2016年2月5日金曜日

物忘れ対策

通勤電車での本の立ち読みが“ボケ防止”に!?

 ボケ認知症の違いは、一般的には、ボケは加齢に伴う(生理的老化)精神変化の通俗的な表現として、認知症は医学的な言葉として使われることが多いようです。

 脳細胞は20歳をピークに毎日10万個ずつ減少するため、以前は年をとるとボケるのは当たり前と考えられてきました。しかし、この常識は1998年、スウェーデンのエリクソン博士の研究によって覆されました。頭の使い方によっては、脳神経の神経幹細胞から脳細胞がどんどん作られることが立証されたのです。

 私たちは何歳になっても、脳に刺激を与えることで脳細胞を増殖させることができます。特に行動・感情・記憶などをコントロールする脳の「前頭前野」を上手に刺激することが、ボケの予防・改善のポイントです。読書や計算、新しい言語の習得などは脳の前頭前野を強力に刺激します。立ちながらの読書は、座って読むより脳血流が20%増加するのでさらに良いという研究もあります。電車内での立ち読みはボケ防止に大変効果的ということです。

 顎の筋肉を動かすと脳の働きが促されるため、よく噛むことも重要です。「咀しゃく中は、大脳の血流量が10~20%も増加」「入れ歯や虫歯の数が少ない人ほど大脳の働きがいい」(ドイツの心理学者・レールル教授)などの研究結果もあります。

 また、音楽も脳の活性化につながります。音楽は脳の記憶をつかさどる「海馬」を刺激して記憶力を増し、特にモーツァルト、バッハ、ビバルディなどの高周波の曲に、その効果が高いことが明らかにされています。
 また歌うと脳からβ-エンドルフィンや快楽ホルモンのドーパミンが分泌され、ストレス解消、免疫機能向上につながり、ボケ防止になります。

 また画家、彫刻家、書家、指揮者など、手を使う職業の人は、何歳になっても頭脳明晰で長寿の人が多いものですが、「第二の脳」といわれる手を動かすと脳の血流が良くなるからでしょう。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動も、継続的に行なうことで、ボケのリスクが3分の1になるとされています。運動は特に、「海馬」の細胞を増やすことがわかっています。

 ボケ防止に役立つ成分が確認されている食材には、青魚(EPA、DHA)亜麻仁油(α-リノレン酸)ゴマ(セサミン)コーヒー(カフェイン)納豆(ムチン)カレー(クルクミン)などがあります。
出典:https://info.ninchisho.net/

■物忘れとアルツハイマー

加齢による物忘れとアルツハイマー病とは関係ない

加齢による物忘れのメカニズムは、米コロンビア大学の研究で解明されています(2013年)。

 この研究は、生前の意思により提供された植物状態の若者と高齢者の脳を比較したもので、結果、高齢者の脳では、記憶を司る「海馬」周辺の一部の遺伝子が働かなくなっているのです。

 この遺伝子は、「RbAp48」というタンパク質を作る働きをするもので、海馬体の「歯状回」と呼ばれる部分に分布しています。

 マウスで実験した結果、このタンパク質が欠乏すると記憶力を喪失することが分かったのです。若いマウスからこのタンパク質を取り除いたところ、高齢のマウスと同様の動きを示すのだそうです。
 このような働きの低下は、アルツハイマーのメカニズムとは異なっているとのことです。つまり、アルツハイマー病にならなくても、年をとれば記憶力は低下するということ。

 別の研究でも脳の神経伝達の低下が物忘れの原因になっていることがわかっており、これは細胞自体が死んでしまうアルツハイマーの症状とは異なったものです。

物忘れの予防法

物事を覚える能力は20歳でも80歳でも変わりないようです。ただ、加齢とともに“思い出す能力”が衰えるのです。思い出す作業には、脳を刺激し、海馬を活性化するトレーニングが効果的だといわれています。物忘れ防止トレーニング法は、次のようなものです。
●アルバムを見てその状況(場所、人物)を思い出す。
●カラオケで懐メロを歌う。
●においを嗅ぐ。
●昔の日記や手帳を読み返す。
●思い出の地を訪ねてみる。
‥‥等々、「昔を思い出す」トレーニングです。
 一方、今まで経験したことのないような「新しい刺激」を経験することも物忘れ予防には効果的だといわれています。

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霊芝エキスの学習・記憶能力改善作用

康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、学習能力及び記憶力の改善に関するエビデンスがあります。
 2つのデータを有しており、一つは学習能力や記憶強化などを阻害する物質を抑制し脳機能を高めるものであり、もう一つはHM-3000の糖代謝を加速する作用により多量に産生される脳内の神経伝達物質ATPがもたらす改善効果です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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