2016年6月15日水曜日

デジタル認知症

フェイスブックは「人生の幸福度を下げる」?


「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用頻度が高ければ高いほど、うつ病になりやすい」という研究結果をピッツバーグ大学医学部の研究チームが発表しました。

 論文筆者(博士)は「SNSは今や対人関係において非常に大きな存在となっている。若者を診察する医者が、SNSの利用頻度を把握することは非常に重要だ」と述べています。

 博士と研究チームは、米国に住む1,787名(19歳~32歳)を対象にアンケート調査を実施。その回答をうつ病の評価法に組み込みました(対象としたSNSは、Facebook、YouTube、Twitter、Google+、Instagram、Snapchat、Reddit、Tumblr、Pinterest、Vine、LinkedInなど)。
 その結果、SNSの利用時間は1日平均61分、利用回数(複数のSNS)は週平均30回でした。注目すべきは対象者の4分の1以上が、うつ病になる可能性が高いとされたこと。SNSの利用頻度が低い人と比べ、頻度が高い人がうつ病になるリスクは2.7倍です。また、利用時間が短い人と比べ、1日中SNSを利用している人は、うつ病になるリスクが1.7倍でした。

 論文の筆頭著者によれば、うつ病の人がSNSで喪失感を埋めている可能性もあるが、それがSNSのさらなる利用を促進し依存症を発生させている、としています。

 SNSがうつ病を引き起こす理由として同論文は「SNS上で友人らの投稿を見ることで、自分以外の人たちは幸せで充実した人生を送っているという歪んだ認識と、うらやむ気持ちが生じる」と指摘しています。SNS上において傍観者でいると、「自分は時間を無駄にしている」と感じるようになり、その結果、うつ病になるのだそうです。

 今回の研究目的のひとつは、医師がうつ病患者を診察する際、SNSの利用に関する質問を促すことです。今回のこの調査結果は、公共の保健機関のSNSへの取り組みに影響を与えるかもしれません。

 ほかにSNSとうつ病に関する研究として、「Facebookの利用増加はうつ症状と密接な関係にあり、“社会的比較”として知られる心理現象を引き起こす」(ヒューストン大学研究チーム 2015)や、「Facebookの利用が若者の主観的幸福感を低下させる」(ミシガン大学 研究チーム2013)などの論文が発表されています。
(出典:http://forbesjapan.com/)


■「デジタル認知症」に注意!

スマートフォンなどでSNSやゲームをやりすぎる生活を続けると、記憶力、思考力が低下する症状が表れます。これを「デジタル認知症」と言うそうです。
 長時間のSNSやゲームにより脳内で「ドーパミン」が過剰に分泌され、脳の中のホルモンバランスが崩れて脳細胞が死滅、さらには認知機能が低下したり、幻覚をみたりするリスクがあると言われています。
 ドーパミンは別名「快楽ホルモン」と呼ばれ、脳内で増えると、「もっともっと」という欲求が起こる結果、デジタル機器への依存度が高まっていくのです。


ゲーム脳

脳の35%を占める前頭葉の中には「前頭前野」という、様々な命令をカラダ全体に出す司令塔があります。前頭前野は、記憶、感情、集団でのコミュニケーション、創造性、学習、そして感情の制御や犯罪の抑制をも司る部分です。SNSやゲームなどに熱中しすぎるとこの司令塔が働かなくなり、いわゆる「ゲーム脳」と呼ばれる状態になってしまいます。


高齢者の認知症患者と同じ脳波パターン!

脳波は周波数ごとに、深い眠りのδ(デルタ)波=0.5~3ヘルツ、眠気や浅い眠りのθ(シータ)波=3~8ヘルツ、落ち着いたときに出るα(アルファ)波=8~13ヘルツ)、興奮時に出るβ(ベータ)波=13~30ヘルツ の4種に分類されます。
 脳の前頭前野が活動したり、聴覚野でも音を聴いたりすると、その部分のβ波が局所的に出ます。脳の局所部分の興奮を反映しているのがβ波なのです。β波の興奮度が高くなれば、脳が活発な活動しているという目安になり、逆にそこの活動性が悪くなればβ波は低下します。研究によると、認知症の人はβ波が低いという結果が出ており、高齢者の場合、前頭前野から働きが低下していくのです。
 SNSやゲームを長時間やっている人やビデオを長時間見ている愛好者も前頭前野のβ波が低下しているという研究結果も報告されており、高齢者の認知症と同じ状態だと結論づけられています。これらの研究結果は、アメリカの脳神経科学会で発表されています。


前頭前野の働き低下で、社会に適応できなくなる!

前頭前野が鈍ると、一般的なIQ(知能指数)が低下して、仕事ができない、または長く続かない、結婚しても離婚する、犯罪を行う等々、社会的に適応できずにマイナス方向にどんどん進んでしまい、ポジティブで創造的な生き方ができなくなるのです。

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あなたがもしSNSを利用し過ぎて気分がふさいでいるなら、1日のSNSの利用を制限し、他のことに時間を費やすべきです。

 康復医学学会では、うつや認知症になる前に、「ラフマ・甘草・イチョウ葉」のエキスを配合したサプリメントをお勧めしています(成分配合特許:特許第4993979号)脳内セロトニンが増加し、脳内ホルモンのバランスを整えます


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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