沙汰が増えているのも、先進国では日本だけ。恥かしいことです。タバコはやめましょう。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2016年6月22日水曜日

コレステロール

「卵は1日1個まで」は本当?

「食事摂取基準」。これは、日本人が健康を維持・増進するために摂取するべき各栄養素やエネルギーの基準量で、厚生労働省により5年ごとに発表されます。2010年版では、コレステロールの目標量は、成人男性は1日750mg未満、成人女性は1日600mg未満でした。
 しかし、2015年版では、コレステロールの摂取基準(目標量)がなくなったのです。
「コレステロールは体内で合成できる脂質で、食事で摂取するコレステロールの影響は少ないということが分かってきたのです。摂取目標量を決める科学的根拠が少ないため、最新版の食事摂取基準では、コレステロールの目標量がなくなりました」(女子栄養大学栄養生理学研究室教授)。

 実は、意外に知られていないことですが、私たちは肝臓で多くのコレステロールを合成しています(体重50kgの人で1日当たり600~650mg)。コレステロールは、細胞膜や胆汁酸、ホルモン、ビタミンDをつくる材料になる成分で、毎日新たに一定量必要になるため、食事だけに頼らなくていい仕組みになっているのです。
「食事で摂ったコレステロールのうち吸収されるのは、体内でつくられるコレステロールの1/3~1/7程度にすぎません。また、コレステロールは食事で摂る量が少なければ体内で多く合成され、食事で摂る量が多ければ、少なく合成されます。常に一定量が保たれるようになっているため、食事からの影響は少ないのです」(同教授)。
 つまり、「食事摂取基準」からコレステロールの摂取目標量がなくなったのは、健康な人においては、食事中のコレステロールの摂取量と血中コレステロール値の相関を示す、十分な科学的根拠がないことが分かったからなのです。

 コレステロールを多く含む食品として、もっともよく知られているのは卵です。鶏卵1個には210mgと、確かに多いコレステロールが含まれています。かつては、「卵は1日1個まで」と常識のように言われてきており、それを守っている人も多いのではないでしょうか。
「体内でコレステロールを合成する量や使われ方には個人差があります。また、遺伝も影響します。つまり、コレステロールを食事でどれくらい摂るべきかは、人によるということ。健康な人はむやみに制限する必要ありません。しかし、既に高コレステロール血症と診断されている人や、親が高コレステロール血症の人は、摂り過ぎには注意したほうがいいでしょう」(同教授)。
 日本人間ドック協会の調べによると、高コレステロールは、健診で引っかかる人が非常に多い項目で、しかも、近年急増しています。年代的には、40代、50代は要注意です。
(出典:http://gooday.nikkei.co.jp/)


■食事とコレステロール

そもそも、コレステロールは体内で合成されるため、摂取不足で欠乏症が出ることはありません。つまり、コレステロールは本来たくさん摂らなくてもいい栄養素だといえます。
 厚労省の摂取基準がなくなったからといって、卵をやみくもに、例えば1日に5個も6個もというペースで毎日食べ続けていいかというと、そういうわけでもなさそうです。卵はコレステロールが多いため、コレステロールの摂取量を制限している人は、卵を食べなければ上限が守りやすくなります。
 もっとも、卵は血液中のコレステロール値に影響しないという報告もあります。これは、卵黄に含まれるレシチンに、LDL(悪玉)コレステロールを減らして、HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあり、余分なコレステロールが血管に沈着するのを防ぐためと考えられています。
 卵はなにかとやり玉に上げられがちですが、コレステロールが多い食品はなにも卵だけではありません。卵は安くて栄養価が高い食品であるということは覚えておきたいものです。


コレステロール、3つのポイント

● 食事がコレステロール値に与える影響は少ない
● とはいえ、高コレステロール食品のとり過ぎには注意したほうがいい(特に、高コレステロール血症の人や親が高コレステロール血症の人)
● 卵は適量摂取を心がける

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 肉食などにより、中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールが血液中に増えすぎると、血管壁の傷ついたところなどに付着し、結果的に血管を細くして、動脈硬化の原因になってしまいます。

 当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血中成分を整えて高脂血症等を予防し、コレステロールを調整する効果が期待できます。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2016年6月15日水曜日

デジタル認知症

フェイスブックは「人生の幸福度を下げる」?


「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用頻度が高ければ高いほど、うつ病になりやすい」という研究結果をピッツバーグ大学医学部の研究チームが発表しました。

 論文筆者(博士)は「SNSは今や対人関係において非常に大きな存在となっている。若者を診察する医者が、SNSの利用頻度を把握することは非常に重要だ」と述べています。

 博士と研究チームは、米国に住む1,787名(19歳~32歳)を対象にアンケート調査を実施。その回答をうつ病の評価法に組み込みました(対象としたSNSは、Facebook、YouTube、Twitter、Google+、Instagram、Snapchat、Reddit、Tumblr、Pinterest、Vine、LinkedInなど)。
 その結果、SNSの利用時間は1日平均61分、利用回数(複数のSNS)は週平均30回でした。注目すべきは対象者の4分の1以上が、うつ病になる可能性が高いとされたこと。SNSの利用頻度が低い人と比べ、頻度が高い人がうつ病になるリスクは2.7倍です。また、利用時間が短い人と比べ、1日中SNSを利用している人は、うつ病になるリスクが1.7倍でした。

 論文の筆頭著者によれば、うつ病の人がSNSで喪失感を埋めている可能性もあるが、それがSNSのさらなる利用を促進し依存症を発生させている、としています。

 SNSがうつ病を引き起こす理由として同論文は「SNS上で友人らの投稿を見ることで、自分以外の人たちは幸せで充実した人生を送っているという歪んだ認識と、うらやむ気持ちが生じる」と指摘しています。SNS上において傍観者でいると、「自分は時間を無駄にしている」と感じるようになり、その結果、うつ病になるのだそうです。

 今回の研究目的のひとつは、医師がうつ病患者を診察する際、SNSの利用に関する質問を促すことです。今回のこの調査結果は、公共の保健機関のSNSへの取り組みに影響を与えるかもしれません。

 ほかにSNSとうつ病に関する研究として、「Facebookの利用増加はうつ症状と密接な関係にあり、“社会的比較”として知られる心理現象を引き起こす」(ヒューストン大学研究チーム 2015)や、「Facebookの利用が若者の主観的幸福感を低下させる」(ミシガン大学 研究チーム2013)などの論文が発表されています。
(出典:http://forbesjapan.com/)


■「デジタル認知症」に注意!

スマートフォンなどでSNSやゲームをやりすぎる生活を続けると、記憶力、思考力が低下する症状が表れます。これを「デジタル認知症」と言うそうです。
 長時間のSNSやゲームにより脳内で「ドーパミン」が過剰に分泌され、脳の中のホルモンバランスが崩れて脳細胞が死滅、さらには認知機能が低下したり、幻覚をみたりするリスクがあると言われています。
 ドーパミンは別名「快楽ホルモン」と呼ばれ、脳内で増えると、「もっともっと」という欲求が起こる結果、デジタル機器への依存度が高まっていくのです。


ゲーム脳

脳の35%を占める前頭葉の中には「前頭前野」という、様々な命令をカラダ全体に出す司令塔があります。前頭前野は、記憶、感情、集団でのコミュニケーション、創造性、学習、そして感情の制御や犯罪の抑制をも司る部分です。SNSやゲームなどに熱中しすぎるとこの司令塔が働かなくなり、いわゆる「ゲーム脳」と呼ばれる状態になってしまいます。


高齢者の認知症患者と同じ脳波パターン!

脳波は周波数ごとに、深い眠りのδ(デルタ)波=0.5~3ヘルツ、眠気や浅い眠りのθ(シータ)波=3~8ヘルツ、落ち着いたときに出るα(アルファ)波=8~13ヘルツ)、興奮時に出るβ(ベータ)波=13~30ヘルツ の4種に分類されます。
 脳の前頭前野が活動したり、聴覚野でも音を聴いたりすると、その部分のβ波が局所的に出ます。脳の局所部分の興奮を反映しているのがβ波なのです。β波の興奮度が高くなれば、脳が活発な活動しているという目安になり、逆にそこの活動性が悪くなればβ波は低下します。研究によると、認知症の人はβ波が低いという結果が出ており、高齢者の場合、前頭前野から働きが低下していくのです。
 SNSやゲームを長時間やっている人やビデオを長時間見ている愛好者も前頭前野のβ波が低下しているという研究結果も報告されており、高齢者の認知症と同じ状態だと結論づけられています。これらの研究結果は、アメリカの脳神経科学会で発表されています。


前頭前野の働き低下で、社会に適応できなくなる!

前頭前野が鈍ると、一般的なIQ(知能指数)が低下して、仕事ができない、または長く続かない、結婚しても離婚する、犯罪を行う等々、社会的に適応できずにマイナス方向にどんどん進んでしまい、ポジティブで創造的な生き方ができなくなるのです。

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あなたがもしSNSを利用し過ぎて気分がふさいでいるなら、1日のSNSの利用を制限し、他のことに時間を費やすべきです。

 康復医学学会では、うつや認知症になる前に、「ラフマ・甘草・イチョウ葉」のエキスを配合したサプリメントをお勧めしています(成分配合特許:特許第4993979号)脳内セロトニンが増加し、脳内ホルモンのバランスを整えます


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光・愛・感謝 村雨カレン

2016年6月8日水曜日

特に注意すべき食品添加物

女性の体にたまりやすい「食品添加物」

通常、食べ物は時間とともに劣化が進みます。柔らかいものは硬くなり、鮮やかな色は腿色し、最終的に腐るのが食べ物の自然の姿です。
 ところが今私たちの周りには、いつまでも食感や色が変わらず、腐らない食品が多くあります。それらはすべて自然の摂理を超越した食品添加物のなせる業です。

 食品添加物とは、「食品の製造の過程において、または食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの」(食品衛生法4条第2項)を言います。
 いつまでも作りたての状態を保っている食品、腐らない食品はほとんどが食品工場で作られたものであり、そこには必ず化学合成された添加物が入っていると言っていいでしょう。添加物を使うことで腐らないようにしている、つまり“不自然な食品”を作っているのです。

 もちろん日本では天然物にせよ化学合成品にせよ、食品添加物は厚生労働省が指定したものだけしか使うことができません。しかし、国のお墨付きであっても、それが必ずしも身体にいいものとは限りません。なぜなら、自然界にはない合成品を取り入れることは体内の酵素のムダ遣いをすることになるからです。実際、現在認可されている添加物の中には、発がん性が高いなどその危険性を指摘されているものが多々あります。

 ちなみに日本は食品添加物の認可数が多く、イギリスの20倍、ドイツの6倍、アメリカの3倍です。薬と同様に添加物も好きな国民、それが日本人なのです。
 日本で添加物の使用が多い背景には、私たち消費者のニーズが大きく反映されています。新鮮な色・形・香りが美味しそう、いつ食べても味や食感が変わらない、すぐに腐らない‥‥などの商品を多くの消費者が望んでいるのです。
 劣化しない、腐らないという不自然な食品を体内に摂り込めば、身体の機能は少なからず滞ります。そして体内で分解しきれない添加物は毒素として身体にたまっていきます。

 また、男性に比べ体内に脂肪が多い女性は、添加物がたまりやすいのです。なぜなら、添加物は脂にたまる性質があるからです。これはやせている人でも同様で、女性はある程度脂肪があるためです。積り積って母体に堆積した添加物の赤ちゃんへの影響も心配です。

 日本で食品添加物が使われ始めたのは第二次世界大戦後です。以来ずっと、日本人は“人体実験”を行っているようなもの。そして、近年ようやく実験結果が表れてきたようです。がんは二人に一人です。アトピーや免疫疾患も増えてきました。
 市販されている加工食品には必ず食品表示が付けられています。体に入れる食品にどんなものが含まれているのかにも関心を持ちたいものです。


■体を壊す10大食品添加物

現状、添加物を全く摂らないようにすることは難しいことです。気にしてばかりいればストレスにもなり別の病気で健康を害してしまいます。
 しかし、ここに挙げる10大食品添加物は、自然界に存在しない化学合成物質であり、特に危険性が高いものです。これらを使用している食品を摂らないようにするだけでも、がんの半減が可能だと言われているほどです。



いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2016年6月1日水曜日

毛細血管

注目の再生医療に光!?

毛細血管のヒントは“綿あめマシン”!

米バンダービルト大学の研究チームが、綿あめマシンの回転原理を利用して微細な人工毛細血管のベースを作り上げました。このコストのかからないシンプルな方法は細胞にやさしく、立体的な毛細血管網を作ることができるといいます。

 祭りや縁日などでおなじみ、甘くてフワフワで子どもが大好きな綿あめ。その微細な構造に、米バンダービルト大学のレオン・ベラン准教授が注目しました。繊維状で高密度の綿あめを見て、その製造方法を人工血管網の作製に応用できないかと考えたそうです。
「こんなばかげた方法で血管ができるわけはない」
 そんな意見もある中、ベラン准教授は綿あめマシンの原理を応用した単純な手法で、実際の毛細血管に近い直径3~55ミクロン、平均35ミクロンの三次元の立体血管網を作り上げたのです。

 一般的に、二次元の平面的な構造のネットワークを作るのは簡単ですが、三次元の立体的な構造のネットワークを作るのはかなり難しいものです。従来の方法では、実際の血管よりもはるかに太く、そのうえ二次元のシート状の血管しか作ることができなかったため、毛細血管網とはいえませんでした。
 研究グループが使用した人工毛細血管網を作り出すマシンは、綿あめマシンよりもさらに高速に回転するため、繊細な糸を高密度かつ複雑に絡ませることができるとのこと。実際に、この手法で作製した人工毛細血管網の細胞は1週間以上生育し、血管としての機能も維持していたといいます。

病気や事故で臓器がはたらかなくなったとき、私たちは「臓器移植」という選択肢を考えることができます。しかし、体中の臓器全ての移植を受けられるわけではなく、ドナーの数も圧倒的に不足しているのが現状です。また、臓器移植には移植後の拒絶反応の問題もあります。
 そこで、注目されているのが「再生医療」。自分の細胞から人工臓器を作製し、自分に移植するなどといったことも、将来的に可能になるかもしれません。そして、そんな未来の医療に、綿あめマシンで作られた毛細血管が一役買うかもしれないのです。

 ベラン准教授の次なる目標は、この単純でコストのかからない手法によって、人工毛細血管網が誰でも作れるようなマシンを開発すること。このマシンで作った微細で立体構造の人工毛細血管は、肝臓、腎臓、骨など人工臓器の作製にとても有用であると話しています。
(出典:http://www.circl.jp/)

■毛細血管の基礎知識

体の疲れや各部に表れた症状を緩和し、健康な状態に戻すためには、「血流の改善」が最も重要です。全身の細胞に酸素や栄養を届けるのも、二酸化炭素や老廃物を回収するのも“血液”です。どんなに栄養バランスに気を使った食事も、高価な健康食品や薬でさえも、血流が滞っていては必要な各部位に届きません。
 特に重要なのが、各細胞までに影響する毛細血管の流動性です。すべての血管をつなげるとその長さは地球2周半にも及びますが、わずか50~60秒で体循環しています。そして全身の99%の血管が毛細血管なのです。

毛細血管の重要性

心臓の力で血液が押し出される血管が動脈、心臓に戻ってくる血管が静脈です。しかし、実は動脈と静脈は直接つながっているわけではありません。壁が薄くて口径の小さい一層の内皮細胞からなる無数の血管=毛細管でつながっているのです。

 この領域(微小循環領域)では血液と血管周辺の組織とが薄い内皮細胞のみを介して接触することになり、ここではじめて血管内外の“物質の交換”(酸素・栄養・薬効成分などの供給、老廃物・二酸化炭素などの回収)が行われます。ゆえに微小循環血管は生理学的には“交換血管”とも呼ばれます。

 血液が循環する目的は、血液と細胞組織との間で物質交換が行われることにより生体内の環境の恒常性を維持することにあります。したがって、この毛細血管領域(微小循環領域)こそが循環系で最も本質的な部分なのです。心臓や太い動脈・静脈は、適正な血流を毛細血管に送るための補助器官であるとも言えるのです。

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霊芝で微小循環の改善を

微小循環の影響を受けない細胞は、血管を持たない軟骨組織と目の角膜、水晶体だけつまり体のリセットには微小循環の改善こそが一番必要なのです。

 微小循環の薬ができればノーベル賞ものだと言われて久しいですが、未だ存在しません。

 微小循環の改善に対する効能・効果が学術的に明快で、長期の使用歴と安全性が裏付けられているものは、当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」だけです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン