2016年2月26日金曜日

インフルエンザワクチン

インフルワクチン、WHO「効果は期待できない」

インフルエンザワクチンを接種する人も多いと思いますが、実はワクチンは感染を防ぐ効果はないとの指摘が数多くなされています。

 厚生労働省のホームページを見ると、感染について「ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません」、発症については「抑える効果が一定程度認められています」、また重症化については「特に基礎疾患のある方や御高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられており、ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です」とされています。

 国立感染症研究所の調査では、A香港型のワクチンを接種した人でも、A香港型のインフルエンザに感染した人が多くいたことが明らかになっています。
 以前からワクチンの効果について疑問視する声が医師の間から上がっていましたが、同研究所は、効果が低かった理由を製造工程にあるとし、見直しを検討しています。

 国は、シーズンごとに流行する型を予測し、ワクチンを作るウイルスを選定します。メーカーは、そのウイルスを鶏の有精卵で培養して免疫成分を取り出します。同研究所が調べたところ、実際に流行したA香港型と、ワクチン用に培養したウイルスでは、遺伝子配列が大きく異なっていたといいます。卵で培養すると、その工程で変質することが知られています。

 一方、ワクチンそのものに疑問を投げかけている医師も増えています。「世界保健機関(WHO)のホームページでも、インフルエンザワクチンについて『感染予防の効果は期待できない』と認めています。
 そもそも、インフルエンザはA香港型、Aソ連型、B型などと分類しますが、同じ型であってもウイルスは細かく変異を続けているため、ピッタリと当てはまる型のウイルスを事前につくり出すことは事実上不可能です」(内科医)。

 また、2011年にオランダで行われたワクチン学の研究結果では、子供に定期的にワクチン接種を受けさせることで、感染症と闘う免疫システムが悪化すると結論づけられました。しかもこの研究は、ワクチン接種に反対している科学者ではなく、ワクチン性能を改善するために賛同者によって行われたものなのです。
 研究では、ワクチン未接種の子供たちのほうが、免疫反応がより強いということが判明したのです。
 研究者のリーダーは「ワクチンには潜在的な欠点があり、これまで正当に検討されていませんでした。これについては議論を行うべきでしょう」と述べています。
出典:http://biz-journal.jp/


■ワクチンのリスクとインフル対策

医学博士・母里啓子著
『もうワクチンはやめなさい』

厚生労働省HPにおけるインフルワクチンの扱い

厚生労働省はホームページに次のように記載しています。
『インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、ある程度の発病を阻止する効果があり、また、たとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。ただし、この効果も100%ではないことに御留意ください』。
 一方で、副作用として、
『発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)のほか、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み(発赤)、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難等)が見られることもあります。重い副反応として、ギラン・バレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、血小板減少性紫斑病等が報告されています』
と載せています。
 つまり、感染予防や発症阻止に関しては期待できないもので、副作用は軽いものから重いものまでさまざま表れる可能性があると、厚労省自らが認めているのです。

インフルエンザに限らず、ワクチンに予防効果はない!

ワクチンは病原菌その物なので、薬事法上では劇薬扱いです。それを体に注入するのはとてもリスクが大きく、インフルエンザ以外のワクチンも信用するべきではありません。
 最近では子宮頸がんワクチンの副作用が問題となり、厚労省がワクチンの推奨をやめて「積極的な接種勧奨の差し控え」を決めたことで、地方自治体には混乱が生じ、保護者の間にも戸惑いが広がりました。
 他のワクチンにもこのような危険性が潜んでいるのです。

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『ルチンG』

康復医学的インフルエンザの予防対策

感染予防には、マスク、うがい、手洗いはもちろんですが、当学会では自己免疫機能の調整・維持が期待できる「HM-3000(特系霊芝)」と、ウイルス不活化に効果のある「センダン葉エキス」を組み合わせた健康補助食品『ルチンG』(和漢生薬研究所)をおすすめしています。

『レイシセンダン葉のど飴』
また、霊芝とセンダン葉のダブルパワーを配合した『レイシセンダン葉のど飴』(和漢生薬研究所)は、上気道でインフルエンザウイルスの侵入を食い止め撃退する作用で、"インフルエンザ予防・治療用特許"を取得しています(特許第5578646号)。併せてご活用ください。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2016年2月24日水曜日

花粉症対策

暖冬の影響で早まっているスギ花粉の飛散!

環境省の資料では「1~2月の気温が平年よりも高いと開花時期が早まることから、スギ花粉の飛散時期が早まる傾向にある」と報告されています。今年は、年明けから比較的暖かい日が続いた影響で、花粉症のピークは例年より早まるといわれています。
 一方、インフルエンザが流行するのは12~1月頃ですが、こちらは逆に暖冬の影響で、流行のピークが1月後半から2月にずれ込むことが予測されています。

 インフルエンザの流行が遅れ、花粉の飛散が早まると、この2つが同時にピークを迎える恐れがあります。花粉症をきっかけに粘膜に炎症を起こし、免疫機能が低下するタイミングで、インフルエンザウイルスに感染すると重症化が懸念されます
 花粉症の人は、インフルエンザ対策をいつもよりも入念に行い、重症化を防ぐために今から準備しておくことが重要です。

 スギは古来より建築資材として重用され、スギの植林は江戸時代から行われていました。戦後、焼け野原となった都市を再建するために多くの木材が必要となりました。そこで国策として拡大造林計画が推進され、各地にスギが植えられたのです。現在、日本の森林のうち40%ほどが人工林ですが、そのうち43%がスギ林です。それほど需要のある木材だったのです。

 しかし、大量にスギが植えられたのに花粉症が存在しなかったのはなぜでしょうか。実は、スギ花粉は、樹齢30年くらいから飛散を始めます。
 戦後に植えられたスギが伐採された時期は、日本は高度経済成長期でした。建築技法の変化や、安い外国産木材の流入により、国産スギの価格が下落。そのため、需要がないとして放置されるスギ林が増え、樹齢30年を超えたスギが花粉を飛散させるようになったのです。

 スギ花粉が初めて確認されたのは1964(昭和39)年、東京オリンピックの年。場所は栃木県日光市でした。それまでは花粉症のような症状があっても原因は特定されていませんでした。人類の長い歴史から見れば、花粉症はつい最近発見されたばかりの現代的な病気なのです。

 スギ花粉は樹齢50年くらいまで飛び続けると言われています。専門家の分析によれば、2030~2050年頃までは、スギ花粉の大量飛散は続くと見られ、少なくともあと15年は辛抱する必要があるということです。
 東京都などは、無花粉のスギ・ヒノキの植え替えを進めているものの、新たに木を植えたとしても買い手がつかないため、事業が進んでいないのが実情です。

■霊芝による花粉症対策

花粉症のメカニズム

鼻粘膜や結膜にスギ花粉情報をリンパ球B細胞に伝えます。するとリンパ球B細胞は、アレルギーを起こす「IgE抗体」を大量に分など(抗原)が入ってくると、マクロファージなどが抗原の泌します。IgE抗体は、体内のいたるところにある肥満細胞などのIgE抗体受容体(レセプター)と結合します。ここまでがアレルギーの準備状態で、「感作」といいます。

 肥満細胞などにIgE抗体が結合して感作が成立した後、そこに再び同じ抗原が入ってくると、その抗原に対するIgE抗体に結合します(抗体同士が抗原によって結合=架橋)。
 肥満細胞には、ケミカルメディエーター(化学伝達物質)が詰まっており、架橋が起こると、肥満細胞からヒスタミンが放出されます。また、細胞膜からロイコトリエンやプロスタグランジンなどが撒き散らされ、これらが目、鼻、皮膚、気管支などで症状を起こすのです。

 そして、一連のアレルギー反応を繰り返すうちに、粘膜がますます敏感になり、わずかな量の抗原、冷たい空気やタバコの煙のような抗原以外のものにまで反応して症状が出てしまうようになってしまうのです。

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「HM-3000(特系霊芝)」と花粉症

康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、抗体を生み出すリンパ球B細胞の増殖抑制効果に関するデータがあります。このデータは、活性化誘発剤の量が少なければリンパ球増殖を促進し、多量であれば増殖を抑制するというHM-3000の作用が双方向性を持つことを確認した一方で、B細胞の増殖に対しては抑制効果が現れたというものです。

『HM真菌』(和漢生薬研究所)

対策に ひと工夫! 『HM真菌』鼻スプレー

市販の鼻洗浄スプレーの使用済み空容器に、『HM真菌』(和漢生薬研究所)のカプセル内の粉末と水を入れて使用すると、鼻がスッキリするようです。200mLの容器なら3カプセル程度が適当です。
 ※市販の点鼻薬が空になったのを確認し、空容器はよく洗ってからご使用ください。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2016年2月19日金曜日

セロトニンの増やし方

抗うつ剤が原因、「セロトニン症候群」とは?

多くのストレスに囲まれている現代社会では、うつ病などの心の病気を患う方が増えています。心の病気は脳内の神経物質との関係がわかってきたため、それらを治すための薬も開発されてきました。しかし、その治療薬が原因となって新しい疾患が現れる場合もあります。「セロトニン症候群」もその一つです。

 セロトニンは、神経伝達物質の一つで、人間の場合、体内に約10mg程度あります。90%が小腸の粘膜内にあり、残りの10%のうちの8%が血液内の血小板に、そして最後の残りの2%が脳内の中枢神経にあるとされています。
 胃や腸管にあるセロトニンには、胃や腸のぜん動運動や筋肉の硬直や震えなどをコントロールする作用があります。そして、わずか2%の脳内のセロトニンに、精神を安定させたり、気持ちを落ち着かせたりする働きがあるのです。そのため、脳内セロトニンの分泌量が減少して脳内の濃度が薄くなると、心のバランスが乱れてうつ病などの精神疾患を引き起こす恐れがあります。小腸内のセロトニンは全てお腹の中で使われてしまい、脳内に入って働くことはありません。

 セロトニン症候群は、この脳内セロトニンが過剰に分泌されて脳内濃度が高くなったときに現れます。不足すればうつ病などの原因になりますが、過剰に分泌されるのも問題です。
 初期段階で適切な対処をすれば問題ありませんが、放っておくと重症化して命にかかわる危険性もあります。

 セロトニン過剰分泌の多くは、「抗うつ剤」が原因です。うつ病はセロトニン不足が原因の一つなので、治療薬にはセロトニン分泌の増幅作用があります。そして、飲み方や量によってセロトニンが過剰分泌されてしまうことがあるのです。特にうつ病治療で処方される「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」が原因であることが多いといわれます。また、三環系抗うつ薬や塩酸セレギリン(MAO阻害薬)、抗生物質のリネゾリドなどがセロトニン症候群のリスクが高まるといわれているので注意が必要です。
 なお、通常生活でセロトニンが過剰分泌されることはほとんどありません。

 セロトニン症候群の初期症状は、強い不安感やいら立ち、興奮、混乱などの精神的なものです。普段おだやかな人が攻撃的になることもあります。また、ふるえや筋肉の硬直、発熱、脈拍数の増加、発汗、下痢などの身体症状も一緒に表れることがあります。安易に抗うつ薬を使用すべきではないのです。

■セロトニン症候群にならないために

セロトニンを正しく増やす方法

セロトニン症候群は、抗うつ薬を使用していなくても、以下のような特定のサプリメントを過剰摂取した場合も起こります。

セロトニン症候群を起こす恐れのあるサプリメント

【セントジョーンズワート】 
 軽度~中度のうつ症状に対して使われることがある薬草。日本ではサプリメントとして販売されているが、無視できない副作用が起こる可能性があると警告が発せられている(独や豪などでは医薬品扱い)。

【トリプトファン】 
 トリプトファンはアミノ酸の一つで、セロトニンの原料になる物質。肉や魚介類にも豊富に含まれているが、日常の食事から摂るトリプトファンの量ではセロトニン症候群が発生することはない。しかし、このサプリメントを大量に摂取したり、抗うつ薬と併用したりするとリスクが高まる。

【5-HTP(ヒドロキシトリプトファン)】
 トリプトファン同様、5-HTPもセロトニンの原料になる物質。一般的な食べ物の中には含まれていないが、サプリとしての摂取が可能。海外では、5-HTPはセロトニンを増やすサプリとして人気があるが、日本では販売されていない。

薬やサプリを服用しない、セロトニンの増やし方

日常生活の工夫で出来るセロトニンの増やし方があります。

〔1〕セロトニンの生成に必要な栄養を食べ物で摂取する:
 セロトニンの生成には、トリプトファンやビタミンB6が必要です。
 ◆トリプトファンを多く含む食べ物/豆乳や納豆などの大豆製品、ヨーグルトなどの乳製品 
 ◆ビタミンB6を多く含む食べ物/鶏肉や牛肉、唐辛子やニンニクなど

〔2〕朝日を浴びる:
 起床後に1日のスタートとして朝日を浴びると、朝日が刺激となってセロトニンの分泌が盛んになります。

〔3〕腹式呼吸をする:
 意識的に一定のリズムを刻みながら行う深い複式呼吸は、心身をリラックスさせる働きがあります。一定のリズムがセロトニンの分泌を促し、ストレスや生活習慣で浅くなりがちな呼吸を深い呼吸に整えることで、精神の安定にもつながります。

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もっと簡単にセロトニンを増やす方法

ラフマエキス配合『アントストレス(R)
当学会の研究によって生まれた「ラフマ」のサプリメントは、副作用なく脳内セロトニンを増やし、活性させます。

 ラフマ葉の抽出物にはフラボノイド配糖体、カテキン類、アポシニン類などが豊富に含まれており、鎮静作用、抗ストレス作用、睡眠改善、血圧安定などの生理作用が確認されています。また、“薬剤への相互作用がみられない”のも特長です。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2016年2月18日木曜日

下痢対策

冬場の〝下痢トラブル〟に要注意!

底冷えが厳しい日が続きます。血流が悪いと足腰が冷えます。そんな時に情け容赦なく襲ってくるのが冬場の「ゆるハラ」です。

 昨年、薬品メーカーが「日本人のお腹のトラブル」に関する調査を実施しています。
 15~69歳の男女1,200人を対象に行なった調査によれば、冬に下痢になることが「よくある」または「時々ある」と答えた人は24%(288人)で、春16%、夏23%、秋16%を上回っています。
 冬のお腹のトラブルを経験したことがある693人に、下痢の原因を聞いたところ、冷え30%、風邪21%、ストレスや緊張20%、食べ過ぎ20%、酒の飲み過ぎ13%でした。男性は「酒の飲み過ぎ」が多く、30、50、60代でトップ。女性は「冷え」が50代を除くすべての年代でトップで、10~40代では、およそ4割とずば抜けて高い数字です。

 また、普段から下痢を起こしやすいと自覚している265人に、下痢で困ったシーンを聞いたところ、忘年会・新年会36%ウインタースポーツ21%初詣21%クリスマス20%。お腹がゆるくなる「ゆるハラ」は、冬ならではのイベントのシーンとピッタリと重なっています。

 さらに、受験生100人を対象のアンケート調査では、合否の不安や成績の心配など、63%が受験ストレスを感じていました。受験当日に起きてほしくない体の不調は、下痢67%、風邪57%、頭痛53%でした。

 ちなみに、食事をすると、飲み水や食べ物に含まれる水分3リットル、消化するための胃液や胆汁などの消化液6リットル、合わせて9リットルもの水分が、毎日、胃腸に流れ込んでいます。小腸は9リットルのうち7リットルの水分と食べ物の栄養を吸収するため、大腸に届く水分は、およそ2リットル。大腸は2リットルの99%の水分を吸収して便を作っています。
 健康な便は水分が60~70%ほど。水分が増えるほど軟便になり、90%を超えると下痢になります。つまり、暴飲暴食すると、水分を吸収するペースが追かなくなるのです。
 酒を飲み過ぎれば、水分と電解質(ナトリウム、カリウム、クロールなど)が増え、脂肪や糖類の分解・吸収が遅れてしまいます。その結果、下痢になりやすくなってしまうのです。
 
 酷寒の冬、「ゆるハラ」を乗り切るには、男性は酒を控えめに、女性は体を冷やさないようにして、暴飲暴食を戒める先人の寸言「腹八分目」に素直に耳を傾けるのがよいようです。

■ゆるハラ・下痢の対策

便の水分が異常に増え、下痢便や軟便を繰り返し、腹部不快感や腹痛を伴う状態を「下痢もしくは下痢症」といいます。
 理想的とされる便の水分量は70%~80%です。これが80%~90%になると「軟便」、水分量が90%を超えると水様便となり「下痢便」の状態になります。

下痢や軟便のメカニズム

正常な腸では「ぜん動運動」により、腸の内容物を肛門側に送ります。腸を通過する際、内容物の水分が体内に吸収され適性な便を作ります。
 しかし、何らかの原因でぜん動運動が異常に活発になったり、水分量の調節機能に障害が起きると、下痢便や軟便になります。
 腸のぜん動運動が過剰になると、内容物が腸を急速に通過するため水分の吸収が十分に行われず、水分の多い下痢便や軟便になります。また、腸の水分吸収が不十分の時や、腸からの水分分泌が増えると、腸の中の水分が異常に多くなり下痢便や軟便になるのです。

下痢や軟便の原因

下痢や軟便は、その原因によって対処法は異なります。2~3日前から症状が起こる前後の思いあたる原因を探ることが大切です。
 以下のような原因が考えられます。
【消化不良】
【食あたり・水あたり・食中毒】
【ストレス・緊張】
【その他】→薬(抗生物質など)の服用・牛乳や乳製品の摂取・風邪・過敏性腸症候群(IBS)・腸自体の炎症や腫瘍(クローン病、潰瘍性大腸炎等)などの器質的な疾患

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下痢や軟便の対処法

下痢は本来吸収すべき水分を排出しているので、脱水症状に気を付けなければなりません。しかし、一気に冷たい水を飲まないように。ぬるめの白湯番茶常温のスポーツドリンクなどを少しずつこまめに補給することが重要です。
 またウイルスや細菌、食中毒による急性の場合は病院で受診すべきです。体の防御反応として、侵入したウイルスや細菌を速やかに外に出そうとして下痢になっているため、市販の下痢止め薬などで止めることはやめたほうがいいでしょう。症状によっては、医師の診断のもとで薬が処方される場合もありますが、ひどい症状が治まったらあまり薬に頼らないようにしましょう。
 下痢止め薬を飲んでいいのは、お腹を冷やしたり、食べ過ぎや飲み過ぎ、過敏性腸症候群の場合です。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2016年2月12日金曜日

子宮体がん

最近増えている女性の病気“体がん”

女性の“がん”といえば、乳がんや子宮頸がんが浮かびますが、近年は「子宮体がん」(体がん)が増加傾向にあります。20年ほど前に比べると3倍にも増えており、今や、子宮がんの4割を“体がん”が占めています。若い女性にも増えているようなので、注意したい病気の一つです。

 子宮体がんとは、子宮がんのうち子宮体部にできるがんで、子宮腔側の上皮組織である子宮内膜に発生する腺がん(涙・胃液など分泌腺組織に発生するがん)です。
 子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が原因とされていますが*、子宮体がんの発生は、エストロゲン(女性ホルモン)の蓄積によることが大きいといわれています(*FDA:米国食品医薬品局では「HPV感染と子宮頸がんとは関連性がない」と公認しています)。 そのため、中高年(50~60代)・初経が早い・閉経が遅い・出産歴がない・肥満・糖尿病・高血圧など、エストロゲンの影響が強い人は発症のリスクが高くなります。

 子宮のがんには、子宮入口にできる「頸がん」と、子宮本体にできる「体がん」の2種類があります。子宮体部(内部)は、粘膜で裏打ちされた空洞になっています。子宮体がんとは、子宮体部の粘膜から発生するがんのことを言います。子宮内膜に発生したがんは徐々に子宮の筋肉に広がり、さらに子宮頸部や卵管、卵巣まで及びます。進行すると、骨盤内や大動脈周囲のリンパ節に転移したりします。

 子宮体がんの発生に関係しているエストロゲンは、子宮内膜を厚くしたり、女性らしい身体をつくったりする大切なホルモンです。妊娠、出産したことのない人ほど、エストロゲンにさらされている期間が長く、発症のリスクが高くなるそうです。また、過去に乳がん、大腸がんになった経験のある人は、子宮体がんになる危険が一般より高く、逆に、過去に子宮体がんの経験のある人は乳がん、大腸がんになる危険性が高いことが知られています。下記の条件に当てはまる人は注意が必要です。

 ▽高カロリー高脂肪の食事が多い
 ▽肥満体質
 ▽出産経験のない人
 ▽月経不順やホルモン異常のあった人
 ▽乳がん、大腸がんになったことのある人

 治療は原則として開腹手術を行います。進行の具合によって切除する範囲や部分が違います。若年女性のごく早期の子宮体がんに対しては、妊娠の可能性を残す目的で、ホルモン療法が試みられています。発見が初期段階であるほど、完治の可能性も高くなっています。
出典:http://imedi.jp/

■がんと「HM-3000(特系霊芝)」

子宮体がんの種類は、子宮内膜に出来る「子宮内膜がん」と子宮の筋肉に出来る「子宮肉腫」の2つです。この2種類のがんのうち、発症する確率は子宮内膜がんが95%以上子宮肉腫は5%です。
 がんが進行すると、閉経後の出血や貧血、排尿痛、下肢のむくみや痛みなどの症状が現れます。転移は、卵巣や卵管、子宮頸部、骨盤内、リンパ節などに起こります。

がん対策に必要な体の作用

子宮体がんに限らず、がんの予防や治癒にはいくつかの体の作用をしっかりと機能させる必要があります。主な体の抗がん作用は次のようなものです。

 ●がん細胞の増殖抑制作用 
 ●免疫増強作用
 ●抗酸化作用
 ●新生血管阻害作用
 ●アポトーシス誘導作用
 ●腸内環境改善作用
 ●栄養補充・体調改善

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「HM-3000(特系霊芝)」によるがん対策

HM-3000エキス原末商品『秀真(ホツマ)』(和漢生薬研究所)
康復医学学会の主要研究生薬である「HM-3000(特系霊芝)」には、がんに対抗するための体の機能を高めるさまざまな作用が確認されており、各種のエビデンスがあります。

 ●霊芝の特異成分(トリテルペノイド類:100種以上)が、がん細胞の増殖を抑制します。
 ●霊芝多糖類(200種以上)が、免疫細胞の働きを高めてがん細胞を排除します。
 ●活性酸素が体内に増えすぎると、遺伝子が傷つけられ、がんの転移や進行に影響します。霊芝のGSH-Px(グルタチオンベルオキシダーゼ)とSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)による抗酸化作用が、がん悪化の原因となる活性酸素を除去します。
 ●霊芝に含まれるエルゴステロール(ビタミンDの前駆体)には、がんを養う血管の新生を抑えて成長を止める作用(新生血管阻害作用)があります。
 ●霊芝胞子由来活性脂質が、がん細胞が自ら死滅する作用(アポトーシス)を促進します。
 ●霊芝が微小循環の血流改善に働き、悪液質は改善され、転移・浸潤の可能性を減らします。
 ●霊芝の免疫系に対する調整的な双方向性が、生体の免疫バランスを保ち、生体機能恒常性の維持に対し有効に働きます。この作用が腫瘍マーカーの改善につながります。
 ●霊芝は「2,3-DPG(グリセリン2,3-リン酸)」の産生を促進させ酸素の供給量を高めます。低酸素下のがん細胞は細胞死しにくく、低酸素はがんの治療にも大きな障害となっています。
 ●霊芝には、がんによるストレスや終末期に起こる血栓の副作用を抑制する作用があります。
 ●がんが進行し治療の過程で血液の造血系に影響が出てきます。霊芝は造血前駆物質の活性化にも影響をあたえるため、貧血改善に期待できます。
 ●霊芝は抗がん剤との併用により、白血球の減少症や抗がん剤の副作用を抑え、患者の抗がん剤への耐性を高めて、抗がん剤の薬効をより発揮させることができます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2016年2月10日水曜日

妊娠と栄養

妊娠を望むなら“栄養過多”に注意!?

日本では核家族化、晩婚化などによる出生率の低迷が続き、また妊娠を望む夫婦の10%が不妊症に悩んでいるともいわれています。かつては男性の精液1ccあたりに約1億個いた精子が、現在は半分以下になっているというデータが世界のあちこちで発表され、男性の生殖力の低下が問題となっています。
 しかし、人口の減少は先進国に限られた現象で、東南アジアやアフリカ諸国などの発展途上国では、逆に急激な人口増加が社会問題となっています。この世界的な潮流の裏に、出生率と栄養状態との深い関わりが見えてきます。

 卵を産まなくなった鶏に対して、「強制換羽」という手段がとられることがあります。鶏を一定期間、絶食状態(水断食)に置くことで、古い羽毛が抜け替わって若返り、再び卵を産み出すようにするというものです。
 イヌや皇帝ペンギンやオットセイなども、繁殖期に食べ物を受けつけないことが知られています。あらゆる動物は、食糧が不足して生命存続の危機に立たされると、自分自身が滅びても子孫だけは残そうという本能が芽生え、生殖力が高まるのです。これが食糧事情の乏しい国では子だくさんになる理由のひとつです。
 第二次世界大戦直後の日本でベビー・ブームが起きたのは、戦争が終わったという安堵感もあったでしょうが、栄養不足がそれに拍車をかけたことは間違いないでしょう。

 ニンジンとリンゴを皮ごと使ったジュースだけで断食をしたら妊娠したという例もあり、中には48歳で初産という大偉業を達成された女性もいるようです。
 断食で低栄養状態に一時置かれたことや、ジュースの中のビタミンE(トコフェロール=トコはギリシヤ語で妊娠の意)やセックス・ミネラルと呼ばれる亜鉛が生殖能力を上昇させたと考えられます。

 最近の日本人の新生児の体重は欧米人をしのぎ、3.5㎏以上のことが多いのですが、胎児が大きいと難産になったり、帝王切開が必要になったりします。
 原因は、妊娠中のタンパク質や脂肪、カロリーの摂取過剰にあります。また出産後の母親に、低カロリー、無動物性タンパク質の食事を与えたところ、母乳の出が普通食グループよりはるかに多かったという報告もあります。
 このように、食べ過ぎによる栄養過剰は、生殖能力の低下にとどまらず、妊娠中毒症、難産、流産、乳汁分泌不足などの原因ともなるのです。
出典:http://xn--eckp2gt04lf9lj43b.com/

■栄養の量・質と妊娠との関係

人間は、食べて栄養を体内に取り入れ、身体の組織を作り、活動に必要なエネルギーを作るわけで、栄養の量や質次第で、身体活動の能力が向上したり低下したりします。
 妊娠という生殖活動も例外ではありません。私たちが生きていく上で、必須なタンパク質や糖質、脂質、そしてビタミンやミネラルの5大栄養素の量と質、バランスが妊娠や出産する力を左右するわけです。

糖質摂取量が多いと妊娠は難しい?

習慣的に空腹時に甘いものを食べたり清涼飲料水を飲んだりしていると、高血糖状態に陥ります。これもホルモンバランスを崩し、排卵障害につながり、妊娠を困難な状態にします。
 加工食品やスナック菓子も注意すべき食べ物です。これらに使われている酸化した油は、炎症を起こしやすい体質に変え、子宮内膜症を悪化させる恐れがあります。また糖質の摂り過ぎは、男性の精子濃度も低くすることが各国の研究で確認されています。

妊娠する力を高める8カ条

米・ハーバード大学が実施した、8年間にわたる食生活と妊娠・出産の動向調査は食生活と妊娠する力の関係を示しています。結果から導かれた、妊娠する力を高める8カ条は次の通り。

 ①トランス脂肪酸の摂取を避け、オレイン酸(オリーブ油等)やオメガ3系脂肪酸(亜麻仁油、EPA等)の不飽和脂肪酸の摂取を増やす。
 ②豆類やナッツのような植物性タンパクを増やす。
 ③無精製の穀物(炭水化物)を食べる。
 ④乳製品は、脱脂乳や低脂肪にこだわることはないが多量に摂らない。
 ⑤葉酸をはじめとするビタミンB群を摂取する。
 ⑥野菜や果物、豆類、そしてサプリメントから鉄分を摂取する。
 ⑦糖分の多い清涼飲料水は避ける。
 ⑧食べ過ぎに注意し、毎日穏やかな(過激にならない)運動を続け、適正体重を維持する。

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妊娠を促す健康補助食品!?

『和漢研の食』(和漢生薬研究所)
康復医学学会の研究から生まれた製品『和漢研の食(しょく)は、サバのタンパク質(水溶性、低分子ペプチド型)とHM-3000(特系霊芝)との親和性によるものと推察される効果で、不妊が続いていたご夫婦から多くのうれしいお便りをいただいております。
 これは、霊芝の血流改善作用と、海魚で唯一の“薬用魚”といわれるサバのペプチドの特殊構造(分子量が小さく吸収しやすい、理想的なアミノ酸バランス)による成長ホルモンの分泌促進などが影響しているものとみられます。

 妊娠を望まれる方、ご夫婦でご一緒にお試しを!


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2016年2月5日金曜日

物忘れ対策

通勤電車での本の立ち読みが“ボケ防止”に!?

 ボケ認知症の違いは、一般的には、ボケは加齢に伴う(生理的老化)精神変化の通俗的な表現として、認知症は医学的な言葉として使われることが多いようです。

 脳細胞は20歳をピークに毎日10万個ずつ減少するため、以前は年をとるとボケるのは当たり前と考えられてきました。しかし、この常識は1998年、スウェーデンのエリクソン博士の研究によって覆されました。頭の使い方によっては、脳神経の神経幹細胞から脳細胞がどんどん作られることが立証されたのです。

 私たちは何歳になっても、脳に刺激を与えることで脳細胞を増殖させることができます。特に行動・感情・記憶などをコントロールする脳の「前頭前野」を上手に刺激することが、ボケの予防・改善のポイントです。読書や計算、新しい言語の習得などは脳の前頭前野を強力に刺激します。立ちながらの読書は、座って読むより脳血流が20%増加するのでさらに良いという研究もあります。電車内での立ち読みはボケ防止に大変効果的ということです。

 顎の筋肉を動かすと脳の働きが促されるため、よく噛むことも重要です。「咀しゃく中は、大脳の血流量が10~20%も増加」「入れ歯や虫歯の数が少ない人ほど大脳の働きがいい」(ドイツの心理学者・レールル教授)などの研究結果もあります。

 また、音楽も脳の活性化につながります。音楽は脳の記憶をつかさどる「海馬」を刺激して記憶力を増し、特にモーツァルト、バッハ、ビバルディなどの高周波の曲に、その効果が高いことが明らかにされています。
 また歌うと脳からβ-エンドルフィンや快楽ホルモンのドーパミンが分泌され、ストレス解消、免疫機能向上につながり、ボケ防止になります。

 また画家、彫刻家、書家、指揮者など、手を使う職業の人は、何歳になっても頭脳明晰で長寿の人が多いものですが、「第二の脳」といわれる手を動かすと脳の血流が良くなるからでしょう。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動も、継続的に行なうことで、ボケのリスクが3分の1になるとされています。運動は特に、「海馬」の細胞を増やすことがわかっています。

 ボケ防止に役立つ成分が確認されている食材には、青魚(EPA、DHA)亜麻仁油(α-リノレン酸)ゴマ(セサミン)コーヒー(カフェイン)納豆(ムチン)カレー(クルクミン)などがあります。
出典:https://info.ninchisho.net/

■物忘れとアルツハイマー

加齢による物忘れとアルツハイマー病とは関係ない

加齢による物忘れのメカニズムは、米コロンビア大学の研究で解明されています(2013年)。

 この研究は、生前の意思により提供された植物状態の若者と高齢者の脳を比較したもので、結果、高齢者の脳では、記憶を司る「海馬」周辺の一部の遺伝子が働かなくなっているのです。

 この遺伝子は、「RbAp48」というタンパク質を作る働きをするもので、海馬体の「歯状回」と呼ばれる部分に分布しています。

 マウスで実験した結果、このタンパク質が欠乏すると記憶力を喪失することが分かったのです。若いマウスからこのタンパク質を取り除いたところ、高齢のマウスと同様の動きを示すのだそうです。
 このような働きの低下は、アルツハイマーのメカニズムとは異なっているとのことです。つまり、アルツハイマー病にならなくても、年をとれば記憶力は低下するということ。

 別の研究でも脳の神経伝達の低下が物忘れの原因になっていることがわかっており、これは細胞自体が死んでしまうアルツハイマーの症状とは異なったものです。

物忘れの予防法

物事を覚える能力は20歳でも80歳でも変わりないようです。ただ、加齢とともに“思い出す能力”が衰えるのです。思い出す作業には、脳を刺激し、海馬を活性化するトレーニングが効果的だといわれています。物忘れ防止トレーニング法は、次のようなものです。
●アルバムを見てその状況(場所、人物)を思い出す。
●カラオケで懐メロを歌う。
●においを嗅ぐ。
●昔の日記や手帳を読み返す。
●思い出の地を訪ねてみる。
‥‥等々、「昔を思い出す」トレーニングです。
 一方、今まで経験したことのないような「新しい刺激」を経験することも物忘れ予防には効果的だといわれています。

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霊芝エキスの学習・記憶能力改善作用

康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、学習能力及び記憶力の改善に関するエビデンスがあります。
 2つのデータを有しており、一つは学習能力や記憶強化などを阻害する物質を抑制し脳機能を高めるものであり、もう一つはHM-3000の糖代謝を加速する作用により多量に産生される脳内の神経伝達物質ATPがもたらす改善効果です。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2016年2月3日水曜日

ジカ熱、WHOが緊急事態宣言!

ジカ熱の影響? 新生児の〝小頭症〟が急増

世界保健機関(WHO)は、ジカ熱の国内で感染が確認されている国や地域が24に上ると公表しました。南米のブラジル、パラグアイ、コロンビア、中米のメキシコやエルサルバドルなど、広い範囲にわたって感染が広がっており、今後1年間で、感染者が「300万~400万人」と爆発的に増加する可能性を警告しています。

 蚊を媒介して感染するジカ熱は、アメリカ全土でも増加傾向にあり保健当局では懸念されています。
 一般的にこのウイルスは命を脅かすものではありませんが、ブラジルとフランス領ポリネシアで最近増加している先天的欠損症が、ジカ熱の影響による可能性もあるといいます。この地域では、(他と比べて)ジカ熱の感染は一般的です。

 ジカ熱は、デング熱や黄熱病、ウエストナイル(ウイルス)感染症を引き起こすウイルスに近いものです。アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によると、ジカ熱の症状には、発熱発疹関節痛などがあり、一般的に、感染した蚊に刺された後、3~7日で症状が出て、最長1週間ほど続くそうです。
 症状を和らげる治療はできますが、現状、ジカ熱のワクチンや治療薬は開発されていません

 この感染症は、やぶ蚊に刺されることで人に感染します。ネッタイシマカとヒトスジシマカのカ科が、ジカ熱の主なキャリア(保有者)であり、南極大陸を除く全ての大陸に生息しています。

 2013年、フランス領ポリネシアで大発生が起き、1年間に1万9,000件の(感染が疑われる)疑似症患者が報告され、この地域でデング熱以外の感染症が発生したことが明らかになりました。
 同地域で感染した日本人も帰国後に発症し、国内初のジカ熱患者が確認されました。以降、ジカ熱はアメリカ全土でも急速に広まったのです。

 ブラジル保健当局は2015年10月、ジカ熱の感染により、脳と頭の未発達を伴う「小頭症」と呼ばれる先天的欠損症が多く発見されたと指摘。汎アメリカ保健機構(PAHO)によると、特にブラジルの地域で、ジカ熱感染による影響が大きかったそうです。
 ウイルスの影響は、新生児の羊水で見られました。これは、ジカ熱が先天的欠損症に関連があったという保健当局の懸念を裏付けるものです。
 研究グループは、小頭症の新生児が2010年と比べて、2015年に20倍に増加していると報告しています。特に2015年10月以降、症例数が急増。ブラジル26州中14州で、計7人の死亡例を含め1,248件の小頭症の症例が報告されています(2015年は1年間で3,500人)。

■ジカ熱の感染は予防できるのか!?

小頭症のほか、ギラン・バレーの症例も

WHOは2月1日、ジカ熱の急拡大にに関し「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」を宣言しました。WHOの緊急事態宣言は、エボラ出血熱の大流行に伴う2014年8月の宣言以来です。
 日本でも、海外渡航する人の増加により感染者が出る可能性もありますし、温暖化などによる環境の変化で、今後日本でもジカウイルスを持った蚊が発生しないとは限りません。

 ジカウイルスの感染が原因とみられる小頭症の急増ばかりに目が向きがちですが、実はポリネシア連邦やブラジルの流行時には、ギラン・バレー症候群*神経症状を認める症例が報告されています。

*ギラン・バレー症候群:一般的には細菌・ウイルスなどによる上気道の感染や下痢などの感染により、急速に発症する神経系の病気で、左右対称性の四肢筋力の低下と腱反射の消失を主徴とする。

特に妊婦は注意が必要

国立国際医療研究センター国際感染症センターも、妊娠中のジカ熱への感染と胎児の小頭症との関連性は十分に考えられるとしています。また、アメリカの保健当局は、ジカ熱に感染が報告されている地域の妊婦は、特に妊娠初期の場合、感染の可能性を特に警戒するよう促しています。
 アメリカ疾病管理予防センター(CDC)も、旅行者に対して、特に南アメリカやメキシコ、中央アメリカの国々を訪れる予定の妊婦に対して注意を呼びかけています。

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現状できるジカ熱の治療と予防

 今のところ、ジカ熱に対して有効な治療薬はありません。病院では、頭痛や発熱などに対して対症療法が行われます。また、ジカ熱に有効とされるようなワクチンも開発されていませんので、流行地域に渡航する場合、その地で蚊に刺されないことが唯一の重要な対策となります。

 国立国際医療研究センターでは「オリンピックもあり、ブラジルなどの流行地域に向かう人も多いと思う。感染を防ぐためには、蚊に刺されない対策が重要だ。虫よけをしっかり使い、肌の露出を避け、寝る時は蚊帳を使うようにしてほしい。また妊娠中の人は流行地への渡航を控え、中南米にいる場合には帰国を検討したほうがよい」と話しています。


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